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Oracle® Airlines Data Modelリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B72453-01
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A 制御表

oadm_sysスキーマに定義され、DWC_接頭辞を使用しているが、Oracle Airlines Data Modelに付属しない表があります。DWC_制御表は、モデルを処理するときに使用します。たとえば、データをロードするとき、またはエラーを監視する場合です。

この付録では次の項について説明します。

Intra-ETLロード・パラメータの制御表

Intra-ETLで増分ロードを実行する前に、DWC_ETL_PARAMETER表のOracle Airlines Data ModelリレーショナルETLパラメータを更新しておき、その情報をリレーショナル・データのロードの際に使用できるようにします。このプログラムでは、複数の環境パラメータの値の入力を求められます。また、DWC_ETL_PARAMETER表(表A-1)およびDWC_OLAP_ETL_PARM表(表A-2)でETLパラメータを読み取ります。Intra-ETLの実行の詳細は、『Oracle Airlines Data Model実装およびオペレーション・ガイド』を参照してください。

PKG_DWD_*_MAPは、Oracle Airlines Data Model実表のデータをOracle Airlines Data Model導出表にロードします。これらのパッケージは、DWC_ETL_PARAMETER表からリレーショナルETLパラメータを読み取ります。

oadm_sysスキーマのDWC_ETL_PARAMETER制御表のパラメータを更新し、その情報を導出表および集計表およびビューにロードする際に使用できるようにします。

表A-1に、DWC_ETL_PARAMETER表の有効な値を示します。

表A-1 DWC_ETL_PARAMETER表

説明

PROCESS_NAME

OADM-INTRA-ETL

FROM_DATE_ETL

ETL期間の開始日。

TO_DATE_ETL

ETL期間の終了日。

LOAD_DT

このレコードの移入の日付。

LAST_UPDT_DT

このレコードの最終更新日。

LAST_UPDT_BY

このレコードの最終更新者。


Intra-ETL OLAPマッピングの制御表

OLAPキューブのデータをロードするOLAP MAPマッピングは、PKG_OADM_OLAP_ETL_AW_LOADパッケージからアナリティック・ワークスペースのビルド・ファンクションを起動します。このパッケージは、Oracle Airlines Data Modelの集計マテリアライズド・ビューからOracle Airlines Data Modelアナリティック・ワークスペースにデータをロードし、予測データを計算します。PKG_OADM_OLAP_ETL_AW_LOADは、DWC_OLAP_ETL_PARM表からOLAP ETLパラメータを読み取ります。

oadm_sysスキーマのDWC_OLAP_ETL_PARM制御表のOracle Airlines Data Model OLAP ETLパラメータを更新し、OLAPキューブのデータをロードする際にその情報を使用します。

表A-2に、DWC_OLAP_ETL_PARM表の有効な値を示します。OLAPキューブ・データの初期ロードの実行または初期ロード後のOLAPキューブのリフレッシュを実行する際に指定する値の詳細は、『Oracle Airlines Data Model実装およびオペレーション・ガイド』を参照してください。

表A-2 DWC_OLAP_ETL_PARM表のETLパラメータ

列名 説明

BUILD_METHOD

キューブのビルド/リフレッシュ方法を次の値で指定します。

  • C: 完全リフレッシュにより、ロードの前にすべてのディメンション値をクリア。

  • ?: この値は、可能な場合に高速リフレッシュを指定し、それ以外の場合は完全リフレッシュを指定します。(デフォルト)

CUBENAME

作成するキューブを指定します。

ALL: Oracle Airlines Data Modelアナリティック・ワークスペースにすべてのキューブを作成します。

cubename[[|cubename]...]: 作成する1つ以上のキューブをcubenameで指定します。

MAXJOBQUEUES

このジョブに割り当てるパラレル・プロセス数を指定する10進値。(デフォルト値は4。)

指定する値は、JOB_QUEUE_PROCESSESデータベース初期化パラメータの設定によって異なります。

CALC_FCST

予測キューブを計算するかどうかに応じて、次のいずれかの値。

  • Y: 予測キューブを計算する。

  • N: 予測キューブを計算しない。

NO_FCST_YRS

CALC_FCST列の値がYの場合は、計算する予測データの年数を指定する10進値を指定します。それ以外の場合はNULLを指定します。

FCST_MTHD

CALC_FCST列の値がYの場合、AUTOを指定し、それ以外の場合はNULLを指定します。

FCST_ST_YR

CALC_FCST列の値がYの場合は、履歴期間のビジネス開始年の値をyyyyで指定します。

FCST_END_YR

CALC_FCST列の値がYの場合は、履歴期間のビジネス終了年の値をyyyyで指定します。

OTHER1

NULLを指定します。

OTHER2

NULLを指定します。


Intra-ETL監視プロセスの制御表

oadm_sysスキーマのDWC_INTRA_ETL_PROCESSおよびDWC_INTRA_ETL_ACTIVITYの2つの制御表は、Intra-ETLプロセスの実行を監視します。

表A-3に、DWC_INTRA_ETL_PROCESSの列名情報を示します。表A-4に、DWC_INTRA_ETL_ACTIVITYの列名情報を示します。

表A-3 DWC_INTRA_ETL_PROCESSの列

列名 データ型 NOT NULL 備考

PROCESS_KEY

NUMBER(30,0)

