クイック・インストレーション・ガイド
11gリリース2(11.2) for Oracle Solaris on x86-64(64-Bit)
B61032-06(原本部品番号:E24351-06)
2014年12月
このガイドでは、Oracle Database 11gリリース2(11.2)をOracle Solaris on x86-64(64-Bit)システムで簡単にインストールする方法について説明します。内容は次のとおりです。
このガイドでは、デフォルトのインストール・オプションを使用したOracle Databaseのインストール方法について説明します。
このガイドで説明する作業
このガイドでは、次の処理の手順を説明します。
Oracle Databaseをサポートするシステムの構成
「標準インストール」オプションを使用したローカル・ファイルシステムへのOracle Databaseのインストール
データベース・ファイル記憶域のためにローカル・ファイルシステムを使用する一般的なOracle Databaseインストールの構成
正常なインストールの結果
Oracle Databaseが正常にインストールされると、次のようになります。
作成したデータベースおよびデフォルトのOracle Netリスナー・プロセスがシステムで稼働します。
Oracle Enterprise Manager Database Controlが稼働し、Webブラウザを使用してアクセスできます。
このガイドで説明しない作業
このガイドでは、標準インストールのシナリオについて説明し、次の作業の実行方法については説明しません。
「拡張インストール」オプションを使用したソフトウェアのインストール
既存のOracleソフトウェアがインストールされているシステムへのソフトウェアのインストール
クラスタへのOracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)のインストール
Enterprise Managerの電子メール通知または自動バックアップの有効化
コア・ファイル作成の有効化
UDPおよびTCPカーネル・パラメータの確認
自動ストレージ管理などの代替ストレージ・オプションの使用
Oracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成
その他のインストール情報の参照先
このガイドで説明されていない作業の情報など、Oracle Databaseのインストールの詳細は、次のいずれかのガイドを参照してください。
単一のシステムにソフトウェアをインストールする場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Oracle Solaris』を参照してください。
スタンドアロンのサーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールする場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Oracle Solaris』参照してください。
Oracle Real Application Clustersのインストールを実行する場合は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイドfor Oracle Solaris』および『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイドfor Linux and UNIX Systems』を参照してください。これらのガイドでは、Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール方法について説明しています。Oracle Clusterwareは、Oracle Real Application Clustersのインストールの前提条件です。
Oracle Databaseをインストールする前に、root
ユーザーとしていくつかの作業を完了する必要があります。root
ユーザーとしてログインするには、次の手順のいずれかを実行します。
注意: X Window Systemワークステーション、Xターミナル、またはXサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする必要があります。 |
X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからソフトウェアをインストールする場合は、次の手順を実行します。
Xターミナル(xterm
)など、ローカル・ターミナル・セッションを開始します。
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、次のコマンドを入力して、リモート・ホストでのローカルのXサーバーのXアプリケーションの表示を可能にします。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.example.com
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、ssh
、rlogin
、またはtelnet
コマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。
$ telnet fully_qualified_remote_host_name
root
ユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをroot
に切り替えます。
$ su - root password: #
Xサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCまたは他のシステムからソフトウェアをインストールする場合の手順は、次のとおりです。
注意: 必要に応じて、Xサーバーのドキュメントを参照して、この手順の実行方法の詳細を確認してください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。 |
Xサーバー・ソフトウェアを開始します。
Xサーバー・ソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成します。
ソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステム上でXターミナル(xterm
)などのターミナル・セッションを開始します。
root
ユーザーとしてリモート・システムにログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをroot
に切り替えます。
