190 OWA_IMAGE

OWA_IMAGEパッケージは、ユーザーがイメージ上でクリックした座標にアクセスするためのインタフェースを提供します。

OWA_IMAGEの使用方法

概要
タイプ
変数
例

概要

PL/SQLゲートウェイを起動する宛先リンクを持つイメージ・マップがある場合に、このパッケージを使用します。

タイプ

このデータ・タイプ(point)には座標のXおよびYの値が含まれていて、イメージ・マップ上でユーザーがクリックした座標を提供します。次のように定義されます。

TYPE POINT IS TABLE OF VARCHAR2(32767) INDEX BY BINARY_INTEGER

変数

このTYPE POINTのパッケージ変数(null_point)は、デフォルトのポイント・パラメータとして使用されます。この変数のXおよびYフィールドはいずれもNULLです。

例

CREATE OR REPLACE PROCEDURE process_image
    (my_img in OWA_IMAGE.POINT)
    AS
    x integer := OWA_IMAGE.GET_X(my_img);
    y integer := OWA_IMAGE.GET_Y(my_img);
BEGIN
    /* process the coordinate */
END

OWA_IMAGEサブプログラムの要約

表190-1 OWA_IMAGEパッケージのサブプログラム

サブプログラム	説明
GET_Xファンクション	pointタイプのX値を取得します。
GET_Yファンクション	pointタイプのY値を取得します。

GET_Xファンクション

このファンクションは、ユーザーがイメージ・マップ上でクリックするポイントのX座標を戻します。

構文

OWA_IMAGE.GET_X(
   p        IN        point)
 RETURN INTEGER;

パラメータ

表190-2 GET_Xファンクションのパラメータ

パラメータ	説明
`p`	ユーザーがクリックしたポイント。

戻り値

整数としてのX座標。

GET_Yファンクション

このファンクションは、ユーザーがイメージ・マップ上でクリックするポイントのY座標を戻します。

構文

OWA_IMAGE.GET_Y(
   p        IN        point)
 RETURN INTEGER;

パラメータ

表190-3 GET_Yファンクションのパラメータ

パラメータ	説明
`p`	ユーザーがクリックしたポイント。

戻り値

整数としてのY座標。