MAXFETCHオプションは、OLAP_TABLE
ファンクションのOLAP_commandパラメータに指定したFETCH文によって生成されるデータ・ブロックの上限サイズを設定するオプションです。
パラメータ
FETCHによって生成されるデータ・ブロックの上限サイズをバイト単位で表すINTEGER
式。MAXFETCHの最小値は1K(約1,000バイト)、最大値は2GB(約2,000,000,000バイト)です。MAXFETCHのデフォルト値は256K
です。
使用上の注意
OLAP_TABLEを使用した問合せのパフォーマンスの改善
MAXFETCHの設定は、OLAP_TABLE
ファンクションを使用した問合せのパフォーマンスに影響します。高い値に設定すると、OLAP_TABLE
ファンクションの結合を使用したサイズの大きい問合せを迅速に実行できます。ただし、設定値が高ければ高いほどメモリーが多く使用されるため、複数のユーザーがいる環境下ではパフォーマンスが低下する可能性があります。MAXFETCHの設定は、使用するOLAP_TABLE
ファンクションが1つしかないSELECT
には影響しません。
MAXFETCHが原因となるFETCHエラー
FETCHを実行した際に、MAXFETCHで設定した制限サイズ内でデータ・ブロックをパッケージできないと、エラーが生成され、クライアントにデータが返されません。大量のデータをフェッチした場合、MAXFETCHを設定することによって、メモリー不足ではなくエラーを生成させることができます。