この項では、Oracle Application Expressユーティリティを使用して、Oracleデータベースからのデータのロードとアンロード、DDLの生成、オブジェクト・レポートの表示、および削除されたデータベース・オブジェクトのリストアを行う方法を説明します。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Database間、またはOracle Databaseと外部ファイル間でデータをコピーする場合、様々なオプションがあります。データのコピーは、データのエクスポートとインポート、およびデータのアンロードとロードで行います。次の表で、これらの用語を定義します。
用語 | 定義 |
---|---|
エクスポート | 他のOracle Databaseにインポートするためだけに、データベースのデータを外部ファイルにコピーします。ファイルは固有のバイナリ形式です。 |
インポート | 他のOracle Databaseからエクスポートして作成した外部ファイルのデータを、データベースにコピーします。 |
アンロード | 他のOracle Databaseまたは他のアプリケーション(スプレッドシート・アプリケーションなど)で使用するために、データベースのデータを外部テキスト・ファイルにコピーします。テキスト・ファイルは、タブ区切りやカンマ区切り(CSV )などの標準形式です。 |
ロード | 標準の区切り形式またはOracleのSQL*Loaderユーティリティでサポートされている任意の形式の外部テキスト・ファイルのデータを、データベースにコピーします。 |
Oracle Databaseのどのエディション(Express Edition、Standard EditionおよびEnterprise Edition)間でもデータをエクスポートできます。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle DatabaseおよびOracle Application Expressには、データのインポート、エクスポート、ロードおよびアンロードのための様々な強力なオプションがあります。表4-1に、これらのオプションのサマリーを示します。
表4-1 Oracle Application Expressのインポート/エクスポート・オプションのサマリー
機能またはユーティリティ | 説明 |
---|---|
Oracle Application Expressのデータのロード/アンロード・ウィザード |
|
SQL*Loaderユーティリティ |
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データ・ポンプ・エクスポートおよびデータ・ポンプ・インポート・ユーティリティ |
|
エクスポートおよびインポート・ユーティリティ |
|
表4-2では、ロード、アンロード、インポートおよびエクスポートの例を示し、それぞれで使用する適切なオプションを提案しています。
表4-2 インポート/エクスポートの例と推奨オプション
インポート/エクスポートの例 | 推奨オプション |
---|---|
ロードする表が10より少なく、データがスプレッドシートかタブ区切りまたはカンマ区切りのテキスト・ファイルにあり、複合データ型(オブジェクトや複数値のフィールドなど)が存在しない。 |
Oracle Application Expressのデータのロード/アンロード・ウィザード |
区切られていないデータをロードする必要がある。レコードは固定長で、フィールド定義は列の位置に依存する。 |
SQL*Loader |
ロードするデータがタブ区切りのテキスト・データであり、存在する表が10より多い。 |
SQL*Loader |
ロードするデータがテキスト・データであり、ある選択基準(たとえば、部門番号3001の従業員のレコードのみ)を満たすレコードのみをロードする。 |
SQL*Loader |
別のOracle Databaseへ、スキーマ全体をインポートまたはエクスポートする。データにはXMLTypeデータが存在しない。 |
データ・ポンプ・エクスポートおよびデータ・ポンプ・インポート |
別のOracle Databaseへデータをインポートまたはエクスポートする。データにはXMLTypeデータが含まれるが、 |
インポート( |
参照: データ・ポンプ、インポートおよびエクスポート・ユーティリティ、およびSQL*Loaderの詳細は、Oracle Databaseユーティリティを参照してください |
Oracle Application Expressのデータのロード/アンロード・ウィザードを使用すると、区切られたテキスト・データをデータベースから簡単にロードおよびアンロードできます。段階的に進むウィザードには次の機能があります。
XMLファイルまたは区切られたフィールドを持つテキスト・ファイル(カンマ区切り(.csv
)またはタブ区切りファイルなど)をロードまたはアンロードできます。
