EXTRACTファンクションは、日時値または期間値の式から、指定した日時の値を抽出して返します。このファンクションは、非常に大きな変数内の日時値を操作するときに利用すると便利です。
戻り値
戻り値は次のように場合によって異なります。
タイムゾーン値を持つ日時から抽出する場合は、UTC形式の値が返されます。
TIMEZONE_REGIONまたはTIMEZONE_ABBR(省略形)を抽出する場合は、適切なタイムゾーン名または省略形であるテキスト文字列が返されます。
その他の値を抽出する場合は、グレゴリオ暦の値が返されます。
指定した値にあいまいさがある場合は、NAが返されます。
パラメータ
YEAR、MONTH、DAY、HOUR、MINUTEまたはSECONDのいずれかのキーワードを使用して、ファンクションによって返される時刻要素を指定します。
TIMEZONE_HOURまたはTIMEZONE_MINUTEのいずれかのキーワードを使用して、TIMESTAMP_TZ
式の時間または分の部分が返されるように指定します。
TIMEZONE_REGIONまたはTIMEZONE_ABBRのいずれかのキーワードを使用して、地域名またはその省略形のいずれかの文字列が返されるように指定します。
DATETIME
、TIMESTAMP
、TIMESTAMP_TZ
またはTIMESTAMP_LTZ
式。これらの式の指定方法は、「日時式」を参照してください。
DSINTERVAL
またはYMINTERVAL
式。これらの式の指定方法は、「期間式」を参照してください。