いいえ

主キー、システム

生成一意識別子

PROCESS_TYPE

VARCHAR2(20 BYTE)

いいえ


PROCESS_START_TIME

DATE

いいえ

ETLプロセスの開始日時

PROCESS_END_TIME

DATE

はい


PROCESS_STATUS

VARCHAR2(30 BYTE)

いいえ

プロセスの現行ステータス

OLD_PROCESS_KEY

NUMBER(22,0)

はい


FROM_DATE_ETL

DATE

はい


TO_DATE_ETL

DATE

はい


LOAD_DT

DATE

はい


LAST_UPDT_DT

DATE

はい


LAST_UPDT_BY

VARCHAR2(30 BYTE)

はい



表A-4 DWC_INTRA_ETL_ACTIVITYの列

列名 データ型 NOT NULL 備考

ACTIVITY_KEY

NUMBER(30,0)

いいえ

主キー、システム生成

一意識別子

PROCESS_KEY

NUMBER(30,0)

いいえ

プロセス・キー。DWC_INTRA_ETL_PROCESS表に対するFK。

ACTIVITY_NAME

VARCHAR2(50 BYTE)

いいえ

アクティビティ名またはIntra-ETL

プログラム名

ACTIVITY_DESC

VARCHAR2(500 BYTE)

はい


ACTIVITY_START_TIME

DATE

いいえ

Intra ETLプログラムの開始

日時

ACTIVITY_END_TIME

DATE

はい


ACTIVITY_STATUS

VARCHAR2(30 BYTE)

いいえ

プロセスの現行ステータス

COPIED_REC_IND

CHAR(1 BYTE)

はい


ERROR_DTL

VARCHAR2(2000 BYTE)

はい


LOAD_DT

DATE

はい


LAST_UPDT_DT

DATE

はい


LAST_UPDT_BY

VARCHAR2(30 BYTE)

はい



Intra-ETLパラメータの管理表

表A-5に、DWC_ACTIVITYの列名情報を示します。

表A-6に、DWC_ACTIVITY_PARMの列名情報を示します。

表A-7に、DWC_ACTIVITY_PARM_TYPの列名情報を示します。

パラメータ管理の設計によって、パラメータ値の制御を制限できます。パラメータの制限は、プロジェクトDBAおよびアーキテクトのみが管理する必要があります。プロジェクトDBAは、他のユーザーに読取り専用アクセス権のみを付与する必要があります。これらの表の挿入および更新に対するアプローチは、『Oracle Airlines Data Model実装およびオペレーション・ガイド』に詳細に定義されています。

表A-5 DWC_ACTIVITYの列

列名 データ型 NOT NULL 備考

ACTIVITY_ID

NUMBER

いいえ

PL/SQLプロシージャの識別子をマークします。

ACTIVITY_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

はい

PL/SQLプログラムの名前。


表A-6 DWC_ACTIVITY_PARMの列

列名 データ型 NOT NULL 備考

ACTIVITY_ID

NUMBER

いいえ

PL/SQLプロシージャの識別子

PARM_TYPE_ID

NUMBER

いいえ

定義済パラメータの識別子

PARM_POSITION

NUMBER

はい

プログラムで同じパラメータを繰り返し使用するための一意の数

PARM_VAL_TXT

VARCHAR2(255 BYTE)

はい

パラメータの実際の値


表A-7 DWC_ACTIVITY_PARM_TYPの列

列名 データ型 NOT NULL 備考

PARM_TYPE_ID

NUMBER

いいえ

定義済パラメータの識別子。

PARM_TYPE_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

はい

パラメータ名


Intra-ETLエラーの管理表

表A-8に、DWC_ERROR_LOGの列名情報を示します。

表A-9に、DWC_MESSAGEの列名情報を示します。

表A-8 DWC_ERROR_LOGの列

列名 データ型 NOT NULL 備考

ERROR_ID

NUMBER

いいえ

主キー: システム生成の一意の識別子

ERROR_CD

VARCHAR2(30 BYTE)

はい

これには、実行時に生成されるエラー・コードが含まれます。

ERROR_DESC

VARCHAR2(600 BYTE)

はい

これには、エラーの詳細な説明が含まれます。

SRC_ID

NUMBER

はい

これには、ソース表の主キーが含まれます。

LOAD_DT

TIMESTAMP(6)

はい

これには、ロード時間を決定するために役立つ実行タイムスタンプが含まれます。

OBJECT_TYP

VARCHAR2(25 BYTE)

はい

この属性は、オブジェクトのタイプを格納します。たとえば、パッケージやプロシージャなどです。

OBJECT_NM

VARCHAR2(250 BYTE)

はい

この属性は、オブジェクト名を格納します。

OWNR

VARCHAR2(40 BYTE)

はい


CRE_BY

VARCHAR2(60 BYTE)

はい


CRE_TMSTMP

TIMESTAMP(6)

はい


UPD_BY

VARCHAR2(60 BYTE)

はい


UPD_TMSTMP

TIMESTAMP(6)




表A-9 DWC_MESSAGEの列

列名 データ型 NOT NULL

MESSAGE_NO

NUMBER(6,0)

いいえ

LANGUAGE

VARCHAR2(50 BYTE)

いいえ

MESSAGE_TEXT

VARCHAR2(200 BYTE)

いいえ