クイック・インストレーション・ガイド
11gリリース2 (11.2) for Linux x86-64
B56277-11(原本部品番号:E24326-09)
2017年9月
このガイドでは、Oracle Database 11gリリース2 (11.2)をLinux x86-64システムで簡単にインストールする方法について説明します。内容は次のとおりです。
このガイドでは、デフォルトのインストール・オプションを使用したOracle Databaseのインストール方法について説明します。
このガイドで説明する作業
このガイドでは、次の処理の手順を説明します。
Oracle Databaseをサポートするシステムの構成
「標準インストール」オプションを使用したローカル・ファイルシステムへのOracle Databaseのインストール
データベース・ファイル記憶域のためにローカル・ファイルシステムを使用する一般的なOracle Databaseインストールの構成
正常なインストールの結果
Oracle Databaseが正常にインストールされると、次のようになります。
作成したデータベースおよびデフォルトのOracle Netリスナー・プロセスがシステムで稼働します。
Oracle Enterprise Manager Database Controlがシステムで稼働し、Webブラウザを使用してアクセスできます。
このガイドで説明しない作業
このガイドでは、標準インストールのシナリオについて説明し、次の作業の実行方法については説明しません。
「拡張インストール」オプションを使用したソフトウェアのインストール
既存のOracleソフトウェアがインストールされているシステムへのソフトウェアのインストール
クラスタへのOracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール
Enterprise Managerの電子メール通知または自動バックアップの有効化
コア・ファイル作成の有効化
UDPおよびTCPカーネル・パラメータの確認
Oracle Automatic Storage Managementなどの代替ストレージ・オプションの使用
Oracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成
その他のインストール情報の参照先
このガイドで説明されていない作業の情報など、Oracle Databaseのインストールの詳細は、次のいずれかのガイドを参照してください。
単一のシステムにソフトウェアをインストールする場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Linux』を参照してください。
スタンドアロンのサーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールする場合は、Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Linuxの「Oracle Grid Infrastructure」を参照してください。
Oracle Real Application Clustersのインストールを実行する場合は、Oracle Grid Infrastructureのインストレーション・ガイドおよびOracle Real Application Clustersのインストレーション・ガイドを参照してください。これらのガイドでは、Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール方法について説明しています。Oracle Clusterwareは、Oracle Real Application Clustersのインストールの前提条件です。
これらのガイドはすべて、製品ディスクに含まれています。アクセスするには、Webブラウザを使用して、メディアの最上位ディレクトリにあるwelcome.htm
ファイルを開きます。プラットフォーム固有のドキュメントは、PDF形式およびHTML形式で「ドキュメント」セクションに用意されています。
Oracleソフトウェアをインストールする前に、root
ユーザーとしていくつかのタスクを完了しておく必要があります。root
ユーザーとしてログインするには、次の手順のいずれかを実行します。
注意: X Window Systemワークステーション、Xターミナル、またはXサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする必要があります。 |
X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからソフトウェアをインストールする場合は、次の手順を実行します。
Xターミナル(xterm
)など、ローカル・ターミナル・セッションを開始します。
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、次のコマンドを入力して、リモート・ホストでのローカルのXサーバーのXアプリケーションの表示を可能にします。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.example.com
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、ssh
、rlogin
、またはtelnet
コマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。
$ telnet fully_qualified_remote_host_name
root
ユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをroot
に切り替えます。
$ sudo sh password: #
Xサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする場合の手順は、次のとおりです。
注意: 必要に応じて、Xサーバーのドキュメントを参照して、この手順の実行方法の詳細を確認してください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。 |
Xサーバー・ソフトウェアを開始します。
Xサーバー・ソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成します。
ソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステム上でXターミナル(xterm
)などのターミナル・セッションを開始します。
root
ユーザーとしてリモート・システムにログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをroot
に切り替えます。
$ sudo sh password: #
システムは次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。
Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのメモリー要件は次のとおりです。
最小: 1GBのRAM
推奨: 2GB以上のRAM
RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# grep MemTotal /proc/meminfo
RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。
次の表では、インストールされているRAMと構成済スワップ領域推奨の関連を示します。
注意: Linuxでは、HugePages機能により、メモリー・マップ・ファイルを使用して、ラージ・ページ表にスワップできないメモリーが割り当てられます。HugePagesを有効にする場合は、スワップ領域を計算する前に、HugePagesに割り当てられるメモリー分を使用可能なRAMから差し引く必要があります。 |
使用可能なRAM | 必要なスワップ領域 |
---|---|
1GBから2GB | RAMのサイズの1.5倍 |
2GBから16GB | RAMのサイズと同じ |
16GB超 | 16GB |
システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# uname -m
注意: このコマンドでは、プロセッサ・タイプが表示されます。プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。必要な出力が表示されない場合、このシステムにソフトウェアをインストールできません。 |
構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# grep SwapTotal /proc/meminfo
必要に応じて、オペレーティング・システムのドキュメントを参照して追加のスワップ領域の構成方法を確認してください。
次のコマンドを入力して、使用可能なRAMおよびスワップ領域を確認します。
# free
注意:
|
自動メモリー管理
Oracle Database 11g以降、自動メモリー管理機能は、より多くの共有メモリー(/dev/shm
)とファイル記述子が必要になります。共有メモリーのサイズは、コンピュータ上の各OracleインスタンスごとにMEMORY_MAX_TARGET
およびMEMORY_TARGET
のサイズ以上である必要があります。
使用可能な共有メモリー容量を確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h /dev/shm/
注意: MEMORY_MAX_TARGET およびMEMORY_TARGET は、LOCK_SGA が有効な場合、またはLinuxでHugePages機能を利用する場合は使用できません。 |
システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# uname -m
注意: このコマンドでは、プロセッサ・タイプが表示されます。プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。必要な出力が表示されない場合、このシステムにソフトウェアをインストールできません。 |
Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのディスク領域要件は次のとおりです。
/tmp
ディレクトリに1GB以上のディスク領域が必要です。
/tmp
ディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h /tmp
/tmp
ディレクトリの使用可能な空きディスク領域が1GB未満の場合は、次の手順のいずれかを実行します。
ディスク領域の要件が満たされるように、/tmp
ディレクトリから不要なファイルを削除します。
oracle
ユーザーの環境を設定するときに、TMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
/tmp
ディレクトリを含むファイルシステムを拡張します。ファイルシステムの拡張については、必要に応じて、システム管理者に連絡してください。
次のコマンドを入力して、システムの空きディスク領域のサイズを確認します。
# df -h
次の表は、Linux x86-64での各インストール・タイプを対象としたソフトウェア・ファイルおよびデータファイルのディスク領域要件を示しています。
インストール・タイプ | ソフトウェア・ファイルの要件(GB) |
---|---|
Enterprise Edition | 4.7 |
Standard Edition | 4.6 |
インストール・タイプ | データファイルの要件(GB) |
---|---|
Enterprise Edition | 1.7 |
Standard Edition | 1.5 |
自動バックアップを構成する場合は、ファイルシステムまたはOracle Automatic Storage Managementのディスク・グループに、高速リカバリ領域用の追加のディスク領域が必要です。
インストールする製品に応じて、次のソフトウェアがシステムにインストールされているかどうかを確認します。
注意: Oracle Universal Installerは、システムをチェックして、リストに示されている要件を満たしているかどうかを検証します。これらのチェックに合格するために、Oracle Universal Installerを起動する前に要件を確認してください。 |
注意: このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。 |
Oracle Database 11gリリース2(11.2)には、次に示すバージョン以上のオペレーティング・システムが必要です。
注意:
|
Asianux Server 3 SP2
Asianux Server 4 SP3
Oracle Linux 4 Update 7
Oracle Linux 5 Update 2 (Red Hat Compatible Kernelを使用)
Oracle Linux 5 Update 5
Oracle Linux 6
Oracle Linux 6 (Red Hat Compatible Kernelを使用)
Oracle Linux 7
Oracle Linux 7 (Red Hat Compatible Kernelを使用)
Red Hat Enterprise Linux 4 Update 7
Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2
Red Hat Enterprise Linux 6
Red Hat Enterprise Linux 7
SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2
SUSE Linux Enterprise Server 11
SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1
NeoKylin Linux Advanced Server 6
NeoKylin Linux Advanced Server 7
Oracle Database 11gリリース2 (11.2)以降では、Oracle Linux 4、Oracle Linux 5、Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 4、Red Hat Enterprise Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 6に対してSecurity Enhanced Linux (SE Linux)機能がサポートされています。
インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# cat
/proc/version
Oracle Database 11gリリース2(11.2)のカーネル要件は次のとおりです。
Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合
2.6.9以上
Oracle Linux 5 Update 2 (Red Hat Compatible Kernelを使用)の場合
2.6.18以上
Oracle Linux 5 Update 5 (Red Hat Compatible Kernelを使用)の場合
2.6.18以上
Oracle Linux 5 Update 5 (Unbreakable Enterprise Kernelを使用)の場合
2.6.32-100.0.19以上
Oracle Linux 6の場合
2.6.32-100.28.5.el6.x86_64以上
Oracle Linux 6 (Red Hat Compatible Kernelを使用)の場合
2.6.32-71.el6.x86_64以上
Oracle Linux 7の場合
3.8.13-33.el7uek.x86_64以上
Oracle Linux 7 (Red Hat Compatible Kernelを使用)の場合
3.10.0-54.0.1.el7.x86_64以上
Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2の場合
2.6.18以上
Red Hat Enterprise Linux 5 Update 5の場合
2.6.18以上
Red Hat Enterprise Linux 6の場合:
2.6.32-71.el6.x86_64以上
Red Hat Enterprise Linux 7の場合:
3.10.0-54.0.1.el7.x86_64以上
Asianux Server 3の場合
2.6.18以上
Asianux Server 4の場合
2.6.32-71.el6.x86_64以上
SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:
2.6.16.21以上
SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:
2.6.27.19以上
SUSE Linux Enterprise Server 12の場合:
3.12.49-11以上
NeoKylin Linux Advanced Server 6の場合
2.6.32-431.el6.x86_64以上
NeoKylin Linux Advanced Server 7の場合
3.10.0-327.el7.x86_64以上
関連項目: 『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux』のOracle Unbreakable Enterprise Kernel for Linuxの概要に関する項 |
必要なカーネルがインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -r
このコマンドをOracle Linux 5.0システム上で実行した場合のサンプル出力を次に示します。
2.6.18-128.el5PAE
この例の出力では、システムのカーネルのバージョン(2.6.18
)およびエラータ・レベル(-128.el5PAE
)を示しています。
カーネルのバージョンが前述の要件を満たしていない場合、カーネル更新の取得およびインストールについてはオペレーティング・システム・ベンダーに問い合せてください。
Oracle Database 11gリリース2(11.2)のパッケージ要件は次のとおりです。
注意:
|
注意: Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降、次の表に示した32ビット・パッケージはすべて(gcc-32bit-4.3 を除く)、Linux x86-64にデータベースをインストールする際に必要なくなりました。64ビット・パッケージのみが必要です。
ただし、リリース11.2.0.2より前のOracle Database 11gでは、次の表に示す32ビットおよび64ビットの両方のパッケージが必要です。 |
Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.15.92.0.2 compat-libstdc++-33-3.2.3 compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit) elfutils-libelf-0.97 elfutils-libelf-devel-0.97 expat-1.95.7 gcc-3.4.6 gcc-c++-3.4.6 glibc-2.3.4-2.41 glibc-2.3.4-2.41 (32 bit) glibc-common-2.3.4 glibc-devel-2.3.4 glibc-headers-2.3.4 libaio-0.3.105 libaio-0.3.105 (32 bit) libaio-devel-0.3.105 libaio-devel-0.3.105 (32 bit) libgcc-3.4.6 libgcc-3.4.6 (32-bit) libstdc++-3.4.6 libstdc++-3.4.6 (32 bit) libstdc++-devel 3.4.6 make-3.80 numactl-0.6.4.x86_64 pdksh-5.2.14 sysstat-5.0.5
Oracle Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 5およびAsianux Server 3について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.17.50.0.6 compat-libstdc++-33-3.2.3 compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit) elfutils-libelf-0.125 elfutils-libelf-devel-0.125 gcc-4.1.2 gcc-c++-4.1.2 glibc-2.5-24 glibc-2.5-24 (32 bit) glibc-common-2.5 glibc-devel-2.5 glibc-devel-2.5 (32 bit) glibc-headers-2.5 ksh-20060214 libaio-0.3.106 libaio-0.3.106 (32 bit) libaio-devel-0.3.106 libaio-devel-0.3.106 (32 bit) libgcc-4.1.2 libgcc-4.1.2 (32 bit) libstdc++-4.1.2 libstdc++-4.1.2 (32 bit) libstdc++-devel-4.1.2 make-3.81 sysstat-7.0.2
Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6 (x86_64) compat-libcap1-1.10-1 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686 gcc-4.4.4-13.el6 (x86_64) gcc-c++-4.4.4-13.el6 (x86_64) glibc-2.12-1.7.el6 (i686) glibc-2.12-1.7.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.7.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.7.el6.i686 ksh libgcc-4.4.4-13.el6 (i686) libgcc-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.4-13.el6.i686 libstdc++-devel-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-devel-4.4.4-13.el6.i686 libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-0.3.107-10.el6.i686 libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-devel-0.3.107-10.el6.i686 make-3.81-19.el6 sysstat-9.0.4-11.el6 (x86_64)
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.23.52.0.1-12.el7.x86_64 compat-libcap1-1.10-3.el7.x86_64 compat-libstdc++-33-3.2.3-71.el7.i686 compat-libstdc++-33-3.2.3-71.el7.x86_64 gcc-4.8.2-3.el7.x86_64 gcc-c++-4.8.2-3.el7.x86_64 glibc-2.17-36.el7.i686 glibc-2.17-36.el7.x86_64 glibc-devel-2.17-36.el7.i686 glibc-devel-2.17-36.el7.x86_64 ksh libaio-0.3.109-9.el7.i686 libaio-0.3.109-9.el7.x86_64 libaio-devel-0.3.109-9.el7.i686 libaio-devel-0.3.109-9.el7.x86_64 libgcc-4.8.2-3.el7.i686 libgcc-4.8.2-3.el7.x86_64 libstdc++-4.8.2-3.el7.i686 libstdc++-4.8.2-3.el7.x86_64 libstdc++-devel-4.8.2-3.el7.i686 libstdc++-devel-4.8.2-3.el7.x86_64 libXi-1.7.2-1.el7.i686 libXi-1.7.2-1.el7.x86_64 libXtst-1.2.2-1.el7.i686 libXtst-1.2.2-1.el7.x86_64 make-3.82-19.el7.x86_64 sysstat-10.1.5-1.el7.x86_64
SUSE Linux Enterprise Server 10について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.16.91.0.5 compat-libstdc++-5.0.7 gcc-4.1.0 gcc-c++-4.1.2 glibc-2.4-31.63 glibc-devel-2.4-31.63 glibc-devel-32bit-2.4-31.63 ksh-93r-12.9 libaio-0.3.104 libaio-32bit-0.3.104 libaio-devel-0.3.104 libaio-devel-32bit-0.3.104 libelf-0.8.5 libgcc-4.1.2 libstdc++-4.1.2 libstdc++-devel-4.1.2 make-3.80 numactl-0.9.6.x86_64 sysstat-8.0.4
SUSE Linux Enterprise Server 11について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.19 gcc-4.3 gcc-32bit-4.3 gcc-c++-4.3 glibc-2.9 glibc-32bit-2.9 glibc-devel-2.9 glibc-devel-32bit-2.9 ksh-93t libaio-0.3.104 libaio-32bit-0.3.104 libaio-devel-0.3.104 libaio-devel-32bit-0.3.104 libstdc++33-3.3.3 libstdc++33-32bit-3.3.3 libstdc++43-4.3.3_20081022 libstdc++43-32bit-4.3.3_20081022 libstdc++43-devel-4.3.3_20081022 libstdc++43-devel-32bit-4.3.3_20081022 libgcc43-4.3.3_20081022 libstdc++-devel-4.3 make-3.81 sysstat-8.1.5
SUSE Linux Enterprise Server 12について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.25.0-13.1 gcc-4.8-6.189 gcc48-4.8.5-24.1 glibc-2.19-31.9 glibc-32bit-2.19-31.9 glibc-devel-2.19-31.9.x86_64 glibc-devel-32bit-2.19-31.9.x86_64 libaio1-0.3.109-17.15 libaio-devel-0.3.109-17.15 libcap1-1.10-59.61 libstdc++48-devel-4.8.5-24.1.x86_64 libstdc++48-devel-32bit-4.8.5-24.1.x86_64 libstdc++6-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libstdc++6-32bit-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libstdc++-devel-4.8-6.189.x86_64 libstdc++-devel-32bit-4.8-6.189.x86_64 libgcc_s1-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libgcc_s1-32bit-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 mksh-50-2.13 make-4.0-4.1.x86_64 sysstat-10.2.1-3.1.x86_64 xorg-x11-driver-video-7.6_1-14.30.x86_64 xorg-x11-server-7.6_1.15.2-36.21.x86_64 xorg-x11-essentials-7.6_1-14.17.noarch xorg-x11-Xvnc-1.4.3-7.2.x86_64 xorg-x11-fonts-core-7.6-29.45.noarch xorg-x11-7.6_1-14.17.noarch xorg-x11-server-extra-7.6_1.15.2-36.21.x86_64 xorg-x11-libs-7.6-45.14.noarch xorg-x11-fonts-7.6-29.45.noarch
