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Oracle® C++ Call Interfaceプログラマーズ・ガイド,
11g リリース2 (11.2)
B72452-01
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Streamクラス

Streamを使用してストリーム・データ(通常はLONG)を読込みまたは書込みします。

表13-45 Streamクラスで使用される列挙値

属性 オプション
Status
  • READY_FOR_READは、Streamの読込み操作の準備ができていることを示します。

  • READY_FOR_WRITEは、Streamの書込み操作の準備ができていることを示します。

  • INACTIVEは、Streamが準備または書込み操作に利用できないことを示します。


表13-46 Streamメソッドの概要

メソッド 概要

readBuffer()


ストリームを読み込み、Streamオブジェクトから読み込んだデータ量を戻します。

readLastBuffer()


ストリームから最後のバッファを読み込みます。

writeBuffer()


バッファからストリームにデータを書き込みます。

writeLastBuffer()


バッファからストリームに最後のデータを書き込みます。

status()


ストリームの現在のステータスを戻します。



readBuffer()

Streamからデータを読み込みます。sizeパラメータによって、読み込むバイト文字の最大数が指定されます。Streamオブジェクトから読み込んだデータ量を戻します。-1は、ストリームのデータの終了を意味します。

構文

virtual int readBuffer(
   char *buffer,
   unsigned int size) = 0;
パラメータ 説明
buffer
データ・バッファのポインタを指定します。ポインタは、コール元で割当ておよび解放する必要があります。
size
読み取るバイト数を指定します。


readLastBuffer()

Streamから最後のバッファを読み込みます。読み込まないデータを廃棄するためにコールすることもできます。sizeパラメータによって、読み込むバイト文字の最大数が指定されます。Streamオブジェクトから読み取ったデータ量を戻します。-1は、ストリームのデータの終了を意味します。

構文

virtual int readLastBuffer(
   char *buffer,
   unsigned int size) = 0;
パラメータ 説明
buffer
データ・バッファのポインタを指定します。ポインタは、コール元で割当ておよび解放する必要があります。
size
読み取るバイト数を指定します。


writeBuffer()

バッファからストリームにデータを書き込みます。データ量は、サイズによって決まります。

構文

virtual void writeBuffer(
   char *buffer,
   unsigned int size) = 0;
パラメータ 説明
buffer
データ・バッファへのポインタを指定します。
size
書き込むchars数を指定します。


writeLastBuffer()

このメソッドは、バッファからストリームに最後のデータを書き込みます。データの最後のチャンクを書き込むためにコールすることもできます。書き込まれるデータ量は、サイズによって決まります。

構文

virtual void writeLastBuffer(
   char *buffer,
   unsigned int size) = 0;
パラメータ 説明
buffer
データ・バッファへのポインタを指定します。
size
書き込むバイト数を指定します。


status()

現在のStatusを戻します。表13-45の定義を参照してください。

構文

virtual Status status() const;