スプレッドシートからコピー・アンド・ペーストすることでロードできます。
ロード時またはアンロード時に列を省略(スキップ)できます。
既存の表にロードするか、ロードしたデータから新しい表を作成できます。
新しい表へのロード時に、主キーをデータから取得するか、新規または既存のOracleの順序から生成できます。
新しい表へのロード時に、列名をロードしたデータから取得できます。
ファイルからロードするたびに、ファイルの詳細がテキスト・データのロード・リポジトリに保存されます。これらのファイルには、リポジトリからいつでもアクセスできます。
次の制限があります。
ウィザードでは表データのみをロードおよびアンロードします。他の種類のスキーマ・オブジェクトのロードやアンロードはできません。
ロードおよびアンロードはユーザー自身のスキーマのみで可能です。これは、管理者権限を持つユーザーにも該当します。
一度にロードまたはアンロードできる表は1つのみです。
テキストまたはXMLファイルへのアンロード、またはXMLファイルからのロードについては、データ・タイプの制限はありません。しかし、スプレッドシートからの(コピー・アンド・ペーストによる)ロードまたはテキスト・ファイルからのロードの場合、NUMBER
、DATE
、VARCHAR2
、CLOB
、BINARY_FLOAT
およびBINARY_DOUBLE
のデータ型のみがサポートされています。
サポートされているアンロード形式は次のとおりです。
カンマ区切りデータ、タブ区切りデータなどのテキスト
XML文書
この項の内容は次のとおりです。
データのロード/アンロード・ページにアクセスするには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「データのロード/アンロード」をクリックします。
データのロード/アンロード・ページが表示されます。
データのロード、データのアンロードまたはリポジトリの表示を行うには、該当するアイコンをクリックします。
次の方法で、Oracle Application Expressデータベースにデータをロードできます。
スプレッドシートからデータをコピー・アンド・ペーストする。
区切り形式(カンマ区切り(.csv)、タブ区切りなど)でスプレッドシート・ファイルをアップロードする。
カンマ区切りデータまたはタブ区切りデータを含むテキスト・ファイルをアップロードする。
このセクションの構成は次のとおりです。
スプレッドシート・データをロードするには、テキストをコピー・アンド・ペーストするか、またはファイルをロードします。
スプレッドシート・データをロードするには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「データのロード/アンロード」をクリックします。
「ロード」をクリックします。
「スプレッドシート・データのロード」をクリックします。
データのロード・ウィザードが表示されます。
「ロード先」で、「既存の表」または「新しい表」のいずれかを選択します。
「ロード元」で、「ファイルをアップロード」または「コピー・アンド・ペースト」のいずれかをクリックします。
画面に表示されるステップに従います。
アンロード・ページを使用して、表のコンテンツをテキスト・ファイルまたはXML文書にエクスポートできます。
このセクションの構成は次のとおりです。
テキストへのアンロード・ウィザードを使用して、表のコンテンツをテキスト・ファイルにエクスポートします。たとえば、表全体をカンマ区切りファイル(.csv)にエクスポートできます。
表をテキスト・ファイルにアンロードするには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「データのロード/アンロード」をクリックします。
「アンロード」をクリックします。
「テキストへのアンロード」をクリックします。
テキストへのアンロード・ウィザードが表示されます。
画面に表示されるステップに従います。
スキーマを選択し、エクスポートする表と列を選択します。さらに、列値を区切るセパレータのタイプ、および一重引用符または二重引用符を使用して列のテキスト文字列を識別するかどうかも指定できます。
ロードされたテキスト・データ・ファイルは、テキスト・データのロード・リポジトリに格納されます。
テキスト・データのロード・リポジトリにアクセスするには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「データのロード/アンロード」をクリックします。
「リポジトリ」をクリックします。
表示にフィルタを適用するには、「表示」リストでフィルタを選択して、「実行」をクリックします。
特定のファイルの詳細を表示するには、「ビュー」アイコンをクリックします。
インポートされたファイルを削除するには、そのファイルのチェック・ボックスを選択して「チェックした項目の削除」をクリックします。
