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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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CDA

CDAコマンドを使用すると、セッションのカレント・ディレクトリ・オブジェクトを特定または変更できます。

既定のカレント・ディレクトリ・オブジェクトを使用すると、ディレクトリ・オブジェクトの名前を指定することなく、DMLファイルのアクセス文でファイル識別子を指定できます。ファイル・アクセス文の例としては、FILECOPY、FILEMOVE、FILEDELETE、EXPORTおよびIMPORTがあります。

構文

CDA [directory-alias]

パラメータ

directory-alias

実行しているセッションのカレント・ディレクトリ・オブジェクトになるディレクトリ・オブジェクトを指定するテキスト式。

この引数を指定しなかった場合、CDAによってカレント・ディレクトリ・オブジェクトの名前が現行の出力ファイルに送信されます。カレント・ディレクトリ・オブジェクトが存在しない場合、この文によって、存在しないという状況が通知されます。

使用上の注意

既定のカレント・ディレクトリ・オブジェクトでのファイル識別子の指定

次の文を実行すると、セッションのカレント・ディレクトリ・オブジェクトのファイルlog.txtが、backupというディレクトリ・オブジェクトのファイルoldlog.txtに移動します。

FILECOPY 'log.txt' 'backup/oldlog.txt'

ディレクトリ・オブジェクトの設定

データベース管理者はディレクトリ・オブジェクトを設定して、このオブジェクトへのアクセス権を付与する必要があります。

例9-60 カレント・ディレクトリ・オブジェクトの指定

次の文を実行すると、mydirがカレント・ディレクトリ・オブジェクトとして指定されます。

CDA 'mydir'

例9-61 カレント・ディレクトリ・オブジェクトの取得

次の文を実行すると、カレント・ディレクトリ・オブジェクトが現行の出力ファイルに送信されます。

CDA

この文によって生成される出力は、次のとおりです。

The current directory is MYDIR.