$ su - root password: #
システムは次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。
Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのメモリー要件は次のとおりです。
最小: 1GBのRAM
推奨: 2GB以上のRAM
物理RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/prtconf | grep "Memory size"
物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。
次の表では、インストールされているRAMと構成済スワップ領域推奨の関連を示します。
注意: Oracle Solarisでは、スワップできないメモリー(ISMなど)を使用する場合は、スワップ領域を計算する前に、この領域に割り当てられるメモリー分を使用可能なRAMから差し引く必要があります。DISMを使用してシステムにOracle Databaseをインストールする場合、使用可能なスワップ領域が、最低でもサーバーで実行されているすべてのインスタンスのSGAサイズの合計と同じである必要があります。 |
使用可能なRAM | 必要なスワップ領域 |
---|---|
1から2GB | RAMのサイズの1.5倍 |
2から16GB | RAMのサイズと同じ |
16GB超 | 16GB |
構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/swap -l
注意: このコマンドの出力では、合計/使用可能なスワップ・ブロックが、1KBではなく512バイトのブロックで示されます。 |
必要に応じて、オペレーティング・システムのドキュメントを参照して追加のスワップ領域の構成方法を確認してください。
使用可能なRAM領域およびスワップ領域を確認するには、次のコマンドを入力します。
# sar -r -i n
ここで、nは次の反復の遅延秒数で、iはテストする反復数です。
注意:
|
システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# /bin/isainfo -kv
このコマンドでは、プロセッサ・タイプが表示されます。プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。想定した出力が表示されない場合、このシステムにそのソフトウェアはインストールできません。
Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのディスク領域要件は次のとおりです。
/tmp
ディレクトリに1GB以上の領域
/tmp
ディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -k /tmp
このコマンドでは、ディスク領域が1KBのブロックで表示されます。多くのシステムで、df
コマンドを-h
フラグとともに使用して(df -h
)、人間が判読可能な形式で出力を表示できます。
/tmp
ディレクトリの使用可能な空き領域が1GB未満の場合は、次の手順のいずれかを実行します。
ディスク領域の要件が満たされるように、/tmp
ディレクトリから不要なファイルを削除します。
oracle
ユーザーの環境を設定するときに、TMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
/tmp
ディレクトリを含むファイルシステムを拡張します。ファイルシステムの拡張については、必要に応じて、システム管理者に連絡してください。
システムの空きディスク領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -k
次の表に、インストール・タイプごとのソフトウェア・ファイルについて、おおよそのディスク領域要件を示します。
インストール・タイプ | ソフトウェア・ファイルの要件(GB) |
---|---|
Enterprise Edition | 5.5 |
Standard Edition | 5.5 |
自動バックアップを構成する場合は、ファイルシステムまたは自動ストレージ管理のディスク・グループに、高速リカバリ領域用の追加のディスク領域が必要です。
インストールする製品に応じて、次のソフトウェアがシステムにインストールされているかどうかを確認します。
注意: Oracle Universal Installerは、システムをチェックして、リストに示されている要件を満たしているかどうかを検証します。これらのチェックに合格するために、Oracle Universal Installerを起動する前に要件を確認してください。 |
Oracle Database 11gリリース2(11.2)のオペレーティング・システムの要件は次のとおりです。
Oracle Solaris 10 U6 (5.10-2008.10)
Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)以降では、次に示すバージョン以上のオペレーティング・システムでもOracle Databaseがサポートされます。
Oracle Solaris 11 11/11 X86
注意: Oracle Solaris 11のこのリリースの時点では、特別なカーネル・パラメータまたはパッチは必要ありません。 |
インストールされているOracle Solarisのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -r 5.10
この例で示されているバージョンは、Oracle Solaris 10(5.10)です。必要に応じて、各オペレーティング・システムのドキュメントで、オペレーティング・システムのアップグレードに関する情報を参照してください。
インストールされているOracle Solarisの更新レベルを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ cat /etc/release
Oracle Solaris 10上のOracle Database 11gリリース2 (11.2)には、次に示す(バージョン以上の)パッケージが必要です。
Oracle Solaris 10
SUNWarc
SUNWbtool
SUNWhea
SUNWlibC
SUNWlibm
SUNWlibms
SUNWsprot
SUNWtoo
SUNWi1of
SUNWi1cs(ISO8859-1)
SUNWi15cs(ISO8859-15)
SUNWxwfnt
SUNWcsl
Oracle Solaris 11
