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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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CONSIDER

CONSIDERコマンドは、ある定義を現行定義として指定するためのコマンドです。このコマンドをLD、VNF、EQ、PROGRAM、MODEL、PERMITまたはPROPERTY文とともに使用することで、定義に説明、値名書式、計算式、プログラム、モデル、権限またはプロパティを追加できます。

構文

CONSIDER name

パラメータ

name

現行のワークスペースまたはアタッチされたワークスペース内の定義の名前。

使用上の注意

定義の構成要素の置換

LD、VNF、EQ、PROGRAM、MODELまたはPERMIT文を使用して現行の定義に構成要素を追加する場合、その構成要素の既存の値は廃棄され、指定した新しい値に置換されます。PROPERTY文では、既存のプロパティ名に対して新しい値を指定するときにのみ、値が置換されます。定義は複数のプロパティを保持できます。

エラーとなるCONSIDER文

発行したCONSIDERコマンドが正常に実行されないと、後続のLD、VNF、EQ、PROGRAM、MODEL、PERMITまたはPROPERTY文でエラーが発生します。

暗黙的なCONSIDER文

DEFINE、COPYDFNおよびRENAMEの各コマンドでは、暗黙的なCONSIDERコマンドが自動で発行されます。

例9-71 アナリティック・ワークスペース・オブジェクトへの説明の追加

この例では、districtの定義に説明(LD)を追加します。LDを追加するには、まず、CONSIDERを使用してdistrictを現行の定義にする必要があります。次の文

CONSIDER district
LD Sales Districts
DESCRIBE district

次の定義が生成されます。

DEFINE district DIMENSION TEXT
LD Sales Districts