Oracle Application Expressを使用して、Oracleデータ・ディクショナリからデータ定義言語文を生成できます。これらのスクリプトは、データベース・スキーマ・オブジェクトの作成または再作成に使用できます。スクリプトを生成し、インライン表示またはスクリプト・ファイルとして保存できます。すべてのオブジェクトの作成スクリプトは、特定のスキーマ、特定のオブジェクト・タイプ、または特定のオブジェクト用に生成できます。
Oracle Application ExpressをOracle Database 10gリリース1 (10.1)以上とともに実行している場合は、データ定義言語文をOracleデータ・ディクショナリから生成できます。これらのスクリプトは、データベース・スキーマ・オブジェクトの作成または再作成に使用できます。スクリプトを画面上に生成することも、SQLスクリプトとして保存することもできます。すべてのオブジェクトの作成スクリプトは、特定のスキーマ、特定のオブジェクト・タイプ、または特定のオブジェクト用に生成できます。
DDL文を生成するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「DDLの生成」をクリックします。
DDLの生成ページが表示されます。
「スクリプトの作成」をクリックします。
DDLの生成ウィザードが表示されます。
データベース・スキーマを選択して「次へ」をクリックします。
オブジェクト・タイプを定義します。
出力: 出力形式を指定します。「インライン表示」または「スクリプト・ファイルで保存」のいずれかを選択します。
すべてをチェック - このオプションを選択するとDDLを生成するすべてのオブジェクト・タイプが含まれます。
オブジェクト・タイプ - DDLを生成するオブジェクト・タイプを選択します。
選択したオブジェクト・タイプのオブジェクト名を選択するには、「次へ」をクリックして画面に表示されるステップに従います。
「DDLの生成」をクリックします。
参照:
|
ユーティリティには、データベース内のオブジェクトをより効率的に管理できる様々なオブジェクト・レポートが含まれます。
このセクションの構成は次のとおりです。
表レポートを使用して、データベース内の表の特定の詳細を表示します。
表レポートを表示するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「オブジェクト・レポート」をクリックします。
オブジェクト・レポート・ページが表示されます。
「表レポート」セクションで、表示するレポートを選択します。
表の列
表のコメント
表の制約
表の統計
表の記憶域サイズ
レポートにフィルタを適用するには、表示されるフィールドで検索基準を入力するか、リストから複数を選択して「実行」をクリックします。
別のスキーマのレポートを表示するには、ページの右上の「スキーマ」リストからスキーマを選択します。
「セキュリティ」レポートを使用すると、他のスキーマによって所持されるデータベース・オブジェクトで付与されたオブジェクトまたは列を表示できます。また、これらのレポートを使用して、データベース・ロールおよびシステム権限も表示できます。
「セキュリティ」レポートを表示するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「オブジェクト・レポート」をクリックします。
オブジェクト・レポート・ページが表示されます。
「セキュリティ・レポート」セクションで、次の表示するレポートをクリックします。
使用可能な場合、「表示」リストから選択を実行して、「実行」をクリックすると、レポートにフィルタを適用できます。
別のスキーマのレポートを表示するには、ページの右上の「スキーマ」リストからスキーマを選択します。
「PL/SQLレポート」を使用して、プログラム・ユニット引数またはユニット行数を表示し、PL/SQLソース・コードを検索します。
このセクションの構成は次のとおりです。
プログラム・ユニット引数レポートを使用して、パッケージの入出力パラメータを表示します。
PL/SQLプログラム・ユニット引数を表示するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「オブジェクト・レポート」をクリックします。
オブジェクト・レポート・ページが表示されます。
「PL/SQLレポート」セクションで、「プログラム・ユニット引数」をクリックします。
レポートにフィルタを適用するには、「PL/SQLパッケージ」または「プログラム・ユニット」に問合せを入力して「実行」をクリックします。
別のスキーマのレポートを表示するには、ページの右上の「スキーマ」リストからスキーマを選択します。
「ユニット行数」レポートを使用して、各オブジェクトのコードの行数を表示します。このレポートは、大きいPL/SQLプログラム・ユニットの識別に使用します。
ユニット行数のレポートを表示するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「オブジェクト・レポート」をクリックします。
