UTL_LMS
パッケージは、異なる言語のエラー・メッセージを取り出してフォーマットします。
関連項目: 『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』 |
この章では、次の項目について説明します。
セキュリティ・モデル
この項では、UTL_LMS
パッケージの使用に関連する項目について説明します。
表229-1 UTL_LMSパッケージのサブプログラム
ファンクション | 説明 |
---|---|
|
取り出したエラー・メッセージの書式を設定します。 |
|
指定されたエラー番号、製品、機能、言語およびメッセージを基にしてエラー・メッセージを取り出します。 |
このファンクションは、GET_MESSAGE
ファンクションで取り出したメッセージの書式を設定し、それを戻します。このファンクションが失敗すると、結果としてNULL
が戻されます。
次の表に、format文字列で使用できる特殊文字を示します。
特殊文字 | 説明 |
---|---|
'%s' |
次の文字列引数を代入します。 |
'%d' |
次の整数引数を代入します。 |
'%%' |
特殊文字% を表します。 |
構文
UTL_LMS.FORMAT_MESSAGE ( format IN VARCHAR2 CHARACTER SET ANY_CS, args IN VARCHAR2 CHARACTER SET ANY_CS DEFAULT NULL) RETURN VARCHAR2 CHARACTER SET format%CHARSET;
例
DECLARE s varchar2(200); i pls_integer; BEGIN i:= utl_lms.get_message(26052, 'rdbms', 'ora', 'french', s); dbms_output.put_line('before format, message is: '||s); dbms_output.put_line('formatted message is: '||utl_lms.format_message(s, 9, 'my_column_name'); END; /
次の例は書式設定する前のメッセージです。
Type %d non pris en charge pour l'expression SQL sur la colonne %s.
次の例は書式設定した後のメッセージです。
Type 9 non pris en charge pour l'expression SQL sur la colonne my_column_name.
このファンクションは、Oracleのエラー・メッセージを取り出します。ユーザーは、lmsgen
ユーティリティを使用して、ユーザー固有のエラー・メッセージを定義できます。
これが成功すると、0
が戻されます。失敗すると、-1
が戻されます。
関連項目: lmsgen ユーティリティの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。 |
構文
UTL_LMS.GET_MESSAGE ( errnum IN PLS_INTEGER, product IN VARCHAR2, facility IN VARCHAR2, language IN VARCHAR2, message OUT NOCOPY VARCHAR2CHARCTER SET ANY_CS) RETURN PLS_INTEGER;
パラメータ
表229-3 GET_MESSAGEファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
エラー番号を指定します。 例: |
|
エラー・メッセージが適用される製品を指定します。 例: ' |
|
エラー・メッセージの接頭辞を指定します。 例: |
|
メッセージの言語を指定します。このパラメータでは大文字と小文字は区別されません。デフォルトは |
|
取り出したメッセージの出力バッファを指定します。 |