注意: パッチ18370031をダウンロードしてインストールする必要があります。このパッチのダウンロードおよびインストール方法の詳細は、次を参照してください。『Oracle Database Clientインストレーション・ガイドfor Linux』 |
NeoKylin Linux Advanced Server 6について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.20.51.0.2-5.36.el6 (x86_64) compat-libcap1-1.10-1 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (i686) gcc-4.4.7-4.el6 (x86_64) gcc-c++-4.4.7-4.el6 (x86_64) glibc-2.12-1.132.el6 (i686) glibc-2.12-1.132.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.132.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.132.el6 (i686) ksh libgcc-4.4.7-4.el6 (i686) libgcc-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.7-4.el6 (i686) libstdc++-devel-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-devel-4.4.7-4.el6 (i686) libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-0.3.107-10.el6 (i686) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (i686) make-3.81-20.el6 sysstat-9.0.4-22.el6 (x86_64)
NeoKylin Linux Advanced Server 7について、次のバージョン以上のパッケージをインストールする必要があります。
binutils-2.23.52.0.1-55.el7.x86_64 compat-libcap1-1.10-7.el7.x86_64 gcc-4.8.5-4.el7.ns7.01.x86_64 gcc-c++-4.8.5-4.el7.ns7.01.x86_64 glibc-2.17-105.el7.ns7.01.i686 glibc-2.17-105.el7.ns7.01.x86_64 glibc-devel-2.17-105.el7.ns7.01.i686 glibc-devel-2.17-105.el7.ns7.01.x86_64 ksh-20120801-22.el7_1.2.x86_64 libaio-0.3.109-13.el7.i686 libaio-0.3.109-13.el7.x86_64 libaio-devel-0.3.109-13.el7.i686 libaio-devel-0.3.109-13.el7.x86_64 libgcc-4.8.5-4.el7.ns7.01.i686 libgcc-4.8.5-4.el7.ns7.01.x86_64 libstdc++-4.8.5-4.el7.ns7.01.i686 libstdc++-4.8.5-4.el7.ns7.01.x86_64 libstdc++-devel-4.8.5-4.el7.ns7.01.i686 libstdc++-devel-4.8.5-4.el7.ns7.01.x86_64 libXi-1.7.4-2.el7.i686 libXi-1.7.4-2.el7.x86_64 libXtst-1.2.2-2.1.el7.i686 libXtst-1.2.2-2.1.el7.x86_64 make-3.82-21.el7.x86_64 sysstat-10.1.5-7.el7.x86_64
必要なパッケージがインストールされているかどうかを調べるために、次のようなコマンドを入力します。
# rpm -q package_name
パッケージがインストールされていない場合は、Linuxのディストリビューション・メディアからインストールするか、LinuxベンダーのWebサイトから必要なパッケージのバージョンをダウンロードします。
Intel C++コンパイラ10.1以降、および「パッケージ要件」のリストに示されていたGNU CとC++コンパイラは、これらの製品で使用できるようにサポートされています。
注意: Intel Compiler v10.1を使用してOracle C++ Call Interface(OCCI)アプリケーションを構築するには、「パッケージ要件」に示されているgccバージョンの標準テンプレート・ライブラリでのみ使用できます。Oracle XML Developer's Kitは、OCCIと同じコンパイラでサポートされます。 |
使用するコンポーネントに応じて、次のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。
UNIX用のODBCドライバ・マネージャをインストールする必要があります。ドライバ・マネージャは次のURLからダウンロードしてインストールできます。
ODBCを使用するには、使用するオペレーティング・システムに応じて、次の追加のODBC RPMもインストールする必要があります。
Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:
unixODBC-2.2.11(32-bit)
以上
unixODBC-devel-2.2.11(64-bit)
以上
unixODBC-2.2.11(64-bit)
以上
Oracle Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 5およびAsianux Server 3の場合:
unixODBC-2.2.11(32-bit)
以上
unixODBC-devel-2.2.11(64-bit)
以上
unixODBC-2.2.11(64-bit)
以上
Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4の場合:
unixODBC-2.2.14-11.el6 (x86_64)
以上
unixODBC-2.2.14-11.el6.i686
以上
unixODBC-devel-2.2.14-11.el6 (x86_64)
以上
unixODBC-devel-2.2.14-11.el6.i686
以上
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7の場合:
unixODBC-2.3.1-6.el7.x86_64以上
unixODBC-2.3.1-6.el7.i686以上
unixODBC-devel-2.3.1-6.el7.x86_64以上
unixODBC-devel-2.3.1-6.el7.i686以上
SUSE 10の場合:
unixODBC-32 bit-2.2.11(32-bit)
以上
unixODBC-2.2.11(64-bit)
以上
unixODBC-devel-2.2.11(64-bit)
以上
SUSE 11の場合:
unixODBC-2.2.12
以上
unixODBC-devel-2.2.12
以上
unixODBC-32bit-2.2.12(32-bit)
以上
NeoKylin Linux Advanced Server 6の場合:
unixODBC-2.2.14-12.el6_3.i686
以上
unixODBC-2.2.14-12.el6_3.x86_64
以上
unixODBC-devel-2.2.14-12.el6_3.i686
以上
NeoKylin Linux Advanced Server 7の場合:
unixODBC-2.3.1-11.el7.i686
以上
unixODBC-2.3.1-11.el7.x86_64
以上
unixODBC-devel-2.3.1-11.el7.x86_64
以上
Oracle Java Database ConnectivityおよびOracle Call InterfaceのドライバとJNDI拡張機能付きJDK 6(Java SE Development Kit 1.6.0_21
)またはJDK 5(1.5.0_24
)を併用できます。ただし、データベースのインストールに必須のものではありません。このリリースではIBM JDK 1.5
がインストールされます。
最新のLinux-PAM(Linux向けのプラガブル認証モジュール)ライブラリをインストールすると、システム管理者はアプリケーションがユーザーを認証する方法を選択できます。
Oracle Messaging Gatewayは、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)と次のソフトウェアの統合をサポートします。
IBM WebSphere MQ V7.0、クライアントおよびサーバー:
MQSeriesClient MQSeriesServer MQSeriesRuntime
TIBCO Rendezvous 7.3
WebSphere MQのCSDが必要な場合は、IBMのWebサイトでダウンロードおよびインストールの情報を参照してください。
次の製品の組合せが動作保証されています。
Pro* COBOL
Micro Focus Server Express 5.1