オブジェクト・レポート・ページが表示されます。
「PL/SQLレポート」セクションで、「ユニット行数」をクリックします。
レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト名を入力して、「実行」をクリックします。
PL/SQLソース・コードを検索ページを使用して、PL/SQLコード内のテキストを検索します。このレポートは、削除する表またはファンクションへの参照の検索に使用します。また、このページを使用して、コード・スニペットのみを再コールできるときにコードを検索することもできます。
PL/SQLソース・コードを検索するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「オブジェクト・レポート」をクリックします。
オブジェクト・レポート・ページが表示されます。
「PL/SQLレポート」セクションで、「PL/SQLソース・コードを検索」をクリックします。
レポートにフィルタを適用するには、次のステップを実行します。
「オブジェクト名」に、問合せを入力します。
「テキスト」に、検索するPL/SQLコードを入力します。
開始/終了行に、検索する行の範囲を入力します。
「実行」をクリックします。
別のスキーマのレポートを表示するには、ページの右上の「スキーマ」リストからスキーマを選択します。
「例外レポート」を使用して、索引付けされていない外部キーおよび主キー、索引、トリガーのない表が表示されます。
例外レポートを表示するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「オブジェクト・レポート」をクリックします。
オブジェクト・レポート・ページが表示されます。
「例外レポート」」セクションで、表示するレポートをクリックします。
主キーなしの表
索引なしの表
索引付けされていない外部キー
トリガーなしの表
レポートにフィルタを適用するには、表名を入力して、「実行」をクリックします。
すべてのオブジェクト・レポートを使用して、選択したスキーマのオブジェクトを表示します。
すべてのオブジェクト・レポートを表示するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「オブジェクト・レポート」をクリックします。
オブジェクト・レポート・ページが表示されます。
「すべてのオブジェクト・レポート」セクションで、表示するレポートをクリックします。
オブジェクト作成カレンダ: すべてのオブジェクトを、各データベース・オブジェクトの作成日を基に、カレンダ形式で表示します。
データ・ディクショナリ: このデータベースのデータ・ディクショナリを表示します。
Oracleデータ・ディクショナリは、データベースを参照するために読取り専用で使用する表およびビューのセットです。たとえば、データ・ディクショナリにはデータベースの論理構成と物理構成の情報が格納されています。
また、データ・ディクショナリには有効なOracle Databaseユーザー、データベース内の表の整合性制約、スキーマ・オブジェクトに割り当てられた領域の合計および使用領域に関する情報も格納されます。
「すべてのオブジェクト」レポートおよび「無効なオブジェクト」レポートでは、次を実行することでレポートにフィルタを適用できます。
オブジェクト・タイプを選択します。
オブジェクト名を入力します。
「実行」をクリックします。
「データ・ディクショナリ」では、次を実行してデータベース・オブジェクトの詳細を問い合せることができます。
「データ・ディクショナリ・ビュー名」をクリックします。
「データ・ディクショナリ・ブラウザ」が表示されます。このページを使用して、Oracle Data Dictionaryでデータベース・オブジェクトの詳細の問合せができます。
データ・ディクショナリ・ブラウザ・ページで、データを表示する特定の列を選択するか、「すべてをチェック」を選択します。
「問合せ」をクリックします。
レポートが表示されます。
同じデータ・ディクショナリ・ビューで新しい問合せを開始するには、「新しい問合せ」をクリックします。
別のデータ・ディクショナリ・ビューを参照するには、「別のビューを参照」をクリックします。
参照: データ・ディクショナリについては、Oracle Database概要を参照してください |
ごみ箱を使用して、削除したデータベース・オブジェクトを表示およびリストアできます。表を削除する場合、表に関連付けられた領域はすぐには削除されません。Oracle Databaseは表の名前を変更し、表および関連オブジェクトをごみ箱に置きます。ごみ箱内のオブジェクトは、あとで回復できます。
この項の内容は次のとおりです。
注意: ごみ箱機能は、Oracle Database 10g以上のデータベースを実行している場合にのみ使用可能です。 |
参照: Oracle Database Express Edition 2日でデータベース管理者のデータベースのバックアップとリカバリ |
