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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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RANDOM

RANDOMファンクションは、指定した下限と上限の間に不規則に分散する数を生成します。不規則に生成される数は、アプリケーションのテストの作成および繰返しに役立ちます。特に、シミュレーションおよび予測アプリケーションに効果的です。


ヒント:

RANDOMでは、数値を計算するためにRANDOM.SEED.1およびRANDOM.SEED.2オプションの値を使用し、続いて次回のために値を変更します。独自のシードを作成する場合は、両方のオプションの値を奇数に設定します。これにより、生成される数値の不規則性が増大します。

戻り値

DECIMAL

構文

RANDOM([lowbound] [highbound])

パラメータ

lowbound

乱数列の下限を指定する数式。デフォルトは0です。lowboundNAである場合、RANDOMファンクションの結果はNAです。

highbound

乱数列の上限を指定する数式。デフォルトは1です。highboundNAである場合、RANDOMファンクションの結果はNAです。

例8-64 乱数の生成

この例は、100から200までの間の乱数をproductによってディメンション化されたtestという名前の変数に代入します。

test = RANDOM(100 200)
REPORT test

この文によって生成されるレポートは、次のとおりです。

PRODUCT           TEST
-------------- ----------
Tents              122.93
Canoes             176.69
Racquets           168.32
Sportswear         150.92
Footwear           187.46