SORTファンクションは、指定したSORTコマンドの結果として得られたディメンション値またはディメンション・サロゲート値を返すファンクションです。
戻り値
戻り値は、ファンクションの使用方法によって次のように異なります。
戻り値が値セットであるOLAP DML文(ユーザー定義コマンドまたはユーザー定義ファンクションを含む)の引数としてSORTファンクションを使用した場合は、値セットが返されます。空の値セットは、NULLステータスを含む値セットとして返されます。
INTEGERキーワードを指定した場合は、値の位置番号がINTEGERとして返されます。
それ以外の場合はTEXT値が返されます。空のステータスを表すTEXT値は、NA
値として返されます。
構文
SORT([INTEGER]dimension [byhierarchy] [bycriterion...])
ここで、
byhierarchyはオプションの句で、階層内のファミリ・リレーションに基づき、親リレーションを使用して、階層ディメンションまたはそのディメンション・サロゲートの現行のステータス・リストの値の順序を並べ替えたり、値セットに値を代入します。SORT文に指定できるbyhierarchy句は1つのみです。この句は、SORT文の最初の句である必要があります。
HIERARCHY parent-relation [INVERT] [DEPTH n] [SORTORPHANS]
bycriterionは、明示的に指定された基準を使用して、ディメンションまたはそのディメンション・サロゲートの現行のステータス・リストの値の順序を並べ替えたり、値セットに値を代入したりします。SORT文に指定できるbycriterion句の数に制限はありません。
{A|D} [NAFIRST] criterion
パラメータ
INTEGER以外の引数の詳細は、SORTコマンドを参照してください。
INTEGERキーワードを使用すると、デフォルトのディメンション・ステータス内の値は、名前ではなく位置番号で返されます。値セットでINTEGERを使用すると、デフォルトのディメンション・ステータス内の値は、値セットではなく位置番号で返されます。