Oracle Databaseのインストールには、Webブラウザは必須ではありません。ドキュメントにアクセスしたり、Oracle Enterprise Manager Database ControlおよびOracle Application Expressを使用するには、ブラウザが必要です。WebブラウザがJavaScriptおよびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。
Oracle Enterprise Manager Database Controlでは次のブラウザをサポートしています。
Microsoft Internet Explorer 10.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.3以上でサポート)
Microsoft Internet Explorer 9.0
Microsoft Internet Explorer 8.0
Microsoft Internet Explorer 7.0 SP1
Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2
Firefox 21.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)
Firefox 17.0.6 ESR (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)
Firefox 3.6
Firefox 3.5
Firefox 3.0.7
Firefox 2.0
Safari 4.0.x
Safari 3.2
Safari 3.1
Google Chrome 27.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)
Google Chrome 4.0
Google Chrome 3.0
Netscape Navigator 9.0
Netscape Navigator 8.1
関連項目: 『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』 |
Oracle Databaseをインストールする場合、次のローカル・オペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。
Oracleインベントリ・グループ(通常はoinstall
)
OSDBAグループ(通常はdba
)
Oracleソフトウェア所有者(通常はoracle
)
OSOPERグループ(オプション。通常はoper
)
これらのグループおよびユーザーが存在するかを確認し、必要に応じて作成するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、oinstall
グループが存在するかどうか確認します。
# more /etc/oraInst.loc
このコマンドの出力にoinstall
グループ名が表示される場合、グループは存在します。
oraInst.loc
ファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。
inventory_loc=/u01/app/oraInventory inst_group=oinstall
inst_group
パラメータは、Oracleインベントリ・グループの名前oinstall
を示します。
次のコマンドを入力して、dba
グループが存在するかどうか確認します。
# grep dba /etc/group
このコマンドの出力にdba
グループ名が表示される場合、グループは存在します。
必要に応じて、次のコマンドを入力してoinstall
およびdba
グループを作成します。
# /usr/sbin/groupadd oinstall # /usr/sbin/groupadd dba
次のコマンドを入力して、oracle
ユーザーが存在するかどうか、適切なグループに属しているかどうかを確認します。
# id oracle
oracle
ユーザーが存在する場合、このコマンドでユーザーが属するグループの情報が表示されます。出力は次のようになり、oinstall
はプライマリ・グループ、dba
はセカンダリ・グループであることを示します。
uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
必要に応じて、次のいずれかの処理を実行します。
oracle
ユーザーは存在するが、そのプライマリ・グループがoinstall
でない場合、またはdba
グループのメンバーでない場合は、次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/usermod -g oinstall -G dba oracle
oracle
ユーザーが存在しない場合は、次のコマンドを入力して作成します。
# /usr/sbin/useradd -g oinstall -G dba oracle
このコマンドにより、oracle
ユーザーが作成され、oinstall
がプライマリ・グループとして、dba
がセカンダリ・グループとして指定されます。
次のコマンドを入力して、oracle
ユーザーのパスワードを設定します。
# passwd oracle
次の表で、各カーネル・パラメータが表に示す最小値以上の値に設定されていることを確認します。表の後に、値の確認および設定方法について説明します。
注意: この項に示すカーネル・パラメータ値およびシェル制限値は、単なる最小値です。本番データベース・システムでは、これらの値をチューニングしてシステムのパフォーマンスを最適化することをお薦めします。カーネル・パラメータのチューニングの詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 |
パラメータ | 最小値 | ファイル |
---|---|---|
semmsl
|
250
32000 100 128 |
/proc/sys/kernel/sem |
shmall |
2097152 | /proc/sys/kernel/shmall |
shmmax |
最小: 536870912
最大: 物理メモリーより1バイト少ない値 推奨: 物理メモリーの半分以上
|
/proc/sys/kernel/shmmax |
shmmni |
4096 | /proc/sys/kernel/shmmni |
file -max |
6815744 | /proc/sys/fs/file-max |
ip_local_port_range |
最小: 9000
最大: 65500 |
/proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range |
rmem_default |
262144 | /proc/sys/net/core/rmem_default |
rmem_max |
4194304 | /proc/sys/net/core/rmem_max |
wmem_default |
262144 | /proc/sys/net/core/wmem_default |
wmem_max |
1048576 | /proc/sys/net/core/wmem_max |
aio-max-nr |
1048576
注意: この値は同時未処理リクエストを制限するもので、I/Oサブシステムの障害を防ぐために設定する必要があります。 |
/proc/sys/fs/aio-max-nr |
注意: いずれかのパラメータの現在の値がこの表にリストされている値より大きい場合、そのパラメータの値は変更しないでください。 |
これらのカーネル・パラメータに対して指定されている現在の値を表示し、必要に応じて変更するには、次の手順を実行します。
次のようなコマンドを入力してカーネル・パラメータの現在の値を表示します。
注意: 現行の値をメモし、変更が必要な値を識別します。 |
パラメータ | コマンド |
---|---|
semmsl 、semmns 、semopm およびsemmni |
# /sbin/sysctl -a | grep sem
このコマンドでは、リストされた順にセマフォ・パラメータの値が表示されます。 |
shmall 、shmmax およびshmmni |
# /sbin/sysctl -a | grep shm |
file-max |
# /sbin/sysctl -a | grep file-max |
ip_local_port_range |
# /sbin/sysctl -a | grep ip_local_port_range |
rmem_default |
# /sbin/sysctl -a | grep rmem_default |
rmem_max |
# /sbin/sysctl -a | grep rmem_max |
wmem_default |
# /sbin/sysctl -a | grep wmem_default |
wmem_max |
# /sbin/sysctl -a | grep wmem_max |
いずれかのカーネル・パラメータの値が推奨値と異なる場合は、次の手順を実行します。
テキスト・エディタを使用して、/etc/sysctl.conf
ファイルを作成または編集、および次のような行の追加または編集をします。
注意: 変更するカーネル・パラメータ値の行のみを含めます。セマフォ・パラメータ(kernel.sem )の場合は、4つの値をすべて指定する必要があります。ただし、現在の値いずれかが最小値より大きい場合は、大きい値を指定します。 |
