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Oracle® Databaseクイック・インストレーション・ガイド
11gリリース2 (11.2) for IBM: Linux on System z
B66729-03
 

 

Oracle® Database

クイック・インストレーション・ガイド

11gリリース2 (11.2) for IBM: Linux on System z

B66729-03(原本部品番号:E24328-03)

2016年11月

このガイドでは、Oracle Database 11gリリース2 (11.2)をIBM Linux on System zで簡単にインストールする方法について説明します。内容は次のとおりです。

1 このガイドの内容の確認

このガイドでは、デフォルトのインストール・オプションを使用したOracle Databaseのインストール方法について説明します。

このガイドで説明する作業

このガイドでは、次の処理の手順を説明します。

  • Oracle Databaseをサポートするシステムの構成

  • 「標準インストール」オプションを使用したローカル・ファイル・システムへのOracle Databaseのインストール

  • データベース・ファイル記憶域のためにローカル・ファイル・システムを使用する一般的なOracle Databaseインストールの構成

正常なインストールの結果

Oracle Databaseが正常にインストールされると、次のようになります。

  • 作成したデータベースおよびデフォルトのOracle Netリスナー・プロセスがシステムで稼働します。

  • Oracle Enterprise Manager Database Controlがシステムで稼働し、Webブラウザを使用してアクセスできます。

このガイドで説明しない作業

このガイドでは、標準インストールのシナリオについて説明し、次の作業の実行方法については説明しません

  • 「拡張インストール」オプションを使用したソフトウェアのインストール

  • 既存のOracleソフトウェアがインストールされているシステムへのソフトウェアのインストール

  • クラスタへのOracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール

  • Enterprise Managerの電子メール通知または自動バックアップの有効化

  • コア・ファイル作成の有効化

  • UDPおよびTCPカーネル・パラメータの確認

  • Oracle Automatic Storage Managementなどの代替ストレージ・オプションの使用

  • Oracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成

その他のインストール情報の参照先

このガイドで説明されていない作業の情報など、Oracle Databaseのインストールの詳細は、次のいずれかのガイドを参照してください。

  • Oracle Databaseを単一のシステムにインストールする場合は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

  • スタンドアロンのサーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールする場合は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドのOracle Grid Infrastructureに関する項を参照してください。

  • Oracle Real Application Clustersのインストールを実行する場合は、Oracle Grid Infrastructureのインストレーション・ガイドおよびOracle Real Application Clustersのインストレーション・ガイドを参照してください。これらのガイドでは、Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール方法について説明しています。Oracle Clusterwareは、Oracle Real Application Clustersのインストールの前提条件です。

これらのガイドはすべて、製品ディスクに含まれています。アクセスするには、Webブラウザを使用して、メディアの最上位ディレクトリにあるwelcome.htmファイルを開きます。プラットフォーム固有のドキュメントは、PDF形式およびHTML形式で「ドキュメント」セクションに用意されています。

2 システムへrootとしてログイン

Oracleソフトウェアをインストールする前に、rootユーザーとしていくつかのタスクを完了しておく必要があります。rootユーザーとしてログインするには、次の手順のいずれかを実行します。


注意:

X Window Systemワークステーション、Xターミナル、またはXサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする必要があります。

  • X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。

    1. Xターミナル(xterm)など、ローカル・ターミナル・セッションを開始します。

    2. ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、次のコマンドを入力して、リモート・ホストでのローカルのXサーバーのXアプリケーションの表示を可能にします。

      $ xhost fully_qualified_remote_host_name
      

      次に例を示します。

      $ xhost somehost.us.example.com
      
    3. ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、sshrlogin、またはtelnetコマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。

      $ telnet fully_qualified_remote_host_name
      
    4. rootユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをrootに切り替えます。

      $ sudo sh
      password:
      #
      
  • Xサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする場合の手順は、次のとおりです。


    注意:

    必要に応じて、Xサーバーのドキュメントを参照して、この手順の実行方法の詳細を確認してください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。

    1. Xサーバー・ソフトウェアを開始します。

    2. Xサーバー・ソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成にします。

    3. ソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステム上でXターミナル(xterm)などのターミナル・セッションを開始します。

    4. rootユーザーとしてリモート・システムにログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをrootに切り替えます。

      $ sudo sh
      password:
      #
      

3 ハードウェア要件の確認

システムは次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。

3.1 メモリー要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのメモリー要件は次のとおりです。

  • 最小: 1GBのRAM

    推奨: 2GB以上のRAM

    RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # grep MemTotal /proc/meminfo
    

    RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。

  • 次の表では、インストールされているRAMと構成済スワップ領域推奨の関連を示します。


    注意:

    Linuxでは、HugePages機能により、メモリー・マップ・ファイルを使用して、ラージ・ページ表にスワップできないメモリーが割り当てられます。HugePagesを有効にする場合は、スワップ領域を計算する前に、HugePagesに割り当てられるメモリー分を使用可能なRAMから差し引く必要があります。

    使用可能なRAM 必要なスワップ領域
    1から2GB RAMのサイズの1.5倍
    2GBから16GB RAMのサイズと同じ
    16GB超 16GB

  • システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname -m
    

    注意:

    このコマンドでプロセッサ・タイプが表示されます。プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。必要な出力が表示されない場合、このシステムにソフトウェアをインストールできません。

構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

# grep SwapTotal /proc/meminfo

必要に応じて、オペレーティング・システムのドキュメントを参照して追加のスワップ領域の構成方法を確認してください。

次のコマンドを入力して、使用可能なRAMおよびスワップ領域を確認します。

# free

重要:

  • 値をファイナライズする前に、使用可能なRAM領域およびスワップ領域用に複数の値を選択することをお薦めします。これは、ユーザーとコンピュータとの対話によって使用可能なRAMおよびスワップ領域が常に変化しているためです。

  • サーバーのスワップ領域の割当てについては、オペレーティング・システム・ベンダーに確認してください。ベンダーのガイドラインは、このガイドに示すスワップ領域の要件に優先します。


