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Oracle® Application Express APIリファレンス
リリース3.2
B53798-03
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3 APEX_ITEM

APEX_ITEMパッケージを使用すると、ページごとに個別にアイテムを作成するかわりに、SQL問合せに基づいてフォーム要素を動的に作成できます。

このセクションの内容は次のとおりです。


CHECKBOXファンクション

このファンクションはチェック・ボックスを作成します。

構文

APEX_ITEM.CHECKBOX(
    p_idx                       IN    NUMBER,
    p_value                     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_attributes                IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_checked_values            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_checked_values_delimitor  IN    VARCHAR2 DEFAULT ':',
    p_item_id                   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label                IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-1に、CHECKBOXファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-1 CHECKBOXのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

どのAPEX_APPLICATIONグローバル変数を使用するかを決定する番号。値の有効範囲は、1から50です。たとえば、1を指定するとF01、2を指定するとF02が作成されます。

p_value

チェック・ボックス、非表示フィールドまたは入力フォーム・アイテムの値

p_attributes

HTMLタグ属性を制御(無効にするなど)します。

p_checked_values

デフォルトで選択される値

p_checked_values_delimitor

前述のパラメータp_checked_valuesの値を区切ります。

p_item_id

<input>タグのHTML属性のID

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル


デフォルトのチェック・ボックスの動作

次の例に、emp表の各従業員に対して選択された状態のチェック・ボックスを作成する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.CHECKBOX(1,empno,'CHECKED') "Select",
    ename, job
FROM   emp
ORDER BY 1

次の例に、従業員のすべてのチェック・ボックスが選択されていない状態で表示する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.CHECKBOX(1,empno) "Select",
    ename, job
FROM   emp
ORDER BY 1

次の例に、部門10の従業員のチェック・ボックスを選択する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.CHECKBOX(1,empno,DECODE(deptno,10,'CHECKED',NULL)) "Select",
    ename, job
FROM   emp
ORDER BY 1

次の例に、部門10または20の従業員のチェック・ボックスを選択する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.CHECKBOX(1,deptno,NULL,'10:20',':') "Select",
    ename, job
FROM   emp
ORDER BY 1

送信時プロセスの作成

アプリケーションでチェック・ボックスを使用する場合、送信時プロセスを作成して、選択した行で特定のタイプのアクションを実行する必要がある場合があります。たとえば、次のロジックを使用する「削除」ボタンを使用できます。

SELECT APEX_ITEM.CHECKBOX(1,empno) "Select",
    ename, job
FROM   emp
ORDER  by 1

次に送信時プロセスの例を示します。

FOR I in 1..APEX_APPLICATION.G_F01.COUNT LOOP
    DELETE FROM emp WHERE empno = to_number(APEX_APPLICATION.G_F01(i));
END LOOP;

次の例に、一意のIDを使用して、emp表の各従業員に対して未選択のチェック・ボックスを作成する方法を示します。この操作は、JavaScriptコード内からレコードを参照する場合に有効です。

SELECT APEX_ITEM.CHECKBOX(1,empno,NULL,NULL,NULL,'f01_#ROWNUM#') "Select",
    ename, job
FROM   emp
ORDER BY 1

DATE_POPUPファンクション

日付フィールドを含むフォームでこのファンクションを使用します。DATE_POPUPファンクションは、ポップアップ・カレンダのボタンが付いた日時フィールドを動的に生成します。

構文

APEX_ITEM.DATE_POPUP(
    p_idx                       IN    NUMBER,
    p_row                       IN    NUMBER,
    p_value                     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_date_format               IN    DATE DEFAULT 'DD-MON-YYYY',
    p_size                      IN    NUMBER DEFAULT 20,
    p_maxlength                 IN    NUMBER DEFAULT 2000,
    p_attributes                IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_id                   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label                IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-2に、DATE_POPUPファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-2 DATE_POPUPのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

どのAPEX_APPLICATIONグローバル変数を使用するかを決定する番号。値の有効範囲は、1から50です。たとえば、1を指定するとF01、2を指定するとF02が作成されます。

p_row

このパラメータは非推奨です。この値を指定しても無視されます。

p_value

フィールド・アイテムの値

p_date_format

有効なデータベースの日付書式

p_size

HTMLタグ属性を制御(無効にするなど)します。

p_maxlength

入力可能な最大文字数を決定します。<input> HTMLタグの最大長の属性になります

p_attributes

追加するHTMLパラメータ

p_item_id

<input>タグのHTML属性のID

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル



参照:

TO_CHARまたはTO_DATEファンクションの詳細は、Oracle Database SQL言語リファレンスを参照してください。

次の例に、APEX_ITEM.DATE_POPUPを使用して、hiredate列のポップアップ・カレンダのボタンを作成する方法を示します。

SELECT 
    empno, 
    APEX_ITEM.HIDDEN(1,empno)||
    APEX_ITEM.TEXT(2,ename) ename, 
    APEX_ITEM.TEXT(3,job) job, 
    mgr, 
    APEX_ITEM.DATE_POPUP(4,rownum,hiredate,'dd-mon-yyyy') hd,
    APEX_ITEM.TEXT(5,sal) sal, 
    APEX_ITEM.TEXT(6,comm) comm,
    deptno
FROM emp
ORDER BY 1

