ヘッダーをスキップ
Oracle® Database Clientクイック・インストレーション・ガイド
11gリリース2 (11.2) for Linux x86
B56276-06
 

 

Oracle® Database

Clientクイック・インストレーション・ガイド

11gリリース2(11.2) for Linux x86

B56276-06(原本部品番号:E24323-04)

2015年4月

このガイドでは、Oracle Database Client 11gリリース2 (11.2)をLinux x86システムで簡単にインストールする方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

1 このガイドの内容の確認

このガイドでは、OracleソフトウェアがインストールされていないシステムでOracle Database Clientのデフォルトのインストールを実行する方法について説明します。次のいずれかのインストール・タイプをインストールする方法を説明します。

  • 管理者: ローカル・システムまたはリモート・システム上のOracle Databaseインスタンスにアプリケーションを接続できます。Oracle Databaseを管理できるツールも提供されます。

  • ランタイム: アプリケーションでローカル・システムまたはリモート・システムのOracleデータベース・インスタンスに接続できます。

  • InstantClient: Oracle Call Interface(OCI)、Oracle C++ Call Interface(OCCI)、Pro*CまたはJava Database Connectivity(JDBC)OCIの各アプリケーションで要求される共有ライブラリのみをインストールできます。このインストール・タイプは、他のOracle Database Clientインストール・タイプよりディスク領域が少なくてすみます。


関連項目:

Instant Clientの詳細は、『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』を参照してください。

このガイドでは、「カスタム」インストール・タイプのインストール方法については説明しません。

その他のインストール情報の参照先

Oracle Database Clientのインストールの詳細は、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for Linux』を参照してください。

これらのガイドはすべて、製品ディスクに含まれています。アクセスするには、Webブラウザを使用して、メディアの最上位ディレクトリにあるwelcome.htmファイルを開きます。プラットフォーム固有のドキュメントは、PDF形式およびHTML形式で「ドキュメント」セクションに用意されています。

2 システムへrootとしてログイン

Oracleソフトウェアをインストールする前に、rootユーザーとしていくつかのタスクを完了しておく必要があります。rootユーザーとしてログインするには、次の手順のいずれかを実行します。


注意:

サイレント・モードのインストールを実行する場合を除き、X Window Systemワークステーション、Xターミナル、またはXサーバーがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする必要があります。

  • X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。

    1. Xターミナル(xterm)など、ローカル・ターミナル・セッションを開始します。

    2. ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、次のコマンドを入力して、リモート・ホストでのローカルのXサーバーのXアプリケーションの表示を可能にします。

      $ xhost fully_qualified_remote_host_name
      

      次に例を示します。

      $ xhost somehost.us.example.com
      
    3. ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、sshrlogin、またはtelnetコマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。

      $ telnet fully_qualified_remote_host_name
      
    4. rootユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをrootに切り替えます。

      $ sudo sh
      password:
      #
      
  • Xサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする場合の手順は、次のとおりです。

    1. Xサーバー・ソフトウェアを開始します。

    2. Xサーバー・ソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成します。

    3. ソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステム上でXターミナル(xterm)などのターミナル・セッションを開始します。

    4. rootユーザーとしてリモート・システムにログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをrootに切り替えます。

      $ sudo sh
      password:
      #
      

    注意:

    この手順の実行方法の詳細は、必要に応じて、Xサーバーのドキュメントを参照するか、Xサーバーのベンダーまたはシステム管理者に問い合せてください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。

3 ハードウェア要件の確認

システムは次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。

3.1 メモリー要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのメモリー要件は次のとおりです。

  • 256MB以上の物理RAM。

    物理RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # grep MemTotal /proc/meminfo
    

    物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。

  • 次の表では、インストールされているRAMと構成済スワップ領域推奨の関連を示します。


    注意:

    Linuxでは、HugePages機能により、メモリー・マップ・ファイルを使用して、ラージ・ページ表にスワップできないメモリーが割り当てられます。HugePagesを有効にする場合は、スワップ領域を計算する前に、HugePagesに割り当てられるメモリー分を使用可能なRAMから差し引く必要があります。

    使用可能なRAM 必要なスワップ領域
    256MB RAMのサイズの3倍
    256MBから512MB RAMのサイズの2倍
    512MBから2GB RAMのサイズの1.5倍
    2GBから16GB RAMのサイズと同じ
    16GB超 16GB

  • システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。

    # grep "model name" /proc/cpuinfo
    

    注意:

    このコマンドでは、プロセッサ・タイプが表示されます。プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。必要な出力が表示されない場合、このシステムにソフトウェアをインストールできません。

構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

# grep SwapTotal /proc/meminfo

必要に応じて、オペレーティング・システムのドキュメントを参照して追加のスワップ領域の構成方法を確認してください。

次のコマンドを入力して、使用可能なRAMおよびスワップ領域を確認します。

# free

注意:

  • 値をファイナライズする前に、使用可能なRAM領域およびスワップ領域用に複数の値を選択することをお薦めします。これは、ユーザーとコンピュータの間の相互作用に応じて、使用可能なRAM領域およびスワップ領域が常に変化するためです。

  • サーバーのスワップ領域の割当てについては、オペレーティング・システム・ベンダーに確認してください。ベンダーのガイドラインは、このガイドに示すスワップ領域の要件に優先します。


3.2 ディスク領域要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのディスク領域要件は次のとおりです。

  • /tmpディレクトリでのクライアント・インストールの最低ディスク領域要件は、400MBです。

    /tmpディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。

    # df -k /tmp
    

    /tmpディレクトリの使用可能な空きディスク領域が400MB未満の場合は、次の手順のいずれかを実行します。

    • ディスク領域の要件が満たされるように、/tmpディレクトリから不要なファイルを削除します。

    • oracleユーザーの環境を設定するときに、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。


      関連項目:

      TMPおよびTMPDIRの設定の詳細は、「oracleユーザーの環境の構成」を参照してください。

    • /tmpディレクトリを含むファイル・システムを拡張します。ファイル・システムの拡張については、必要に応じて、システム管理者に連絡してください。

  • インストール・タイプに応じてOracleソフトウェア用に146MBから1.38GBのディスク領域が必要です。

    インストール・タイプ ソフトウェア・ファイルの要件
    InstantClient 221MB
    管理者 1.5GB
    ランタイム 1.1GB

    次のコマンドを入力して、システムの空きディスク領域のサイズを確認します。

    # df -k
    

4 ソフトウェア要件の確認

インストールする製品に応じて、次のソフトウェアがシステムにインストールされているかどうかを確認します。

4.1 オペレーティング・システムの要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)には、次に示すバージョン以上のオペレーティング・システムが必要です。

  • Oracle Linux 4 Update 7

  • Oracle Linux 5 Update 2

  • Oracle Linux 6

  • Red Hat Enterprise Linux 4 Update 7

  • Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2

  • Red Hat Enterprise Linux 6

  • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2

  • SUSE Linux Enterprise Server 11

  • Asianux Server 3 SP2

  • Asianux Server 4 SP3

Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降では、Oracle Linux 4、Red Hat Enterprise Linux 4、Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5を対象として、Security Enhanced Linux(SE Linux)機能がサポートされています。

インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

# cat /proc/version


注意:

Asianux Server、Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linuxの場合、カーネル・バージョンごとのシステム要件は同じです。具体的には、次のとおりです。

Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の要件は同じです。

Asianux Server 3、Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5の要件は同じです。


4.2 カーネル要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のカーネル要件は次のとおりです。

  • Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:

    2.6.9以上

  • Asianux Server 3、Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5の場合:

    2.6.18以上

  • Oracle Linux 6の場合:

    2.6.32.100以上

  • Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4の場合:

    2.6.32-71以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    2.6.16.21以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    2.6.27.19以上

必要なカーネルがインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

# uname -r

このコマンドをRed Hat Enterprise Linux 4.0システム上で実行した場合のサンプル出力を次に示します。

2.6.9-34.0.1.0.11.ELsmp

この例の出力では、システムのカーネル・バージョン(2.6.9)およびエラータ・レベル(34.0.1.0.11)を示しています。

カーネルのバージョンが前述の要件を満たしていない場合、カーネル更新の取得およびインストールについてはオペレーティング・システム・ベンダーに問い合せてください。

4.3 パッケージ要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)に必要なパッケージは次のとおりです。


注意:

  • Linuxオペレーティング・システムは、最小インストールを実行する特別な理由がある場合を除き、デフォルトのソフトウェア・パッケージ(RPM)でインストールすることをお薦めします。そのインストール手順に従い、Oracleソフトウェアに必要なすべてのパッケージがインストールされていることを確認してください。

