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Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README
11g リリース2(11.2)
B56292-13
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Oracle Configuration Manager README

原典情報: $ORACLE_HOME\db\ccr\README.pdf


目次

Oracle Configuration Managerマニュアル

Oracle Configuration Managerのセキュリティの概要

新機能

既知の問題

ドキュメントのアクセシビリティについて


Oracle® Configuration Manager

リリース・ノート

リリース10.3.3.1

E13956-01

2010年5月


Oracle Configuration Managerを使用すると、構成情報を収集してOracleリポジトリにアップロードすることにより、サポート業務をパーソナライズして強化できます。構成データが定期的にアップロードされている場合、カスタマ・サポート担当はこのデータを分析して顧客に適切なサービスを提供できます。

Oracle Configuration Managerの収集ソフトウェアは自己完結型であるため、既存のOracleソフトウェア・インストールのコンテンツに影響を与えることはありません。構成収集は1日に1回発生し、本番のデプロイメントを含むシステムやOracle製品の操作への影響はほとんどありません。

このリリース・ノートでは、Oracle Configuration Managerの重要な機能と、このリリースでの既知の問題について説明します。

Oracle Configuration Managerのインストールおよび構成ステップについては、『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。

1 Oracle Configuration Managerマニュアル

『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』は、http://www.oracle.com/technology/documentation/ocm.htmlからダウンロードできます。このマニュアルは、Oracle Configuration Managerの最新リリースに対応しており、以前のリリースもサポートしています。

2 Oracle Configuration Managerのセキュリティの概要

Oracle Configuration Managerのセキュリティに関連する問題の対応策は、オンライン・マニュアルから入手できます。My Oracle Supportナレッジ・ベース記事(728982.1または728982.5)には、Oracle Configuration Managerで操作を安全に実行する方法について、一般的な質問に対する回答が記載されています。

オラクル社カスタマ・サポートのセキュリティ実施方法を確認するには、http://www.oracle.com/support/collateral/customer-support-security-practices.pdfを参照してください。

3 新機能

この項では、Oracle Configuration Managerの新機能について説明します。

3.1 リリース10.3.3.1.0の新機能

リリース10.3.3.1.0の新機能はありません。

3.2 リリース10.3.3.0.0の新機能

リリース10.3.3.0.0の新機能は次のとおりです。

  • 診断チェックの導入

    診断ヘルス・チェック評価(診断チェック)機能により、インストールに対して診断ヘルス・チェックが実行され、診断結果が生成されます。Oracleサポートでは、この結果を使用して、顧客からの問合せに対して効率的かつタイムリに解決方法を提供します。詳細は、『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。

  • 国コードの使用は非推奨

    Oracle Configuration Managerの構成で、カスタマ・サポート識別子(CSI)を指定する際に国コードの設定は不要になりました。国コードが設定された既存のレスポンス・ファイルは引続き使用され、編集は不要です。

3.3 リリース10.3.2.1.0の新機能

リリース10.3.2.1.0の新機能は次のとおりです。

  • Oracle Universal InstallerでOracle Support Hubを使用するようにOracle Configuration Managerを構成可能

    インストール時に、Oracle Universal Installerでは、Oracle Support Hubを使用するようにOracle Configuration Managerを構成できるようになりました。Oracle Support Hubを使用すると、インターネットへのアクセス権がない顧客にかわって、Oracle Configuration Managerが構成データをOracleリポジトリに安全に転送できます。Oracle Support Hubの詳細は、Oracle Enterprise Manager Companion配布ガイドを参照してください。

  • レスポンス・ファイルの結果の検証

    レスポンス・ファイルの接続をemocmrsp -verifyコマンドを使用して検証できるようになりました。

3.4 リリース10.3.2.0.0の新機能

リリース10.3.2.0.0の新機能は次のとおりです。

  • Oracle Support Hubを使用するためのOracle Configuration Managerコレクタの手動による構成

    Oracle Configuration Managerコレクタは、Oracle製品に関する構成情報を収集し、セキュアな接続を使用してその情報をOracleに転送します。このコレクタは、インターネットに直接接続するか、プロキシ・サーバーを介してインターネットに接続できる必要があります。3番目の方法として、Oracle Support Hubを使用する方法があります。Oracle Configuration Managerコレクタは、インターネットに接続できる社内のイントラネット内にデプロイされたOracle Support Hubを介して、すべての情報をルーティングできます。

    リリース10.3.2のOracle Configuration Managerコレクタの構成により、直接接続が不可能な場合、ユーザーはOracle Support Hubを介してOracleに接続できます。