DISPLAY_AND_SAVEファンクション

このファンクションを使用して、アイテムをテキストとして表示します。ただし、その値はセッション・ステートに保存されます。

構文

APEX_ITEM.DISPLAY_AND_SAVE(
    p_idx         IN    NUMBER,
    p_value       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_id     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label  IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-3に、DISPLAY_AND_SAVEファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-3 DISPLAY_AND_SAVEのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

どのAPEX_APPLICATIONグローバル変数を使用するかを決定する番号。値の有効範囲は、1から50です。たとえば、1を指定するとF01、2を指定するとF02が作成されます。

p_value

現在の値

p_item_id

<span>タグのHTML属性のID

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル


次の例に、APEX_ITEM.DISPLAY_AND_SAVEファンクションの使用方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.DISPLAY_AND_SAVE(10,empno) c FROM emp

HIDDENファンクション

このファンクションは、非表示のフォーム・アイテムを動的に生成します。

構文

APEX_ITEM.HIDDEN(
    p_idx         IN    NUMBER,
    p_value       IN    VARCHAR2 DEFAULT
    p_attributes  IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_id     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label  IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL
) RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-4に、HIDDENファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-4 HIDDENのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

生成するアイテムの識別番号。この番号によって、どのG_FXXグローバルが移入されるかが決定されます

参照: 「APEX_APPLICATION」

p_value

非表示の入力フォーム・アイテムの値

p_attributes

追加するHTMLパラメータ

p_item_id

<input>タグのHTML属性のID

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル


通常、表の主キーは非表示列として格納され、後続の更新処理で使用されます。次に例を示します。

SELECT
    empno, 
    APEX_ITEM.HIDDEN(1,empno)||
    APEX_ITEM.TEXT(2,ename) ename,
    APEX_ITEM.TEXT(3,job) job, 
    mgr, 
    APEX_ITEM.DATE_POPUP(4,rownum,hiredate,'dd-mon-yyyy') hiredate,
    APEX_ITEM.TEXT(5,sal) sal, 
    APEX_ITEM.TEXT(6,comm) comm, 
    deptno
FROM emp
ORDER BY 1

前述の問合せは、次のページ・プロセスを使用して結果を処理します。

BEGIN 
    FOR i IN 1..APEX_APPLICATION.G_F01.COUNT LOOP
        UPDATE emp
            SET
                ename=APEX_APPLICATION.G_F02(i),
                job=APEX_APPLICATION.G_F03(i),
                    hiredate=to_date(APEX_APPLICATION.G_F04(i),'dd-mon-yyyy'),
                    sal=APEX_APPLICATION.G_F05(i),
                    comm=APEX_APPLICATION.G_F06(i)
        WHERE empno=to_number(APEX_APPLICATION.G_F01(i));
    END LOOP;
END;

G_F01列(非表示のEMPNOに対応)は、各行を更新するキーとして使用されることに注意してください。


MD5_CHECKSUMファンクション

このファンクションは、ロストした更新の検出に使用されます。ロストした更新の検出によって、データに同時にアクセスできる複数のアプリケーションのデータの整合性が保証されます。

このファンクションは、fcsと等しい名前属性を持つ非表示のフォーム・フィールドを生成し、50個の入力値を含みます。APEX_ITEM.MD5_CHECKSUMでも、Oracle DatabaseのDBMS_OBFUSCATION_TOOLKITを使用して、MD5チェックサムが生成されます。

UTL_RAW.CAST_TO_RAW(DBMS_OBFUSCATION_TOOLKIT.MD5())

MD5チェックサムでは、データがネットワークを介して転送される際に、ハッシュやシーケンスによってデータ整合性が確保され、データが改ざんまたは盗用されていないことが保証されます。

構文

APEX_ITEM.MD5_CHECKSUM(
    p_value01   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_value02   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_value03   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    ...
    p_value50   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_col_sep   IN    VARCHAR2 DEFAULT '|')
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-5に、MD5_CHECKSUMファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-5 MD5_CHECKSUMのパラメータ

パラメータ 説明

p_value01

...

p_value50

50個の値が入力可能です。このパラメータを指定しない場合、デフォルトはNULLになります

p_col_sep

p_valueの入力を区切るために使用する文字列。デフォルトは縦線(|)です


このファンクションは、fcsという名前をもつ非表示のフォーム要素を生成します。その後、値にはAPEX_APPLICATION.G_FCS配列を介してアクセスできます。

SELECT APEX_ITEM.MD5_CHECKSUM(ename,job,sal) md5_cks,
       ename, job, sal
FROM emp

MD5_HIDDENファンクション

このファンクションは、ロストした更新の検出に使用されます。ロストした更新の検出によって、データに同時にアクセスできる複数のアプリケーションのデータの整合性が保証されます。

このファンクションは、非表示のフォーム・フィールドを作成し、50個の入力値を含みます。APEX_ITEM.MD5_HIDDENでも、Oracle DatabaseのDBMS_OBFUSCATION_TOOLKITを使用して、MD5チェックサムが生成されます。

