表21-2は、この項で説明している型インタフェース関数を示しています。
表21-2 型インタフェース関数
関数 | 用途 |
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型コード |
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一時的な型に対する構成プロセスを開始します。この型は無名(名前なし)です。 |
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型の記述の構成を終了します。終了後は、アクセスのみ可能です。 |
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組込みの型情報を設定します。このコールは、型が組込みの型コード( |
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コレクション型情報を設定します。このコールは、型がコレクション型コードを使用して構成されている場合のみ実行されます。 |
構文
sword OCITypeAddAttr ( OCISvcCtx *svchp, OCIError *errhp, OCIType *type, const text *a_name, ub4 a_length, OCIParam *attr_info );
パラメータ
OCIサービス・コンテキストです。
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
構成される型の記述です。
属性の名前です。
属性名の長さ(バイト単位)です。
属性に関する情報です。この情報は、OCIParam
パラメータ・ハンドルを割り当て、OCIAttrSet()
コールを使用して型情報をOCIParamに設定して取得します。
構文
sword OCITypeBeginCreate ( OCISvcCtx *svchp, OCIError *errhp, OCITypeCode tc, OCIDuration dur, OCIType **type );
パラメータ
OCIサービス・コンテキストです。
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
型に対する型コードです。この型コードは、オブジェクト型または組込みの型に対応している場合があります。
現在、ユーザー定義型に対して可能な値は次のとおりです。
OCI_TYPECODE_OBJECT
(構成済のオブジェクト型の場合)
OCI_TYPECODE_VARRAY
(VARRAY
コレクション型の場合)
OCI_TYPECODE_TABLE
(NESTED TABLEコレクション型の場合)
オブジェクト型の場合は、OCITypeAddAttr()をコールして、各属性型を追加します。コレクション型の場合は、OCITypeSetCollection()をコールします。次に、OCITypeEndCreate()をコールして、作成プロセスを終了します。
組込みの型コードに対して可能な値は、「型コード」で指定されています。組込みの型に関する追加情報(精度、数値のスケール、VARCHAR2
のキャラクタ・セット情報など)がある場合は、後続のOCITypeSetBuiltin()コールで設定してください。最後に、OCITypeEndCreate()を使用して、作成プロセスを終了します。
型に対する割当て時間です。次のいずれかです。
以前に作成されたユーザー期間。これは、OCIDurationBegin()を使用して作成できます。
構成されるOCIType
(型の記述子)です。
パラメータ
OCIサービス・コンテキストです。
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
構成される型の記述です。
構文
sword OCITypeSetBuiltin ( OCISvcCtx *svchp, OCIError *errhp, OCIType *type, OCIParam *builtin_info );
パラメータ
OCIサービス・コンテキストです。
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
構成される型の記述です。
組込みの型に関する情報(精度、スケール、キャラクタ・セットなど)を提供します。この情報は、OCIParam
パラメータ・ハンドルを割り当て、OCIAttrSet()
コールを使用して型情報をOCIParamに設定して取得します。
構文
sword OCITypeSetCollection ( OCISvcCtx *svchp, OCIError *errhp, OCIType *type, OCIParam *collelem_info, ub4 coll_count );
パラメータ
OCIサービス・コンテキストです。
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
構成される型の記述子です。
collelem_info
によって、コレクション要素に関する情報が提供されます。この情報は、OCIParam
パラメータ・ハンドルを割り当て、OCIAttrSet()
コールを使用して型情報をOCIParamに設定して取得します。
コレクション内の要素数です。ネストした表(非有界)の場合は、0 (ゼロ)が渡されます。