fs.aio-max-nr = 1048576 fs.file-max = 6815744 kernel.shmall = 2097152 kernel.shmmax = 536870912 kernel.shmmni = 4096 kernel.sem = 250 32000 100 128 net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500 net.core.rmem_default = 262144 net.core.rmem_max = 4194304 net.core.wmem_default = 262144 net.core.wmem_max = 1048576
/etc/sysctl.conf
ファイルに指定した値は、システムの再起動時にも保持されます。ただし、SUSE Linux Enterprise Serverシステムでは、次のコマンドを入力して、システムの再起動時に必ず/etc/sysctl.conf
ファイルが読み取られるようにします。
# /sbin/chkconfig boot.sysctl on
カーネル・パラメータの現行の値を変更するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/sysctl -p
このコマンドの出力結果を確認し、値が正しいかどうかを検証します。値が適切でない場合、/etc/sysctl.confファイルを編集し、このコマンドを再び入力します。
コマンド/sbin/sysctl -a
を入力して、値が正しく設定されていることを確認します。
SUSEシステムの場合のみ、次のコマンドを入力して、システムの再起動時に/etc/sysctl.conf
ファイルが読み取られるようにします。
# /sbin/chkconfig boot.sysctl on
SUSEシステムの場合のみ、oinstallグループのGIDを、パラメータ/proc/sys/vm/hugetlb_shm_group
の値として入力する必要があります。これにより、oinstallのメンバーに、共有メモリー・セグメントを作成するグループ権限が付与されます。
たとえば、oinstallグループのGIDが501の場合は次のようになります。
# echo 501 > /proc/sys/vm/hugetlb_shm_group
このコマンドを実行した後、vi
を使用して/etc/sysctl.conf
に次のテキストを追加し、システムの再起動時にboot.sysctl
スクリプトが実行されるようにします。
vm.hugetlb_shm_group=501
注意: vm.hugetlb_shm_group として定義できるのは1つのグループのみです。 |
/etc/sysctl.conf
ファイルのカーネル・パラメータの値を更新した後、コンピュータを再起動するか、コマンドsysctl -p
を実行して、/etc/sysctl.conf
ファイルに対して行った変更がアクティブなカーネル・メモリーで有効になるようにします。
Oracleソフトウェア・インストール・ユーザーのリソース制限の確認
Oracle Linuxシステムでは、オペレーティング・システムを構成してlimits.conf
ファイルのリソース制限を設定するなど、インストール前の要件を満たすために、Oracle Preinstallation RPMをインストールすることをお薦めします。Oracle Preinstallation RPMでは、oracle
ユーザー用のlimits.conf
ファイルのみが構成されます。Oracle Grid Infrastructureの役割区分を実装している場合、limits.conf
ファイルのoracle
ユーザーの値をgrid
ユーザーにコピーします。
インストール・ソフトウェア所有者ごとに、次の推奨範囲を使用してインストールのリソース制限を確認します。
表1 インストール所有者のリソース制限の推奨範囲
リソース・シェル制限 | リソース | 弱い制限 | 強い制限 |
---|---|---|---|
オープン・ファイル記述子数 |
nofile |
1024以上 |
65536以上 |
単一ユーザーが使用可能なプロセス数 |
nproc |
2047以上 |
16384以上 |
プロセスのスタック・セグメントのサイズ |
スタック |
10240KB以上 |
10240KB以上かつ32768KB以下 |
リソース制限を確認するには、次の手順を実行します。
インストール所有者としてログインします。
ファイル記述子設定の弱い制限および強い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。
$ ulimit -Sn 4096 $ ulimit -Hn 65536
ユーザーが使用可能なプロセス数の弱い制限および強い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。
$ ulimit -Su 2047 $ ulimit -Hu 16384
スタック設定の弱い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。
$ ulimit -Ss 10240 $ ulimit -Hs 32768
Oracleソフトウェア・インストール所有者ごとに、この手順を繰り返します。
必要な場合、インストール所有者に関する/etc/security/limits.conf
構成ファイルのリソース制限を更新します。ただし、構成ファイルはディストリビューション固有です。ディストリビューション固有の構成ファイルの情報については、システム管理者にお問い合せください。
注意: grid ユーザーまたはoracle ユーザーがログインしている場合、これらのユーザーをログアウトしてログインしなおすまで、limits.confファイルの変更内容は有効になりません。これらのアカウントを使用してインストールを行う前に、変更内容を有効にする必要があります。 |
次のような名前でディレクトリを作成し、正しい所有者、グループおよびその権限を指定します。
Oracleベース・ディレクトリ
オプションのOracleデータファイル・ディレクトリ
Oracleベース・ディレクトリには、3GBの空きディスク領域、または別にOracleデータファイル・ディレクトリの作成を選択しない場合は4GBの空きディスク領域が必要です。
注意: 別にOracleデータファイル・ディレクトリを作成しない場合、データファイルをOracleベース・ディレクトリのサブディレクトリにインストールできます。ただし、本番データベースでは推奨しません。 |
Oracleベース・ディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、マウントされたすべてのファイルシステムの情報を表示します。
# df -k
このコマンドにより、次のものも含め、システムにマウントされたすべてのファイルシステムの情報が表示されます。
物理デバイス名
ディスク領域の合計サイズ、使用中のサイズおよび使用可能なサイズ
そのファイルシステムのマウント・ポイント・ディレクトリ
表示から、この項で前述したディスク領域要件を満たすファイルシステムを1つまたは2つ識別します。
識別した各ファイルシステムのマウント・ポイント・ディレクトリの名前を記録します。
次のようなコマンドを入力して、識別したマウント・ポイント・ディレクトリ内の推奨サブディレクトリを作成し、適切な所有者、グループおよびそれらの権限を設定します。
# mkdir -p /mount_point
/app/ # chown -R oracle:oinstall /mount_point/app/ # chmod -R 775 /mount_point
/app/
次に例を示します。
# mkdir -p /u01/app/ # chown -R oracle:oinstall /u01/app/ # chmod -R 775 /u01/app/
Oracle Universal Installerはoracle
アカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracle
ユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。
シェル起動ファイルで、デフォルトのファイル・モード作成マスク(umask
)を022
に設定します。
DISPLAY
環境変数を設定します。
oracle
ユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。
たとえば、Xターミナル(xterm
)など、新規ターミナル・セッションを開始します。
次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.example.com
ソフトウェアをインストールするシステムにログインしていない場合は、そのシステムにoracle
ユーザーとしてログインします。
oracle
ユーザーとしてログインしていない場合は、次のようにユーザーをoracle
に切り替えます。
$ su - oracle
oracle
ユーザーのデフォルト・シェルを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ echo $SHELL
シェル起動スクリプトを実行するには、次のコマンドを入力します。
Bashシェルの場合:
$ . ./.bash_profile
BourneまたはKornシェルの場合:
$ . ./.profile
Cシェルの場合:
% source ./.login
ローカル・コンピュータにソフトウェアをインストールしない場合は、リモート・コンピュータで次のコマンドを実行して、DISPLAY
変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ export DISPLAY=local_host:0.0
Cシェルの場合:
% setenv DISPLAY local_host:0.0
この例で、local_host
は、Oracle Universal Installerの表示に使用するローカル・コンピュータのホスト名またはIPアドレスです。