UTL_RAW.CAST_TO_RAW(DBMS_OBFUSCATION_TOOLKIT.MD5())

MD5チェックサムでは、データがネットワークを介して転送される際に、ハッシュやシーケンスによってデータ整合性が確保され、データが改ざんまたは盗用されていないことが保証されます。

構文

APEX_ITEM.MD5_HIDDEN(
    p_idx       IN    NUMBER,
    p_value01   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_value02   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_value03   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    ...
    p_value50   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_col_sep   IN    VARCHAR2 DEFAULT '|')
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-6に、MD5_HIDDENファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-6 MD5_HIDDENのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

生成されるフォーム要素を示します。たとえば、1はF01、2はF02です。通常、p_idxパラメータは指定した列の定数です

p_value01

...

p_value50

50個の値が入力可能です。このパラメータを指定しない場合、デフォルトはNULLになります

p_col_sep

p_valueの入力を区切るために使用する文字列。デフォルトは縦線(|)です


p_idxパラメータは生成されるFXXフォーム要素を指定します。次の例では、7はF07を生成します。また、HTML非表示フォーム要素が生成されることにも注意してください。

SELECT APEX_ITEM.MD5_HIDDEN(7,ename,job,sal)md5_h, ename, job, sal 
FROM emp

POPUP_FROM_LOVファンクション

このファンクションは、アプリケーションの共有値リスト(LOV)からHTMLポップアップ選択リストを生成します。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、POPUP_FROM_LOVファンクションは、F01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。

構文

APEX_ITEM.POPUP_FROM_LOV(
    p_idx              IN    NUMBER,
    p_value            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_lov_name         IN    VARCHAR2,
    p_width            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_max_length       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_form_index       IN    VARCHAR2 DEFAULT '0',
    p_escape_html      IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_max_elements     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_attributes       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_ok_to_query      IN    VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_item_id          IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-7に、POPUP_FROM_LOVファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-7 POPUP_FROM_LOVのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名。たとえば、1F012F02です。通常、p_idxは指定した列の定数です。

p_value

フォーム要素の現行の値。この値は、p_lov_nameパラメータのいずれかの値である必要があります

p_lov_name

このポップアップで使用される名前付きLOV

p_width

テキスト・ボックスの幅

p_max_length

テキスト・ボックスに入力可能な最大文字数

p_form_index

アイテムが含まれるページのHTMLフォーム。デフォルトは0ですが、ほとんど使用しません。

このパラメータは、ページ・テンプレートにカスタム・フォーム(別のWebサイトにポストする検索フィールドなど)を埋め込む必要がある場合にのみ使用します。このフォームが#FORM_OPEN#置換文字列の前にある場合、この索引は0 (ゼロ)で、Oracle Application Expressによって自動的にオープンされるフォームはフォーム1として参照される必要があります。この機能では、フォーム要素に値を戻すポップアップLOVで使用されるJavaScriptがサポートされています。

p_escape_html

同等のものにエスケープする必要がある特殊文字の置換文字。

  • <に対する<

  • >に対する>

  • &に対する&

値の範囲はYESおよびNOです。YESの場合は、特殊文字がエスケープされます。このパラメータは、問合せが無効なHTMLを戻すことがわかっている場合に有効です。

p_max_elements

問合せで戻せる行数の制限。ユーザー検索によるパフォーマンスの影響を制限します。このパラメータに値を入力することで、ユーザーがより限定された結果セットを検索するように強制できます。

p_attributes

フォーム・アイテムで使用する追加のHTML属性。

p_ok_to_query

値の範囲はYESおよびNOです。YESの場合、ポップアップはLOVに最初の行セットを戻します。NOの場合、行を戻すために検索が開始されます。

p_item_id

フォーム要素のID属性。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。


次の例に、DEPT_LOVというLOVからポップアップを生成する問合せの例を示します。

SELECT APEX_ITEM.POPUP_FROM_LOV (1,deptno,'DEPT_LOV') dt 
FROM emp

POPUP_FROM_QUERYファンクション

このファンクションは問合せからHTMLポップアップ選択リストを生成します。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、POPUP_FROM_QUERYファンクションは、F01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。

構文

APEX_ITEM.POPUP_FROM_QUERY(

    p_idx              IN    NUMBER,
    p_value            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_lov_query        IN    VARCHAR2,
    p_width            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_max_length       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_form_index       IN    VARCHAR2 DEFAULT '0',
    p_escape_html      IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_max_elements     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_attributes       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_ok_to_query      IN    VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_item_id          IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-8に、POPUP_FROM_QUERYファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-8 POPUP_FROM_QUERYのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名。たとえば、1F012F02です。通常、p_idxは指定した列の定数です。