削除されたオブジェクト・ページでごみ箱内のオブジェクトを表示できます。オブジェクトを選択してオブジェクトの詳細ページを表示すると、該当するボタンをクリックしてオブジェクトをパージまたはリストアできます。
ごみ箱内のオブジェクトを表示するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「ごみ箱」、「削除されたオブジェクト」の順にクリックします。
削除されたオブジェクト・ページが表示されます。
レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト・タイプを選択し、「元の名前」フィールドにオブジェクト名を入力して、「実行」をクリックします。
オブジェクトの詳細を表示するには、オブジェクト名をクリックします。
オブジェクトの詳細ページが表示されます。
現行オブジェクトをリストアするには、「オブジェクトをリストア」をクリックします。
現行オブジェクトを完全に削除するには、「オブジェクトの消去」をクリックします。
オブジェクトを表示せずにごみ箱を空にするには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「ごみ箱」をクリックします。
「ごみ箱を空にする」をクリックします。
ごみ箱を空にするページが表示されます。
「ごみ箱を空にする」を再度クリックしてリクエストを確認します。
Application Expressビューを確認したり、ビュー内で問合せを実行して特定の情報を検索することもできます。
Application Expressビューを確認するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「APEXビュー」をクリックします。
Application Expressビュー・ページが表示されます。
ページの外観を変更するには、「ビュー」リストから選択して「実行」をクリックします。
アイコン(デフォルト): 各Application Expressビューを大きいアイコンとして表示します。
ツリー: 各Application Expressビューを階層で表示します。
レポート: 各ビューをレポートで1行で表示します。
確認または問い合せるビューをクリックします。
Application Expressビューの詳細ページが表示されます。
問合せを実行するには、次のステップを実行します。
「問合せ列」で、問い合せる列を選択します。
各列の説明で、このページの「説明」セクションの情報を読み取ります。
(オプション)「問合せ条件」で、問合せの列、条件および値を指定します。
上部までスクロールし「実行」をクリックします。
「データ」セクションまでスクロールし、問合せの結果を表示します。「SQL問合せ」セクションには選択したSQL問合せの結果が表示されます。
2つのスキーマのデータベース・オブジェクトを比較し、それらの差分を表示するレポートを実行できます。スキーマ内のすべてのオブジェクトを比較するか、またはレポートを特定のオブジェクトに制限できます。2つのスキーマを比較するには、両方がワークスペースで使用可能である必要があります。
例:
ネーミング規則を検索することによりDEMO_
オブジェクトを比較します。レポートはオブジェクトが2つのスキーマのそれぞれに存在するかどうかを示します。
2つのスキーマのオブジェクトの詳細を分析して、一方の実装が異なる理由を判別します。たとえば、レポートには一方のスキーマの索引に追加の列や異なるデータ型の列があることが示されます。
スキーマを比較するには、次のステップを実行します。
ワークスペースのホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「スキーマの比較」をクリックします。
スキーマの比較ページで、比較を実行する選択をします。
「スキーマ1」および「スキーマ2」: 比較するスキーマを選択します。
比較: 1つのオブジェクト・タイプを表示するようにレポートを制限するか、「すべて」を選択してすべてのデータベース・オブジェクトを表示します。
検索: 大/小文字を区別しないオブジェクト名を入力します。
表示 - レポートに表示される行数を変更するには、「表示」リストから選択します。
実行 - 「実行」をクリックして選択に合う結果を検索します。
「差分のみ表示」または「詳細の表示」: 確認する情報のタイプを選択します。
データベース監視ページで使用可能なレポートには、データベース・セッション、システム統計、SQL文および長時間操作に関するデータベース全体のビューが表示されます。これらのレポートを使用すると、パフォーマンスの悪いSQLを識別したり、データベースのワークロードについてより深く理解することができます。
データベース監視ページのアイコンにアクセスするには、管理者ロールを付与されたアカウントが必要です。
この項の内容は次のとおりです。
