ヘッダーをスキップ
Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

NEW_TIME

NEW_TIMEファンクションは、日付と時刻を別のタイムゾーンの日付と時刻に変換します。

戻り値

DATETIME

構文

NEW_TIME(datetime-exp this_zone new_zone)

パラメータ

this_zone

datetime-expの変換前のタイムゾーンを示すテキスト式。次の表に示す有効なタイムゾーンである必要があります。

new_zone

datetime-expの変換後のタイムゾーンを示すテキスト式。こちらが戻り値のタイムゾーンです。表8-1「タイムゾーン」に示す有効なタイムゾーンである必要があります。

表8-1タイムゾーン

AST 大西洋標準時

ADT

大西洋夏時間

BST

ベーリング標準時

BDT

ベーリング夏時間

CST

中部標準時

CDT

中部夏時間

EST

東部標準時

EDT

東部夏時間

GMT

グリニッジ標準時

HST

アラスカハワイ標準時

HDT

アラスカハワイ夏時間

MST

山地標準時

MDT

山地夏時間

NST

ニューファンドランド標準時

PST

太平洋標準時

PDT

太平洋夏時間

YST

ユーコン標準時

YDT

ユーコン夏時間


例8-33 現在の日時の使用

SYSDATEファンクションは、現在の日時をNEW_TIMEファンクションに返します。

SHOW new_time(SYSDATE 'EST' 'PST')

東部標準時の日時が2000年10月20日午前1時20分のとき、太平洋標準時(東部の3時間遅れ)の日付は2000年10月19日です。SYSDATEはNLS_DATE_FORMATによって指定される書式(デフォルトで日付のみを表示)を使用するので、時刻は表示されません。

19-OCT-00

例8-34 日時の指定

次の例では、TO_DATEファンクションがテキスト文字列を有効な日付および時刻に変換します。TO_CHARファンクションには、NLS_DATE_FORMATオプションで指定される日付書式を一時的に上書きする日付書式が含まれます。

SHOW TO_CHAR(NEW_TIME(TO_DATE('11-27-00 22:15:00', 'MM-DD-YY HH24:MI:SS'), -
   'HST' 'PST') 'MM-DD-YY HH24:MI:SS')

この文は、アラスカハワイ標準時の11月27日午後10時15分(22:15:00)を太平洋標準時の11月28日午前12時15分(00:15:00)に変換します。TO_CHARファンクションで指定される日付書式によって、日付とともに時刻も表示されます。

11-28-00 00:15:00

あるいは、NLS_DATE_FORMATの値を変更することもできます。

NLS_DATE_FORMAT = 'MM-DD-YY HH24:MI:SS'

これにより、TO_CHARを使用せずに、次の文によって同じ結果が生成されます。

SHOW NEW_TIME(TO_DATE('11-27-00 22:15:00', 'MM-DD-YY HH24:MI:SS'), -
   'HST' 'PST')