p_value

フォーム要素の現行の値。この値は、p_lov_queryパラメータのいずれかの値である必要があります。

p_lov_query

2つの列(表示列および戻り列)を選択するSQL問合せ。次に例を示します。

SELECT dname, deptno FROM dept

p_width

テキスト・ボックスの幅。

p_max_length

テキスト・ボックスに入力可能な最大文字数。

p_form_index

アイテムが含まれるページのHTMLフォーム。デフォルトは0ですが、ほとんど使用しません。

このパラメータは、ページ・テンプレートにカスタム・フォーム(別のWebサイトにポストする検索フィールドなど)を埋め込む必要がある場合にのみ使用します。このフォームが#FORM_OPEN#置換文字列の前にある場合、この索引は0 (ゼロ)で、Oracle Application Expressによって自動的にオープンされるフォームはフォーム1として参照される必要があります。この機能では、フォーム要素に値を戻すポップアップLOVで使用されるJavaScriptがサポートされています。

p_escape_html

同等のものにエスケープする必要がある特殊文字の置換文字。

  • <に対する<

  • >に対する>

  • &に対する&

値の範囲はYESおよびNOです。YESの場合は、特殊文字がエスケープされます。このパラメータは、問合せが無効なHTMLを戻すことがわかっている場合に有効です。

p_max_elements

問合せで戻せる行数の制限。ユーザー検索によるパフォーマンスの影響を制限します。このパラメータに値を入力することで、ユーザーがより限定された結果セットを検索するように強制できます。

p_attributes

フォーム・アイテムで使用する追加のHTML属性。

p_ok_to_query

値の範囲はYESおよびNOです。YESの場合、ポップアップはLOVに最初の行セットを戻します。NOの場合、行を戻すために検索が開始されます。

p_item_id

フォーム要素のID属性。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。


次の例に、emp表からポップアップ選択リストを生成する問合せの例を示します。

SELECT APEX_ITEM.POPUP_FROM_QUERY (1,deptno,'SELECT dname, deptno FROM dept') dt 
FROM emp

POPUPKEY_FROM_LOVファンクション

このファンクションは、共有LOVからポップアップ・キー選択リストを生成します。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、POPUPKEY_FROM_LOVファンクションは、F01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。

構文

APEX_ITEM.POPUPKEY_FROM_LOV(
    p_idx              IN    NUMBER,
    p_value            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_lov_name         IN    VARCHAR2,
    p_width            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_max_length       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_form_index       IN    VARCHAR2 DEFAULT '0',
    p_escape_html      IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_max_elements     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_attributes       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_ok_to_query      IN    VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_item_id          IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

ポップアップに関連付けられたテキスト・フィールドはLOV問合せの1列目に表示されますが、実際の値は問合せの2列目で指定されます。

パラメータ

表3-9に、POPUPKEY_FROM_LOVファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-9 POPUPKEY_FROM_LOVのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名を示します。たとえば、1F012F02です。通常、p_idxは指定した列の定数です。

POPUPKEY_FROM_QUERYの動作のため、次の索引の値はp_idx + 1である必要があります。次に例を示します。

SELECT APEX_ITEM.POPUPKEY_FROM_LOV (1,deptno,'DEPT') dt,
APEX_ITEM.HIDDEN(3,empno) eno

p_value

現行の値を示します。この値は、P_LOV_NAMEパラメータのいずれかの値である必要があります。

p_lov_name

このポップアップで使用される名前付きLOVを示します。

p_width

テキスト・ボックスの幅。

p_max_length

テキスト・ボックスに入力可能な最大文字数。

p_form_index

アイテムが含まれるページのHTMLフォーム。デフォルトは0ですが、ほとんど使用しません。

このパラメータは、ページ・テンプレートにカスタム・フォーム(別のWebサイトにポストする検索フィールドなど)を埋め込む必要がある場合にのみ使用します。このフォームが#FORM_OPEN#置換文字列の前にある場合、この索引は0 (ゼロ)で、Oracle Application Expressによって自動的にオープンされるフォームはフォーム1として参照される必要があります。この機能では、フォーム要素に値を戻すポップアップLOVで使用されるJavaScriptがサポートされています。

p_escape_html

同等のものにエスケープする必要がある特殊文字の置換文字。

  • <に対する<

  • >に対する>

  • &に対する&

このパラメータは、問合せが無効なHTMLを戻すことがわかっている場合に有効です。

p_max_elements

問合せで戻せる行数の制限。ユーザー検索によるパフォーマンスの影響を制限します。このパラメータに値を入力することで、ユーザーがより限定された結果セットを検索するように強制できます。

p_attributes

フォーム・アイテムで使用する追加のHTML属性。

p_ok_to_query

値の範囲はYESおよびNOです。YESの場合、ポップアップはLOVに最初の行セットを戻します。NOの場合、行を戻すために検索が開始されます。

p_item_id

<input>タグのHTML属性のID

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル


次の例に、共有LOVからポップアップ・キー選択リストを生成する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.POPUPKEY_FROM_LOV (1,deptno,'DEPT') dt 
FROM emp

POPUPKEY_FROM_QUERYファンクション

このファンクションは、SQL問合せからポップアップ・キー選択リストを生成します。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、POPUPKEY_FROM_QUERYファンクションは、F01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。

