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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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EXTRACT

EXTRACTファンクションは、日時値または期間値の式から、指定した日時の値を抽出して返します。このファンクションは、非常に大きな変数内の日時値を操作するときに利用すると便利です。

戻り値

戻り値は次のように場合によって異なります。

  • タイムゾーン値を持つ日時から抽出する場合は、UTC形式の値が返されます。

  • TIMEZONE_REGIONまたはTIMEZONE_ABBR(省略形)を抽出する場合は、適切なタイムゾーン名または省略形であるテキスト文字列が返されます。

  • その他の値を抽出する場合は、グレゴリオ暦の値が返されます。

  • 指定した値にあいまいさがある場合は、NAが返されます。

構文

EXTRACT(time |timezone_hour_or_nimute |timezone_regn_or_abbr FROM datetime_exp| interval_exp )

パラメータ

time

YEAR、MONTH、DAY、HOUR、MINUTEまたはSECONDのいずれかのキーワードを使用して、ファンクションによって返される時刻要素を指定します。

timezone_hour_or_minute

TIMEZONE_HOURまたはTIMEZONE_MINUTEのいずれかのキーワードを使用して、TIMESTAMP_TZ式の時間または分の部分が返されるように指定します。

timezone_regn_or_abbr

TIMEZONE_REGIONまたはTIMEZONE_ABBRのいずれかのキーワードを使用して、地域名またはその省略形のいずれかの文字列が返されるように指定します。

datetime_exp

DATETIMETIMESTAMPTIMESTAMP_TZまたはTIMESTAMP_LTZ式。これらの式の指定方法は、「日時式」を参照してください。

interval_exp

DSINTERVALまたはYMINTERVAL式。これらの式の指定方法は、「期間式」を参照してください。

使用上の注意

抽出する値は、適切なdatetime_expまたはinterval_expの値である必要があります。たとえば、DATETIME値からは、YEAR、MONTHおよびDAYのみを抽出できます。同様に、TIMESTAMP_TZデータ型からは、TIMEZONE_HOURおよびTIMEZONE_MINUTEのみを抽出できます。

例7-86 タイムスタンプからの時間の抽出

DEFINE mytimestamptz VARIABLE TIMESTAMP_TZ
REPORT mytimestamptz
 
MYTIMESTAMPTZ
------------------------------
  26-MAR-06 12.00.00 AM -04:00

SHOW EXTRACT (TIMEZONE_HOUR FROM mytimestamptz)
-4.00