ヘッダーをスキップ
Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

FILEPAGE

FILEPAGEコマンドは、PAGINGがオンの場合の出力において改ページを指定するコマンドです。現行ページの残りの行数を条件に、FILEPAGEは改ページを送ることができます。

構文

FILEPAGE fileunit [n]

パラメータ

fileunit

FILEOPENファンクションを事前にコールすることによって、またはOUTFILEコマンドによって(WRITEまたはAPPENDモードで開かれている)ファイルに割り当てられるファイル・ユニット番号。

n

ページの残りの行数がnより少ない場合に改ページが発生することを示す正のINTEGER式。残りの行数がn以上の場合またはnがゼロの場合、改ページは発生しません。nがPAGESIZEより大きい場合、LINENUMがゼロではないときに改ページが発生します。nが負数の場合または省略した場合、常に改ページが発生します。

Oracle OLAPは、ページ・サイズ、現行の行数および下マージンを指定するオプションの値を使用してページの残りの使用可能な行数を計算します。LINESLEFTに格納される数値は、次の計算式によって計算されます。

LINESLEFT = PAGESIZE - LINENUM - BMARGIN 

使用上の注意

FILEPAGEのかわりとなるPAGEの使用方法

PAGEコマンドは、現行の出力ファイルの出力先の番号であるファイル・ユニット番号OUTFILEUNITに対してFILEPAGEコマンドを指定するのと同じ働きをします。次の2つの文は等価です。

FILEPAGE OUTFILEUNIT
PAGE

例9-123 FILEPAGEコマンドの使用方法

次のプログラムの抜粋では、製品の次のグループが同じページに適さない場合にFILEPAGE文を送ります。プログラムは引数として出力ファイルの名前および3つのmonthディメンション値を取ります。

fil.unit = FILEOPEN(ARG(1) WRITE)
LIMIT month TO &ARG(2) &ARG(3) &ARG(4)
COMMAS = NO
DECIMALS = 0
FOR district
  DO
    FILEPAGE fil.unit STATLEN(product)
    FOR product
    DO
      FIL.TEXT = product
      FOR month
        JOINCHARS(fil.text  ' ' CONVERT(sales TEXT))
      FILEPUT fil.unit fil.text
    DOEND
    FILEPUT fil.unit ''
  DOEND
FILECLOSE fil.unit