構文

APEX_ITEM.POPUPKEY_FROM_QUERY(
    p_idx              IN    NUMBER,
    p_value            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_lov_query        IN    VARCHAR2,
    p_width            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_max_length       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_form_index       IN    VARCHAR2 DEFAULT '0',
    p_escape_html      IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_max_elements     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_attributes       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_ok_to_query      IN    VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_item_id          IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-10に、POPUPKEY_FROM_QUERYファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-10 POPUPKEY_FROM_QUERYのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名。たとえば、1F012F02です。通常、p_idxは指定した列の定数です。

POPUPKEY_FROM_QUERYの動作のため、次の索引の値はp_idx + 1である必要があります。次に例を示します。

SELECT APEX_ITEM.POPUPKEY_FROM_QUERY (1,deptno,'SELECT dname, deptno FROM dept') dt,
APEX_ITEM.HIDDEN(3,empno) eno

p_value

フォーム要素の現行の値。この値は、P_LOV_QUERYパラメータのいずれかの値である必要があります。

p_lov_query

このポップアップで使用されるLOV問合せ。

p_width

テキスト・ボックスの幅。

p_max_length

テキスト・ボックスに入力可能な最大文字数。

p_form_index

アイテムが含まれるページのHTMLフォーム。デフォルトは0ですが、ほとんど使用しません。

このパラメータは、ページ・テンプレートにカスタム・フォーム(別のWebサイトにポストする検索フィールドなど)を埋め込む必要がある場合にのみ使用します。このフォームが#FORM_OPEN#置換文字列の前にある場合、この索引は0 (ゼロ)で、Oracle Application Expressによって自動的にオープンされるフォームはフォーム1として参照される必要があります。この機能では、フォーム要素に値を戻すポップアップLOVで使用されるJavaScriptがサポートされています。

p_escape_html

同等のものにエスケープする必要がある特殊文字の置換文字。

  • <に対する<

  • >に対する>

  • &に対する&

このパラメータは、問合せが無効なHTMLを戻すことがわかっている場合に有効です。

p_max_elements

問合せで戻せる行数の制限。ユーザー検索によるパフォーマンスの影響を制限します。このパラメータに値を入力することで、ユーザーがより限定された結果セットを検索するように強制できます。

p_attributes

フォーム・アイテムで使用する追加のHTML属性。

p_ok_to_query

値の範囲はYESおよびNOです。YESの場合、ポップアップはLOVに最初の行セットを戻します。NOの場合、行を戻すために検索が開始されます。

p_item_id

フォーム要素のID属性。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。


次の例に、SQL問合せからポップアップ選択リストを生成する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.POPUPKEY_FROM_QUERY (1,deptno,'SELECT dname, deptno FROM dept') dt 
FROM emp

RADIOGROUPファンクション

このファンクションは、SQL問合せからラジオ・グループを生成します。

構文

APEX_ITEM.RADIOGROUP(
    p_idx              IN    NUMBER,
    p_value            IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_selected_value   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_display          IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_attributes       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_onblur           IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_onchange         IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_onfocus          IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_id          IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-11に、RADIOGROUPファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-11 RADIOGROUPのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

どのAPEX_APPLICATIONグローバル変数を使用するかを決定する番号。値の有効範囲は、1から50です。たとえば、1を指定するとF012を指定するとF02が作成されます。

p_value

ラジオ・グループの値。

p_selected_value

選択される値。

p_display

ラジオ・オプションの横に表示されるテキスト。

p_attributes

追加するHTMLパラメータ。

p_onblur

onBlurイベントで実行するJavaScript。

p_onchange

onChangeイベントで実行するJavaScript。

p_onfocus

onFocusイベントで実行するJavaScript。

p_item_id

<input>タグのHTML属性のID

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル


次の例に、ラジオ・グループのデフォルトとしてemp表から部門20を選択する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.RADIOGROUP (1,deptno,'20',dname) dt
FROM   dept
ORDER  BY 1

SELECT_LISTファンクション

このファンクションは、静的選択リストを動的に生成します。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、これらの選択リストのファンクションはF01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。

構文

APEX_ITEM.SELECT_LIST(
    p_idx           IN   NUMBER,
    p_value         IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_list_values   IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_attributes    IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_null     IN   VARCHAR2 DEFAULT 'NO',
    p_null_value    IN   VARCHAR2 DEFAULT '%NULL%',
    p_null_text     IN   VARCHAR2 DEFAULT '%',
    p_item_id       IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label    IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_extra    IN   VARCHAR2 DEFAULT 'YES')
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-12に、SELECT_LISTファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-12 SELECT_LISTのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名。たとえば、1F012F02です。通常、P_IDXパラメータは指定した列の定数です。

p_value

現在の値。この値はP_LIST_VALUESパラメータの値である必要があります。

p_list_values

カンマで区切られた静的値のリスト。表示される値および戻される値はセミコロンで区切られます。

これは、SELECT_LISTファンクションのみで使用可能であることに注意してください。

p_attributes

追加するHTMLパラメータ。

p_show_null

NULLの選択を有効にするための追加の選択オプション。値の範囲はYESおよびNOです。

p_null_value

ユーザーがNULLのオプションを選択すると戻される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_null_text