自動メモリー管理

Oracle Database 11g以降、自動メモリー管理機能は、より多くの共有メモリー(/dev/shm)とファイル記述子が必要になります。共有メモリーのサイズは、コンピュータ上の各OracleインスタンスごとにMEMORY_MAX_TARGETおよびMEMORY_TARGETのサイズ以上である必要があります。

使用可能な共有メモリー容量を確認するには、次のコマンドを入力します。

# df -h /dev/shm/

注意:

MEMORY_MAX_TARGETおよびMEMORY_TARGETは、LOCK_SGAが有効な場合、またはLinuxでHugePages機能を利用する場合は使用できません。

3.2 システム・アーキテクチャ

システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

# uname -m

注意:

このコマンドでプロセッサ・タイプが表示されます。プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。必要な出力が表示されない場合、このシステムにソフトウェアをインストールできません。

3.3 ディスク領域要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのディスク領域要件は次のとおりです。

  • /tmpディレクトリに1GB以上のディスク領域が必要です。

    /tmpディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。

    # df -h /tmp
    

    /tmpディレクトリの使用可能な空きディスク領域が1GB未満の場合は、次の手順のいずれかを実行します。

    • ディスク領域の要件が満たされるように、/tmpディレクトリから不要なファイルを削除します。

    • oracleユーザーの環境を設定するときに、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。


      関連項目:

      TMPおよびTMPDIRの設定の詳細は、「Oracleユーザーの環境の構成」を参照してください。

    • /tmpディレクトリを含むファイル・システムを拡張します。ファイル・システムの拡張については、必要に応じて、システム管理者に連絡してください。

  • 次のコマンドを入力して、システムの空きディスク領域のサイズを確認します。

    # df -h
    
  • 次の表は、ソフトウェア・ファイルおよびデータファイルのディスク領域要件をIBM Linux on System z上のLinuxのインストール・タイプごとに示したものです。

    インストール・タイプ ソフトウェア・ファイルの要件(GB)
    Enterprise Edition 4.9
    Standard Edition 4.8

    インストール・タイプ データファイルの要件(GB)
    Enterprise Edition 2.0
    Standard Edition 1.5

    自動バックアップを構成する場合は、ファイルシステムまたはOracle Automatic Storage Managementのディスク・グループに、高速リカバリ領域用の追加のディスク領域が必要です。

4 ソフトウェア要件の確認

インストールする製品に応じて、次のソフトウェアがシステムにインストールされているかどうかを確認します。


注意:

このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。
https://support.oracle.com/


注意:

Oracle Universal Installerは、システムをチェックして、リストに示されている要件を満たしているかどうかを検証します。これらのチェックに合格するために、Oracle Universal Installerを起動する前に要件を確認してください。

4.1 オペレーティング・システムの要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)には、次に示すバージョン以上のオペレーティング・システムが必要です。

  • Red Hat Enterprise Linux 7 Update 1

  • Red Hat Enterprise Linux 6 Update 2

  • Red Hat Enterprise Linux 4 Update 8

  • Red Hat Enterprise Linux 5 Update 4

  • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3

  • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1

Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降では、Red Hat Enterprise Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 5を対象として、Security Enhanced Linux(SE Linux)機能がサポートされています。

インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

# cat /proc/version

4.2 カーネル要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のカーネル要件は次のとおりです。

  • Red Hat Enterprise Linux 7の場合:

    3.10.0-229以上

  • Red Hat Enterprise Linux 6の場合:

    2.6.32-200以上

  • Red Hat Enterprise Linux 4の場合

    2.6.9以上

  • Red Hat Enterprise Linux 5の場合

    2.6.18以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合

    2.6.16.60以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合

    2.6.32.12以上

必要なカーネルがインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

# uname -r

このコマンドをOracle Linux 5.0システム上で実行した場合のサンプル出力を次に示します。

2.6.18-128.el5PAE

この例の出力では、システムのカーネルのバージョン(2.6.18)およびエラータ・レベル(-128.el5PAE)を示しています。

カーネルのバージョンが前述の要件を満たしていない場合、カーネル更新の取得およびインストールについてはオペレーティング・システム・ベンダーに問い合せてください。

4.3 パッケージ要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)には、次に示すバージョン以上のパッケージが必要です。


注意:

  • Linuxオペレーティング・システムは、最小インストールを実行する特別な理由がある場合を除き、デフォルトのソフトウェア・パッケージ(RPM)でインストールすることをお薦めします。そのインストール手順に従い、Oracleソフトウェアに必要なすべてのパッケージがインストールされていることを確認してください。

  • デフォルトのオペレーティング・システムのインストール時に、RPMをカスタマイズすることはお薦めできません。必要なパッケージの大部分がデフォルト・インストールに含まれるため、手動での確認は一部のパッケージの依存関係のみに制限されます。

  • Linuxのインストールをデフォルトで実行せずにLDAPを使用する場合およびスクリプトodisrvregoidcaまたはschemasyncを使用する場合、LinuxディストリビューションにKornシェルRPMをインストールしてください。

  • 次の表に示すパッケージ(またはそれ以上のバージョン)をインストールする必要があります。また、RPMと、そのRPMのすべての前提条件がインストールされていることを確認してください。


  • Red Hat Enterprise Linux 4

    binutils-2.15.92.0.2-25 (s390x)
    compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3 (s390)
    compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3 (s390x)
    gcc-3.4.6-11 (s390x)
    gcc-c++-3.4.6-11 (s390x)
    glibc-2.3.4-2.43 (s390)
    glibc-2.3.4-2.43 (s390x)
    glibc-devel-2.3.4-2.43 (s390)
    glibc-devel-2.3.4-2.43 (s390x)
    libaio-0.3.105-2 (s390)
    libaio-0.3.105-2 (s390x)
    libaio-devel-0.3.105-2 (s390)
    libaio-devel-0.3.105-2 (s390x)
    libgcc-3.4.6-11 (s390)
    libgcc-3.4.6-11 (s390x)
    libstdc++-3.4.6-10.0.1
    libstdc++-3.4.6-10.0.1 (32-bit)
    libstdc++-devel-3.4.6-10.0.1
    libstdc++-devel-3.4.6-10.0.1 (x86_64)
    make-3.80
    pdksh
    sysstat-5.0.5-25.el4 (s390x)
    