リモート・コンピュータで次のコマンドを実行し、シェルおよびDISPLAY環境変数が正しく設定されているかを確認します。
echo $SHELL echo $DISPLAY
Xアプリケーションを有効にするには、ローカル・コンピュータで次のコマンドを実行します。
$ xhost + fully_qualified_remote_host_name
Xアプリケーション表示が正しく設定されていることを確認するには、オペレーティング・システムに付属のX11ベースのプログラム(xclock
など)を次のように実行します。
$ xclock
この例で、xclock
は/usr/X11R6/bin/xclocks
にあります。DISPLAY
変数が正しく設定されていれば、xclock
がコンピュータ画面に表示されます。
関連項目: 詳細は、PC-X Serverまたはオペレーティング・システム・ベンダーのドキュメントを参照してください。 |
/tmp
ディレクトリの空きディスク領域が1GBに満たないことが確認された場合は、1GB以上の空き領域があるファイル・システムを特定し、そのファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
次のコマンドを使用して、マウントされた各ファイルシステムの空きディスク領域を確認します。
# df -h /tmp
必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイルシステム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。
$ sudo mkdir /mount_point/tmp $ sudo chmod a+wr /mount_point/tmp # exit
次のようなコマンドを入力し、TMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ TMP=/mount_point/tmp $ TMPDIR=/mount_point/tmp $ export TMP TMPDIR
Cシェルの場合:
% setenv TMP /mount_point/tmp % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
次のようなコマンドを入力し、ORACLE_BASE
およびORACLE_SID
環境変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ ORACLE_BASE=/u01/app/oracle $ ORACLE_SID=sales $ export ORACLE_BASE ORACLE_SID
Cシェルの場合:
% setenv ORACLE_BASE /u01/app/oracle % setenv ORACLE_SID sales
この例で、/u01/app/oracle
は前に作成または識別したOracleベース・ディレクトリで、sales
はデータベースの名前(通常は5文字以内)です。
次のコマンドを入力して、ORACLE_HOME
およびTNS_ADMIN
環境変数が設定されていないことを確認します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ unset ORACLE_HOME $ unset TNS_ADMIN
Cシェルの場合:
% unsetenv ORACLE_HOME % unsetenv TNS_ADMIN
注意: ORACLE_HOME 、Oracle Universal Installerはその値を使用してOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定します。ただし、ORACLE_BASE 環境変数をユーザーが設定する場合は、ORACLE_HOME 環境変数を設定せずに、Oracle Universal Installerから提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。 |
ほとんどのLinuxシステムでは、インストール・メディアにディスクを挿入するとディスクが自動的にマウントされます。自動的にマウントされない場合は、次の手順に従ってマウントしてください。
次のようなコマンドを入力し、現在マウントされているディスクを取り出して、ドライブから取り除きます。
Asianux、Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
$ sudo eject /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# eject /media/dvd
この例の/mnt/dvd
および/media/dvd
は、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。
DVDをディスク・ドライブに挿入します。
ディスクが自動的にマウントされたかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。
Asianux、Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
# ls /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# ls /media/dvd
このコマンドがディスクの内容の表示に失敗した場合は、次のようなコマンドを入力します。
Asianux、Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
# mount -t iso9660 /dev/dvd /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# mount -t iso9660 /dev/dvd /media/dvd
この例の/mnt/dvd
および/media/dvd
は、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。
oracle
ユーザーの環境を構成した後、次のようにOracle Universal Installerを起動してOracle Databaseをインストールします。
次のコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。
$ /mount_point/db/runInstaller
Oracle Universal Installerが起動しない場合は、X Windowの表示に関する問題のトラブルシューティング方法について、Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Linuxを参照してください。
次の表では、Oracle Universal Installerの各画面で推奨される処理について説明します。次のガイドラインを使用して、インストールを実行します。
追加の情報が必要な場合、またはデフォルト以外のオプションを選択する場合は、追加の情報について「ヘルプ」をクリックしてください。
ソフトウェアのインストールまたはリンク中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングについて、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。
注意: 前述した作業を完了している場合、ほとんどの画面でデフォルト値を選択することで、インストールを完了することができます。 |
画面 | 推奨アクション |
---|---|
セキュリティ・アップデートの構成 | 「電子メール」フィールドに、電子メール・アドレス(できればMy Oracle Supportの電子メール・アドレス)またはユーザー名を入力します。
セキュリティ・アップデートを受信するには、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る」チェック・ボックスを選択します。 「My Oracle Supportパスワード」フィールドに、My Oracle Supportのパスワードを入力します。 「次へ」をクリックします。 |
ソフトウェア更新のダウンロード | Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降では、ソフトウェア更新機能を使用して、最新の更新内容を直接ダウンロードして適用できます。次のオプションのいずれかを選択して、「次へ」をクリックします。
|
ソフトウェア更新の適用 | ソフトウェア更新のダウンロードを選択するか、事前ダウンロード済ソフトウェアのダウンロード場所を指定すると、この画面が表示されます。
前の画面でダウンロードにMy Oracle Support資格証明を使用を選択した場合は、すべての更新をダウンロードして適用を選択して「次へ」をクリックします。 前の画面で事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用を選択した場合は、すべての更新を適用を選択して「次へ」をクリックします。 |
インストール・オプションの選択 | 次の使用可能なオプションのリストから「データベースの作成および構成」を選択し、「次へ」をクリックします。
|
システム・クラス | 次のオプションから「サーバー・クラス」を選択し、データベースをインストールして、「次へ」をクリックします。
|
Gridインストール・オプション | 実行するデータベースのインストール・タイプに「単一インスタンス・データベースのインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
|
インストール・タイプの選択 | 次のオプションから、インストール・タイプに「標準インストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
|
