ここでは、次のリリースで導入されたLOBの新機能について説明します。
DBFSクライアントはWindowsプラットフォームをサポートしています。「DBFSの前提条件」を参照してください。
CREATE
TABLE
およびALTER
TABLE
で、SecureFiles圧縮のためのLOW
オプションが使用できるようになりました。「CREATE TABLE圧縮」および「ALTER TABLE圧縮」を参照してください。
LOBプリフェッチおよびゼロコピー入力/出力をJDBCでサポートしています。これら両方により、サーバーへのラウンドトリップを減らすことでパフォーマンスが改善されています。「パフォーマンス改善のためのLOBプリフェッチ」を参照してください。
Oracle Database File Systemにより、データベース表に格納されるファイルおよびディレクトリに、標準ファイルシステム・インタフェースが作成されます。第5章「Oracle Database File Systemの概要」から第10章「DBFSストアの作成」を参照してください。
データベース・ファイルシステム・リンクおよび階層ストレージ管理により、RMANで管理されるようなすべてのテープ・ライブラリ上にSecureFilesコンテンツを格納できます。「SecureFiles LOBおよびDBFS用のPL/SQLパッケージ」および第9章「DBFS階層ストア」を参照してください。
Oracle SecureFilesに次の機能が追加されました。
明示的にデータを圧縮し、ディスク領域の節約を可能にするインテリジェントLOB圧縮。「圧縮について」、「ALTER TABLE圧縮」および「ALTER TABLE圧縮」を参照してください。
重複するLOBデータを自動検出し、LOBのコピーを1つのみ格納することにより記憶域を節約する重複除外。「重複除外について」、「ALTER TABLE重複除外」および「ALTER TABLE重複除外」を参照してください。
暗号化では、データがインプレースで格納され、ランダムな読取りおよび書込みに使用できるようになりました。「暗号化について」、「CREATE TABLE暗号化」および「ALTER TABLE暗号化」を参照してください。
記憶域レイヤー上の論理キャッシュ、読取りプリフェッチ、新規キャッシュ・モード、ベクトルIOなどのLOBデータ・パスの最適化。
新しいLOB APIがPL/SQLパッケージおよびOCIインタフェースの両方に追加され、SecureFilesおよび新規または修正済のSQLコマンドに対応しました。既存のOCI関数で新しいSecureFilesがサポートされます。
CREATE
TABLE
およびALTER
TABLE
などのSQL文に新しいパラメータが追加されSecureFilesの適切な構成が可能になりました。高パフォーマンス領域管理はLOB SQL文の変更およびDBMS_SPACE
パッケージ変更を含みます。第4章「Oracle SecureFiles LOBの使用」を参照してください。
OCI LOBプリフェッチにより、パフォーマンスが向上します。「LOBデータ、長さおよびチャンク・サイズのプリフェッチ」を参照してください。