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Oracle® Database SQLJ開発者ガイド
11g リリース2 (11.2)
B56282-02
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はじめに

この章では、『Oracle Database SQLJ開発者ガイド』の概要、対象読者および表記規則について説明します。関連するOracleドキュメントのリストも提供します。

この章の構成は、次のとおりです。

対象読者

このマニュアルは、SQLJプログラミングに関心のあるすべての読者を対象にしていますが、次の事項に関するいくらかの予備知識があることを前提にしています。

  • Java

  • SQL

  • PL/SQL

  • Oracle Database

SQLの一般知識で十分ですが、JDBCおよびOracle固有のSQL機能に関する知識もあると役立ちます。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

関連ドキュメント

Oracle Java Platformグループでは、次のOracleリソースを入手できます。

  • 『Oracle Database Java開発者ガイド』

    このマニュアルでは、Oracle Database 11gにおけるJavaの基本概念を導入し、サーバー側の構成と機能に関する一般的な情報を提供します。このマニュアルには、JDBCやSQLJなどの特定の製品ではなく、Oracle Database Java環境全体に関係している情報が記載されています。

    Oracle Databaseで直接実行されるプログラムである、Javaストアド・プロシージャについても説明しています。ストアド・プロシージャを使用すると、Java開発者はビジネス・ロジックをサーバー・レベルで実装できるため、アプリケーションのパフォーマンス、スケーラビリティおよびセキュリティが向上します。

  • 『Oracle Database JDBC開発者ガイドおよびリファレンス』

    このマニュアルでは、JDBC標準のOracle実装のプログラミング構文および機能について説明しています。Oracle JDBCドライバの概要、JDBC 1.22、2.0、3.0および4.0機能のOracleの実装の詳細、Oracle JDBCの型の拡張とパフォーマンスの拡張の説明が記載されています。

  • 『Oracle Database JPublisherユーザーズ・ガイド』

    このマニュアルでは、Oracle JPublisherユーティリティを使用して、ユーザー定義のSQL型またはPL/SQLパッケージをJavaクラスに変換する方法を説明しています。オブジェクト型、VARRAY型、ネスト表型、オブジェクト参照型またはPL/SQLパッケージを使用するSQLJまたはJDBCアプリケーションを開発している場合、JPublisherでそれらにマップするカスタムJavaクラスを生成することができます。

次のドキュメントは、Oracle Server Technologiesグループから利用できます。

  • 『Oracle XML DB開発者ガイド』

  • 『Oracle XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド』

  • 『Oracle Database XML Java API Reference』

  • 『Oracle Databaseアドバンスト・アプリケーション開発者ガイド』

  • 『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』

  • 『Oracle Databaseオブジェクト・リレーショナル開発者ガイド』

  • 『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』

  • 『Oracle Database PL/SQL言語リファレンス』

  • 『Oracle Database SQL言語リファレンス』

  • 『Oracle Database Net Services管理者ガイド』

  • 『Oracle Database Advanced Security管理者ガイド』

  • 『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』

  • 『Oracle Databaseリファレンス』

  • 『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』


注意:

Oracleエラー・メッセージ・マニュアルは、HTML形式でのみ配布されます。Oracle Documentation CDのみを参照可能な場合は、エラー・メッセージを範囲ごとに参照できます。特定の範囲を検索した後、ブラウザの「ページの検索」機能を使用して特定のメッセージを検索できます。インターネットに接続している場合、Oracleオンライン・ドキュメントのエラー・メッセージ検索機能を使用して、特定のエラー・メッセージを検索できます。

SQLJ規格の機能および構文については、次の仕様を参照してください。

「Information Technology - Database Languages - SQL - Part 10: Object Language Bindings (SQL/OLB)」

このマニュアルでは、「ISO SQLJ規格」という用語がこの規格を指すために使用されています。

ISO SQLJ規格は、次のWebサイトでANSIから入手できます。

http://www.ansi.org/

「eStandards Store」をクリックし、「INCITS/ISO/IEC 9075-10」という語を検索します。

Webストアを通じて、ISOからISO SQLJ標準を取得することもできます。

http://www.iso.org/iso/store.htm

前述のリンク先で、「ISO/IEC 9075-10」という語を検索します。

次の場所にSQLJサンプル・アプリケーションがあります。

http://www.oracle.com/technetwork/database/focus-areas/application-development/index-099369.html

表記規則

このセクションでは、このマニュアルの本文およびコード例で使用される表記規則について説明します。この項の内容は次のとおりです。


注意:

コマンドラインの例は、システム・プロンプトが「%」のUNIX環境用であることに注意してください。これは単に慣例であり、使用するオペレーティング・システムで適切なように調整できます。

本文の表記規則

本文では、特定の項目が一目でわかるように、次の表記規則を使用します。次の表に、その規則と使用例を示します。

規則 意味
イタリック イタリックは、ドキュメントのタイトルまたは強調、あるいは本文中で定義されている用語を示します。 『Oracle Database概要』

リカバリ・カタログおよびターゲット・データベースが同じディスクに存在しないことを確認します。

固定幅フォントの大文字 固定幅フォントの大文字は、システム指定の要素を示します。このような要素には、パラメータ、権限、データ型、RMANキーワード、SQLキーワード、SQL*Plusまたはユーティリティ・コマンド、パッケージおよびメソッドがあります。また、システム指定の列名、データベース・オブジェクト、データベース構造、ユーザー名およびロールも含まれます。 NUMBER列に対してのみ、この句を指定できます。

BACKUPコマンドを使用して、データベースのバックアップを作成できます。

USER_TABLESデータ・ディクショナリ・ビュー内のTABLE_NAME列を問い合せます。

DBMS_STATS.GENERATE_STATSプロシージャを使用します。

固定幅フォントの小文字 固定幅フォントの小文字は、実行可能ファイル、ファイル名、ディレクトリ名およびユーザーが指定する要素のサンプルを示します。このような要素には、コンピュータ名およびデータベース名、ネット・サービス名および接続識別子があります。また、ユーザーが指定するデータベース・オブジェクトとデータベース構造、列名、パッケージとクラス、ユーザー名とロール、プログラム・ユニットおよびパラメータ値も含まれます。

注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。

sqlplusと入力してSQL*Plusをオープンします。

パスワードは、orapwdファイルで指定します。

/disk1/oracle/dbsディレクトリのデータ・ファイルおよび制御ファイルをバックアップします。

hr.departments表には、department_iddepartment_nameおよびlocation_id列があります。

QUERY_REWRITE_ENABLED初期化パラメータをtrueに設定します。

oeユーザーとして接続します。

JRepUtilクラスが次のメソッドを実装します。

固定幅フォントの小文字のイタリック 固定幅フォントの小文字のイタリックは、プレースホルダまたは変数を示します。 parallel_clauseを指定できます。

old_release.SQLを実行します。ここで、old_releaseとは、アップグレード前にインストールしたリリースを示します。


コード例の表記規則

コード例は、SQL、PL/SQL、SQL*Plusまたは他のコマンドライン文の例です。次のように固定幅フォントで表示され、通常のテキストと区別されます。

SELECT username FROM dba_users WHERE username = 'MIGRATE';

次の表に、コード例で使用される表記規則とその使用例を示します。

規則 意味
< > このドキュメントでは、1つ以上のオプション項目を囲むために、丸カッコではなく、山カッコが使用されます。山カッコは入力しないでください。(丸カッコは、SQLJ構文を考慮して使用しません) DECIMAL (digits < , precision >)
|
縦線は、大カッコまたは中カッコ内の複数の選択項目の区切りに使用します。項目のうちの1つを入力します。縦線は、入力しないでください。 {ENABLE | DISABLE}

[COMPRESS | NOCOMPRESS]

... 水平の省略記号は、次のいずれかを示します。
  • 例に直接関連しないコードの一部が省略されている。

  • コードの一部を繰り返すことができる。

CREATE TABLE ... AS subquery;

SELECT col1, col2, ... , coln FROM employees;

その他の記号 大カッコ、中カッコ、縦線および省略記号以外の記号は、記載されているとおりに入力する必要があります。 acctbal NUMBER(11,2);

acct CONSTANT NUMBER(4) := 3;

Italics イタリック体は、特定の値を指定する必要があるプレースホルダや変数を示します。 CONNECT SYSTEM

Enter password: password

DB_NAME = database_name

UPPERCASE 大文字は、システム指定の要素を示します。これらの要素は、ユーザー定義の要素と区別するために大文字で示されます。大カッコ内にないかぎり、表示されているとおりの順序および綴りで入力します。ただし、大/小文字が区別されないため、小文字で入力してもかまいません。 SELECT last_name, employee_id FROM employees;

SELECT * FROM USER_TABLES;

DROP TABLE hr.employees;

lowercase 小文字は、ユーザー指定のプログラム要素を示します。たとえば、表名、列名またはファイル名などです。

注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。

SELECT last_name, employee_id FROM employees;

sqlplus hr/hr

CREATE USER mjones IDENTIFIED BY ty3MU9;