  • デフォルトのオペレーティング・システムのインストール時に、RPMをカスタマイズすることはお薦めできません。必要なパッケージの大部分がデフォルト・インストールに含まれるため、手動での確認は一部のパッケージの依存関係のみに制限されます。

  • 次の表に示すパッケージ(またはそれ以上のバージョン)をインストールする必要があります。また、RPMと、そのRPMのすべての前提条件がインストールされていることを確認してください。

  • Linuxのインストールをデフォルトで実行せずにLDAPを使用する場合およびスクリプトodisrvregoidcaまたはschemasyncを使用する場合、LinuxディストリビューションにKornシェルRPMをインストールしてください。


  • Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。

    binutils-2.15.92.0.2
    compat-libstdc++-33-3.2.3
    elfutils-libelf-0.97
    elfutils-libelf-devel-0.97
    gcc-3.4.6
    gcc-c++-3.4.6
    glibc-2.3.4-2.41
    glibc-common-2.3.4
    glibc-devel-2.3.4
    libaio-devel-0.3.105
    libaio-0.3.105
    libgcc-3.4.6
    libstdc++-3.4.6
    libstdc++-devel-3.4.6
    make-3.80
    pdksh-5.2.14
    sysstat-5.0.5
    
  • Asianux Server 3、Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。

    binutils-2.17.50.0.6
    compat-libstdc++-33-3.2.3
    elfutils-libelf-0.125
    elfutils-libelf-devel-0.125
    elfutils-libelf-devel-static-0.125
    gcc-4.1.2
    gcc-c++-4.1.2
    glibc-2.5-24
    glibc-common-2.5
    glibc-devel-2.5
    ksh-20060214
    libaio-0.3.106
    libaio-devel-0.3.106 
    libgcc-4.1.2
    libgomp-4.1.2
    libstdc++-4.1.2 
    libstdc++-devel-4.1.2
    make-3.81
    sysstat-7.0.2
    
  • Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。

    binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6.i686
    compat-libcap1-1.10-1.i686
    compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686
    gcc-4.4.4-13.el6.i686
    gcc-c++-4.4.4-13.el6.i686
    glibc-2.12-1.7.el6.i686
    glibc-devel-2.12-1.7.el6.i686
    ksh
    libgcc-4.4.4-13.el6.i686
    libstdc++-4.4.4-13.el6.i686
    libstdc++-devel-4.4.4-13.el6.i686
    libaio-0.3.107-10.el6.i686
    libaio-devel-0.3.107-10.el6.i686
    make-3.81-19.el6.i686
    sysstat-9.0.4-11.el6.i686
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 10について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。

    binutils-2.16.91.0.5
    compat-libstdc++-5.0.7
    gcc-4.1.2
    gcc-c++-4.1.2
    glibc-2.4-31.63
    glibc-devel-2.4-31.63
    libaio-0.3.104
    libaio-devel-0.3.104
    libelf-0.8.5
    libgcc-4.1.2
    libstdc++-4.1.2
    libstdc++-devel-4.1.2
    make-3.80
    sysstat-8.0.4
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 11について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。

    binutils-2.19
    gcc-4.3
    gcc-c++-4.3
    glibc-2.9
    glibc-devel-2.9
    libstdc++33-3.3.3
    libstdc++43-4.3.3_20081022
    libstdc++43-devel-4.3.3_20081022
    libaio-0.3.104
    libaio-devel-0.3.104
    libgcc43-4.3.3_20081022
    libstdc++-devel-4.3
    make-3.81
    sysstat-8.1.5
    

必要なパッケージがインストールされているかどうかを調べるために、次のようなコマンドを入力します。

# rpm -q package_name

パッケージがインストールされていない場合は、Linuxのディストリビューション・メディアからインストールするか、LinuxベンダーのWebサイトから必要なパッケージのバージョンをダウンロードします。

4.4 コンパイラ要件

Intel C++コンパイラ10.1以降、および「パッケージ要件」のリストに示されていたGNU CとC++コンパイラは、これらの製品で使用できるようにサポートされています。


注意:

Intel Compiler v10.1を使用してOracle C++ Call Interface(OCCI)アプリケーションを構築するには、「パッケージ要件」の項に示されているgccバージョンの標準テンプレート・ライブラリでのみ使用できます。

Oracle XML Developer's Kitは、OCCIと同じコンパイラでサポートされます。


4.5 その他のソフトウェア要件

使用するコンポーネントに応じて、次のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。

4.5.1 Oracle ODBCドライバ

UNIX用のODBCドライバ・マネージャをインストールする必要があります。最新のODBCドライバ・マネージャは次のURLからダウンロードしてインストールできます。

http://www.unixodbc.org

ODBCを使用するには、使用するオペレーティング・システムに応じて、次の追加の32ビットODBC RPMもインストールする必要があります。

  • Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:

    • unixODBC-2.2.11 (32-bit)以上

    • unixODBC-devel-2.2.11 (32-bit)以上

  • Asianux Server 3、Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5の場合:

    • unixODBC-2.2.11(32-bit)以上

    • unixODBC-devel-2.2.11(32-bit)以上

  • Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4の場合:

    unixODBC-2.2.14-11.el6.i686 or later
    unixODBC-devel-2.2.14-11.el6.i686 or later
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    • unixODBC-32bit-2.2.11(32-bit)以上

    • unixODBC-devel-32bit-2.2.11(32-bit)以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    • unixODBC-32bit-2.2.12(32-bit)以上

    • unixODBC-devel-32bit-2.2.12(32-bit)以上

4.5.2 Oracle JDBC/OCIドライバ

Oracle Java Database ConnectivityおよびOracle Call InterfaceのドライバとJNDI拡張機能付きJDK 6(Java SE Development Kit 1.6.0_21)またはJDK 5(1.5.0_24)を併用できます。ただし、データベースのインストールに必須のものではありません。今回のリリースでは、IBM JDK 1.5がインストールされます。

4.5.3 Linux-PAMライブラリ

最新のLinux-PAM(Pluggable Authentication Modules for Linux)ライブラリをインストールすると、システム管理者は、アプリケーションがユーザーを認証する方法を選択できます。

4.5.4 プログラミング言語

次の製品の組合せが動作保証されています。

  • Pro* COBOL

    Micro Focus Server Express 5.1

4.5.5 ブラウザ要件

Oracle Databaseのインストールには、Webブラウザは必須ではありません。ドキュメントにアクセスしたり、Oracle Enterprise Manager Database ControlおよびOracle Application Expressを使用するには、Webブラウザが必要です。WebブラウザがJavaScriptおよびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。

Oracle Enterprise Manager Database Controlでは次のブラウザをサポートしています。

  • Microsoft Internet Explorer 10.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.3以上でサポート)

  • Microsoft Internet Explorer 9.0

  • Microsoft Internet Explorer 8.0

  • Microsoft Internet Explorer 7.0 SP1

  • Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2

  • Firefox 21.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)

  • Firefox 17.0.6 ESR (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)

  • Firefox 3.6

  • Firefox 3.5

  • Firefox 3.0.7

  • Firefox 2.0

  • Safari 4.0.x

  • Safari 3.2

  • Safari 3.1

  • Google Chrome 27.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)

  • Google Chrome 4.0

  • Google Chrome 3.0

  • Netscape Navigator 9.0

  • Netscape Navigator 8.1


関連項目:

『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』

5 必要なオペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成

Oracle Databaseをインストールする場合、次のローカル・オペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。

  • Oracleインベントリ・グループ(通常はoinstall)

  • Oracleソフトウェア所有者(通常はoracle)

これらのグループおよびユーザーが存在するかを確認し、必要に応じて作成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力して、oinstallグループが存在するかどうか確認します。

    # more /etc/oraInst.loc
    

    このコマンドの出力にoinstallグループ名が表示される場合、グループは存在します。

    oraInst.locファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。

    inventory_loc=/u01/app/oraInventory
    inst_group=oinstall
    

    inst_groupパラメータは、Oracleインベントリ・グループの名前oinstallを示します。

  2. 必要に応じて、次のコマンドを入力してoinstallグループを作成します。

    # /usr/sbin/groupadd oinstall
    
  3. 次のコマンドを入力して、oracleユーザーが存在するかどうか、適切なグループに属しているかどうかを確認します。

    # id oracle
    

    oracleユーザーが存在する場合、このコマンドでユーザーが属するグループの情報が表示されます。出力は次のようになり、oinstallはプライマリ・グループ、dbaはセカンダリ・グループであることを示します。

    uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
    
  4. 必要に応じて、次のいずれかの処理を実行します。

    • oracleユーザーは存在するが、そのプライマリ・グループがoinstallでない場合、またはdbaグループのメンバーでない場合は、次のコマンドを入力します。

