この章では、次の各項でOracle Call Interfaceの新機能について説明します。
このリリースには、次の新機能または拡張機能が含まれています。
クライアントとサーバーでは、異なるタイムゾーン・ファイルを使用できます。
「異なるバージョンのタイムゾーン・ファイルで操作するクライアントとサーバー」を参照してください。
Editionベースの再定義により、アプリケーションのパッチ適用が改善されます。
「Editionベースの再定義」を参照してください。
OCIでは64ビット・ホスト・データ型をサポートします。
「64ビット整数ホスト・データ型」を参照してください。
新規属性により、IPアドレス形式をIPv4またはIPv6のいずれかとして指定できます。
「OCI_ATTR_SUBSCR_HOSTADDR」、「OCI_ATTR_SUBSCR_IPADDR」および「データベースへのパブリッシュ・サブスクライブの直接登録」を参照してください。
SecureFilesのコンテンツ・タイプが階層ストレージで使用されます。
「OCILobGetContentType()」および「OCILobSetContentType()」参照してください。
新規ダイレクト・パス・ロード属性があります。
「OCI_ATTR_DIRPATH_NO_INDEX_ERRORS」を参照してください。
クライアント結果キャッシュ機能には、表注釈が付くようになり、ビューに対する問合せのキャッシュがサポートされます。また、クライアント・キャッシュがデータベース常駐プーリングとともに使用できない制約がなくなりました。
「クライアント結果キャッシュ」を参照してください。
データ共有ライブラリとzipおよびRPMファイルを再生成するプロセスは、Instant Client用に変わりました。
「データ共有ライブラリ、zipおよびRPMファイルの再生成」を参照してください。
OCIを使用して、Oracle TimesTen In-Memory DatabaseおよびOracle In-Memory Database Cacheにアクセスできます。
『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者ガイド』のTimesTenでのOracle Call Interfaceのサポートに関する章を参照してください。
Oracle Call Interfaceのリリース11.1では、次の新機能および拡張機能が導入されました。
ランタイム・ロード・バランシングが自動的に使用可能であり、パフォーマンスが向上します。
「実行時接続ロード・バランシング」を参照してください。
パフォーマンス向上のために、バインドと定義により読取りと書込みに不連続バッファを使用できます (バインドおよび定義用の散布および収集)。
「複数バッファのバインドと定義」を参照してください。
SELECT
... FOR
UPDATE
文を使用してROWID
を暗黙的にフェッチします。
「ROWIDの暗黙的フェッチ」を参照してください。
記述子の配列を使用することでパフォーマンスが向上します。
「OCIArrayDescriptorAlloc()」を参照してください。
クライアント結果キャッシュ機能によるパフォーマンス向上が可能です。
「クライアント結果キャッシュ」を参照してください。
データベース管理者用に提供される新規設定により、OCIがよりセキュアになります。
「OCIセキュリティ拡張機能」を参照してください。
XML DBおよびXDK文書に対するサポートが拡張され、バイナリXMLが含まれています。
「OCIでのXMLのサポート」を参照してください。
OCIアプリケーションで小さいLOBの長さ、チャンク・サイズおよびデータのフェッチを最適化できます。
「LOBデータ、長さおよびチャンク・サイズのプリフェッチ」を参照してください。
SecureFile LOB。暗号化、重複除外および圧縮を含むLOBの新機能です。このリリースには新しいOCI関数が組み込まれています。これらの新規関数および機能は、新規SecureFile LOBでのみ使用可能です。
「SecureFiles LOBのオプション」を参照してください。
データベース常駐接続プーリング。このプールは、異なるスレッド間のみでなくプロセス間にまたがります。その結果、アプリケーションの効率が向上します。
「データベース常駐接続プーリング」を参照してください。
既存の機能に、問合せ結果セットの変更に関するデータベース変更通知拡張機能が追加されています。
「連続問合せ通知」を参照してください。
Oracle Streamsアドバンスト・キューイング・イベント通知では、適切な間隔を置いた通知がサポートされるようになります。
「OCIでのパブリッシュ・サブスクライブの通知」を参照してください。
障害診断サブディレクトリ構造により、ユーザーはOCIで生成されたインシデントを管理しやすくなります。
「OCIでの障害診断」を参照してください。
クライアント・ドライバ・レイヤー名を読み取るか書き込んでOCIの障害診断を高めるには、次の関連項目で説明する属性をセッション・ハンドルで使用します。
「OCI_ATTR_DRIVER_NAME」を参照してください。
OCIアプリケーションの新しいバージョンの互換性について説明しています。