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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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SYS_CONTEXT

SYS_CONTEXTファンクションは、コンテキスト・ネームスペースに関連付けられたパラメータの値を返します。


関連項目:

詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』のSYS_CONTEXTファンクションに関する項を参照してください。

戻り値

VARCHAR2

構文

SYS_CONTEXT(namespace, parameter [, length ])

パラメータ

namespace

有効なSQL識別子であるネームスペースを指定するテキスト式。コンテキスト・ネームスペースが作成済で、関連付けられているパラメータとその値もDBMS_SESSION.set_contextプロシージャで設定されている必要があります。

parameter

ネームスペースに関連付けられている属性を指定するテキスト式。このパラメータとその値は、DBMS_SESSION.set_contextプロシージャであらかじめ設定されている必要があります。このパラメータでは大文字と小文字は区別されませんが、30バイトを超える長さには指定できません。

length

戻り値の最大サイズを指定する数式。指定する値はNUMBER(または暗黙的にNUMBERに変換される値)で、1から4000バイトの範囲内にする必要があります。無効な値を指定すると、その値は無視されてデフォルト値である256バイトが使用されます。

使用上の注意

組込みネームスペースUSERENV

Oracleには、現行のセッションを記述するUSERENVという組込みネームスペースが用意されています。

USERENVネームスペースの事前定義パラメータの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』のSYS_CONTEXTファンクションに関する項を参照してください。

例8-125 セッションのユーザー名の取得

次の例では、データベースにログインしたユーザーの名前であるJOHNSMITHという値を取得します。

SHOW SYS_CONTEXT ('USERENV', 'SESSION_USER')
JOHNSMITH