Oracle Application Expressへログインするときは、ワークスペースにログインします。ワークスペースは、Oracle Application Express開発環境内の領域で、開発者がアプリケーションを作成できます。
Oracle Application Expressへのログイン方法は、開発環境を構成したかどうかによって決まります。
Oracle Application Expressを最近インストールした場合は、開発環境を構成する必要があります。
以前に構成した開発環境に開発者がログインする場合は、管理者がその開発者にワークスペースへのアクセス権を付与する必要があります。
この項に含まれる内容は次のとおりです。
Oracle Application Expressのホームページはブラウザでオープンできます。Oracle Application Expressアプリケーションを表示または開発するには、WebブラウザでJava Script、およびHTML 4.0とCSS 1.0標準がサポートされている必要があります。Cookieが有効になっていることも確認します。この要件を満たすブラウザは次のとおりです。
Microsoft Internet Explorer 6.0以上
Mozilla Firefox 1.0以上
Oracle Application Expressの設定方法は、ユーザー・ロールに応じて異なります。ホスティングされた開発環境にアクセスする開発者の場合、管理者によってワークスペースへのアクセス権を付与される必要があります。Oracle Application Express管理者の場合は、次のステップを実行する必要があります。
Oracle Application Express管理サービスにログインします。Oracle Application Express管理サービスは、Oracle Application Expressインスタンス全体を管理するための独立したアプリケーションです。ログインするには、インストール・プロセス中に作成または再設定したADMIN
アカウントおよびパスワードを使用します。
Webブラウザで、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションにナビゲートします。デフォルトでは、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションは次の場所にインストールされます。
設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。
http://hostname:port/apex/apex_admin
説明:
hostname
は、Oracle XML DB HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle XML DB HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。
apex
は、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
設定でApacheおよびmod_plsql
を使用する場合は、次のURLに移動します。
http://hostname:port/pls/apex/apex_admin
説明:
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。
pls
は、mod_plsql
カートリッジを使用するためのインジケータです。
apex
は、mod_plsql
構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
「ログイン」ページで、次の操作を行います。
「ユーザー名」に、admin
と入力します。
「パスワード」に、Oracle Application Expressのインストール時に指定したOracle Application Express管理者アカウントのパスワードを入力します。
「ログイン」をクリックします。
関連項目: 詳細は、『Oracle Application Express管理ガイド』の「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。 |
割当てモードの指定。Oracle Application Express管理サービスでは、ワークスペースの作成(または割当て)プロセスの仕組みを決定する必要があります。詳細は、Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの割当てについて」を参照してください。
ワークスペースの作成。ワークスペースは複数のユーザーがプライベートにオブジェクト、データ、アプリケーションを保持していても、同じOracle Application express内で作業できる仮想プライベート・データベースです。各ワークスペースには、一意のIDおよび名前が含まれます。Oracle Application Express管理者は手動でワークスペースを作成することも、ユーザーにリクエストを送信させることもできます。詳細は、Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの作成」および「ワークスペース・リクエストの管理」を参照してください。
ワークスペースへのログイン。Oracle Application Express管理サービスでワークスペースを作成した後、Oracle Application Expressのログイン・ページに戻って、ワークスペースにログインします。詳細は、「開発者としてのOracle Application Expressへのログイン」を参照してください。
Oracle Application Expressへログインするときは、ワークスペースにログインします。開発者の場合は、ワークスペースへのアクセス権を管理者から付与される必要があります。
注意: ユーザーがワークスペースをリクエストしたり、パスワードを変更するには、Oracle Application Express管理者がOracle Application Expressの環境プリファレンスを構成する必要があります。 |
関連項目: Oracle Application Express管理ガイドの「環境設定の管理」 |
この項に含まれる内容は次のとおりです。
注意: このセクションは、Oracle Application Express管理者が、ワークスペースのリクエストをサポートするためにOracle Application Expressを構成済である場合にのみ適用されます。 |
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』 |
Oracle Application Expressへログインする前に、管理者からワークスペースへのアクセス権を付与される必要があります。各ワークスペースには、一意のIDおよび名前が含まれます。
ワークスペースをリクエストするには、次のステップを実行します。
Webブラウザで、Oracle Application Expressの「ログイン」ページにナビゲートします。