Oracle Solaris 11上のOracle Database Client 11gリリース2 (11.2)には、次に示す(バージョン以上の)パッケージが必要です。
pkg://solaris/developer/build/make pkg://solaris/developer/assembler
ロケールによっては、Java用の追加フォント・パッケージが必要になる場合もあります。詳細は、次のWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/solaris-font-requirements-142758.html
必要なパッケージがインストールされているかどうかを調べるために、次のようなコマンドを入力します。
# pkginfo -i SUNWarc SUNWbtool SUNWhea SUNWlibC SUNWlibms SUNWsprot \ SUNWtoo SUNWi1of SUNWi1cs SUNWi15cs SUNWxwfnt
パッケージがインストールされていない場合は、インストールしてください。パッケージのインストールの詳細は、オペレーティング・システムまたはソフトウェアのドキュメントを参照してください。
Oracle Solaris Studio 12(CおよびC++ 5.9)は、Oracle Database 11gリリース2のPro*C/C++、Oracle Call Interface、Oracle C++ Call InterfaceおよびOracle XML Developer's Kit(XDK)でサポートされています。
使用するコンポーネントに応じて、次のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。
Oracle Messaging Gatewayは、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)と次のソフトウェアの統合をサポートします。
IBM MQ Series V6.0、クライアントおよびサーバー
TIBCO Rendezvous 7.2
WebSphere MQのCSDが必要な場合は、次のWebサイトでダウンロードおよびインストールの情報を参照してください。
http://www-947.ibm.com/support/entry/portal/Downloads/Software/WebSphere/WebSphere_MQ
Oracle Java Database ConnectivityおよびOracle Call InterfaceのドライバとJNDI拡張機能付きJDK 6(Java SE Development Kit 1.6.0.20
)またはJDK 5(1.5.0.24
)を併用できます。ただし、データベースのインストールに必須のものではありません。このリリースではIBM JDK 1.5がインストールされます。
JDK 6は、Oracle Solaris 11でサポートされる最低レベルのJDKです。
次の製品の組合せが動作保証されています。
Pro* COBOL
Micro Focus Server Express 5.1
Pro* FORTRAN
Oracle Solaris Studio 12 Fortran F 95
Oracle Databaseのインストールには、Webブラウザは必須ではありません。ドキュメントにアクセスしたり、Oracle Enterprise Manager Database ControlおよびOracle Application Expressを使用するには、Webブラウザが必要です。WebブラウザがJavaScriptおよびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。
Oracle Enterprise Manager Database Controlでは次のブラウザをサポートしています。
Microsoft Internet Explorer 10.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.3以上でサポート)
Microsoft Internet Explorer 9.0
Microsoft Internet Explorer 8.0
Microsoft Internet Explorer 7.0 SP1
Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2
Firefox 21.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)
Firefox 17.0.6 ESR (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)
Firefox 3.6
Firefox 3.5
Firefox 3.0.7
Firefox 2.0
Safari 4.0.x
Safari 3.2
Safari 3.1
Google Chrome 27.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)
Google Chrome 4.0
Google Chrome 3.0
Netscape Navigator 9.0
Netscape Navigator 8.1
関連項目: 『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』 |
Oracle Solaris 10用のOracle Database 11gリリース2 (11.2)には、次に示す以上のパッチが必要です。
インストール・タイプまたは製品 | 要件 |
---|---|
すべてのインストール | Oracle Solaris 10用パッチ:
|
データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュ(Enterprise Editionのみの機能) | フラッシュ・キャッシュ機能を使用している場合、Oracle Solaris on x86-64(64-Bit)では次のパッチが必要です。
140797-01 140900-01 141017-01 141415-10 141737-05 |
オペレーティング・システムのパッチがインストールされているかどうかを調べるために、次のようなコマンドを入力します。
# /usr/sbin/patchadd -p | grep patch_number(without version number)
たとえば、いずれかのバージョンの119963パッチがインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。