ユーザーがNULLのオプションを選択すると表示される値。p_show_nullがYESの場合にのみ使用できます。

p_item_id

<input>タグのHTML属性のID。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。

p_show_extra

p_valueの値が選択リストで指定されていない場合でも、 現在の値を表示します。


次の例に、Yesを表示し、Yを戻し、Yをデフォルトとし、F01のフォームのアイテムを生成する静的選択リストを示します。

SELECT APEX_ITEM.SELECT_LIST(1,'Y','Yes;Y,No;N')yn 
FROM emp

次の例に、APEX_ITEM.SELECT_LISTを使用して、次に示す条件で静的選択リストを生成する方法を示します。

  • フォーム配列要素F03が生成される(p_idxパラメータ)。

  • 各要素の初期値がempの行のdeptnoの値と等しくなる(p_valueパラメータ)。

  • 選択リストに4つのオプションが含まれる(p_list_valuesパラメータ)。

  • 選択リスト内のテキストが赤色で表示される(p_attributesパラメータ)。

  • NULLのオプションが表示され(p_show_null)、このオプションによってテキストとして-Select-が表示される(p_null_textパラメータ)。

  • 各行に対してHTML ID属性が生成され、各行の#ROWNUM#はカレント行rownumに置換される(p_item_idパラメータ)。(したがって、行4に対してはf03_4のIDが生成される。)

  • 各行に対してHTMLラベル要素が生成される(p_item_labelパラメータ)。

  • deptnoの現行の値が、p_list_valuesパラメータに渡されたLOVに含まれていない場合でも表示される(p_show_extraパラメータ)。

SELECT  empno "Employee #", 
    ename "Name",
    APEX_ITEM.SELECT_LIST(
        p_idx           =>   3,
        p_value         =>   deptno,
        p_list_values   =>   'ACCOUNTING;10,RESEARCH;20,SALES;30,OPERATIONS;40',
        p_attributes    =>   'style="color:red;"',
        p_show_null     =>   'YES',
        p_null_value    =>   NULL,
        p_null_text     =>   '-Select-',
        p_item_id       =>   'f03_#ROWNUM#',
        p_item_label    =>   'Label for f03_#ROWNUM#',
        p_show_extra    =>   'YES') "Department"
  FROM  emp;

SELECT_LIST_FROM_LOVファンクション

このファンクションは、共有の値リスト(LOV)から選択リストを動的に生成します。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、これらの選択リストのファンクションはF01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。

構文

APEX_ITEM.SELECT_LIST_FROM_LOV(
    p_idx           IN   NUMBER,
    p_value         IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_lov           IN   VARCHAR2,
    p_attributes    IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_null     IN   VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_null_value    IN   VARCHAR2 DEFAULT '%NULL%',
    p_null_text     IN   VARCHAR2 DEFAULT '%',
    p_item_id       IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label    IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_extra    IN   VARCHAR2 DEFAULT 'YES')
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-13に、SELECT_LIST_FROM_LOVファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-13 SELECT_LIST_FROM_LOVのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名。たとえば、1F012F02です。通常、p_idxパラメータは指定した列の定数です。

p_value

現在の値。この値はp_lovパラメータの値である必要があります。

p_lov

アプリケーションLOVのテキストの名前。このLOVはアプリケーションで定義する必要があります。このパラメータは、select_list_from_lovファンクションでのみ使用されます。

p_attributes

追加するHTMLパラメータ。

p_show_null

NULLの選択を有効にするための追加の選択オプション。値の範囲はYESおよびNOです。

p_null_value

ユーザーがNULLのオプションを選択すると戻される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_null_text

ユーザーがNULLのオプションを選択すると表示される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_item_id

<select>タグのHTML属性のID。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。

p_show_extra

p_valueの値が選択リストで指定されていない場合でも、現在の値を表示します。


次の例に、アプリケーションで定義されたLOVに基づく選択リストを示します。

SELECT APEX_ITEM.SELECT_LIST_FROM_LOV(2,job,'JOB_FLOW_LOV')job 
FROM emp

SELECT_LIST_FROM_LOV_XLファンクション

このファンクションは、共有の値リスト(LOV)から大規模(32KBを超える)な選択リストを動的に生成します。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、これらの選択リストのファンクションはF01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。このファンクションはSELECT_LIST_FROM_LOVと同じですが、戻り値はCLOBになります。そのため、4000文字を超える列値を処理する必要があるSQL問合せで使用できます。

構文

APEX_ITEM.SELECT_LIST_FROM_LOV_XL(
    p_idx           IN   NUMBER,
    p_value         IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_lov           IN   VARCHAR2,
    p_attributes    IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_null     IN   VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_null_value    IN   VARCHAR2 DEFAULT '%NULL%',
    p_null_text     IN   VARCHAR2 DEFAULT '%',
    p_item_id       IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label    IN   VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_extra    IN   VARCHAR2 DEFAULT 'YES')
    RETURN CLOB;