      # /usr/sbin/usermod -g oinstall -G dba oracle
      
    • oracleユーザーが存在しない場合は、次のコマンドを入力して作成します。

      # /usr/sbin/useradd -g oinstall -G dba oracle
      

      このコマンドにより、oracleユーザーが作成され、oinstallがプライマリ・グループとして、dbaがセカンダリ・グループとして指定されます。

  5. 次のコマンドを入力して、oracleユーザーのパスワードを設定します。

    # passwd oracle
    

6 必要なディレクトリの作成


注意:

別にOracleデータファイル・ディレクトリを作成しない場合、データファイルをOracleベース・ディレクトリのサブディレクトリにインストールできます。ただし、本番データベースでは推奨しません。

Oracleベース・ディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力して、マウントされたすべてのファイル・システムの情報を表示します。

    # df -h
    

    このコマンドにより、次のものも含め、システムにマウントされたすべてのファイル・システムの情報が表示されます。

    • 物理デバイス名

    • ディスク領域の合計サイズ、使用中のサイズおよび使用可能なサイズ

    • そのファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリ

  2. 表示から、この項で前述したディスク領域要件を満たすファイル・システムを1つまたは2つ識別します。

  3. 識別した各ファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリの名前を記録します。

  4. 次のようなコマンドを入力して、識別したマウント・ポイント・ディレクトリ内の推奨サブディレクトリを作成し、適切な所有者、グループおよびそれらの権限を設定します。

    # mkdir -p /mount_point/app/
    # chown -R oracle:oinstall /mount_point/app/
    # chmod -R 775 /mount_point/app/
    

    次に例を示します。

    # mkdir -p /u01/app/
    # chown -R oracle:oinstall /u01/app/
    # chmod -R 775 /u01/app/
    

7 oracleユーザーの環境の構成

Oracle Universal Installerはoracleアカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracleユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。

  • シェル起動ファイルで、デフォルトのファイル・モード作成マスク(umask)を022に設定します。

  • DISPLAY環境変数を設定します。

oracleユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。

  1. たとえば、Xターミナル(xterm)など、新規ターミナル・セッションを開始します。

  2. 次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。

    $ xhost fully_qualified_remote_host_name
    

    次に例を示します。

    $ xhost somehost.us.example.com
    
  3. ソフトウェアをインストールするシステムにログインしていない場合は、そのシステムにoracleユーザーとしてログインします。

  4. oracleユーザーとしてログインしていない場合は、次のようにユーザーをoracleに切り替えます。

    $ su - oracle
    
  5. oracleユーザーのデフォルト・シェルを確認するには、次のコマンドを入力します。

    $ echo $SHELL
    
  6. シェル起動スクリプトを実行するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

    • Bashシェルの場合:

      $ . ./.bash_profile
      
    • BourneまたはKornシェルの場合:

      $ . ./.profile
      
    • Cシェルの場合:

      % source ./.login
      
  7. ローカル・コンピュータにソフトウェアをインストールしない場合は、リモート・コンピュータで次のコマンドを実行して、DISPLAY変数を設定します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ export DISPLAY=local_host:0.0    
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv DISPLAY local_host:0.0
      

    この例で、local_hostは、Oracle Universal Installerの表示に使用するローカル・コンピュータのホスト名またはIPアドレスです。

    リモート・コンピュータで次のコマンドを実行し、シェルおよびDISPLAY環境変数が正しく設定されているかを確認します。

    echo $SHELL
    echo $DISPLAY
    

    Xアプリケーションを有効にするには、ローカル・コンピュータで次のコマンドを実行します。

    $ xhost + fully_qualified_remote_host_name
    

    Xアプリケーションの表示が正しく設定されていることを確認するには、オペレーティング・システムに付属のX11ベースのプログラム(xclockなど)を次のように実行します。

    $ xclock
    

    この例で、xclock/usr/X11R6/bin/xclocksにあります。DISPLAY変数が正しく設定されていれば、xclockがコンピュータ画面に表示されます。


