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Oracle Database Extensions for .NET開発者ガイド
11g リリース1(11.1)
E05792-01
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2 インストールおよび構成

この章では、Oracle Database Extensions for .NETのインストール、システム要件およびファイル位置について説明します。

この章は次のトピックで構成されています。

システム要件

Oracle Database Extensions for .NETの要件は、次のとおりです。

.NETストアド・プロシージャおよびファンクションの要件

.NETストアド・プロシージャまたはファンクションの要件は、次のとおりです。

インストール後のファイル位置

OraClr11.dllは、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\binディレクトリにインストールされます。readmeファイル(readme.html)は、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ODE.NET\DOCディレクトリにインストールされます。

開発者がデプロイした.NETアセンブリは、Oracle Deployment Wizard for .NETによりORACLE_BASE\ORACLE_HOME\bin\CLRディレクトリ(またはそのサブディレクトリ)にコピーされます。

Oracle.Database.Extensions.dllは、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ODE.NET\bin\1.xディレクトリまたはORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ODE.NET\bin\2.xディレクトリ(Oracle Database Extensions for .NET 2.xの場合)からグローバル・アセンブリ・キャッシュにインストールされます。

インストールおよび初回使用

Oracle Database Extensions for .NETは、Oracle Universal Installerを使用してOracle Databaseカスタム・インストールの一部としてインストールされます。Oracle Universal Installerの「ようこそ」画面で「拡張インストール」を選択し、「インストール・タイプの選択」画面で「カスタム」を選択する必要があります。「使用可能な製品コンポーネント」リストが表示された時点で、Enterprise Editionオプションに移動してOracle Database Extensions for .NETを選択します。

Oracle Database Extensions for .NETの構成にはDatabase Configuration Assistantを使用します。

Windowsサービスを使用したextprocエージェントの構成

Oracle Database Extensions for .NETインストールの一部として、Windowsサービスがインストールされます。 このサービスはOraClrAgntという名前で、「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択するとOracleORACLE_HOMEClrAgentとしてアクセスできます。ORACLE_HOMEは、Oracleホームを表します。

このサービスは、extprocエージェントの起動、構成および停止に使用されます。

このサービスを使用して構成できるパラメータについては、表2-1「OraClrAgntサービス・パラメータ」を参照してください。

これらのパラメータ値は、「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択し、右クリック・メニューで「プロパティ」を選択すると、「開始パラメータ」の一部として指定できます。この場合、パラメータ値は保存されず、サービスを後で再起動する場合は値を再指定する必要があります。

パラメータ値を保存するには、このサービスのWindowsレジストリ・エントリを変更し、OraClrAgnt.exeのコマンドライン・パラメータとしてパラメータ値を指定します。 この作業をするには、次の場所にあるWindowsレジストリ・キーImagePathを設定します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ OracleOracleHomeClrAgent

たとえば、次のような値を設定します。

ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\bin\OraClrAgnt.exe agent_sid=CLRExtProc max_dispatchers=2 tcp_dispatchers=0 max_task_threads=6 max_sessions=25 ENVS="EXTPROC_DLLS=ONLY:ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\bin\oraclr11.dll"

サービスを起動または停止できない場合は、「イベント ビューア」の「アプリケーション ログ」にエラー・メッセージが記録され、イベント・ソース名としてサービス名が表示されます。

OraClrAgntサービスのパラメータ

表2-1に、このサービスを使用して構成できるパラメータを示します。

表2-1 OraClrAgntサービスのパラメータ

パラメータ 説明

agent_sid

extprocプロセスのSID。 デフォルト値はCLRExtProcです。これは必須パラメータです。このパラメータ値を変更した場合は、tnsnames.oraおよびlistener.oraファイルにも適切な変更が必要です。

ENVS

EXTPROC_DLLS環境変数を指定する変数。この変数はextprocがロードできるDLLを制限します。

この方法は、listener.oraを使用して、外部プロシージャに環境変数を設定する方法と同様です。

詳細は、『Oracle Net Services管理者ガイド』のlistener.oraの外部プロシージャの設定に関する表を参照してください。

listener_address

リスナーがリスニングしているアドレス。これはオプションのパラメータです。指定しない場合は、デフォルト値に設定されます。

max_dispatchers

extprocプロセスの最大ディスパッチャ数。これはオプションのパラメータです。指定しない場合は、デフォルト値に設定されます。

max_sessions

extprocプロセスの最大セッション数。これはオプションのパラメータです。指定しない場合は、デフォルト値に設定されます。

max_task_threads

extprocプロセスの最大タスク・スレッド数。これはオプションのパラメータです。指定しない場合は、デフォルト値に設定されます。

shutdown_address

エージェントがagtctlからの停止メッセージをリスニングする必要のあるアドレス。これはオプションのパラメータです。指定しない場合は、デフォルト値に設定されます。

tcp_dispatchers

extprocプロセスのTCPディスパッチャ数。これはオプションのパラメータです。指定しない場合は、デフォルト値に設定されます。



注意:

デフォルトでは、このサービスは「ローカル システム アカウント」で作成され、実行されます。ただし、「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択し、ログオン・ユーザー・アカウントで作業するように変更できます。


参照:

詳細は、『Oracle Database Heterogeneous Connectivity管理者ガイド』の構成パラメータおよびデフォルト値に関する表を参照してください。

Oracle Database Extensions for .NETのレジストリ・オプション

Oracle Database Extensions for .NETでは、次の場所にある多数のレジストリ・エントリが使用されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\KEY_ORACLE_HOME\ODE

これらのエントリは、特定のバージョンの.NETランタイムのロードおよび製品のトラブルシューティングに使用されます。 表2-2に、そのようなレジストリ・キーとキーが説明されている項を示します。

表2-2 レジストリ・オプション

レジストリ・キー

.NETFramework

「.NETランタイム・バージョンの選択」


TraceFileName

「TraceFileName」


TraceOption

「TraceOption」


TraceLevel

「TraceLevel」



.NETランタイム・バージョンの選択

複数の.NETランタイム・バージョンがデータベース・コンピュータにインストールされている場合、Oracle Database Extensions for .NETは、使用可能な最新の.NETランタイムをデフォルトで使用します。 ただし、レジストリ値を設定して、特定の.NETランタイムをOracle Database Extensions for .NETがロードするように構成できます。

.NETランタイム・バージョンを指定するには、このレジストリ・キーのレジストリ値.NETFrameworkを設定します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\KEY_ORACLE_HOME\ODE

v2.0.50727のような適切な.NETランタイム・バージョンにレジストリ値を設定します。

たとえば、.NETフレームワークのバージョン1.1と2.0がサーバーに存在し、.NETストアド・プロシージャが.NETフレームワーク1.1で作成されている場合は、レジストリ値をv1.1.4322に設定して、.NETフレームワーク・バージョン2.0.50727ではなく.NETフレームワーク・バージョン1.1.4322がロードされるように、Oracle Database Extensions for .NETに指示できます。

.NETランタイム・バージョンの一般的な値を次に示します。

1.0 : v1.0.3705

1.1 : v1.1.4322

2.0 : v2.0.50727

デバッグ・トレース

Oracle Database Extensions for .NETには、Oracle Database Extensions for .NETのすべてのアクティビティをトレース・ファイルに記録できるデバッグ・トレース・サポートが用意されており、様々なレベルのトレースが使用できます。

以降に示すレジストリ設定を、次の場所に構成する必要があります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\KEY_ORACLE_HOME\ODE

TraceOption

TraceOptionは、トレース情報を単一のファイルに記録するか、スレッド別に複数のファイルに記録するかを指定します。単一のトレース・ファイルが指定された場合、TraceFileNameに指定されたファイル名が使用されます。複数トレース・ファイルのオプションが要求された場合、指定されたファイルにThread IDが付加されて各スレッドに対するトレース・ファイルが作成されます。

TraceOptionに有効な値は、次のとおりです。

0 = 単一トレース・ファイル

1 = 複数トレース・ファイル

注意: ODP.NET固有の問題のトラブルシューティングには、Oracle Data Provider for .NETのトレーシング・メカニズムを使用できます。

TraceFileName

TraceFileNameは、トレース情報の記録に使用されるファイル名を指定します。TraceOption0に設定されている場合は、その名前がそのまま使用されます。TraceOption1に設定されている場合は、指定されたファイル名にThread IDが付加されます。

TraceFileNameに有効な値は、任意のパス名およびファイル名です。

TraceLevel

TraceLevelは、Oracle Database Extensions for .NETにおけるトレースのレベルを指定します。

TraceLevelに有効な値は、次のとおりです。

0 = なし

1 = 開始および終了情報


参照:

『Oracle Data Provider for .NET開発者ガイド』のデバッグ・トレースに関する項