パラメータ

表3-14に、SELECT_LIST_FROM_LOV_XLファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-14 SELECT_LIST_FROM_LOV_XLのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名。たとえば、1F012F02です。通常、p_idxパラメータは指定した列の定数です。

p_value

現在の値。この値はp_lovパラメータの値である必要があります。

p_lov

LOVのテキストの名前。このLOVはアプリケーションで定義する必要があります。このパラメータは、select_list_from_lovファンクションでのみ使用されます。

p_attributes

追加するHTMLパラメータ。

p_show_null

NULLの選択を有効にするための追加の選択オプション。値の範囲はYESおよびNOです。

p_null_value

ユーザーがNULLのオプションを選択すると戻される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_null_text

ユーザーがNULLのオプションを選択すると表示される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_item_id

<select>タグのHTML属性のID。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。

p_show_extra

p_valueの値が選択リストで指定されていない場合でも、現在の値を表示します。


次の例に、アプリケーションで定義されたLOVに基づいて選択リストを作成する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.SELECT_LIST_FROM_LOV_XL(2,job,'JOB_FLOW_LOV')job 
FROM emp

SELECT_LIST_FROM_QUERYファンクション

このファンクションは、問合せから静的選択リストを動的に生成します。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、これらの選択リストのファンクションはF01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。

構文

APEX_ITEM.SELECT_LIST_FROM_QUERY(
    p_idx           IN    NUMBER,
    p_value         IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_query         IN    VARCHAR2,
    p_attributes    IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_null     IN    VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_null_value    IN    VARCHAR2 DEFAULT '%NULL%',
    p_null_text     IN    VARCHAR2 DEFAULT '%',
    p_item_id       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label    IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_extra    IN    VARCHAR2 DEFAULT 'YES')
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-15に、SELECT_LIST_FROM_QUERYファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-15 SELECT_LIST_FROM_QUERYのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名。たとえば、1F012F02です。通常、p_idxパラメータは指定した列の定数です。

p_value

現在の値。この値はp_queryパラメータの値である必要があります。

p_query

2つの列(表示列および戻り列)を選択するSQL問合せ。次に例を示します。

SELECT dname, deptno FROM dept

これは、SELECT_LIST_FROM_QUERYファンクションのみで使用可能であることに注意してください。

また、この問合せのSELECT句に指定されている列が1つのみの場合は、表示する目的および戻す目的の両方でこの列の値が使用されることにも注意してください。

p_attributes

追加するHTMLパラメータ。

p_show_null

NULLの選択を有効にするための追加の選択オプション。値の範囲はYESおよびNOです。

p_null_value

ユーザーがNULLのオプションを選択すると戻される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_null_text

ユーザーがNULLのオプションを選択すると表示される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_item_id

<select>タグのHTML属性のID。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。

p_show_extra

p_valueの値が選択リストで指定されていない場合でも、 現在の値を表示します。


次の例に、SQL問合せに基づく選択リストを示します。

SELECT APEX_ITEM.SELECT_LIST_FROM_QUERY(3,job,'SELECT DISTINCT job FROM emp')job 
FROM emp

SELECT_LIST_FROM_QUERY_XLファンクション

このファンクションはSELECT_LIST_FROM_QUERYと同じですが、戻り値はCLOBになります。そのため、4000文字を超える列値を処理する必要があるSQL問合せで使用できます。APEX_ITEMパッケージで使用可能な他のファンクションと同様に、これらの選択リストのファンクションはF01からF50のフォームの配列要素でフォームを生成するように設計されています。

構文

APEX_ITEM.SELECT_LIST_FROM_QUERY_XL(
    p_idx           IN    NUMBER,
    p_value         IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_query         IN    VARCHAR2,
    p_attributes    IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_null     IN    VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_null_value    IN    VARCHAR2 DEFAULT '%NULL%',
    p_null_text     IN    VARCHAR2 DEFAULT '%',
    p_item_id       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label    IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_extra    IN    VARCHAR2 DEFAULT 'YES')
    RETURN CLOB;

パラメータ

表3-16に、SELECT_LIST_FROM_QUERY_XLファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-16 SELECT_LIST_FROM_QUERY_XLパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

フォーム要素名。たとえば、1F012F02です。通常、p_idxパラメータは指定した列の定数です。

p_value

現在の値。この値はp_queryパラメータの値である必要があります。

p_query

2つの列(表示列および戻り列)を選択するSQL問合せ。次に例を示します。

SELECT dname, deptno FROM dept

これは、SELECT_LIST_FROM_QUERY_XLファンクションのみで使用可能であることに注意してください。

また、この問合せのSELECT句に指定されている列が1つのみの場合は、表示する目的および戻す目的の両方でこの列の値が使用されることにも注意してください。

p_attributes

追加するHTMLパラメータ。

p_show_null

NULLの選択を有効にするための追加の選択オプション。値の範囲はYESおよびNOです。

p_null_value

ユーザーがNULLのオプションを選択すると戻される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_null_text

ユーザーがNULLのオプションを選択すると表示される値。p_show_nullYESの場合にのみ使用できます。

p_item_id

<select>タグのHTML属性のID。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。

p_show_extra

p_valueの値が選択リストで指定されていない場合でも、 現在の値を表示します。


次の例に、SQL問合せに基づく選択リストを示します。

SELECT APEX_ITEM.SELECT_LIST_FROM_QUERY_XL(3,job,'SELECT DISTINCT job FROM emp')job 
FROM emp