Application ExpressにログインするURLを知らない場合は、「ワークスペースへのログイン」を参照してください。
「ログイン」ページが表示されます。
「タスク」で、「ワークスペースのリクエスト」をクリックします。
サービスのリクエスト・ウィザードが表示されます。
「次へ」をクリックし、画面に表示されるステップに従います。
関連項目: Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの作成」 |
ワークスペースのリクエストがOracle Application Express管理者に承認されると、ログイン資格証明(ワークスペース名、ユーザー名およびパスワード)を含む電子メールが送信されます。
管理者が新規ワークスペース・リクエストの処理の自動メソッドとして電子メールの検証を選択した場合、検証リンクを含む電子メールを最初に受信する可能性があることに注意してください。このステップにより、ワークスペース・リクエストが承認される前に、その電子メールが有効になります。
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』 |
Oracle Application Expressにログインするには、次のステップを実行します。
Webブラウザで、Oracle Application Expressの「ログイン」ページにナビゲートします。デフォルトでは、Oracle Application Expressは次の場所にインストールされます。
設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。
http://hostname:port/apex
説明:
hostname
は、Oracle XML DB HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle XML DB HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。「Oracle XML DB HTTPサーバー・ポートの検証」を参照してください。
apex
は、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldb
やそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。
設定でOracle HTTP Server(Apache)およびmod_plsql
を使用する場合は、次のURLに移動します。
http://hostname:port/pls/apex
説明:
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。Oracle HTTP Serverのインストール時のポート番号に関する情報は、次のファイルのいずれかで参照できます。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\install\portlist.ini ORACLE_BASE\ORACLE_HTTPSERVER_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
ポート番号を変更しても、portlist.ini
ファイルは更新されないことに注意してください。このファイルはインストール直後のみ参照可能です。
pls
は、mod_plsql
カートリッジを使用するためのインジケータです。
apex
は、mod_plsql
構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldb
やそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。
関連項目: データベース・アクセス記述子の詳細は、Oracle Databaseインストレーション・ガイドのOracle Databaseのポート番号の管理に関するセクションおよびORACLE_BASE \ ORACLE_HTTPSERVER_HOME \Apache\modplsql\conf\dads.readmeを参照してください。 |
「ログイン」ページが表示されます。
「ログイン」で、次の項目を入力します。
「ワークスペース」フィールドに、ワークスペース名を入力します。
「ユーザー名」フィールドに、ユーザー名を入力します。
「パスワード」フィールドに、パスワードを大/小文字を区別して入力します。
「ログイン」をクリックします。
設定によっては、初めてログインするときにパスワードの変更を要求される場合があります。
Oracle XML DB HTTP Serverが実行されているポート番号を検証するには、次のステップを実行します。
SQL*Plusを起動して、SYS
としてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。
Windowsの場合:
SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
connect sys as sysdba
UNIXおよびLinuxの場合:
$ sqlplus /nolog connect sys as sysdba
プロンプトが表示されたら、適切なユーザー名とパスワードを入力します。
次の文を入力して、ポート番号を検証します。
SELECT DBMS_XDB.GETHTTPPORT FROM DUAL;
ポート番号が0
を返したら、Oracle XML DB HTTP Serverが無効になっています。
関連項目: Oracle XML DB HTTP Serverを有効にする方法については、Oracle Databaseインストレーション・ガイドを参照してください。 |
ワークスペース名を忘れた場合は、電子メール・アドレスに関連付けられているすべてのワークスペース名のリストをリクエストできます。
表領域名を検索するには、次のステップを実行します。
ログイン・ページで、「タスク」リストの「ワークスペースの検索」をクリックします。
電子メール・アドレスを入力して、「ワークスペースを検索」をクリックします。
ワークスペース名のリストが電子メールで送信されます。
ワークスペースのホームページにある「パスワードの変更」リンクをクリックすると、パスワードを再設定できます。
ワークスペースのホームページからパスワードを再設定するには、次のステップを実行します。
Oracle Application Expressにログインします。詳細は、「Oracle Application Expressへのログイン」を参照してください。
「管理」リストで、「パスワードの変更」をクリックします。
パスワードの変更ページが表示されます。
「パスワードの変更」で、次のように入力します。
現行のパスワードの入力: 現在のパスワードを入力します。
新規パスワードの入力: 新規パスワードを入力します。
新規パスワードの確認: 新規パスワードを再度入力します。
「変更の適用」をクリックします。
ヒント: また、ログイン・ページでも「パスワードの再設定」リンクをクリックしてパスワードを再設定することができます。 |
関連項目: Oracle Application Express管理ガイドの「エンド・ユーザー・パスワードの変更」 |