標準インストール構成 | 要件に応じて、次の情報を入力します。
Oracleベース: デフォルトでは、Oracleベース・パスが表示されます。このパスは要件に応じて変更できます。 ソフトウェアの場所: 「ソフトウェアの場所」セクションで、デフォルト値をそのまま使用するか、Oracleコンポーネントのインストール先であるOracleホーム・ディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスにはスペースを入れないようにしてください。 記憶域のタイプ: データベース記憶域オプションに「ファイルシステム」またはOracle Automatic Storage Management を選択します。 データベース・ファイルの位置: 「記憶域のタイプ」で「ファイルシステム」を選択する場合は、「参照」をクリックして、データベース・ファイルの場所を指定します。 ASMSNMPパスワード: 「記憶域のタイプ」でOracle Automatic Storage Managementを選択する場合は、ASMSNMPユーザーのパスワードを指定する必要があります。 データベースのエディション: インストールするデータベースのエディションを選択します。 OSDBAグループ: デフォルトでは、OSDBAグループが選択されています。リストからOSDBAグループを選択することもできます。 グローバル・データベース名: 次の構文を使用して、 グローバル・データベース名を指定します。 database_name.domain たとえば、 管理パスワード: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを入力します。 パスワードの確認: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを再入力して確認します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
インベントリの作成 | この画面が表示されるのは、システム上に初めてOracle製品をインストールする場合のみです。
Oracleインベントリ・ディレクトリのフルパスを指定します。選択されているオペレーティング・システム・グループが |
前提条件チェックの実行 | すべての前提条件のチェックが正常に行われたことを確認して、「次へ」をクリックします。
Oracle Universal Installerによってシステムがチェックされ、Oracleソフトウェアを実行するためにシステムが正しく構成されていることが検証されます。このガイドに記載されているインストール前の手順がすべて完了している場合は、すべてのチェックにパスします。 チェックに失敗した場合は、画面にリストされているそのチェックの失敗原因を確認します。可能であれば、問題を修正してチェックを再実行します。もしくは、システムが要件を満たすと判断した場合は、失敗したチェックのチェック・ボックスを選択して、要件を手動で検証できます。 注意: 「すべて無視」オプションを選択する際には、注意が必要です。このオプションを選択すると、Oracle Databaseをシステムに正常にインストールできるかどうかをOracle Universal Installerが確認できない場合があります。 |
サマリー | この画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。
注意: Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降では、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。これを行うには、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックします。このファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。 |
製品のインストール | この画面に、インストールの進捗が表示されます。データベースがインストールされると、root ユーザーとして新しいインベントリにroot構成スクリプトを実行するように求められます。「次へ」をクリックします。
次に、この画面には、ソフトウェアの構成およびデータベースの作成を実行するコンフィギュレーション・アシスタントのステータス情報が表示されます。 最後に、Database Configuration Assistantプロセスの終わりにメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。
|
終了 | この画面は、すべての構成ツールが成功すると自動的に表示されます。
「閉じる」をクリックします。 |
次の製品または機能の使用を予定している場合は、Oracle Database Examplesメディアから製品をダウンロードおよびインストールしてください。
Oracle JDBC開発ドライバ
Oracle Databaseのサンプル
様々なOracle製品のデモ
ソフトウェアおよび様々なOracle製品のデモをOracle Database Examplesメディアからインストールする方法の詳細は、『Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド』を参照してください。
このリリースのOracle Databaseを理解するため、次の作業を実行することをお薦めします。
Webブラウザを使用してOracle Enterprise Manager Database Controlにログインします。
Oracle Enterprise Manager Database ControlはWebベースのアプリケーションで、単一のOracle Databaseインストールの管理に使用できます。Database ControlのデフォルトのURLは、次のようになります。
http://host.domain:1158/em/
ログインするには、ユーザー名SYS
を使用し、SYSDBA
として接続します。Oracle Database 11gのインストール中にこのユーザーに対して指定したパスワードを使用します。
使用する製品に応じた、必須およびオプションのインストール後の作業の詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。
インストールしたデータベースの構成を理解するためのDatabase Controlの使用方法は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Linux』を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用したデータベースの管理の詳細は、『Oracle Database 2日でデータベース管理者』を参照してください。
新しいOracleデータベース管理者用に記載されたこのガイドでは、Database Controlを使用したOracle Databaseインストールのあらゆる点の管理方法が説明されています。また、電子メール通知および自動バックアップを有効にする方法についても示します。これらは、インストール中には構成しない場合があります。
この項の内容は、次のとおりです。
製品ライセンス
トライアルの使用許諾条項により30日間このメディア・パックに含まれる製品をインストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後も製品の使用を継続する場合はプログラム・ライセンスを購入する必要があります。プログラム・ライセンスの購入の詳細は、次の項を参照してください。
ライセンスおよびバージョン更新の購入
次のOracle Store WebサイトからOracle製品のプログラム・ライセンスと更新バージョンを購入できます。
Oracleサポート・サービスへの問合せ
Oracle Product Supportを購入した場合、Oracleサポート・サービスにいつでも問合せできます。Oracle Product Supportの購入またはOracleサポート・サービスへの問合せの情報については、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/us/support/index.html
製品ドキュメントの場所
製品ドキュメントには、任意のプラットフォームでのOracle製品の構成、使用または管理方法について記載されています。Oracle Database製品に関する製品ドキュメントは、HTML形式およびPDF形式でオンラインで入手可能です。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle Databaseクイック・インストレーション・ガイド, 11gリリース2(11.2) for Linux x86-64
B56277-11
Copyright © 2017, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。
ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。
このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。
U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.
このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
OracleおよびJavaはOracle およびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXはThe Open Groupの登録商標です。
このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。