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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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REPLCOLS

REPLCOLSファンクションは、複数行のTEXT値に存在する文字列の一部またはすべてを別の文字列に置換します。このファンクションの戻り値は、結果として得られる行で構成される複数行のTEXT値です。

列は、複数行のTEXT値の各行における文字位置です。各行の最初の文字は列1であり、2番目の文字は列2です(以降同様)。

戻り値

TEXTまたはNTEXT

このファンクションでは、TEXT値とNTEXT値を引数として使用できます。戻り値のデータ型は、引数として指定する値のデータ型によって次のように異なります。

  • すべての引数がTEXT値である場合、戻り値はTEXTです。

  • すべての引数がNTEXT値である場合、戻り値はNTEXTです。

  • 引数にTEXTとNTEXTの両方の値が存在する場合は、すべてのTEXT値がNTEXT値に変換されてからファンクションの演算が実行され、戻り値はNTEXTになります。

戻り値の行数は、text-expressionの行数と常に同じです。columnsテキスト式の行数が少ない場合、戻り値の後続の各行で式の最後の行がREPLCOLSによって繰り返されます。

構文

REPLCOLS(text-expression columns [start])

パラメータ

text-expression

置換される1列以上を含むテキスト式。

columns

1行以上を含むテキスト式。この式は、text-expressionの一部またはすべての列を置換する列を指定します。

start

置換を開始する列の位置を表す1から4000までのINTEGERtext-expressionの各行における最初の文字の列位置は1です。startを指定しなかった場合、置換は列1から開始されます。text-expressionの特定の行にある最後の文字よりも右側にくる開始列を指定すると、戻り値の対応する行にはその間の列を埋める空白が入ります。例8-80「列の結合および位置合せ」を参照してください。

例8-80 列の結合および位置合せ

次の例は、citylistの各行とcityrepsの各行を結合し、両方の値の位置を合せます。置換は列11から開始します。REPLCOLSのかわりにJOINCOLSを使用した場合、cityrepsリストの位置は合いません。

次の文

SHOW citylist

によって、次の出力が生成されます。

Boston
Houston
Chicago
Denver

次の文

SHOW cityreps

によって、次の出力が生成されます。

Brady
Lopez
Alfonso
Cody

次の文

SHOW REPLCOLS(citylist cityreps 11)

によって、次の出力が生成されます。

Boston    Brady
Houston   Lopez
Chicago   Alfonso
Denver    Cody