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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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RESYNC

アナリティック・ワークスペースがマルチライタ・モードでアタッチされている場合、RESYNCコマンドは、指定された読取り専用オブジェクトのプライベートな変更を削除し、表示可能な最新の世代のデータを取得します。

RESYNCは読取り専用オブジェクトを再同期化します。取得済オブジェクトの再同期化を行うには、ACQUIREを使用します。

構文

RESYNC objects

パラメータ

objects

再同期化する1つ以上の変数、リレーション、値セットまたはディメンションの名前のリスト(カンマ区切り)。このリスト内の取得済オブジェクトはすべて無視されます。

objectsには値としてNameを指定し、他のユーザーが定義した最新のオブジェクトを再同期化することを指定します。

使用上の注意

オブジェクトの論理的関係の保持

RESYNCを使用する場合、異なるオブジェクト間の論理的関係に留意し、一部のオブジェクトのみを新しい世代にプロモートしたために、データの論理的一貫性が失われないようにしてください。

コンポジット・ディメンションを共有するオブジェクトの再同期化

コンポジット・ディメンションを共有するオブジェクトは別々に再同期化できます。ただし、これらの再同期化されていないオブジェクトはすべて、変更されていないか取得済である必要があります。

例10-105 オブジェクトの再同期化

この例では、ユーザーAが定期的にactualsを更新し、ユーザーRは定期的にデータの最新ビューをチェックする必要があります。それぞれ次のOLAP DML文を実行します。

ユーザーAは次のOLAP DML文を実行します。

AW ATTACH myworkspace MULTI
ACQUIRE actuals
...make modifications
UPDATE MULTI actuals
COMMIT
...make modification
UPDATE MULTI actuals
COMMIT

同時に、ユーザーRも次のOLAP DML文を実行します。

AW ATTACH myworkspace MULTI
...
RESYNC actuals
...
RESYNC actuals
...
RESYNC actuals
...