# /usr/sbin/patchadd -p | grep 119963
オペレーティング・システム・パッチがインストールされていない場合は、My Oracle Support Webサイトからダウンロードしてインストールします。
https://support.oracle.com
Oracle Databaseをインストールする場合、次のローカル・オペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。
Oracleインベントリ・グループ(通常はoinstall
)
OSDBAグループ(通常はdba
)
Oracleソフトウェア所有者(通常はoracle
)
OSOPERグループ(オプション。通常はoper
)
これらのグループおよびユーザーが存在するかを確認し、必要に応じて作成するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、oinstall
グループが存在するかどうか確認します。
# more /var/opt/oracle/oraInst.loc
このコマンドの出力にoinstall
グループ名が表示される場合、グループは存在します。
oraInst.loc
ファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。
inventory_loc=/u01/app/oracle/oraInventory
inst_group=oinstall
inst_group
パラメータは、Oracleインベントリ・グループの名前oinstall
を示します。
次のコマンドを入力して、dba
グループが存在するかどうか確認します。
# grep dba /etc/group
このコマンドの出力にdba
グループ名が表示される場合、グループは存在します。
必要に応じて、次のコマンドを入力してoinstall
およびdba
グループを作成します。
# /usr/sbin/groupadd oinstall
# /usr/sbin/groupadd dba
次のコマンドを入力して、oracle
ユーザーが存在するかどうか、適切なグループに属しているかどうかを確認します。
# id -a oracle
oracle
ユーザーが存在する場合、このコマンドでユーザーが属するグループの情報が表示されます。出力は次のようになり、oinstall
はプライマリ・グループ、dba
はセカンダリ・グループであることを示します。
uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
必要に応じて、次のいずれかの処理を実行します。
oracle
ユーザーは存在するが、そのプライマリ・グループがoinstall
でない場合、またはdba
グループのメンバーでない場合は、次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/usermod -g oinstall
-G dba oracle
oracle
ユーザーが存在しない場合は、次のコマンドを入力して作成します。
# /usr/sbin/useradd -d /export/home/oracle -m -s /bin/bash -g oinstall
-G dba oracle
このコマンドにより、oracle
ユーザーが作成され、oinstall
がプライマリ・グループとして、dba
がセカンダリ・グループとして指定されます。
次のコマンドを入力して、oracle
ユーザーのパスワードを設定します。
# passwd -r files oracle
Oracle Solaris 10では、次の表の各カーネル・パラメータが、表に示す最小値以上の値に設定されていることを確認します。
注意:
|
リソース制御 | 推奨値 |
---|---|
project.max-sem-ids |
100 |
process.max-sem-nsems |
256 |
project.max-shm-memory |
4294967295 |
project.max-shm-ids |
100 |
注意:
|
リソース制御に対して指定されている現在の値を表示し、必要に応じて変更するには、次の手順を使用します。
リソース制御の現在の値を表示するには、次のコマンドを入力します。
$ id -p // to verify the project id uid=100(oracle) gid=100(dba) projid=1 (group.dba) $ prctl -n project.max-shm-memory -i project group.dba $ prctl -n project.max-sem-ids -i project group.dba
現在の値を変更する必要がある場合のコマンドは次のとおりです。
max-shm-memoryの値を6GBに変更するには、次のようにします。
# prctl -n project.max-shm-memory -v 6gb -r -i project group.dba
max-sem-idsの値を256に変更するには、次のようにします。
# prctl -n project.max-sem-ids -v 256 -r -i project group.dba
注意: prctl コマンド(リソース制御)を使用してシステム・パラメータを変更する場合、これらのパラメータの変更を有効にするためにシステムを再起動する必要はありません。ただし、変更されたパラメータは、システムの再起動後は永続しません。 |
システムの再起動後に永続するよう、リソース制御プロジェクト設定を変更するには、次の手順を使用します。
デフォルトでは、Oracleインスタンスはdba
グループのoracle
ユーザーとして実行されます。group.dbaという名前のプロジェクトが、oracleユーザーのデフォルト・プロジェクトとして機能するように作成されます。コマンドidを実行し、oracleユーザーのデフォルト・プロジェクトを確認します。
# su - oracle $ id -p uid=100(oracle) gid=100(dba) projid=100(group.dba) $ exit
最大共有メモリー・サイズを2GBに設定するには、projmod
コマンドを実行します。
# projmod -sK "project.max-shm-memory=(privileged,2G,deny)" group.dba
あるいは、リソース制御値project.max-shm-memory=(privileged,2147483648,deny)をOracleプロジェクトのプロジェクト・エントリの最後のフィールドに追加します。
これらの手順が終了した後、次のコマンドを使用して/etc/project
ファイルの値を確認します。
