JOINCOLSファンクションは、2つ以上の複数行のテキスト値の対応する行を結合します。このファンクションは、最大4,000バイト(単一の連結行の最大長さ)までの連結された行から構成される複数行のテキスト値を返します。
戻り値の行の数は、行が最も多い引数式の行の数と常に同じです。これより行が少ない引数式に対しては、JOINCOLSはその式の最後の行を戻り値の後続の行で繰り返します。この繰返し機能は、引数式が空白、ハイフンなどの単一行セパレータである場合に便利です。例7-137「2つのテキスト式の列の結合」を参照してください。
戻り値
TEXTまたはNTEXT
すべての引数がTEXT値である場合、戻り値はTEXTです。すべての引数がNTEXT値である場合、戻り値はNTEXTです。引数にTEXTとNTEXTの両方の値が存在する場合は、すべてのTEXT値がNTEXT値に変換されてからファンクションの演算が実行され、戻り値はNTEXTになります。
パラメータ
JOINCOLSが行をnext-expressionの行に結合する式。式のデータ型がTEXTまたはNTEXT以外である場合、JOINCOLSはそれをTEXTに変換します。JOINCOLSは、値がNA
である引数を無視します。
first-expressionと結合する1つ以上の式。連結する式のデータ型がTEXTまたはNTEXT以外である場合、JOINCOLSはそれをTEXTに変換します。JOINCOLSは、値がNA
である引数を無視します。
例
例7-137 2つのテキスト式の列の結合
この例では、citylist
の各行が引用符付きテキスト値およびcityreps
の対応する行と結合されます。
citylist
値は、次のとおりです。
Boston Houston Chicago Denver
cityrep
値は、次のとおりです。
Brady Lopez Alfonso Cody
JOINCOLSファンクションをコールします。
JOINCOLS(citylist ' -- ' cityreps)
次の値が返されます。
Boston -- Brady Houston -- Lopez Chicago -- Alfonso Denver -- Cody