  • Red Hat Enterprise Linux 5

    binutils-2.17.50.0.6-12.el5 (s390x)
    compat-libstdc++-33-3.2.3-61 (s390)
    compat-libstdc++-33-3.2.3-61 (s390x)
    gcc-4.1.2-46.el5 (s390x)
    gcc-c++-4.1.2-46.el5 (s390x)
    glibc-2.5-42(s390)
    glibc-2.5-42 (s390x)
    glibc-devel-2.5-42 (s390)
    glibc-devel-2.5-42 (s390x)
    ksh
    libaio-0.3.106-3.2 (s390)
    libaio-0.3.106-3.2 (s390x)
    libaio-devel-0.3.106-3.2 (s390)
    libaio-devel-0.3.106-3.2 (s390x)
    libgcc-4.1.2-46.el5 (s390)
    libgcc-4.1.2-46.el5 (s390x)
    libstdc++-4.1.2-46.el5 (s390)
    libstdc++-4.1.2-46.el5 (s390x)
    libstdc++-devel-4.1.2-46.el5 (s390x)
    make-3.81
    sysstat-7.0.2-3.el5 (s390x)
    
  • Red Hat Enterprise Linux 6

    binutils-2.20.51.0.2-5.28 (s390x)
    compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (s390x)
    gcc-4.4.6-3.el6 (s390x)
    gcc-c++-4.4.6-3.el6 (s390x)
    glibc-2.12-1.47.el6 (s390)
    glibc-2.12-1.47.el6 (s390x)
    glibc-devel-2.12-1.47.el6 (s390)
    glibc-devel-2.12-1.47.el6 (s390x)
    libaio-0.3.107-10.el6 (s390)
    libaio-0.3.107-10.el6 (s390x)
    libaio-devel-0.3.107-10.el6 (s390x)
    libgcc-4.4.6-3.el6 (s390)
    libgcc-4.4.6-3.el6 (s390x)
    libstdc++-4.4.6-3.el6 (s390x)
    libstdc++-devel-4.4.6-3.el6 (s390x)
    make-3.81-19.el6 (s390x)
    pdksh
    sysstat-9.0.4-18.el6 (s390x)
    
  • Red Hat Enterprise Linux 7

    binutils-2.23.52.0.1-30.el7.s390x
    compat-libcap1-1.10-7.el7.s390x
    cpp-4.8.2-16.el7.s390x
    gcc-4.8.3-9.el7.s390x
    gcc-c++-4.8.3-9.el7.s390x
    glibc-2.17-78.el7.s390
    glibc-2.17-78.el7.s390x
    glibc-devel-2.17-78.el7.s390
    glibc-devel-2.17-78.el7.s390x
    glibc-headers-2.17-55.el7.s390x
    ksh-20120801-22.el7.s390x
    libaio-0.3.109-12.el7.s390
    libaio-0.3.109-12.el7.s390x
    libaio-devel-0.3.109-12.el7.s390
    libaio-devel-0.3.109-12.el7.s390x
    libgcc-4.8.3-9.el7.s390
    libgcc-4.8.3-9.el7.s390x
    libstdc++-4.8.3-9.el7.s390
    libstdc++-4.8.3-9.el7.s390x
    libstdc++-devel-4.8.3-9.el7.s390
    libstdc++-devel-4.8.3-9.el7.s390x
    libXi-1.2.2-2.1.el7.s390
    libXi-1.2.2-2.1.el7.s390x
    libXtst-1.2.2-2.1.el7.s390
    libXtst-1.2.2-2.1.el7.s390x
    make-3.82-21.el7.s390x
    mpfr-3.1.1-4.el7.s390x
    sysstat-10.1.5-7.el7.s390x
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 10。

    binutils-32bit-2.16.91.0.5-23.34.33 (s390x)
    gcc-4.1.2_20070115-0.29.6 (s390x)
    gcc-c++-4.1.2_20070115-0.29.6 (s390x)
    glibc-2.4-31.74.1 (s390x)
    glibc-32bit-2.4-31.74.1 (s390x)
    glibc-devel-2.4-31.74.1 (s390x)
    glibc-devel-32bit-2.4-31.74.1 (s390x)
    ksh
    libaio-0.3.104-14.2 (s390x)
    libaio-32bit-0.3.104-14.2 (s390x)
    libaio-devel-0.3.104-14.2 (s390x)
    libaio-devel-32bit-0.3.104-14.2 (s390x)
    libstdc++-4.1.2_20070115-0.29.6 (s390x)
    libstdc++-devel-4.1.2_20070115-0.29.6 (s390x)
    make-3.80-202.2 (s390x)
    sysstat-8.0.4-1.7.27 (s390x)
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 11

    binutils-2.20.0-0.7.9 (s390x)
    gcc-4.3-62.198 (s390x)
    gcc-c++-4.3-62.198 (s390x)
    glibc-2.11.1-0.17.4 (s390x)
    glibc-32bit-2.11.1-0.17.4 (s390x)
    glibc-devel-2.11.1-0.17.4 (s390x)
    glibc-devel-32bit-2.11.1-0.17.4 (s390x)
    ksh
    libaio-0.3.109-0.1.46 (s390x)
    libaio-32bit-0.3.109-0.1.46 (s390x)
    libaio-devel-0.3.109-0.1.46 (s390x)
    libaio-devel-32bit-0.3.109-0.1.46 (s390x)
    libstdc++43-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
    libstdc++43-32bit-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
    libstdc++43-devel-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
    libstdc++43-devel-32bit-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
    libgcc43-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
    make-3.81
    sysstat-8.1.5-7.9.56 (s390x)
    

ODBCパッケージの詳細は、「Oracle ODBCドライバ」を参照してください。

必要なパッケージがインストールされているかどうかを調べるために、次のようなコマンドを入力します。

# rpm -q package_name

パッケージがインストールされていない場合は、Linuxのディストリビューション・メディアからインストールするか、LinuxベンダーのWebサイトから必要なパッケージのバージョンをダウンロードします。