    Oracle Support Hubの詳細は、Oracle Enterprise Manager Companion配布ガイドを参照してください。

  • データベース・ユーザー名をマスクするようにOracle Configuration Managerコレクタを構成

    Oracle Configuration Managerコレクタは、構成収集用にインスツルメント化されたデータベースのスキーマ・ユーザー名を収集します。$ORACLE_HOME/ccr/hosts/<host_name>/config/collector.propertiesファイルでccr.metric.oracle_database.db_users.usernameプロパティに値「mask」が割り当てられている場合、この情報の収集はマスクされます。

    デフォルトでは、データをマスクしません。

4 既知の問題

既知の問題は次のとおりです。

4.1 一般的な既知の問題

この項では、このリリースに関連する一般的な既知の問題を示します。

4.1.1 Siebelの収集の制限

マシンのホスト名をlocalhostに指定してSiebelをインストールした場合、エンタープライズ・システム下のSiebel階層には、My Oracle SupportのSiebelサーバー内のエントリが表示されません。Siebelサーバー階層にはエントリが表示されませんが、このSiebelサーバー内のすべての詳細は収集され、My Oracle Supportの「ターゲット」リージョンにあるそれぞれのターゲットを介して使用できます。

4.1.2 Siebelサーバーおよびゲートウェイ・ディレクトリ・ツリーにインストールされたOracle Configuration Managerコレクタ

Oracle Configuration Managerコレクタを、サーバーおよびゲートウェイ・サーバー・ディレクトリ・ツリーに手動でインストールした場合は、次の操作を実行します。

  1. コマンドconfigCCR -rを使用して、ゲートウェイ・サーバー・ディレクトリおよびサーバー・ディレクトリ内のOracle Configuration Managerコレクタを停止して廃止します。

  2. My Oracle Supportにログインし、廃止したコレクタが収集していたターゲットを無効にします。

  3. このコレクタをSiebelのrootディレクトリにデプロイします(まだデプロイしていない場合)。

注意: Oracle Configuration Managerの現行リリースは、CRMのリリース7.7、7.8および8.0に対して認証されています。テストは実施されていますが、Oracle Configuration ManagerはCRMのリリース8.1に対して未認証です。

4.1.3 仮想マシンの古い関連付けがMy Oracle SupportのUIに反映される

仮想マシンが実行状態から停止状態に変わった場合(またはその逆の場合)は、更新された情報がMy Oracle Supportに反映されるのに最大24時間かかります。

たとえば、実行中のゲスト仮想マシン(GVMA)が停止すると、GVMAは仮想サーバーとの関連がなくなり、親の仮想サーバー・プールと関連付けられます。しかし、この関連をMy Oracle Supportに表示すると、仮想サーバーに関連付けられたGVMA(実行中)と、仮想サーバー・プールに関連付けられたGVMA(停止)が表示される場合があります。Oracle Configuration Managerでは、新しい構成データを収集してこれらの関連付けを取得していましたが、新しいスナップショットは無視されます。これは、仮想サーバー・スナップショットの収集タイムスタンプが変更されず、前のスナップショットと同じであるためです。新しいスナップショットは、新しい収集タイムスタンプを使用して、24時間ごとにOracleにアップロードされます。新しいスナップショットがOracleにアップロードされた時点で、新しいデータがMy Oracle Supportに反映されます。

4.1.4 JDK 1.4.2で作成したレスポンス・ファイルが以前のバージョンのOracle Configuration Managerで使用できない

JDK 1.4.2およびOracle Configuration Managerバージョン10.3.3を使用して、認証されたプロキシ・サーバーを含むレスポンス・ファイルを作成した場合、そのレスポンス・ファイルは以前のバージョンのOracle Configuration Managerでは使用できません。

4.1.5 レスポンス・ファイルとJDKバージョン1.4.2間の非互換性

認証されたプロキシ・サーバーを含むレスポンス・ファイルを使用するとき、そのファイルがJDKバージョン1.4.2以降を使用して作成されている場合は、JDKバージョン1.4.2以降を使用する必要があります。使用しない場合は、エラー・メッセージが表示されてOracle Configuration Managerが終了します。

4.1.6 Oracle Configuration Managerリリース10.3.3、JDK 1.4.2および収集操作の間でエラーが発生する個別の条件

1.4.2より後のJDKを使用するように構成されたコレクタが、前のJDKリリースにダウングレードされた場合は、収集を実行すると、次のエラーと不要なスタック・トレースが表示されます。

