ERRORNAMEオプションは、プログラムまたはOLAP DML文を実行したときに発生した最初のエラーの名前を保持するオプションです。
使用上の注意
ERRORNAMEとSIGNAL
独自のエラー条件をプログラム内に作成するには、SIGNALコマンドを使用します。SIGNALを使用すると、ERRORNAMEおよびERRORTEXTは、指定した値に設定されます。
特別な名前PRGERR
をSIGNALコマンドとともに使用すると、エラーが発生したコール側プログラムと通信できます。SIGNAL PRGERR
コマンドは、ERRORNAMEを空白値に設定し、別のエラー・メッセージを表示することなく、エラー条件をコール側プログラムに渡します。SIGNALを使用して、ネストしたプログラムの連鎖を経由してOracle OLAPエラーを渡す方法については、TRAPコマンドを参照してください。
例
例5-34 TRAPでのERRORNAMEの使用
TRAPコマンドを使用してエラーを処理するレポート・プログラムでは、SIGNALコマンドを使用することにより、現行の出力ファイルに適切なエラー名を送ることができます。
DEFINE myreport PROGRAM LD Monthly Report PROGRAM TRAP ON CLEANUP NOPRINT PUSH month DECIMALS LSIZE PAGESIZE LIMIT month TO LAST 1 ... POP month DECIMALS LSIZE PAGESIZE RETURN CLEANUP: POP month DECIMALS LSIZE PAGESIZE SIGNAL ERRORNAME ERRORTEXT END