# cat /etc/project
出力は、次のようになると考えられます。
system:0:::: user.root:1:::: noproject:2:::: default:3:::: group.staff:10:::: group.dba:100:Oracle default project:::project.max-shm-memory=(privileged,2147483648,deny)
リソース制御がアクティブかを確認するには、次の例のように、プロセス所有権をチェックし、コマンドid
およびprctl
を実行します。
# su - oracle $ id -p uid=100(oracle) gid=100(dba) projid=100(group.dba) $ prctl -n project.max-shm-memory -i process $$ process: 5754: -bash NAME PRIVILEGE VALUE FLAG ACTION RECIPIENT project.max-shm-memory privileged 2.00GB - deny
注意: 最大共有メモリーの値は、SGAの要件に応じて異なり、SGAのサイズより大きい値に設定する必要があります。詳細は、Oracle Solaris Tunable Parameters Reference Manualを参照してください。 |
この項で説明されているようにシェル制限およびシステム構成パラメータを設定することをお薦めします。
注意: この項のシェル制限値は、単なる推奨値です。本番データベース・システムでは、これらの値をチューニングしてシステムのパフォーマンスを最適化することをお薦めします。シェル制限の構成の詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 |
ulimit
設定により、プロセス・メモリー関連のリソース制限が決定されます。次の表に示されているシェル制限が、示されている値に設定されていることを確認します。
シェル制限 | 説明 | ソフト制限(KB) | ハード制限(KB) |
---|---|---|---|
STACK |
プロセスのスタック・セグメントのサイズ | 10240以下 | 32768以下 |
NOFILES |
オープン・ファイル記述子数 | 1024以上 | 65536以上 |
MAXUPRC またはMAXPROC |
最大ユーザー・プロセス | 2047以上 | 16384以上 |
これらのシェル制限に指定されている現在の値を表示するには、次のコマンドを入力します。
ulimit -s ulimit -n
次のような名前でディレクトリを作成し、正しい所有者、グループおよびその権限を指定します。
Oracleベース・ディレクトリ
オプションのOracleデータファイル・ディレクトリ
Oracleベース・ディレクトリを作成する前に、十分な空きディスク領域を持つ適切なファイルシステムを識別する必要があります。
注意: 別にOracleデータファイル・ディレクトリを作成しない場合、データファイルをOracleベース・ディレクトリのサブディレクトリにインストールできます。ただし、本番データベースでは推奨しません。 |
これらのディレクトリの作成場所を確認する手順は次のとおりです。
次のコマンドを入力して、マウントされたすべてのファイルシステムの情報を表示します。
# df -k
このコマンドにより、次のものも含め、システムにマウントされたすべてのファイルシステムの情報が表示されます。
物理デバイス名
ディスク領域の合計サイズ、使用中のサイズおよび使用可能なサイズ(KB)
そのファイルシステムのマウント・ポイント・ディレクトリ
表示から、この項で前述したディスク領域要件を満たすファイルシステムを1つまたは2つ識別します。
識別した各ファイルシステムのマウント・ポイント・ディレクトリの名前を記録します。
次の例では、/u01
はソフトウェアで使用されるマウント・ポイント・ディレクトリで、/u02
はOracleデータファイル・ディレクトリで使用されるマウント・ポイント・ディレクトリです。システムのファイルシステムに応じて適切なマウント・ポイント・ディレクトリを指定する必要があります。
必要なディレクトリを作成し、適切な所有者、グループ、および権限を指定する手順は、次のとおりです。
注意: 次の手順で、/u01 および/u02 は前述の手順3で識別した適切なマウント・ポイント・ディレクトリに置き換えてください。 |
次のコマンドを入力し、Oracleベース・ディレクトリ用に識別したマウント・ポイント・ディレクトリにサブディレクトリを作成します。
# mkdir -p /u01/app/oracle
Oracle Databaseファイル用に2つ目のファイルシステムを使用する場合、Oracleデータファイル・ディレクトリ(例では/u02
と表示)用に識別したマウント・ポイント・ディレクトリにoradata
サブディレクトリを作成します。
# mkdir /u02/oradata
作成したディレクトリの所有者およびグループをoracle
ユーザーおよびoinstall
グループに変更します。
# chown -R oracle:oinstall
/u01/app/oracle # chown -R oracle:oinstall
/u02/oradata
作成したディレクトリの権限を775に変更します。
# chmod -R 775 /u01/app/oracle # chmod -R 775 /u02/oradata
Oracle Universal Installerはoracle
アカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracle
ユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。
シェル起動ファイルで、デフォルトのファイル・モード作成マスク(umask
)を022に設定します。
DISPLAY
環境変数を設定します。
oracle
ユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。
たとえば、Xターミナル(xterm
)など、新規ターミナル・セッションを開始します。
次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.example.com
ソフトウェアをインストールするシステムにログインしていない場合は、そのシステムにoracle
ユーザーとしてログインします。
oracle
ユーザーとしてログインしていない場合は、次のようにユーザーをoracle
に切り替えます。
$ su - oracle
oracle