Exception in thread "main" java.lang.ExceptionInInitializerError:oracle.sysman.ccr.common.network.JCEInitializationException:
Supporting JDK does not contain required JCE support
Use JDK>=1.4.2 and run emSnapshotEnv.

       at oracle.sysman.ccr.util.crypt.OCMCrypt.decrypt(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.netmgr.CCRProxyAuthorization.<init>(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.netmgr.OCMEndPoint.<clinit>(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.collector.softwareMgr.SoftwareMgr.sendComponentInventory(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.collector.softwareMgr.SoftwareMgr.getComponentDownloadList(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.collector.softwareMgr.SoftwareMgr.getComponentDownloadList(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.collector.cmd.CollectorCmd.checkMandPackagesAvailable(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.collector.cmd.CollectorCmd.preProcessRequest(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.collector.cmd.DiscoverCmd.processRequest(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.collector.cmd.CommandDispatcher.processRequests(Unknown Source)
       at oracle.sysman.ccr.collector.Collector.main(Unknown Source)

4.1.7 Oracle HTTPサーバーまたはOracle Web Cacheの複数のターゲットを使用するOracle Fusion Middleware 11gインスタンスの場合に、Oracle Configuration Managerで不正なデータが収集される

Oracle Fusion Middleware 11gインスタンスがOracle HTTP ServerまたはOracle Web Cacheの複数のインスタンスを使用して構成されている場合、Oracle Configuration Managerは、opmn.xml構成ファイルの最後に表示されているインスタンスの構成データを収集し、同じタイプのすべてのインスタンスについてこの構成データをレポートします。つまり、Oracle Fusion Middleware 11gインスタンス内のすべてのOracle HTTP ServerインスタンスまたはOracle Web Cacheインスタンスでは、同じ構成が表示されます。

4.1.8 Oracle Fusion Middleware 11gのターゲットが検出されない

WebTierインストールからは、Oracle Configuration ManagerでOracle Fusion Middleware 11gのターゲット(例: Web Cache)は検出されず、収集もされません。

4.1.9 setupCCRまたはconfigCCRコマンドを強制終了した後に、インストールが構成済とみなされる

setupCCRの起動中またはconfigCCRを使用した再構成中に、[Ctrl]+[C]などで強制終了すると、以降の試行時に次のメッセージが戻される場合があります。

This installation is already configured for OCM. Please remove existing configuration first.

この環境を手動でリセットするには、$ORACLE_HOME/ccr/hosts/<hostname>ディレクトリの下にあるconfigおよびstateディレクトリを削除します。ORACLE_CONFIG_HOMEが設定されている場合は、$ORACLE_CONFIG_HOME/ccrディレクトリ内のconfigおよびstateディレクトリを削除します。

これがフレッシュ・インストールの場合は、ccrディレクトリを削除し、Oracle Configuration Manager配布ファイルをORACLE_HOMEに解凍して、setupCCRコマンドを再発行します。

4.1.10 Siebelサーバーとデータベースの関連が取得されない

Siebelサーバーのデプロイメントと依存データベースの関連は、このリリースのコレクタでは収集されません。

4.1.11 Java要件

Oracle Configuration Managerでは、Javaホームが$ORACLE_HOME/jdkディレクトリまたは$ORACLE_HOME/jreディレクトリに存在している必要があります。必須の最小バージョンは1.2.2です(Microsoft Windowsリリースには、1.3.1以上が必須です)。このバージョンが$ORACLE_HOMEに含まれていない場合、またはこのディレクトリが存在しない場合は、代替JAVAインストールを使用できます。

この問題を解決するには、JAVA_HOME環境変数が、有効なjdkまたはjreディレクトリを指していることを確認します。

4.1.12 GNUフリー・ソフトウェア財団のJDKはサポート対象外

GNUフリー・ソフトウェア財団が配布するJava Development Kit(JDK)は、Oracle Configuration Managerでサポートされていません。GNUバージョンのJDKでは、必須のコマンド修飾子やクラス・ローダー機能がサポートされていないためです。

4.1.13 リリース9.0より前のOracle DatabaseインストールでOracle Inventoryデータを使用できない

リリース9.0より前のOracle Databaseインストールの場合、Oracle Inventoryデータは収集できません。これは、収集メカニズムが、リリース9.0以降で使用可能な製品インベントリ用の新しいXML形式に依存しているためです。

4.1.14 installCCRSQL.shの実行中にエラーが発生する

$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.shスクリプトを実行すると、次のエラーが発生する場合があります。

An error had occurred
For details, check the log file at /u01/app/oracle/10.2.0/db/ccr/log/collectconfigasmdb.log

識別されたログ・ファイルの内容には、次の出力が含まれています。

SQL*Plus: Release 10.2.0.1.0 - Production on Mon Oct 17 17:54:35 2005
Copyright (c) 1982, 2009, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

Connected to an idle instance.