TEXTファンクション

このファンクションは、SQL問合せからテキスト・フィールド(またはテキスト入力フォーム・アイテム)を生成します。

構文

APEX_ITEM.TEXT(
    p_idx         IN    NUMBER,
    p_value       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_size        IN    NUMBER DEFAULT NULL,
    p_maxlength   IN    NUMBER DEFAULT NULL,
    p_attributes  IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_id     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label  IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-17に、TEXTファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-17 TEXTのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

生成するアイテムの識別番号。この番号によって、どのG_FXXグローバルが移入されるかが決定されます。

参照: 「APEX_APPLICATION」

p_value

テキスト・フィールド・アイテムの値。

p_size

HTMLタグ属性を制御(無効にするなど)します。

p_maxlength

テキスト・ボックスに入力可能な最大文字数。

p_attributes

追加するHTMLパラメータ。

p_item_id

<input>タグのHTML属性のID。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。


次の問合せの例に、各行に1つの更新フィールドを生成する方法を示します。enamesalおよびcomm列ではAPEX_ITEM.TEXTファンクションを使用して、各行にHTMLテキスト・フィールドを生成します。また、各列がそれぞれの配列に格納されるように問合せ内の各アイテムに一意のp_idxパラメータが渡されることに注意してください。

SELECT 
  empno, 
  APEX_ITEM.HIDDEN(1,empno)||
  APEX_ITEM.TEXT(2,ename) ename, 
  APEX_ITEM.TEXT(3,job) job, 
  mgr, 
  APEX_ITEM.DATE_POPUP(4,rownum,hiredate,'dd-mon-yyyy') hiredate,
  APEX_ITEM.TEXT(5,sal) sal, 
  APEX_ITEM.TEXT(6,comm) comm,
  deptno
FROM emp
ORDER BY 1

TEXTAREAファンクション

このファンクションはテキスト領域を作成します。

構文

APEX_ITEM.TEXTAREA(
    p_idx         IN    NUMBER,
    p_value       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_rows        IN    NUMBER DEAULT 40,
    p_cols        IN    NUMBER DEFAULT 4,
    p_attributes  IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_id     IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_item_label  IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-18に、TEXTAREAファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-18 TEXTAREAのパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

生成するアイテムの識別番号。この番号によって、どのG_FXXグローバルが移入されるかが決定されます。

参照: 「APEX_APPLICATION」

p_value

テキスト領域アイテムの値。

p_rows

テキスト領域の高さ(HTML行属性)

p_cols

テキスト領域の幅(HTML行属性)。

p_attributes

追加するHTMLパラメータ。

p_item_id

<textarea>タグのHTML属性のID。

p_item_label

アイテムに対して作成された非表示のラベル。


次の例に、SQL問合せに基づくテキスト領域を作成する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.TEXTAREA(3,ename,5,80) a
FROM emp

TEXT_FROM_LOVファンクション

このファンクションを使用して、アイテムをテキストとして表示します。そのテキストは、名前付きLOVの表示値を導出します。

構文

APEX_ITEM.TEXT_FROM_LOV (
    p_value       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_lov         IN    VARCHAR2,
    p_null_text   IN    VARCHAR2 DEFAULT '%')
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-19に、TEXT_FROM_LOVファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-19 TEXT_FROM_LOVパラメータ

パラメータ 説明

p_value

フィールド・アイテムの値。

p_valueがLOVで指定されていない場合、p_null_textが表示される値になることに注意してください。

p_lov

共有LOVのテキストの名前。このLOVはアプリケーションで定義する必要があります。

p_null_text

フィールド・アイテムの値がNULLの場合に表示される値


次の例では、名前付きLOV (EMPNO_ENAME_LOV)から表示値を導出する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.TEXT_FROM_LOV(empno,'EMPNO_ENAME_LOV') c FROM emp

TEXT_FROM_LOV_QUERYファンクション

このファンクションを使用して、アイテムをテキストとして表示します。そのテキストは、LOV問合せから表示値を導出します。

構文

APEX_ITEM.TEXT_FROM_LOV_QUERY (
    p_value       IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_query       IN    VARCHAR2,
    p_null_text   IN    VARCHAR2 DEFAULT '%')
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表3-20に、TEXT_FROM_LOV_QUERYファンクションで使用可能なパラメータを示します。

表3-20 TEXT_FROM_LOV_QUERYのパラメータ

パラメータ 説明

p_value

フィールド・アイテムの値。

p_query

2つの列(表示列および戻り列)を選択するSQL問合せ。次に例を示します。

SELECT dname, deptno FROM dept

この問合せのSELECT句に指定されている列が1つのみの場合は、表示する目的および戻す目的の両方でこの列の値が使用されることに注意してください。

p_null_text

フィールド・アイテムの値がNULLの場合、または対応するエントリがLOV問合せの値p_valueで指定されていない場合に表示される値。


次の例では、問合せから表示値を導出する方法を示します。

SELECT APEX_ITEM.TEXT_FROM_LOV_QUERY(empno,'SELECT ename, empno FROM emp') c from emp