    関連項目:

    詳細は、PC-X Serverまたはオペレーティング・システム・ベンダーのドキュメントを参照してください。

  8. /tmpディレクトリの空きディスク領域が1GBに満たないことが確認された場合は、1GB以上の空き領域があるファイル・システムを特定し、そのファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

    1. 次のコマンドを使用して、マウントされている各ファイル・システムの空きディスク領域を確認します。

      # df -h /tmp
      
    2. 必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイル・システム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。

      $ sudo mkdir /mount_point/tmp
      $ sudo chmod a+wr /mount_point/tmp
      # exit
      
    3. 次のようなコマンドを入力し、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

      • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

        $ TMP=/mount_point/tmp
        $ TMPDIR=/mount_point/tmp
        $ export TMP TMPDIR
        
      • Cシェルの場合:

        % setenv TMP /mount_point/tmp
        % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
        
  9. 次のようなコマンドを入力し、ORACLE_BASEおよびORACLE_SID環境変数を設定します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
      $ ORACLE_SID=sales
      $ export ORACLE_BASE ORACLE_SID
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv ORACLE_BASE /u01/app/oracle
      % setenv ORACLE_SID sales
      

    この例で、/u01/app/oracleは前に作成または識別したOracleベース・ディレクトリで、salesはデータベースの名前(通常は5文字以内)です。

  10. 次のコマンドを入力して、ORACLE_HOMEおよびTNS_ADMIN環境変数が設定されていないことを確認します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ unset ORACLE_HOME
      $ unset TNS_ADMIN
      
    • Cシェルの場合:

      % unsetenv ORACLE_HOME
      % unsetenv TNS_ADMIN
      

    注意:

    ORACLE_HOME環境変数が設定されている場合、Oracle Universal Installerはその値を使用してOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定します。ただし、ORACLE_BASE環境変数をユーザーが設定する場合は、ORACLE_HOME環境変数を設定せずに、Oracle Universal Installerから提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。

8 製品ディスクのマウント

ほとんどのLinuxシステムでは、ドライブに製品ディスクを挿入するとディスクが自動的にマウントされます。自動的にマウントされない場合は、次の手順に従ってマウントしてください。

  1. 次のようなコマンドを入力し、現在マウントされているディスクを取り出して、ドライブから取り除きます。

    • Asianux、Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linuxの場合:

      $ sudo eject /mnt/dvd
      
    • SUSE Linux Enterprise Serverの場合:

      # eject /media/dvd
      

    この例の/mnt/dvdおよび/media/dvdは、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。

  2. DVDをディスク・ドライブに挿入します。

  3. ディスクが自動的にマウントされたかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

    • Asianux、Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linuxの場合:

      # ls /mnt/dvd
      
    • SUSE Linux Enterprise Serverの場合:

      # ls /media/dvd
      
  4. このコマンドがディスクの内容の表示に失敗した場合は、次のようなコマンドを入力します。

    • Asianux、Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linuxの場合:

      # mount -t iso9660 /dev/dvd /mnt/dvd
      
    • SUSE Linux Enterprise Serverの場合:

      # mount -t iso9660 /dev/dvd /media/dvd
      

    この例の/mnt/dvdおよび/media/dvdは、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。

9 Oracle Database Clientのインストール

oracleユーザーの環境を構成した後、次のようにOracle Universal Installerを起動してOracle Databaseをインストールします。

  • 次のコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。

    $ /mount_point/db/runInstaller
    

    Oracle Universal Installerが起動しない場合は、X Windowの表示に関する問題のトラブルシューティング方法について、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux』を参照してください。

  • 次の表では、Oracle Universal Installerの各画面で推奨される処理について説明します。次のガイドラインを使用して、インストールを実行します。

    • 追加の情報が必要な場合、またはデフォルト以外のオプションを選択する場合は、追加の情報について「ヘルプ」をクリックしてください。

    • ソフトウェアのインストールまたはリンク中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングについて、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux』を参照してください。


    注意:

    前述した作業を完了している場合、ほとんどの画面でデフォルト値を選択することで、インストールを完了することができます。

    1. Oracle Database Client 11gリリース2(11.2)がすでにシステムにインストールされている場合、インストール・モードの選択画面が表示されます。新規の場所にOracle Database Clientソフトウェアをインストールする場合は、「新規インストール」を選択します。

      Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.2)以降で、以前のリリースのOracle Database Clientをアップグレードする場合は、「アップグレード」を選択して、「既存のOracle Database Clientのアップグレードの実行」の手順に従います。

    2. 「インストール・タイプの選択」画面で、インストール・タイプ(「InstantClient」、「管理者」または「ランタイム」)を選択し、「次へ」をクリックします。

    3. Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降では、ソフトウェア更新機能を使用して、最新の更新内容を直接ダウンロードして適用できます。ソフトウェア更新のダウンロード画面で、次のいずれかのオプションを選択して、「次へ」をクリックします。

      • 最新のソフトウェア更新をダウンロードして適用する場合は、ダウンロードにMy Oracle Support資格証明を使用を選択します。

        プロキシ設定をクリックして、Oracle Universal Installerがインターネットへの接続に使用するプロキシを構成します。使用するサイトのプロキシ・サーバー情報およびサーバーが接続しているローカル・エリア・ネットワークへのアクセス権を持つユーザー・アカウントを指定します。Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)以降、必要に応じてプロキシ・レルム情報を入力できます。プロキシ・レルム情報では大/小文字が区別されます。

        「接続のテスト」をクリックして、プロキシ設定が正しく入力され、インストーラにより更新がダウンロードできることを確認します。

      • 以前にダウンロードされたソフトウェア更新を適用する場合は、事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用を選択します。

      • 更新を適用しない場合は、ソフトウェアの更新のスキップ。

    4. ソフトウェア更新のダウンロードを選択するか、事前ダウンロード済ソフトウェアのダウンロード場所を指定すると、ソフトウェア更新の適用画面が表示されます。前の画面でダウンロードにMy Oracle Support資格証明を使用を選択した場合は、すべての更新をダウンロードして適用を選択して「次へ」をクリックします。前の画面で事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用を選択した場合は、すべての更新を適用を選択して「次へ」をクリックします。

    5. 「製品言語の選択」では、製品の実行に使用する言語を選択できます。

      「使用可能な言語」リストから製品言語を選択して、「選択された言語」リストに転送します。「次へ」をクリックします。

      手順2で「InstantClient」をインストール・タイプとして選択した場合、この画面は表示されません。

    6. 「インストール場所の指定」画面で、次の詳細を入力します。

      Oracleベース: このパスはデフォルトで表示されます。このパスは、要件に合せて変更できます。手順2で「InstantClient」をインストール・タイプとして選択した場合、「Oracleベース」セクションは表示されません。

      「ソフトウェアの場所」セクションで、デフォルト値をそのまま使用するか、Oracleコンポーネントのインストール先であるOracleホーム・ディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスには空白を含めないでください。「次へ」をクリックします。

    7. コンピュータにOracleソフトウェアを初めてインストールする場合、インストーラの「インベントリの作成」画面で、中央インベントリのディレクトリ・パスを指定するように求められます。Oracleインベントリ・ディレクトリを所有するオペレーティング・システム・グループ(Oracleインベントリ・グループ)のoraInventoryグループ名を選択し、「次へ」をクリックします。


      注意:

      デフォルトで、Oracleインベントリ・ディレクトリはOracleベース・ディレクトリの配下にはインストールされません。これは、すべてのOracleソフトウェア・インストールで共通のOracleインベントリを共有するため、Oracleインベントリはすべてのユーザーに対して1つしかありませんが、Oracleベースはユーザーごとに用意されているからです。

    8. 「前提条件チェックの実行」画面では、ご使用のコンピュータが、目的の製品をインストールするための最低システム要件を満たしているかどうかを確認します。「次へ」をクリックします。

      注意: 「すべて無視」オプションを選択する際には、注意が必要です。このオプションを選択すると、Oracle Databaseをシステムに正常にインストールできるかどうかをOracle Universal Installerが確認できない場合があります。

    9. 「サマリー」画面に表示された情報を確認して、「終了」をクリックします。


      注意:

      Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降では、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。これを行うには、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックします。このファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

    10. 「製品のインストール」画面に、クライアント・インストールの進捗状況が表示されます。Oracle Database Clientがインストールされると、rootユーザーとして新しいインベントリにroot構成スクリプトを実行するように求められます。rootユーザーとしてroot.shスクリプトを実行してインストールを完了し、「OK」をクリックします。

