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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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MAXFETCH

MAXFETCHオプションは、OLAP_TABLEファンクションのOLAP_commandパラメータに指定したFETCH文によって生成されるデータ・ブロックの上限サイズを設定するオプションです。


関連項目:

FETCH文の使用方法の詳細は、FETCHコマンドを参照してください。OLAP_TABLEファンクションの詳細は、付録A「OLAP_TABLE SQLファンクション」を参照してください。

戻り値

INTEGER

構文

MAXFETCH = integer-expression

パラメータ

integer-expression

FETCHによって生成されるデータ・ブロックの上限サイズをバイト単位で表すINTEGER式。MAXFETCHの最小値は1K(約1,000バイト)、最大値は2GB(約2,000,000,000バイト)です。MAXFETCHのデフォルト値は256Kです。

使用上の注意

OLAP_TABLEを使用した問合せのパフォーマンスの改善

MAXFETCHの設定は、OLAP_TABLEファンクションを使用した問合せのパフォーマンスに影響します。高い値に設定すると、OLAP_TABLEファンクションの結合を使用したサイズの大きい問合せを迅速に実行できます。ただし、設定値が高ければ高いほどメモリーが多く使用されるため、複数のユーザーがいる環境下ではパフォーマンスが低下する可能性があります。MAXFETCHの設定は、使用するOLAP_TABLEファンクションが1つしかないSELECTには影響しません。

MAXFETCHが原因となるFETCHエラー

FETCHを実行した際に、MAXFETCHで設定した制限サイズ内でデータ・ブロックをパッケージできないと、エラーが生成され、クライアントにデータが返されません。大量のデータをフェッチした場合、MAXFETCHを設定することによって、メモリー不足ではなくエラーを生成させることができます。

データ・ブロックを4Kに制限する場合

次の文を使用して、データ・ブロックのサイズを4Kに制限します。

  MAXFETCH = 4096