OKNULLSTATUSオプションは、Oracle OLAPでディメンション・ステータス・リストのNULLの設定を許可するかどうかを決定します。デフォルトでは、空のステータス・リストは許可されません。NULLステータス・リストが許可されない場合、結果がNULLステータス・リストになるLIMITコマンドを実行すると、Oracle OLAPはエラー・メッセージを生成します。
パラメータ
NULLステータス・リストが許可されることを示します。この設定では、ディメンション・ステータス・リストの結果がNULLになるLIMITコマンドを(IFNONE引数を指定せずに)実行すると、ステータス・リストはNULLに設定され、エラー・メッセージは生成されません。
(デフォルト)NULLステータス・リストが許可されないことを示します。この設定では、ディメンション・ステータス・リストの結果がNULLになるLIMITコマンドを(IFNONE引数とNULLキーワードを指定せずに)実行すると、ステータス・リストは変更されず、エラー・メッセージが生成されます。
使用上の注意
OKNULLSTATUSに効果がない場合
次の状況では、OKNULLSTATUSの値に効果はありません。
LIMITコマンドにIFNONE引数が指定されている場合。
LIMITコマンドにNULLキーワードが指定され、ディメンション・ステータス・リストがNULLに設定される場合。
LIMITコマンドによって値セットがNULLに設定される場合(ただし、IFNONE引数を使用していないとき)。OKNULLSTATUSがNO
の場合でも、値セットはNULLに設定され、エラー・メッセージは生成されません。
NULLのディメンション・ステータス・リストを返すようにLIMITファンクションが指定されている場合。OKNULLSTATUSがNO
の場合でも、返される値はNA
であり、エラー・メッセージは生成されません。
ディメンションおよび値セットでのNULLステータスの使用の詳細は、LIMITコマンドを参照してください。