ユーザーのデフォルト・シェルを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ echo $SHELL
シェル起動スクリプトを実行するには、次のコマンドを入力します。
Bashシェルの場合:
$ . ./.bash_profile
BourneまたはKornシェルの場合:
$ . ./.profile
Cシェルの場合:
% source ./.login
ローカル・コンピュータにソフトウェアをインストールしない場合は、リモート・システムで次のコマンドを実行して、DISPLAY
変数を設定します。
Bourne、BashまたはKornシェルの場合:
$ export DISPLAY=local_host:0.0
Cシェルの場合:
% setenv DISPLAY local_host:0.0
この例で、local_host
は、Oracle Universal Installerの表示に使用するローカル・コンピュータのホスト名またはIPアドレスです。
リモート・システムで次のコマンドを実行して、シェルおよびDISPLAY環境変数が正しく設定されているかどうかをチェックします。
echo $SHELL echo $DISPLAY
今度は、Xアプリケーションを有効にするため、ローカル・コンピュータで次のコマンドを実行します。
$ xhost + fully_qualified_remote_host_name
Xアプリケーションの表示が正しく設定されていることを確認するには、オペレーティング・システムに付属のX11ベースのプログラム(xclock
など)を実行します。
$ xclock
この例で、xclock
は/usr/X11R6/bin/xclocks
にあります。DISPLAY
変数が正しく設定されていれば、xclock
がコンピュータ画面に表示されます。
関連項目: 詳細は、PC-X Serverまたはオペレーティング・システム・ベンダーのドキュメントを参照してください。 |
/tmp
ディレクトリの空きディスク領域が1GBに満たないことが確認された場合は、1GB以上の空き領域があるファイル・システムを特定し、このファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
次のコマンドを使用して、マウントされた各ファイルシステムの空きディスク領域を確認します。
# df -h /tmp
必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイルシステム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。
$ sudo mkdir /mount_point/tmp $ sudo chmod a+wr /mount_point/tmp # exit
次のようなコマンドを入力し、TMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ TMP=/mount_point/tmp $ TMPDIR=/mount_point/tmp $ export TMP TMPDIR
Cシェルの場合:
% setenv TMP /mount_point/tmp % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
次のようなコマンドを入力し、ORACLE_BASE
およびORACLE_SID
環境変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ ORACLE_BASE=/u01/app/oracle $ ORACLE_SID=sales $ export ORACLE_BASE ORACLE_SID
Cシェルの場合:
% setenv ORACLE_BASE /u01/app/oracle % setenv ORACLE_SID sales
この例で、/u01/app/oracle
は前に作成または識別したOracleベース・ディレクトリで、sales
はデータベースの名前(通常は5文字以内)です。
次のコマンドを入力して、ORACLE_HOME
およびTNS_ADMIN
環境変数が設定されていないことを確認します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ unset ORACLE_HOME $ unset TNS_ADMIN
Cシェルの場合:
% unsetenv ORACLE_HOME % unsetenv TNS_ADMIN
注意: ORACLE_HOME 環境変数が設定されている場合、Oracle Universal Installerはその値を使用してOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定します。ただし、ORACLE_BASE 環境変数をユーザーが設定する場合は、ORACLE_HOME 環境変数を設定せずに、Oracle Universal Installerから提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。 |
ほとんどのOracle Solarisシステムでは、ドライブに製品ディスクを挿入するとディスクが自動的にマウントされます。自動的にマウントされない場合は、次の手順に従ってマウントしてください。
ユーザーをrootに切り替えます。
$ su - root
必要に応じて次のようなコマンドを入力し、現在マウントされているディスクを取り出して、ドライブから取り除きます。
# eject
ディスクをディスク・ドライブに挿入します。
ディスクが自動的にマウントされたかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。
# ls /dvd/dvd0
このコマンドがディスクの内容の表示に失敗した場合は、次のようなコマンドを入力します。
# /usr/sbin/mount -r -F hsfs /dev/dsk/cxtydzs2 /dvd
この例では、/dvd
はディスクのマウント・ポイント・ディレクトリで、/dev/dsk/cxtydzs2
はディスク・デバイスのデバイス名(たとえば/dev/dsk/c0t2d0s2
)です。
Oracle Universal Installerに「ディスクの場所」ダイアログ・ボックスが表示されている場合は、ディスクのマウント・ポイント・ディレクトリのパスを入力します。次に例を示します。
自動的にマウントされたディスクの場合:
/dvd/dvd0
手動でマウントされたディスクの場合:
/dvd
oracle
ユーザーの環境を構成した後、次のようにOracle Universal Installerを起動してOracle Databaseをインストールします。
次のコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。
$ /mount_point/db/runInstaller
Oracle Universal Installerが起動しない場合は、X Windowの表示に関する問題のトラブルシューティング方法について、Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Oracle Solarisを参照してください。
次の表では、Oracle Universal Installerの各画面で推奨される処理について説明します。次のガイドラインを使用して、インストールを実行します。
追加の情報が必要な場合、またはデフォルト以外のオプションを選択する場合は、追加の情報について「ヘルプ」をクリックしてください。
ソフトウェアのインストールまたはリンク中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングについて、Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Oracle Solarisを参照してください。
注意: 前述した作業を完了している場合、ほとんどの画面でデフォルト値を選択することで、インストールを完了することができます。 |
画面 | 推奨アクション |
---|---|
セキュリティ・アップデートの構成 | 「電子メール」フィールドに、電子メール・アドレス(できればMy Oracle Supportの電子メール・アドレス)またはユーザー名を入力します。
セキュリティ・アップデートを受信するには、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る」チェック・ボックスを選択します。 「My Oracle Supportパスワード」フィールドに、My Oracle Supportのパスワードを入力します。 「次へ」をクリックします。 |
ソフトウェア更新のダウンロード | Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降では、ソフトウェア更新機能を使用して、最新の更新内容を直接ダウンロードして適用できます。次のオプションのいずれかを選択して、「次へ」をクリックします。
|
ソフトウェア更新の適用 | ソフトウェア更新のダウンロードを選択するか、事前ダウンロード済ソフトウェアのダウンロード場所を指定すると、この画面が表示されます。
前の画面でダウンロードにMy Oracle Support資格証明を使用を選択した場合は、すべての更新をダウンロードして適用を選択して「次へ」をクリックします。 前の画面で事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用を選択した場合は、すべての更新を適用を選択して「次へ」をクリックします。 |
インストール・オプションの選択 | 次の使用可能なオプションのリストから「データベースの作成および構成」を選択し、「次へ」をクリックします。
|
システム・クラス | 次のオプションから「サーバー・クラス」を選択し、データベースをインストールして、「次へ」をクリックします。
|
Gridインストール・オプション | 実行するデータベースのインストール・タイプに「単一インスタンス・データベースのインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
|
インストール・タイプの選択 | 次のオプションから、インストール・タイプに「標準インストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
|
標準インストール構成 | 要件に応じて、次の情報を入力します。
Oracleベース: デフォルトでは、Oracleベース・パスが表示されます。このパスは要件に応じて変更できます。 ソフトウェアの場所: 「ソフトウェアの場所」セクションで、デフォルト値をそのまま使用するか、Oracleコンポーネントのインストール先であるOracleホーム・ディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスには空白を含めないでください。 記憶域のタイプ: データベース記憶域オプションに「ファイルシステム」またはOracle Automatic Storage Managementを選択します。 データベース・ファイルの位置: 「記憶域のタイプ」で「ファイルシステム」を選択する場合は、「参照」をクリックして、データベース・ファイルの場所を指定します。 ASMSNMPパスワード: 「記憶域のタイプ」でOracle Automatic Storage Managementを選択する場合は、ASMSNMPユーザーのパスワードを指定する必要があります。 データベースのエディション: インストールするデータベースのエディションを選択します。 OSDBAグループ: デフォルトでは、OSDBAグループが選択されています。リストからOSDBAグループを選択することもできます。 グローバル・データベース名: 次の構文を使用して、 グローバル・データベース名を指定します。 database_name.domain たとえば、 管理パスワード: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを入力します。 パスワードの確認: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを再入力して確認します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
インベントリの作成 | この画面が表示されるのは、システム上に初めてOracle製品をインストールする場合のみです。
Oracleインベントリ・ディレクトリのフルパスを指定します。選択されているオペレーティング・システム・グループが |
前提条件チェックの実行 | すべての前提条件のチェックが正常に行われたことを確認して、「次へ」をクリックします。
Oracle Universal Installerによってシステムがチェックされ、Oracleソフトウェアを実行するためにシステムが正しく構成されていることが検証されます。このガイドに記載されているインストール前の手順がすべて完了している場合は、すべてのチェックにパスします。 チェックに失敗した場合は、画面にリストされているそのチェックの失敗原因を確認します。可能であれば、問題を修正してチェックを再実行します。もしくは、システムが要件を満たすと判断した場合は、失敗したチェックのチェック・ボックスを選択して、要件を手動で検証できます。 注意: 「すべて無視」オプションを選択する際には、注意が必要です。このオプションを選択すると、システムでOracle Databaseが正常にインストールできることを、Oracle Universal Installerによって確認されない場合があります。 |