セッションとは、ユーザーとOracleのデータベース・インスタンスの接続のことです。セッションは、ユーザーが接続してから、ユーザーが切断またはデータベース・アプリケーションを終了するまで存続します。
セッション・ページへアクセスするには、データベース管理者権限が必要です。
セッション・ページにアクセスするには、次のステップを実行します。
作業領域のホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックし、「データベース監視」をクリックします。
「セッション」をクリックします。
入力を求められた場合は、適切な管理者のユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
セッション・ページが表示されます。
レポートを表示するには、ページ上部にある次のタブのいずれかを選択します。
セッション
ロック
待機
I/O
SQL
オープン・カーソル
次のセクションでは、各レポートについて説明します。
「セッション」レポートにはデータベースの現行セッションについての情報が表示されます。ビューを絞り込むには、ページ上部にある次のコントロールを使用します。
検索:検索基準を入力して「実行」をクリックします。検索の詳細は、「検索」ラベルをクリックします。
ステータス: ステータスを選択して「実行」をクリックします。
表示: 表示する列数を選択して「実行」をクリックします。
表示: レポートに表示する行数を選択して「実行」をクリックします。
セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。セッションの詳細ページが表示されます。現行セッションを削除するには、セッションの詳細ページにナビゲートして「セッションの中断」をクリックします。
「ロック」レポートには、他のセッションをブロックしているロックが存在するセッションのレポートが表示されます。表示される行数を制御するには、「表示」リストから選択して「実行」をクリックします。
「待機」レポートには各セッションの待機イベントが表示されます。ビューを絞り込むには、ページ上部にある次のコントロールを使用します。
検索:検索基準を入力して「実行」をクリックします。検索の詳細は、「検索」ラベルをクリックします。
ステータス: ステータスを選択して「実行」をクリックします。
表示: 表示する列数を選択して「実行」をクリックします。
表示: レポートに表示する行数を選択して「実行」をクリックします。
セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。セッションの詳細ページが表示されます。現行セッションを削除するには、「セッションの中断」をクリックします。
I/Oレポートには、各セッションのI/Oの詳細が表示されます。ビューを絞り込むには、ページ上部にある次のコントロールを使用します。
検索:検索基準を入力して「実行」をクリックします。検索の詳細は、「検索」ラベルをクリックします。
表示: レポートに表示する行数を選択して「実行」をクリックします。
セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。セッションの詳細ページが表示されます。現行セッションを削除するには、「セッションの中断」をクリックします。
SQLレポートには、各セッションの現行のSQL文または最後に実行されたSQL文の詳細が表示されます。ビューを絞り込むには、ページ上部にある次のコントロールを使用します。
検索:検索基準を入力して「実行」をクリックします。検索の詳細は、「検索」ラベルをクリックします。
ステータス: ステータスを選択して「実行」をクリックします。
表示: 表示する列数を選択して「実行」をクリックします。
表示: レポートに表示する行数を選択して「実行」をクリックします。
セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。セッションの詳細ページが表示されます。現行セッションを削除するには、「セッションの中断」をクリックします。
「オープン・カーソル」レポートには、各セッションのオープン・カーソル数の詳細が表示されます。ビューを絞り込むには、ページ上部にある次のコントロールを使用します。
検索:検索基準を入力して「実行」をクリックします。検索の詳細は、「検索」ラベルをクリックします。
ステータス: ステータスを選択して「実行」をクリックします。
表示: レポートに表示する行数を選択して「実行」をクリックします。
特定のオープン・カーソル数の詳細を表示するには、「オープン・カーソル数」列の下の数字のリンクをクリックします。
セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。セッションの詳細ページが表示されます。現行セッションを削除するには、「セッションの中断」をクリックします。
システム統計ページには、次の統計が表示されます。
物理I/O:物理I/Oは、ディスク・アクセスが必要なI/Oです。このレポートには、物理的な読取りおよび書込みに関するディスク・アクセス統計が表示されます。
