表20-2は、この項で説明しているメモリー・サービス関数を示しています。
表20-2 メモリー・サービス関数
| 関数 | 用途 |
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ユーザー期間を開始します。 |
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ユーザー期間を終了します。 |
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指定の継続時間から指定サイズのメモリーを割り当てます。 |
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メモリー・チャンクを解放します。 |
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メモリー・チャンクをサイズ変更します。 |
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関連項目: これらの関数の使用方法の詳細は、『Oracle Database データ・カートリッジ開発者ガイド』を参照してください。 |
構文
sword OCIDurationBegin ( OCIEnv *env,
OCIError *err,
const OCISvcCtx *svc,
OCIDuration parent,
OCIDuration *duration );
パラメータ
OCI環境ハンドルです。これは、カートリッジ・サービスに対してNULLとして渡されます。
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()のコールによって診断情報を取得できます。
OCIサービス・コンテキスト・ハンドルです。
親の継続時間の時間番号です。次のいずれかです。
新しく作成されたユーザー期間固有の識別子です。
パラメータ
OCI環境ハンドルです。
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()のコールによって診断情報を取得できます。
OCIサービス・コンテキストです(カートリッジ・サービスの場合はNULLとして渡しますが、それ以外の場合は非NULLとして渡します)。
OCIDurationBegin()によって以前作成されたユーザー期間です。
構文
sword OCIMemoryAlloc( void *hndl,
OCIError *err,
void **mem,
OCIDuration dur,
ub4 size,
ub4 flags );
パラメータ
durがOCI_DURATION_PROCESSの場合、OCI環境ハンドル(OCIEnv *)で、それ以外の場合はユーザー・セッション・ハンドル(OCISession *)です。
エラー・ハンドルです。
割り当てられたメモリーです。
以前に作成されたユーザー期間または次の値のいずれかです。
OCI_DURATION_CALLOUT
OCI_DURATION_STATEMENT
OCI_DURATION_SESSION
OCI_DURATION_PROCESS
割り当てられるメモリーのサイズです。
OCI_MEMORY_CLEAREDビットを設定して、消去されたメモリーを取得します。
コメント
エージェントのコールアウトの継続時間(外部プロシージャ継続時間)にメモリーを割り当てるには、OCIExtProcAllocCallMemory()またはdurをOCI_DURATION_CALLOUTとして指定するOCIMemoryAlloc()を使用します。
パラメータ
OCI環境ハンドルまたはユーザー・セッション・ハンドルです。
エラー・ハンドルです。
OCIMemoryAlloc()を使用して以前割り当てたメモリーへのポインタです。
パラメータ
OCI環境ハンドルまたはユーザー・セッション・ハンドルです。
エラー・ハンドルです。
OCIMemoryAlloc()を使用して以前割り当てたメモリーへのポインタです。
要求されたメモリーのサイズです。
OCI_MEMORY_CLEAREDビットを設定して、消去されたメモリーを取得します。