    11. 「終了」画面で、「閉じる」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。

10 既存のOracle Database Clientのアップグレードの実行

Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降では、この項の手順に従って、既存のOracle Database Client 11gリリース2(11.2)のアップグレードを実行できます。


注意:

既存のOracle Database Client 11gリリース2(11.2)のアップグレード可能なホームがシステムにない場合は、既存のアップグレードは実行できません。

  1. oracleユーザーの環境を構成した後、次のコマンドを使用してOracle Universal Installerを起動します。

    $ /mount_point/db/runInstaller
    

    関連項目:

    Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for LinuxのOracle Universal Installerの実行に関する項

  2. システムにOracle Database Client 11gリリース2 (11.2.0.1)以上がすでにインストールされている場合のみ、インストール・モードの選択画面が表示されます。「アップグレード」を選択して、既存のOracle Database Clientソフトウェアを最新バージョンにアップグレードします。

  3. 「インストール場所の指定」画面で、デフォルトのソフトウェアの場所の値を受け入れるか、Oracleコンポーネントのインストール先のOracleホーム・ディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスには空白を含めないでください。「次へ」をクリックします。

  4. ソフトウェア更新のダウンロード画面で、次のいずれかのオプションを選択し、「次へ」をクリックします。

    • My Oracle Support資格証明を使用してダウンロード

    • 事前にダウンロードしたソフトウェア更新を使用

    • ソフトウェア更新のスキップ

    ソフトウェア更新のダウンロード画面のオプションの詳細は、「Oracle Database Clientのインストール」の手順3を参照してください。

  5. ソフトウェア更新の適用画面は、ソフトウェア更新のダウンロードを選択するか、以前にダウンロードしたソフトウェア更新の場所を入力した場合に表示されます。すべての更新のダウンロードおよび適用またはすべての更新の適用のいずれか適切な方を選択し、「次へ」をクリックします。

    ソフトウェア更新の適用画面のオプションの詳細は、「Oracle Database Clientのインストール」の手順4を参照してください。

  6. 「製品言語の選択」では、製品の実行に使用する言語を選択できます。

    「使用可能な言語」リストから製品言語を選択して、「選択された言語」リストに転送します。「次へ」をクリックします。

  7. 「前提条件チェックの実行」画面では、ご使用のコンピュータが、目的の製品をインストールするための最低システム要件を満たしているかどうかを確認します。「次へ」をクリックします。

  8. 「サマリー」画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。

  9. 「製品のインストール」画面に、クライアント・アップグレードの進捗状況が表示されます。

  10. 「終了」画面で情報を確認し、「閉じる」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。


関連項目:

Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for Linuxの現在のバージョンでの既存のソフトウェアの更新に関する項およびレスポンス・ファイルを使用した既存のOracle Database Clientのアップグレードの実行に関する項

11 インストール後の作業

Oracle Database Clientが正常にインストールされた後、必須およびオプションのインストール後の作業の詳細は、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for Linux』を参照してください。

12 その他の情報

この項の内容は次のとおりです。

製品ライセンス

トライアルの使用許諾条項により30日間このメディア・パックに含まれる製品をインストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後も製品の使用を継続する場合はプログラム・ライセンスを購入する必要があります。プログラム・ライセンスの購入の詳細は、次の項を参照してください。

ライセンスおよびバージョン更新の購入

次のOracle Store WebサイトからOracle製品のプログラム・ライセンスと更新バージョンを購入できます。

https://shop.oracle.com

Oracleサポート・サービスへの問合せ

Oracle Product Supportを購入した場合、Oracleサポート・サービスにいつでも問合せできます。Oracle Product Supportの購入またはOracleサポート・サービスへの問合せの情報については、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/us/support/index.html

製品ドキュメントの場所

製品ドキュメントには、任意のプラットフォームでのOracle製品の構成、使用または管理方法について記載されています。Oracle Database製品の製品ドキュメントは、HTML形式とPDF形式の両方でOracle Technology Network (OTN)の次のWebサイトからオンラインで入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html

13 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。


Oracle Database Clientクイック・インストレーション・ガイド, 11gリリース2(11.2) for Linux x86

B56276-06

Copyright © 2015, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle およびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXはThe Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。