4.4 コンパイラ要件

「パッケージ要件」のリストに示されていたGNU CとC++コンパイラは、これらの製品で使用できるようにサポートされています。

4.5 その他のソフトウェア要件

使用するコンポーネントに応じて、次のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。

4.5.1 Oracle ODBCドライバ

UNIX用のODBCドライバ・マネージャをインストールする必要があります。ドライバ・マネージャは次のURLからダウンロードしてインストールできます。

http://www.unixodbc.org

ODBCを使用するには、使用するオペレーティング・システムに応じて、次の追加のODBC RPMもインストールする必要があります。

  • Red Hat Enterprise Linux 4の場合:

    • unixODBC-2.2.11(32-bit)以上

    • unixODBC-devel-2.2.11(64-bit)以上

    • unixODBC-2.2.11(64-bit)以上

  • Red Hat Enterprise Linux 5の場合:

    • unixODBC-2.2.11(32-bit)以上

    • unixODBC-devel-2.2.11(64-bit)以上

    • unixODBC-2.2.11(64-bit)以上

  • Red Hat Enterprise Linux 6の場合:

    • unixODBC-2.2.14-11.el6(32-bit)以上

    • unixODBC-2.2.14-11.el6(64-bit)以上

    • uunixODBC-devel-2.2.14-11.el6(64-bit)以上

  • Red Hat Enterprise Linux 7の場合::

    • unixODBC-2.3.1-11 (32 bit)以上

    • unixODBC-2.3.1-11 (64 bit)以上

    • unixODBC-devel-2.3.1-11 (32 bit)以上

    • unixODBC-devel-2.3.1-11 (64 bit)以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    • unixODBC-32 bit-2.2.11(32-bit)以上

    • unixODBC-2.2.11(64-bit)以上

    • unixODBC-devel-2.2.11(64-bit)以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    • unixODBC-2.2.12以上

    • unixODBC-devel-2.2.12以上

    • unixODBC-32bit-2.2.12(32-bit)以上

4.5.2 Oracle JDBC/OCIドライバ

次のオプションのJDKバージョンは、Oracle JDBC/OCIドライバとともに使用できます。ただし、データベースのインストールに必須ではありません。

  • JDK 6 SR16 FP1以上

  • JDK 5 SR16 FP3以上

4.5.3 Linux-PAMライブラリ

最新のLinux-PAM(Pluggable Authentication Modules for Linux)ライブラリをインストールすると、システム管理者は、アプリケーションがユーザーを認証する方法を選択できます。

4.5.4 Oracle Messaging Gateway

Oracle Messaging Gatewayは、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)と次のソフトウェアの統合をサポートします。

  • IBM WebSphere MQ V7.0、クライアントおよびサーバー:

    MQSeriesClient
    MQSeriesServer
    MQSeriesRuntime
    

4.5.5 プログラミング言語

次の製品の組合せが動作保証されています。

  • Pro* COBOL

    Micro Focus Server Express 5.1

4.5.6 ブラウザ要件

Oracle Databaseのインストールには、Webブラウザは必須ではありません。ドキュメントにアクセスしたり、Oracle Enterprise Manager Database ControlおよびOracle Application Expressを使用するには、ブラウザが必要です。Webブラウザは、JavaScript、HTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。

Oracle Enterprise Manager Database Controlでは次のブラウザをサポートしています。

  • Microsoft Internet Explorer 10.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.3以上でサポート)

  • Microsoft Internet Explorer 9.0

  • Microsoft Internet Explorer 8.0

  • Microsoft Internet Explorer 7.0 SP1

  • Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2

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関連項目:

『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』

5 必要なオペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成

Oracle Databaseをインストールする場合、次のローカル・オペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。

  • Oracleインベントリ・グループ(通常はoinstall)

  • OSDBAグループ(通常はdba)

  • Oracleソフトウェア所有者(通常はoracle)

  • OSOPERグループ(オプション。通常はoper)

これらのグループおよびユーザーが存在するかを確認し、必要に応じて作成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力して、oinstallグループが存在するかどうか確認します。

    # more /etc/oraInst.loc
    

    このコマンドの出力にoinstallグループ名が表示される場合、グループは存在します。

    oraInst.locファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。

    inventory_loc=/u01/app/oraInventory
    inst_group=oinstall
    

    inst_groupパラメータは、Oracleインベントリ・グループの名前oinstallを示します。

  2. 次のコマンドを入力して、dbaグループが存在するかどうか確認します。

    # grep dba /etc/group
    

    このコマンドの出力にdbaグループ名が表示される場合、グループは存在します。

  3. 必要に応じて、次のコマンドを入力してoinstallおよびdbaグループを作成します。

    # /usr/sbin/groupadd oinstall
    # /usr/sbin/groupadd dba
    
  4. 次のコマンドを入力して、oracleユーザーが存在するかどうか、適切なグループに属しているかどうかを確認します。

    # id oracle
    

    oracleユーザーが存在する場合、このコマンドでユーザーが属するグループの情報が表示されます。出力は次のようになり、oinstallはプライマリ・グループ、dbaはセカンダリ・グループであることを示します。

    uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
    
  5. 必要に応じて、次のいずれかの処理を実行します。

    • oracleユーザーは存在するが、そのプライマリ・グループがoinstallでない場合、またはdbaグループのメンバーでない場合は、次のコマンドを入力します。

      # /usr/sbin/usermod -g oinstall -G dba oracle
      
    • oracleユーザーが存在しない場合は、次のコマンドを入力して作成します。

      # /usr/sbin/useradd -g oinstall -G dba oracle
      

      このコマンドにより、oracleユーザーが作成され、oinstallがプライマリ・グループとして、dbaがセカンダリ・グループとして指定されます。

  6. 次のコマンドを入力して、oracleユーザーのパスワードを設定します。

    # passwd oracle
    

6 カーネル・パラメータとリソース制限の構成

次の表で、各カーネル・パラメータが表に示す最小値以上の値に設定されていることを確認します。表の後に、値の確認および設定方法について説明します。


注意:

この項のカーネル・パラメータ値およびシェル制限値は、単なる最小値です。本番データベース・システムでは、これらの値をチューニングしてシステムのパフォーマンスを最適化することをお薦めします。カーネル・パラメータのチューニングの詳細は、使用するオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。