論理I/O: 論理I/Oは、メモリーまたはディスク内で十分なI/Oです。一貫性読取りまたは現行モードの読取りであるバッファ読取りの合計が表示されます。Redoは、変更に関する情報を含むSGA内のバッファです。
メモリー統計: データベースのメモリー消費が表示されます。
時間統計:データベースで消費される様々な時間が表示されます。
SQLカーソル統計: データベース内のカーソルについての統計が表示されます。
トランザクション統計: 実行されたトランザクション数が表示されます。
システム統計ページを表示するには、次のステップを実行します。
作業領域のホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックし、「データベース監視」をクリックします。
「システム統計」をクリックします。
入力を求められた場合は、適切な管理者のユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
システム統計ページが表示されます。
システム統計ページの追加コントロールには、次のものがあります。
レポートのリフレッシュ - 「システム統計」レポートをリフレッシュします。
統計を保存 - 現在のレポートを保存します。
現在の値と保存された値のデルタの表示 - 実際の統計値を表示するか、保存された値と現在の値の差分を表示するには、このチェック・ボックスをクリックします。
参照: Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイドのメモリーの構成と使用 |
上位のSQL文とは、最も多く実行されるSQL文、その他のSQL文よりも多くのシステム・リソースを使用するSQL文、またはその他のSQL文よりも頻繁にシステム・リソースを使用するSQL文を表します。
上位SQLページを使用して、パフォーマンスの悪いSQLを識別します。
上位SQLページを表示するには、次のステップを実行します。
作業領域のホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックし、「データベース監視」をクリックします。
「上位SQL」をクリックします。
入力を求められた場合は、適切な管理者のユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
上位SQLページが表示されます。表示を絞り込むには、ページ上部の検索フィールドおよびリストを使用し、「実行」をクリックします。各フィールドまたはリストの詳細は、「検索」ラベルをクリックします。
SQL計画ページにアクセスするには、 「ビュー」アイコンをクリックします。
SQL計画ページが表示され、次のセクションが含まれます。
問合せ計画: 色分けされた実行計画が含まれています。索引付けされていない列は赤で表示されることに注意してください。
SQLテキスト: SQL文の全文が表示されています。
索引: 問合せの表のすべての索引が表示されます。索引が問合せに使用されている場合は、チェックマークが付いています。
表の列: すべての問合せの表またはビューのすべての列が表示されます。
長時間操作ページには、6秒(絶対時間)より長く実行されている様々な操作のステータスが表示されます。現在、これらの操作には多くのバックアップおよびリカバリ機能、統計収集、および問合せ実行が含まれており、さらに多くの操作がOracleのリリースごとに追加されます。
長時間操作ページを表示するには、次のステップを実行します。
作業領域のホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックし、「データベース監視」をクリックします。
「長時間操作」をクリックします。
入力を求められた場合は、適切な管理者のユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
参照: Oracle DatabaseリファレンスのV$SESSION_LONGOPS |
データベースのバージョン情報ページでデータベースの詳細を表示できます。
データベースの詳細にアクセスするには、次のステップを実行します。
作業領域のホームページで「ユーティリティ」アイコンをクリックし、「データベース監視」をクリックします。
「データベースのバージョン情報」をクリックします。
入力を求められた場合は、適切な管理者のユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
データベースのバージョン情報ページが表示されます。データベースのバージョン情報ページは、「データベース」と「バージョン」という2つのセクションに分かれています。
インストール済オプション、現在使用されている機能または各国語サポートの詳細情報を表示するには、次のチェック・ボックスのいずれかを選択して「実行」をクリックします。
バージョン
設定
オプション
各国語サポート
CGI環境
パラメータ