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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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POPLEVEL

POPLEVELコマンド(省略形はPPL)は、前回のPOPLEVEL文以降に実行された、同じマーカーを指定するPUSHコマンドによって保存されたすべての値をリストアするコマンドです。

POPLEVELを使用して保存値をリストアするには、先にPUSHLEVELを使用して一連のPUSHコマンドの始点をマークしておく必要があります。一連のコマンドの終点は、POPLEVELによってマークされます。POPLEVELは、プログラム内でのみ使用できます

構文

POPLEVEL marker-expression [DISCARD]

パラメータ

marker-expression

マーカーとして使用するテキスト値。この値は、ポップする一連の保存値の始点をマークするために対応するPUSHLEVEL文で使用されている値と一致する必要があります。

DISCARD

POPLEVEL文の発行時に、同じレベルでプッシュされた値が破棄されることを指定します。DISCARDを指定しなかった場合、プッシュされたオブジェクトをリセットするために、プッシュされた値が使用されます。

使用上の注意

POP LEVEL文の可能な使用方法

POPLEVEL文の使用法として考えられるのは、次の2つです。

  • 範囲をいっそう広げているか狭めている一連のLIMITコマンドの後。それぞれ対応するPUSHが組み合せて指定されている場合。

  • きわめて長く複雑な単独のPUSH文の後、またはプログラム全体に記述されている一連の短いPUSH文の後で、編集に手間がかかる可能性のある場合。PUSHLEVELおよびPOPLEVELを使用すると、長く複雑なPUSH文の引数を編集でき、対応する長く複雑なPOP文を編集する必要もありません。

POPLEVELを使用するサンプル・プログラムは、PUSHLEVELコマンドの例を参照してください。