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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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DAYABBRLEN

DAYABBRLENオプションは、DAYNAMESオプションに保存されている曜日名の略称に使用する文字数を指定するオプションです。DATEFORMATテキスト・オプションで<WT><WTXT>および<WTXTL>書式を指定する場合は、特定の曜日名の略称として使用する文字数を指定できます。

データ型

TEXT

構文

DAYABBRLEN = specification [;|, specification]...

ここで、specificationは次の形式のテキスト式です。

     startpos [- endpos] : length

それぞれ略称の長さが違う、様々な曜日グループを定義できます。これを行うには、構文で示すように各グループをカンマまたはセミコロンで区切ります。

パラメータ

startpos [- endpos]

lengthによって略称の長さを定義する、最初と最後の曜日を示す数字。これらの数字で表される位置は、DAYNAMESオプションの対応するテキスト行に適用されます。これらの範囲の値は、必要に応じてendpos [-startpos]のように逆の順序でも指定できます。

DAYNAMESオプションには7行より多くの行がある可能性があるため、DAYABBRLENの設定では、startposおよびendposに7より大きい数を指定できます。startposまたはendposのどちらもDAYNAMESオプション内に対応するテキスト値がないような範囲を指定した場合は、Oracle OLAPにはその範囲に対する略称のテキスト値はありません。その後、曜日名のリストを変更してstartposが有効になった場合は、指定された略称が適用されます。

length

曜日名の略称の文字数(バイトではなく)による長さを指定する数値。DAYNAMESオプションの特定の位置に略称の長さを指定しないか、特定の位置に明示的にゼロを設定すると、<WT>の場合は1文字のデフォルトの略称、<WTXT>および<WTXTL>の場合は3文字のデフォルトの略称が使用されます。フルネーム指定の<WTEXT>および<WTEXTL>が指定されている場合は、略称は使用されません。

使用上の注意

あいまいな曜日名

'T'がTuesday(火曜日)またはThursday(木曜日)を意味するなど、あいまいな名前を解釈するには、DAYABBRLENを使用できます。TuesdayのDAYABBRLENの設定が1で、ThursdayのDAYABBRLENの設定が2であった場合、'T'は常にTuesdayに一致し、Thursdayと一致させるには少なくとも'Th'が必要です。この解釈は週内のTuesdayとThursdayの順序には関係がなく、2つの曜日の順序が反対でも同じように機能します。一方、どちらのDAYABBRLENも2であった場合には、'T'はどちらの曜日にも一致せず、一致させるには少なくとも'Tu'または'Th'を入力する必要があります。

例5-16 曜日の略称の指定

次のDAYABBRLEN設定では、最初の5つの曜日には1文字の略称が、最後の2つの曜日には2文字の略称が使用されます。

DAYABBRLEN = '1-5:1, 6-7:2'
DATEFORMAT = '<WTXT> <MTXT> <D>, <YYYY>'
SHOW CONVERT ('2 august 2005' DATE)

これらの文により、次の結果が返されます。ここでは、Tuesdayが1文字に略されています。

T AUGUST 2, 2005