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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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KEY

KEYファンクションは、結合ディメンションまたはコンポジットの値に対して指定されたベース・ディメンションの値を返します。

戻り値

戻り値は、指定されたベース・ディメンションのデータ型によって異なります。

構文

KEY(dimension-expbase-dimension-exp)

パラメータ

dimension-exp

結合ディメンションまたはコンポジットの値を指定する式。結合ディメンションを指定した場合、KEYはステータスにある最初の値を使用します。コンポジットを指定した場合、KEYはコンポジットのすべてのベース・ディメンションについて、ステータスにある最初の値を使用します。

base-dimension-exp

ベース・ディメンション値を調べる対象である、以前に指定した結合ディメンションまたはコンポジットのベース・ディメンションの名前を表す式。

例7-139 結合に関するレポート

結合ディメンションによってディメンション化されたデータに関するレポートを生成するとします。KEYファンクションを使用すると、各結合ディメンション値のベース値を各行のラベルにすることができます。ベース値はそれぞれ別々の列に配置されるため見やすくなります。

次のプログラムの抜粋は、結合ディメンションproddistをループ処理しますが、このディメンションの値はproductおよびdistrictの組合せです。また、proddistによってディメンション化されるdsalesという名前の変数があるとします。

DEFINE proddist DIMENSION <product district>
LD Conjoint dimension made up of combinations of product and district values
DEFINE dsales VARIABLE DECIMAL <month proddist>
LD Sparse sales data made dense by dimensioning by conjoint dimension proddist

次のプログラムの抜粋は、3か月間のdsalesを表示します。結合ディメンション値のベース値はそれぞれ独立した列として表示されます。比較のため、2番目のループではKEYファンクションを使用せずに結合ディメンションを直接使用します。結合ディメンション値は1つの列で山カッコで囲まれて表示されます。

LIMIT month TO FIRST 3
FOR proddist
  ROW KEY(proddist district) KEY( proddist product) ACROSS month: dsales
BLANK 2
FOR proddist
  ROW W 25 proddist ACROSS month: dsales

このプログラムによって次のレポートが生成されます。

Boston         Tents       32,153.52  32,536.30  43,062.75
Denver         Canoes      45,467.80  51,737.01  58,437.11
Atlanta        Sportswear 114,446.26 123,164.92 138,601.64
<Tents, Boston>            32,153.52  32,536.30  43,062.75
<Canoes, Denver>           45,467.80  51,737.01  58,437.11
<Sportswear, Atlanta>     114,446.26 123,164.92 138,601.64