ログ・ファイルの最後に、次のテキストがあります。

ERROR at line 1:
ORA-01034: ORACLE not available

このエラーは、データベース・インスタンスの起動に使用した$ORACLE_HOME環境変数がスラッシュ(/)文字で終了している場合に発生することがあります。

この問題を解決するには、データベース・インスタンスを停止し、末尾にスラッシュが含まれないようにORACLE_HOMEを再定義してから、データベースを再起動します。データベースの再起動後に、installCCRSQL.shスクリプトを再実行します。

4.1.15 Oracleホーム環境設定への変更が収集中に検出されない

Oracle Configuration Managerのインストールでは、プロセス環境のスナップショットが作成されます。重要な環境変数は、スケジュールされた収集がデタッチ・プロセスとして実行されている場合でも動作が同じになるように格納されます。

次のいずれかの変数を変更した場合は、コマンド$ORACLE_HOME/ccr/bin/emSnapshotEnvを実行してスナップショット・ファイルを更新してください。

重要な環境変数は、ORACLE_HOME、JAVA_HOME、TZ、TNS_ADMIN、CRS_HOME、CLUSTER_NAME、LD_PRELOAD、ORAINST_LOC、BEA_HOMEおよびWL_HOMEです。

4.1.16 開始日、前回収集時刻および次回収集時刻に整合性がない

emCCR statusコマンドを実行すると、前回の収集の実行時、次回の収集の実行時、およびスケジューラの起動時刻におけるスケジューラの状態が表示されます。これらの時刻に整合性がないように見える場合があります。

システムのTZ変数は、タイムスタンプの格納方法に影響を与えます。手動で実行する収集および自動的に実行する収集では、収集起動プロセスのTZ変数に基づいて収集時刻が格納されます。

この不整合を解決するには、cronデーモンが正しいシステム・タイムゾーンで起動されることを確認します。

4.1.17 収集した構成情報をMozillaで確認すると、「Error loading stylesheet: An XSLT stylesheet does not have an XML mimetype:」(スタイルシートのロード・エラー: XSLTスタイルシートのMIMEタイプがXMLではありません:)というエラーが戻される

Mozillaには、XSLスタイルシートが正しく認識されないという不具合があります。その結果、前述のエラーが表示されます。

この場合は、メニューから「Edit」→「Preferences...」項目を選択してMozillaを構成します。「Navigator」→「Helper Applications」エントリの下に、MIMEタイプが「text/xml」で拡張子が「xsl」の新規タイプを追加します。「Mozilla can handle this type」という警告メッセージが表示された時点で、「Proceed anyway」をクリックします。

4.2 Windows固有の既知の問題

この項では、このリリースに関連するWindows固有の既知の問題を示します。

4.2.1 Windowsでdiagexclude.templateファイルがORACLE_CONFIG_HOMEにコピーされない

Windows上の共有Oracleホーム環境では、diagexclude.templateファイルがORACLE_CONFIG_HOME\ccr\config\diagchecks_excludeディレクトリにコピーされません。収集時に診断チェックを除外するには、diagexclude.templateファイルをORACLE_HOME\ccr\config\diagchecks_excludeディレクトリからORACLE_CONFIG_HOME\ccr\config\diagchecks_excludeディレクトリにコピーして、このファイルを編集します。

4.2.2 %ORACLE_CONFIG_HOME%が存在しないディレクトリを参照していますというエラーが発生する

ORACLE_CONFIG_HOME環境変数の設定が必須でないときにディレクトリ・パス指定を引用符で囲むと、前述のエラーが表示されます。ORACLE_CONFIG_HOME変数を、引用符なしのディレクトリ指定に設定してください。

4.2.3 Windows RAWデバイスへのOracle Configuration Managerのインストールはサポート対象外

RAWデバイスへのOracle Configuration Managerのインストールはサポートされていません。このソフトウェアを構成すると、次のエラーが戻されます。

Unable to Determine Oracle Configuration Manager content receiver endpoint
Oracle Configuration Manager endpoint unknown

4.2.4 Oracle Configuration Managerのインストール中に「入力エラー: <directory>にファイル拡張子がありません」というエラーが発生する

Oracle Configuration Managerのインストール中に、ディレクトリにファイル拡張子がないことを示すエラーが発生する場合があります。エラーで示されたディレクトリは現在のディレクトリに対応する部分文字列で、そのパスに空白が含まれています。

