DELETEコマンドは、アナリティック・ワークスペースから1つ以上のオブジェクトを削除するコマンドです。UPDATE文およびCOMMIT文を実行すると、削除が永続的になります。
オブジェクトを削除する前に、その関連オブジェクトをすべて削除しておく必要があります。たとえば、あるディメンションを削除する場合、そのディメンションによってディメンション化された変数を最初に削除する必要があります。また、PERMIT文により、アクセス権を変更する権限がないことが検出された場合、オブジェクトは削除できません。
ヒント: オブジェクトの削除を試行するとエラー・メッセージが表示される場合、そのオブジェクトの名前が予約語である可能性があります(予約語は、RESERVEDを使用して確認できます)。(予約語は、RESERVEDを使用して確認できます。)その場合は、RENAME文でオブジェクトに新しい名前を付けてから削除します。 |
パラメータ
空白またはカンマで区切られた、1つ以上のオブジェクトの名前。DELETEを実行すると、適切なワークスペースからこれらのオブジェクトの定義が削除されます。
修飾オブジェクト名を指定するかAW引数を使用すると、各オブジェクトを削除する先の、アタッチされたワークスペースを指定できます。ただし、同じDELETEコマンド内で、修飾オブジェクト名とAW引数の両方は使用できません。
注意: 削除するオブジェクトが、アタッチされている別のワークスペース内の既存オブジェクトと同じ名前を持つ場合でも、Oracle OLAPでは警告を行いません。また、NAMEディメンションがそのすべての値よりも少なく制限されている場合、DELETEコマンドを使用すると、DELETEによってNAMEのステータスが自動的にALLに設定されます。 |
指定したすべてのオブジェクトを削除する先の、アタッチされたワークスペースの名前。修飾オブジェクト名またはAW引数を使用してアナリティック・ワークスペースを指定しない場合、オブジェクトは現行のワークスペースから削除されます。