パラメータ 最小値 ファイル
semmsl

semmns

semopm

semmni

250

32000

100

128

/proc/sys/kernel/sem
shmall 2097152 /proc/sys/kernel/shmall
shmmax 最小: 536870912

最大: 物理メモリーより1バイト少ない値

推奨: 物理メモリーの半分以上

shmmaxの構成の詳細は、My Oracle Support Note 567506.1を参照してください。

/proc/sys/kernel/shmmax
shmmni 4096 /proc/sys/kernel/shmmni
file-max 6815744 /proc/sys/fs/file-max
ip_local_port_range 最小: 9000

最大: 65500

/proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range
rmem_default 262144 /proc/sys/net/core/rmem_default
rmem_max 4194304 /proc/sys/net/core/rmem_max
wmem_default 262144 /proc/sys/net/core/wmem_default
wmem_max 1048576 /proc/sys/net/core/wmem_max
aio-max-nr 1048576

注意: この値は同時未処理リクエストを制限するもので、I/Oサブシステムの障害を防ぐために設定する必要があります。

/proc/sys/fs/aio-max-nr


注意:

いずれかのパラメータの現在の値がこの表にリストされている値より大きい場合、そのパラメータの値は変更しないでください。

これらのカーネル・パラメータに対して指定されている現在の値を表示し、必要に応じて変更するには、次の手順を実行します。

  • 次のようなコマンドを入力してカーネル・パラメータの現在の値を表示します。


    注意:

    現行の値をメモし、変更が必要な値を識別します。

    パラメータ コマンド
    semmslsemmnssemopmおよびsemmni # /sbin/sysctl -a | grep sem

    このコマンドでは、リストされた順にセマフォ・パラメータの値が表示されます。

    shmallshmmaxおよびshmmni # /sbin/sysctl -a | grep shm
    file-max # /sbin/sysctl -a | grep file-max
    ip_local_port_range # /sbin/sysctl -a | grep ip_local_port_range
    rmem_default # /sbin/sysctl -a | grep rmem_default
    rmem_max # /sbin/sysctl -a | grep rmem_max
    wmem_default # /sbin/sysctl -a | grep wmem_default
    wmem_max # /sbin/sysctl -a | grep wmem_max

  • いずれかのカーネル・パラメータの値が推奨値と異なる場合は、次の手順を実行します。

    1. テキスト・エディタを使用して、/etc/sysctl.confファイルを作成または編集、および次のような行の追加または編集をします。


      注意:

      変更するカーネル・パラメータ値の行のみを含めます。セマフォ・パラメータ(kernel.sem)の場合は、4つの値をすべて指定する必要があります。ただし、現在の値いずれかが最小値より大きい場合は、大きい値を指定します。

      fs.aio-max-nr = 1048576
      fs.file-max = 6815744
      kernel.shmall = 2097152
      kernel.shmmax = 536870912
      kernel.shmmni = 4096
      kernel.sem = 250 32000 100 128
      net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500
      net.core.rmem_default = 262144
      net.core.rmem_max = 4194304
      net.core.wmem_default = 262144
      net.core.wmem_max = 1048576
      

      /etc/sysctl.confファイルに指定した値は、システムの再起動時にも保持されます。ただし、SUSE Linux Enterprise Serverシステムでは、次のコマンドを入力して、システムの再起動時に必ず/etc/sysctl.confファイルが読み取られるようにします。

      # /sbin/chkconfig boot.sysctl on
      
    2. カーネル・パラメータの現行の値を変更するには、次のコマンドを入力します。

      # /sbin/sysctl -p
      

      このコマンドの出力結果を確認し、値が正しいかどうかを検証します。値が適切でない場合、/etc/sysctl.confファイルを編集し、このコマンドを再び入力します。

    3. コマンド/sbin/sysctl -aを入力して、値が正しく設定されていることを確認します。

    4. SUSEシステムの場合のみ、次のコマンドを入力して、システムの再起動時に/etc/sysctl.confファイルが読み取られるようにします。

      # /sbin/chkconfig boot.sysctl on
      
    5. SUSEシステムの場合のみ、oinstallグループのGIDを、パラメータ/proc/sys/vm/hugetlb_shm_groupの値として入力する必要があります。これにより、oinstallのメンバーに、共有メモリー・セグメントを作成するグループ権限が付与されます。

      たとえば、oinstallグループのGIDが501の場合は次のようになります。

      # echo 501 > /proc/sys/vm/hugetlb_shm_group
      

      このコマンドを実行した後、viを使用して/etc/sysctl.confに次のテキストを追加し、システムの再起動時にboot.sysctlスクリプトが実行されるようにします。

      vm.hugetlb_shm_group=501
      

      注意:

      vm.hugetlb_shm_groupとして定義できるのは1つのグループのみです。

    6. /etc/sysctl.confファイルのカーネル・パラメータの値を更新した後、コンピュータを再起動するか、コマンドsysctl -pを実行して、/etc/sysctl.confファイルに対して行った変更がアクティブなカーネル・メモリーで有効になるようにします。

Oracleソフトウェア・インストール・ユーザーのリソース制限の確認

インストール・ソフトウェア所有者ごとに、次の推奨範囲を使用してインストールのリソース制限を確認します。

表1 インストール所有者のリソース制限の推奨範囲

リソース・シェル制限 リソース 弱い制限 強い制限

オープン・ファイル記述子数

nofile

1024以上

65536以上

単一ユーザーが使用可能なプロセス数

nproc

2047以上

16384以上

プロセスのスタック・セグメントのサイズ

スタック

10240KB以上

10240KB以上かつ32768KB以下


リソース制限を確認するには、次の手順を実行します。

  1. インストール所有者としてログインします。

  2. ファイル記述子設定の弱い制限および強い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。

    $ ulimit -Sn
    4096
    $ ulimit -Hn
    65536
    
  3. ユーザーが使用可能なプロセス数の弱い制限および強い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。

