ヘッダーをスキップ
Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース3.2
B53794-04
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

Oracle Application Expressへのログイン

Oracle Application Expressへログインするときは、ワークスペースにログインします。ワークスペースは、Oracle Application Express開発環境内の領域で、開発者がアプリケーションを作成できます。

Oracle Application Expressへのログイン方法は、開発環境を構成したかどうかによって決まります。

この項に含まれる内容は次のとおりです。

ブラウザ要件について

Oracle Application Expressのホームページはブラウザでオープンできます。Oracle Application Expressアプリケーションを表示または開発するには、WebブラウザでJava Script、およびHTML 4.0とCSS 1.0標準がサポートされている必要があります。Cookieが有効になっていることも確認します。この要件を満たすブラウザは次のとおりです。

  • Microsoft Internet Explorer 6.0以上

  • Mozilla Firefox 1.0以上

Oracle Application Express環境の構成

Oracle Application Expressの設定方法は、ユーザー・ロールに応じて異なります。ホスティングされた開発環境にアクセスする開発者の場合、管理者によってワークスペースへのアクセス権を付与される必要があります。Oracle Application Express管理者の場合は、次のステップを実行する必要があります。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。Oracle Application Express管理サービスは、Oracle Application Expressインスタンス全体を管理するための独立したアプリケーションです。ログインするには、インストール・プロセス中に作成または再設定したADMINアカウントおよびパスワードを使用します。

    1. Webブラウザで、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションにナビゲートします。デフォルトでは、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションは次の場所にインストールされます。

      • 設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。

        http://hostname:port/apex/apex_admin
        

        説明:

        hostnameは、Oracle XML DB HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。

        portは、Oracle XML DB HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。

        apexは、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。

      • 設定でApacheおよびmod_plsqlを使用する場合は、次のURLに移動します。

        http://hostname:port/pls/apex/apex_admin
        

        説明:

        hostnameは、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。

        portは、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。

        plsは、mod_plsqlカートリッジを使用するためのインジケータです。

        apexは、mod_plsql構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。

    2. 「ログイン」ページで、次の操作を行います。

      • 「ユーザー名」に、adminと入力します。

      • 「パスワード」に、Oracle Application Expressのインストール時に指定したOracle Application Express管理者アカウントのパスワードを入力します。

      • 「ログイン」をクリックします。


    関連項目:

    詳細は、『Oracle Application Express管理ガイド』の「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 割当てモードの指定。Oracle Application Express管理サービスでは、ワークスペースの作成(または割当て)プロセスの仕組みを決定する必要があります。詳細は、Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの割当てについて」を参照してください。

  3. ワークスペースの作成。ワークスペースは複数のユーザーがプライベートにオブジェクト、データ、アプリケーションを保持していても、同じOracle Application express内で作業できる仮想プライベート・データベースです。各ワークスペースには、一意のIDおよび名前が含まれます。Oracle Application Express管理者は手動でワークスペースを作成することも、ユーザーにリクエストを送信させることもできます。詳細は、Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの作成」および「ワークスペース・リクエストの管理」を参照してください。

  4. ワークスペースへのログイン。Oracle Application Express管理サービスでワークスペースを作成した後、Oracle Application Expressのログイン・ページに戻って、ワークスペースにログインします。詳細は、「開発者としてのOracle Application Expressへのログイン」を参照してください。

開発者としてのOracle Application Expressへのログイン

Oracle Application Expressへログインするときは、ワークスペースにログインします。開発者の場合は、ワークスペースへのアクセス権を管理者から付与される必要があります。


注意:

ユーザーがワークスペースをリクエストしたり、パスワードを変更するには、Oracle Application Express管理者がOracle Application Expressの環境プリファレンスを構成する必要があります。


関連項目:

Oracle Application Express管理ガイドの「環境設定の管理」

この項に含まれる内容は次のとおりです。

ワークスペースのリクエスト


注意:

このセクションは、Oracle Application Express管理者が、ワークスペースのリクエストをサポートするためにOracle Application Expressを構成済である場合にのみ適用されます。


関連項目:

『Oracle Application Express管理ガイド』

Oracle Application Expressへログインする前に、管理者からワークスペースへのアクセス権を付与される必要があります。各ワークスペースには、一意のIDおよび名前が含まれます。

ワークスペースをリクエストするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで、Oracle Application Expressの「ログイン」ページにナビゲートします。

    Application ExpressにログインするURLを知らない場合は、「ワークスペースへのログイン」を参照してください。

    「ログイン」ページが表示されます。

  2. 「タスク」で、「ワークスペースのリクエスト」をクリックします。

    サービスのリクエスト・ウィザードが表示されます。

  3. 「次へ」をクリックし、画面に表示されるステップに従います。


    関連項目:

    Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの作成」

ワークスペースへのログイン

ワークスペースのリクエストがOracle Application Express管理者に承認されると、ログイン資格証明(ワークスペース名、ユーザー名およびパスワード)を含む電子メールが送信されます。

管理者が新規ワークスペース・リクエストの処理の自動メソッドとして電子メールの検証を選択した場合、検証リンクを含む電子メールを最初に受信する可能性があることに注意してください。このステップにより、ワークスペース・リクエストが承認される前に、その電子メールが有効になります。


関連項目:

『Oracle Application Express管理ガイド』

Oracle Application Expressにログインするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで、Oracle Application Expressの「ログイン」ページにナビゲートします。デフォルトでは、Oracle Application Expressは次の場所にインストールされます。

    • 設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。

      http://hostname:port/apex
      

      説明:

      • hostnameは、Oracle XML DB HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。

      • portは、Oracle XML DB HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。「Oracle XML DB HTTPサーバー・ポートの検証」を参照してください。

      • apexは、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。

        以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldbやそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。

    • 設定でOracle HTTP Server(Apache)およびmod_plsqlを使用する場合は、次のURLに移動します。

      http://hostname:port/pls/apex
      

      説明:

      • hostnameは、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。

      • portは、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。Oracle HTTP Serverのインストール時のポート番号に関する情報は、次のファイルのいずれかで参照できます。

        ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\install\portlist.ini
        ORACLE_BASE\ORACLE_HTTPSERVER_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
        

        ポート番号を変更しても、portlist.iniファイルは更新されないことに注意してください。このファイルはインストール直後のみ参照可能です。

      • plsは、mod_plsqlカートリッジを使用するためのインジケータです。

      • apexは、mod_plsql構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。

        以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldbやそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。


        関連項目:

        データベース・アクセス記述子の詳細は、Oracle Databaseインストレーション・ガイドのOracle Databaseのポート番号の管理に関するセクションおよびORACLE_BASE\ORACLE_HTTPSERVER_HOME\Apache\modplsql\conf\dads.readmeを参照してください。

    「ログイン」ページが表示されます。

  2. 「ログイン」で、次の項目を入力します。

    • 「ワークスペース」フィールドに、ワークスペース名を入力します。

    • 「ユーザー名」フィールドに、ユーザー名を入力します。

    • 「パスワード」フィールドに、パスワードを大/小文字を区別して入力します。

  3. 「ログイン」をクリックします。

    設定によっては、初めてログインするときにパスワードの変更を要求される場合があります。

Oracle XML DB HTTP Serverポートの検証

Oracle XML DB HTTP Serverが実行されているポート番号を検証するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なユーザー名とパスワードを入力します。

  2. 次の文を入力して、ポート番号を検証します。

    SELECT DBMS_XDB.GETHTTPPORT FROM DUAL;
    

    ポート番号が0を返したら、Oracle XML DB HTTP Serverが無効になっています。


関連項目:

Oracle XML DB HTTP Serverを有効にする方法については、Oracle Databaseインストレーション・ガイドを参照してください。

ワークスペース名の検索

ワークスペース名を忘れた場合は、電子メール・アドレスに関連付けられているすべてのワークスペース名のリストをリクエストできます。

表領域名を検索するには、次のステップを実行します。

  1. ログイン・ページで、「タスク」リストの「ワークスペースの検索」をクリックします。

  2. 電子メール・アドレスを入力して、「ワークスペースを検索」をクリックします。

    ワークスペース名のリストが電子メールで送信されます。

パスワードの再設定

ワークスペースのホームページにある「パスワードの変更」リンクをクリックすると、パスワードを再設定できます。

ワークスペースのホームページからパスワードを再設定するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Expressにログインします。詳細は、「Oracle Application Expressへのログイン」を参照してください。

  2. 「管理」リストで、「パスワードの変更」をクリックします。

    パスワードの変更ページが表示されます。

  3. 「パスワードの変更」で、次のように入力します。

    • 現行のパスワードの入力: 現在のパスワードを入力します。

    • 新規パスワードの入力: 新規パスワードを入力します。

    • 新規パスワードの確認: 新規パスワードを再度入力します。

  4. 「変更の適用」をクリックします。


ヒント:

また、ログイン・ページでも「パスワードの再設定」リンクをクリックしてパスワードを再設定することができます。


関連項目:

Oracle Application Express管理ガイドの「エンド・ユーザー・パスワードの変更」

ワークスペースのログアウト

Oracle Application Expressからログアウトするには、ウィンドウの右上隅にある「ログアウト」アイコンをクリックします。