サマリー | この画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。
注意: Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降では、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。これを行うには、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックします。後で、サイレント・インストールを実行する際にこのファイルを使用できます。 |
製品のインストール | この画面に、インストールの進捗が表示されます。データベースがインストールされると、root ユーザーとして新しいインベントリにroot構成スクリプトを実行するように求められます。「次へ」をクリックします。
次に、この画面には、ソフトウェアの構成およびデータベースの作成を実行するコンフィギュレーション・アシスタントのステータス情報が表示されます。 最後に、Database Configuration Assistantプロセスの終わりにメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。
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終了 | この画面は、すべての構成ツールが成功すると自動的に表示されます。
「閉じる」をクリックします。 |
次の製品または機能の使用を予定している場合は、Oracle Database Examplesメディアから製品をダウンロードおよびインストールしてください。
Oracle JDBC開発ドライバ
Oracle Databaseのサンプル
様々なOracle製品のデモ
ソフトウェアおよび様々なOracle製品のデモをOracle Database Examplesメディアからインストールする方法の詳細は、『Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド』を参照してください。
このリリースのOracle Databaseを理解するため、次の作業を実行することをお薦めします。
Webブラウザを使用してOracle Enterprise Manager Database Controlにログインします。
Oracle Enterprise Manager Database ControlはWebベースのアプリケーションで、単一のOracle Databaseインストールの管理に使用できます。Database ControlのデフォルトのURLは、次のようになります。
http://host.domain:1158/em/
ログインするには、ユーザー名SYSを使用し、SYSDBAとして接続します。Oracle Database 10gのインストール中にこのユーザーに対して指定したパスワードを使用します。
使用する製品に応じた、必須およびオプションのインストール後の作業の詳細は、Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Oracle Solarisを参照してください。
インストールしたデータベースの構成を理解するためのDatabase Controlの使用方法は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Oracle Solaris』を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用したデータベースの管理の詳細は、『Oracle Database 2日でデータベース管理者』を参照してください。
『Oracle Database 2日でデータベース管理者』は新しいOracleデータベース管理者向けで、Database Controlを使用したOracle Databaseインストールのあらゆる点の管理方法が説明されています。また、電子メール通知および自動バックアップを有効にする方法についても示します。これらは、インストール中には構成しない場合があります。
この項の内容は、次のとおりです。
製品ライセンス
トライアルの使用許諾条項により30日間このメディア・パックに含まれる製品を無償でインストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後も製品の使用を継続する場合はプログラム・ライセンスを購入する必要があります。プログラム・ライセンスの購入の詳細は、次の項を参照してください。
ライセンスおよびバージョン更新の購入
次のOracle Store WebサイトからOracle製品のプログラム・ライセンスと更新バージョンを購入できます。
Oracleサポート・サービスへの問合せ
Oracle Product Supportを購入した場合、Oracleサポート・サービスにいつでも問合せできます。Oracle Product Supportの購入またはOracleサポート・サービスへの問合せの情報については、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。
製品ドキュメントの場所
製品ドキュメントには、任意のプラットフォームでのOracle製品の構成、使用または管理方法について記載されています。Oracle Database 11g製品に関する製品ドキュメントは、HTML形式およびPDF形式で次の場所から入手可能です。
Oracle Databaseドキュメント・ライブラリ・メディア:
Webブラウザから、メディアのトップレベル・ディレクトリにあるindex.htm
ファイルを表示するか開きます。
Oracle Technology Network (OTN) Webサイト:
http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html
PDFドキュメントを表示するには、無償のAdobe Acrobat Readerを必要に応じてAdobe社のWebサイトからダウンロードします。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle Databaseクイック・インストレーション・ガイド, 11gリリース2 (11.2) for Oracle Solaris on x86-64 (64-Bit)
B61032-06
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