    $ ulimit -Su
    2047
    $ ulimit -Hu
    16384
    
    
  4. スタック設定の弱い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。

    $ ulimit -Ss
    10240
    $ ulimit -Hs
    32768
    
  5. Oracleソフトウェア・インストール所有者ごとに、この手順を繰り返します。

必要な場合、インストール所有者に関する/etc/security/limits.conf構成ファイルのリソース制限を更新します。ただし、構成ファイルはディストリビューション固有です。ディストリビューション固有の構成ファイルの情報については、システム管理者にお問い合せください。


注意:

gridユーザーまたはoracleユーザーがログインしている場合、これらのユーザーをログアウトしてログインしなおすまで、limits.confファイルの変更は有効になりません。これらのアカウントを使用してインストールを行う前に、変更内容を有効にする必要があります。

7 必要なディレクトリの作成

次のような名前でディレクトリを作成し、正しい所有者、グループおよびその権限を指定します。

  • Oracleベース・ディレクトリ

  • オプションのOracleデータファイル・ディレクトリ

Oracleベース・ディレクトリには、3GBの空きディスク領域が必要です(Oracleデータファイル・ディレクトリを別途作成しない場合は、4GBの空きディスク領域が必要です)。


注意:

別にOracleデータファイル・ディレクトリを作成しない場合、データファイルをOracleベース・ディレクトリのサブディレクトリにインストールできます。ただし、本番データベースでは推奨しません。

Oracleベース・ディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力して、マウントされたすべてのファイル・システムの情報を表示します。

    # df -k
    

    このコマンドにより、次のものも含め、システムにマウントされたすべてのファイル・システムの情報が表示されます。

    • 物理デバイス名

    • ディスク領域の合計サイズ、使用中のサイズおよび使用可能なサイズ

    • そのファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリ

  2. 表示から、この項で前述したディスク領域要件を満たすファイル・システムを1つまたは2つ識別します。

  3. 識別した各ファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリの名前を記録します。

  4. 次のようなコマンドを入力して、識別したマウント・ポイント・ディレクトリ内の推奨サブディレクトリを作成し、適切な所有者、グループおよびそれらの権限を設定します。

    # mkdir -p /mount_point/app/
    # chown -R oracle:oinstall /mount_point/app/
    # chmod -R 775 /mount_point/app/
    

    次に例を示します。

    # mkdir -p /u01/app/
    # chown -R oracle:oinstall /u01/app/
    # chmod -R 775 /u01/app/
    

8 oracleユーザーの環境の構成

Oracle Universal Installerはoracleアカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracleユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。

  • シェル起動ファイルで、デフォルトのファイル・モード作成マスク(umask)を022に設定します。

  • DISPLAY環境変数を設定します。

oracleユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。

  1. たとえば、Xターミナル(xterm)など、新規ターミナル・セッションを開始します。

  2. 次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。

    $ xhost fully_qualified_remote_host_name
    

    次に例を示します。

    $ xhost somehost.us.example.com
    
  3. ソフトウェアをインストールするシステムにログインしていない場合は、そのシステムにoracleユーザーとしてログインします。

  4. oracleユーザーとしてログインしていない場合は、次のようにユーザーをoracleに切り替えます。

    $ su - oracle
    
  5. oracleユーザーのデフォルト・シェルを確認するには、次のコマンドを入力します。

    $ echo $SHELL
    
  6. シェル起動スクリプトを実行するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

    • Bashシェルの場合:

      $ . ./.bash_profile
      
    • BourneまたはKornシェルの場合:

      $ . ./.profile
      
    • Cシェルの場合:

      % source ./.login
      
  7. ローカル・コンピュータにソフトウェアをインストールしない場合は、リモート・コンピュータで次のコマンドを実行して、DISPLAY変数を設定します。

    • Bourne、BashまたはKornシェルの場合:

      $ export DISPLAY=local_host:0.0    
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv DISPLAY local_host:0.0
      

    この例で、local_hostは、Oracle Universal Installerの表示に使用するローカル・コンピュータのホスト名またはIPアドレスです。

    リモート・コンピュータで次のコマンドを実行し、シェルおよびDISPLAY環境変数が正しく設定されているかを確認します。

    echo $SHELL
    echo $DISPLAY
    

    今度は、Xアプリケーションを有効にするため、ローカル・コンピュータで次のコマンドを実行します。

    $ xhost + fully_qualified_remote_host_name
    

    Xアプリケーションの表示が正しく設定されていることを確認するには、オペレーティング・システムに付属のX11ベースのプログラム(xclockなど)を実行します。

    $ xclock
    

    この例で、xclock/usr/X11R6/bin/xclocksにあります。DISPLAY変数が正しく設定されていれば、xclockがコンピュータ画面に表示されます。


    関連項目:

    詳細は、PC-X Serverまたはオペレーティング・システム・ベンダーのドキュメントを参照してください。

  8. /tmpディレクトリの空きディスク領域が1GBに満たないことが確認された場合は、1GB以上の空き領域があるファイル・システムを特定し、そのファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

    1. 次のコマンドを使用して、マウントされている各ファイル・システムの空きディスク領域を確認します。

      # df -h /tmp
      
    2. 必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイル・システム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。

      $ sudo mkdir /mount_point/tmp
      $ sudo chmod a+wr /mount_point/tmp
      # exit
      
    3. 次のようなコマンドを入力し、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

      • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

        $ TMP=/mount_point/tmp
        $ TMPDIR=/mount_point/tmp
        $ export TMP TMPDIR
        
      • Cシェルの場合:

        % setenv TMP /mount_point/tmp
        % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
        
  9. 次のようなコマンドを入力し、ORACLE_BASEおよびORACLE_SID環境変数を設定します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
      $ ORACLE_SID=sales
      $ export ORACLE_BASE ORACLE_SID
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv ORACLE_BASE /u01/app/oracle
      % setenv ORACLE_SID sales
      

    この例で、/u01/app/oracleは前に作成または識別したOracleベース・ディレクトリで、salesはデータベースの名前(通常は5文字以内)です。

  10. 次のコマンドを入力して、ORACLE_HOMEおよびTNS_ADMIN環境変数が設定されていないことを確認します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ unset ORACLE_HOME
      $ unset TNS_ADMIN
      
    • Cシェルの場合:

      % unsetenv ORACLE_HOME
      % unsetenv TNS_ADMIN
      

    注意:

    ORACLE_HOME環境変数が設定されている場合、Oracle Universal Installerはその値を使用してOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定します。ただし、ORACLE_BASE環境変数をユーザーが設定する場合は、ORACLE_HOME環境変数を設定せずに、Oracle Universal Installerから提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。

9 製品ディスクのマウント

ほとんどのLinuxシステムでは、インストール・メディアにディスクを挿入するとディスクが自動的にマウントされます。自動的にマウントされない場合は、次の手順に従ってマウントしてください。

  1. 次のようなコマンドを入力し、現在マウントされているディスクを取り出して、ドライブから取り除きます。

    • Red Hat Enterprise Linuxの場合:

      $ sudo eject /mnt/dvd
      
    • SUSE Linux Enterprise Serverの場合:

      # eject /media/dvd
      

    この例の/mnt/dvdおよび/media/dvdは、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。

  2. DVDをディスク・ドライブに挿入します。

  3. ディスクが自動的にマウントされたかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

    • Red Hat Enterprise Linuxの場合:

      # ls /mnt/dvd
      
    • SUSE Linux Enterprise Serverの場合:

      # ls /media/dvd
      
  4. このコマンドがディスクの内容の表示に失敗した場合は、次のようなコマンドを入力します。

    • Red Hat Enterprise Linuxの場合:

      # mount -t iso9660 /dev/dvd /mnt/dvd
      
    • SUSE Linux Enterprise Serverの場合:

      # mount -t iso9660 /dev/dvd /media/dvd
      

    この例の/mnt/dvdおよび/media/dvdは、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。

10 Oracle Databaseのインストール

oracleユーザーの環境を構成した後、次のようにOracle Universal Installerを起動してOracle Databaseをインストールします。

  1. 次のコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。

    $ /mount_point/db/runInstaller
    

    Oracle Universal Installerが起動しない場合は、X Windowの表示に関する問題のトラブルシューティング方法について、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

  2. 次の表では、Oracle Universal Installerの各画面で推奨される処理について説明します。次のガイドラインを使用して、インストールを実行します。

    • 情報が必要な場合、またはデフォルト以外のオプションを選択する場合、詳細は「ヘルプ」をクリックしてください。

    • ソフトウェアのインストールまたはリンク中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングについて、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。


    注意:

    前述した作業を完了している場合、ほとんどの画面でデフォルト値を選択することで、インストールを完了することができます。

    画面 推奨アクション
    セキュリティ・アップデートの構成 「電子メール」フィールドに、電子メール・アドレス(できればMy Oracle Supportの電子メール・アドレス)またはユーザー名を入力します。

    セキュリティ・アップデートを受信するには、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る」チェック・ボックスを選択します。

    「My Oracle Supportパスワード」フィールドに、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。

    ソフトウェア更新のダウンロード Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降では、ソフトウェア更新機能を使用して、最新の更新内容を直接ダウンロードして適用できます。次のオプションのいずれかを選択して、「次へ」をクリックします。
    • ダウンロードにMy Oracle Support資格証明を使用: 最新のソフトウェア更新をダウンロードして適用する場合は、このオプションを選択します。

      プロキシ設定をクリックして、Oracle Universal Installerがインターネットへの接続に使用するプロキシを構成します。使用するサイトのプロキシ・サーバー情報およびサーバーが接続しているローカル・エリア・ネットワークへのアクセス権を持つユーザー・アカウントを指定します。Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)以降、必要に応じてプロキシ・レルム情報を入力できます。プロキシ・レルム情報では大/小文字が区別されます。

      「接続のテスト」をクリックして、プロキシ設定が正しく入力され、インストーラにより更新がダウンロードできることを確認します。

    • 事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用: 以前にダウンロードしたソフトウェア更新を適用する場合は、このオプションを選択します。

    • ソフトウェア更新のスキップ: すべての更新を適用しない場合は、このオプションを選択します。

    ソフトウェア更新の適用 ソフトウェア更新のダウンロードを選択するか、事前ダウンロード済ソフトウェアのダウンロード場所を指定すると、この画面が表示されます。

    前の画面でダウンロードにMy Oracle Support資格証明を使用を選択した場合は、すべての更新をダウンロードして適用を選択して「次へ」をクリックします。

    前の画面で事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用を選択した場合は、すべての更新を適用を選択して「次へ」をクリックします。

    インストール・オプションの選択 次の使用可能なオプションのリストから「データベースの作成および構成」を選択し、「次へ」をクリックします。
    • データベースの作成および構成

    • データベース・ソフトウェアのみインストール

    • 既存データベースをアップグレードする。

    システム・クラス 次のオプションから「サーバー・クラス」を選択し、データベースをインストールして、「次へ」をクリックします。
    • デスクトップ・クラス: ラップトップまたはデスクトップ・クラス・システムにインストールする場合に、このオプションを選択します。

    • サーバー・クラス: 本番データ・センターにOracleをデプロイする際に使用するようなサーバー・クラス・システムにインストールする場合に、このオプションを選択します。

    Gridインストール・オプション 実行するデータベースのインストール・タイプに「単一インスタンス・データベースのインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
    • 単一インスタンス・データベースのインストール: データベースおよびリスナーがインストールされます。

    • Real Application Clustersデータベースのインストール: Oracle Real Application Clustersがインストールされます。

    • Oracle RAC One Nodeデータベースのインストール: Oracle RAC One Nodeデータベースがインストールされます。

      注意: Oracle RAC One Nodeは、Oracle Clusterwareでのみサポートされます。

    インストール・タイプの選択 次のオプションから、インストール・タイプに「標準インストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
    • 標準インストール: このインストール方法がデフォルトで選択されています。この方法の場合、最小限の入力でOracle Databaseを簡単にインストールできます。

    • 拡張インストール: このインストール方法を使用すると、より複雑なインストールを実行できます。

    標準インストール構成 要件に応じて、次の情報を入力します。

    Oracleベース: デフォルトでは、Oracleベース・パスが表示されます。このパスは要件に応じて変更できます。

    ソフトウェアの場所: 「ソフトウェアの場所」セクションで、デフォルト値をそのまま使用するか、Oracleコンポーネントのインストール先であるOracleホーム・ディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスにはスペースを入れないようにしてください。