この状態は、次のWindowsレジストリ・キーが1に設定されている場合に発生します。

HKLM/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/FileSystem/NtfsDisable8dot3NameCreation

この設定が操作にとって重要でない場合は、レジストリ・キーを0に設定できます。


注意:

レジストリ・キーの変更を有効にするには、Windowsを再起動する必要があります。

この設定が操作において重要である場合は、パスに空白が含まれないディレクトリにOracle Configuration Managerをインストールする必要があります。

4.2.5 Oracle Configuration Managerのインストール中またはコマンドの発行中に、Javaのバージョンを識別できませんというエラーが発生する

Oracle Configuration Managerのインストール中に、Javaのバージョンを識別できないことを示すエラーが戻される場合があります。ただし、これは次のいずれかに該当します。

  • JAVA_HOMEは定義されており、コマンド%JAVA_HOME%\bin\java -versionでJDKバージョンが戻されます。

  • 現行のディレクトリがインストール・ルートで、コマンドjdk\bin\java -versionでもJDKバージョンが戻されます。

この状態は、TMP環境変数でのディレクトリ指定に空白が含まれ、次のWindowsレジストリ・キーが1に設定されている場合に発生します。

HKLM/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/FileSystem/NtfsDisable8dot3NameCreation

レジストリ・キーを0に設定し、ユーザーのTMP環境変数を空白を含まない値に設定してください。


注意:

レジストリ・キーの変更を有効にするには、Windowsを再起動する必要があります。

4.2.6 ソフトウェアのインストール中にサービス<name> : 1072を作成できない

このエラーは一部のMicrosoftオペレーティング・システム(特にWindows 2000およびWindows NTシステム)で発生する場合があります。これは、主として対象のサービスに削除マークが付いていることが原因です。アップグレード・プロセス中に、Oracle Configuration Managerにより古いサービスが削除され、新しいサービスが作成されます。

Windowsの「コントロール パネル」からWindowsサービス・コントロール・マネージャ(「サービス」)インタフェースにナビゲートしたときに、古いサービスが選択されているか、古いサービス・プロパティが表示される場合、サービスを削除しても古いサービスを完全には削除できません。

この問題を解決するには、サービス・コントロール・マネージャ(「サービス」)インタフェースを閉じて、アップグレード操作を再試行します。

4.3 UNIX固有の既知の問題

この項では、このリリースに関連するUNIX固有の既知の問題を示します。

4.3.1 Oracle Configuration Managerのインストール時にJVMの初期化エラーが発生する

CRONスクリプトを使用してOracle Configuration Managerをインストールすると、次のエラーが発生する場合があります。

Error occurred during initialization of VM
Unable to load native library: .../jdk/jre/lib/i386/libjava.so: symbol __libc_wait, version GLIBC_2.0 not defined in file libc.so.6 with link time reference

この問題は、LD_PRELOAD変数を設定せずにJavaが起動されると発生します。通常、この設定はRedhat Advancedサーバー構成で必須です(Oracle Patch 3006854を参照してください)。

この問題を解決するには、Oracle Configuration Managerのインストールを起動する前に、LD_PRELOADを事前ロード・モジュールに対して定義します。

4.3.2 ログ・ファイル内のECM_OS_FILESYSTEMメトリック収集エラーの処理中にエラーが発生する

収集を実行すると次のエラーが発生する場合があります。

Failed to execute command - "<ORACLE_HOME>/ccr/engines/Linux/perl/bin/perl" <ORACLE_HOME>/ccr/sysman/admin/scripts/hostosfile.pl"

Oracle Configuration Managerでは、収集が5分以内に完了しないと、個別の構成収集がタイムアウトになります。LINUX上でこの状態が発生するのは、NFSマウント・ポイントがdf -kコマンドに応答していない場合です。/etc/mtabにリストされているファイルシステムを反復し、その場所でlsを実行して、障害のあるマウント・ポイントを識別します。障害のあるNFSサーバーで問題を解決します。または、mtabファイルからエントリを削除できます。その場合、NFSファイル・サービスは監視対象外になります。このファイルは、ファイルシステムのマウント時に再作成されます。

5 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス

Oracleサポート・サービスに連絡するには、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)を使用してOracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。TRSの詳細は、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.htmlを参照してください。電話番号の一覧は、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.htmlを参照してください。


Oracle Configuration Managerリリース・ノート - リリース10.3.3.1

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