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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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CHGDIMS

CHGDIMSファンクションは、式のディメンション性を変更したり、式の評価時にディメンション・ステータスを変更するファンクションです。

戻り値

元の式のデータ型

構文

CHGDIMS (expression, limit-type)

ここで、limit-typeは次のいずれかです。

[CACHE] LIMITSAVE valueset-list

[CACHE] LIMIT valueset-list

TO dimension-list

ADD dimension-list

パラメータ

expression

変更する対象の式。

CACHE

制限の結果をキャッシュするように指定し、CHGDIMSをコールしたOLAP DML文の実行が終了するまでCHGDIMSの後続の実行で使用できるように、その結果を保存します。

LIMITSAVE

式のディメンション・ステータスの値が位置に設定されてから、CHGDIMSコマンドが実行されます(つまり、LIMITSAVEを指定した場合、現行のディメンション・ステータスの値は変更されません)。たとえば、式がLAGファンクションの場合に相対位置変更が現在の値から計算されるようにしたり、SQL SELECT文のような外部ループ内にCHGDIMSをコーディングする場合に、外部ループで設定されるディメンション・ステータスの値を保持したいときに、CHGDIMSにLIMITSAVEを指定します。

LIMIT

expressionのディメンション・ステータスの値が新しいステータスの最初の位置に設定されてからexpressionが評価されます。これは、expressionが評価される直前に発行されたLIMIT TOコマンドとほぼ同じ方法で行われます。

valueset-list

値セットの名前またはLIMITファンクション

TO dimension-list

expressionのディメンションをdimension-listで指定されたディメンションとして、expressionの評価が行われるように指定します。

ADD dimension-list

expressionのディメンションをexpressionのディメンションおよびdimension-listで指定されたディメンションとして、expressionの評価が行われるように指定します。

アナリティック・ワークスペースに次のオブジェクトがあるとします。

DEFINE PRODUCT DIMENSION TEXT
DEFINE GEOG DIMENSION TEXT
DEFINE SALES VARIABLE INTEGER <PRODUCT GEOG>
 

さらに、sales変数に次のような値が含まれているとします。

               -------------------SALES-------------------
               ------------------PRODUCT------------------
GEOG            Trousers    Skirts    Dresses     Shoes
-------------- ---------- ---------- ---------- ----------
USA                    13         20         32         18
Canada                 17         32         15         28
 

次のコード行は、式の条件付けに応じて、TOTAL(sales)式により返される値がどのように異なるかを示しています。

"Total over all dims with standard status
SHOW TOTAL(sales)
175
 
"Total over all dims using new status for product
SHOW CHGDIMS(TOTAL(sales) LIMIT(product TO FIRST 2)))
82
 
"Total just over product
SHOW TOTAL(CHGDIMS(sales TO product))
83