    記憶域のタイプ: データベース記憶域オプションとして「ファイルシステム」またはOracle Automatic Storage Managementを選択します。

    データベース・ファイルの位置: 「記憶域のタイプ」で「ファイルシステム」を選択する場合は、「参照」をクリックして、データベース・ファイルの場所を指定します。

    ASMSNMPパスワード: 「記憶域のタイプ」でOracle Automatic Storage Managementを選択した場合は、ASMSNMPユーザーのパスワードを指定する必要があります。

    データベースのエディション: インストールするデータベースのエディションを選択します。

    OSDBAグループ: デフォルトでは、OSDBAグループが選択されています。リストからOSDBAグループを選択することもできます。

    グローバル・データベース名: 次の構文を使用して、 グローバル・データベース名を指定します。

    database_name.domain
    

    たとえば、sales.us.example.comです。

    管理パスワード: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを入力します。

    パスワードの確認: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを再入力して確認します。

    「次へ」をクリックして続行します。

    インベントリの作成 この画面が表示されるのは、システム上に初めてOracle製品をインストールする場合のみです。

    Oracleインベントリ・ディレクトリのフルパスを指定します。選択されているオペレーティング・システム・グループがoinstallであることを確認してください。「次へ」をクリックして続行します。

    前提条件チェックの実行 すべての前提条件のチェックが正常に行われたことを確認して、「次へ」をクリックします。

    Oracle Universal Installerによってシステムがチェックされ、Oracleソフトウェアを実行するためにシステムが正しく構成されていることが検証されます。このガイドに記載されているインストール前の手順がすべて完了している場合は、すべてのチェックにパスします。

    チェックに失敗した場合は、画面にリストされているそのチェックの失敗原因を確認します。可能であれば、問題を修正してチェックを再実行します。もしくは、システムが要件を満たすと判断した場合は、失敗したチェックのチェック・ボックスを選択して、要件を手動で検証できます。

    注意: 「すべて無視」オプションを選択する際には、注意が必要です。このオプションを選択すると、システムでOracle Databaseが正常にインストールできることを、Oracle Universal Installerによって確認されない場合があります。

    サマリー この画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。

    注意: Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降では、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックすると、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。このファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

    製品のインストール この画面に、インストールの進捗が表示されます。データベースがインストールされると、rootユーザーとして新しいインベントリにroot構成スクリプトを実行するように求められます。「次へ」をクリックします。

    次に、この画面には、ソフトウェアの構成およびデータベースの作成を実行するコンフィギュレーション・アシスタントのステータス情報が表示されます。

    最後に、Database Configuration Assistantプロセスの完了後にメッセージが表示されます。「OK」をクリックします。

    rootユーザーとしてroot.shスクリプトを実行してインストールを完了し、「OK」をクリックします。

    終了 この画面は、すべての構成ツールが成功すると自動的に表示されます。

    「閉じる」をクリックします。


11 Oracle Database Examplesのインストール

次の製品または機能の使用を予定している場合は、Oracle Database Examplesメディアから製品をダウンロードおよびインストールしてください。

  • Oracle JDBC開発ドライバ

  • Oracle Databaseのサンプル

  • 様々なOracle製品のデモ

ソフトウェアおよび様々なOracle製品のデモをOracle Database Examplesメディアからインストールする方法の詳細は、『Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド』を参照してください。

12 インストール後の作業

このリリースのOracle Databaseを理解するため、次の作業を実行することをお薦めします。

  • Webブラウザを使用してOracle Enterprise Manager Database Controlにログインします。

    Oracle Enterprise Manager Database ControlはWebベースのアプリケーションで、単一のOracle Databaseインストールの管理に使用できます。Database ControlのデフォルトのURLは、次のようになります。

    http://host.domain:1158/em/
    

    ログインするには、ユーザー名SYSを使用し、SYSDBAとして接続します。Oracle Database 11gのインストール中にこのユーザーに対して指定したパスワードを使用します。

  • 使用する製品に応じた、必須およびオプションのインストール後の作業の詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

  • インストールしたデータベースの構成を理解するためのDatabase Controlの使用方法は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

  • Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用したデータベースの管理の詳細は、『Oracle Database 2日でデータベース管理者』を参照してください。

    新しいOracleデータベース管理者用に記載されたこのガイドでは、Database Controlを使用したOracle Databaseインストールのあらゆる点の管理方法が説明されています。また、電子メール通知および自動バックアップを有効にする方法についても示します(これらは、インストール中には構成しない場合があります)。

13 その他の情報

この項の内容は次のとおりです。

製品ライセンス

トライアルの使用許諾条項により30日間このメディア・パックに含まれる製品をインストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後も製品の使用を継続する場合はプログラム・ライセンスを購入する必要があります。プログラム・ライセンスの購入の詳細は、次の項を参照してください。

ライセンスおよびバージョン更新の購入

次のOracle Store WebサイトからOracle製品のプログラム・ライセンスと更新バージョンを購入できます。

https://shop.oracle.com

Oracleサポート・サービスへの問合せ

Oracle Product Supportを購入した場合、Oracleサポート・サービスにいつでも問合せできます。Oracle Product Supportの購入またはOracleサポート・サービスへの問合せの情報については、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/us/support/index.html

My Oracle Supportの動作保証マトリックスの確認

このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。

https://support.oracle.com/

My Oracle Supportを使用するには、オンライン登録する必要があります。ログイン後、メニュー・オプションから「動作保証」タブを選択します。「動作保証」ページで、「動作保証検索」オプションを使用して、製品、リリースおよびプラットフォームで検索します。製品デリバリやライフタイム・サポートなどの、動作保証クイック・リンクのオプションを使用して検索することもできます。

製品ドキュメントの場所

製品ドキュメントには、任意のプラットフォームでのOracle製品の構成、使用または管理方法について記載されています。Oracle Database製品に関する製品ドキュメントは、HTMLおよびPDFでオンラインで入手可能です。

http://docs.oracle.com/

14 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Databaseクイック・インストレーション・ガイド 11gリリース2 (11.2) for IBM: Linux on System z

B66729-03

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このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。