リリース・ノート
リリース3.2
B53792-03(原本部品番号:E11944-02)
2012年4月
このリリース・ノートでは、Oracle Application Expressのドキュメントに記載されていない重要な情報を示します。最新の情報については、次のWebサイトにあるこのリリース・ノートの最新版を参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html
リリース3.2での新機能の詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』の「Oracle Application Expressの新機能」を参照してください。
このリリース・ノートでは、次の項目について説明します。
基礎となるデータベース・キャラクタ・セットにかかわらず、mod_plsql
データベース・アクセス記述子(DAD)の構成におけるPlsqlNLSLanguageのキャラクタ・セット部分の値は、AL32UTF8
に設定されている必要があります。
現在、データベース・アクセス記述子には、PlsqlRequestValidationFunction
用のパラメータが含まれています。このパラメータは、mod_plsql
によって起動可能なプロシージャの数を制限するために使用されます。デフォルトでは、起動可能なプロシージャはOracle Application Expressのパブリック・エントリ・ポイントのみです。これは、Oracle Application Expressに付属の検証機能を使用して拡張できます。詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のデータベース・アクセス記述子(DAD)によるOracle Application Expressへのアクセスの制限に関する説明を参照してください。
データベース・アクセス記述子に対してPlsqlRequestValidationFunction
を有効にすると、パブリックに実行可能なプロシージャに依存している既存のアプリケーションで障害が発生します。データベース・アクセス記述子の定義からPlsqlRequestValidationFunction
を省略するか、または推奨される方法(提供されている検証機能の拡張)を実行できます。
Oracle Application Expressは、Oracle Databaseよりも頻繁にリリースされます。最新のリリースに関する情報またはダウンロードについては、次のWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/apex/overview/index.html
このセクションでは、他のドキュメントには記載されていないOracle Application Expressの新機能について説明します。
このセクションの内容は次のとおりです。
今回のリリースのOracle Application Expressには、AnyChart AnyGantt Flash Gantt ComponentおよびAnyChart AnyMap拡張機能が含まれています。これらの製品は、Oracle Application Expressユーザー・インタフェースを介してユーザーに表示されるものではありませんが、Oracle Application Expressアプリケーションのプログラム内で使用できます。詳細は、次を参照してください。
AnyChart AnyGantt Flash Gantt Component:
http://www.anychart.com/products/anygantt/overview/
AnyChart AnyMap拡張機能:
http://www.anychart.com/products/anymap/overview/
これらの製品を使用する必要があるXML構造の詳細は、次を参照してください。
AnyChart AnyGantt Flash Gantt Component:
http://anychart.com/products/anygantt/docs/
AnyChart AnyMap拡張機能:
http://anychart.com/products/anymap/docs/
これらの製品を使用する場合、必要なXMLコードはチャートのカスタムXMLプロパティに手動で入力する必要があることに注意してください。
次のコンポーネントおよび機能は、Oracle Application Expressリリース3.2ではサポートされません。
次のWebブラウザはサポートされません。
Netscape Communicator 7.2以上
Mozilla 1.7以上
Google Chrome 1.0以上
Oracle Application Expressでは、EBCDICキャラクタ・セットをサポートしていません。基礎となるデータベース・キャラクタ・セットにかかわらず、mod_plsql
データベース・アクセス記述子(DAD)の構成におけるキャラクタ・セットの値は、AL32UTF8
に設定されている必要があります。
このセクションでは、Oracle Application Expressのバグおよび既知の問題について説明します。
Oracle Databaseリリース11.1.0.7にOracle Application Express 3.2.1パッチ・セットを適用する場合の問題点
Application Express管理サービスを介して新しいデータベース・ユーザーを作成する場合の誤ったデフォルトの表領域
Oracle Application Express 3.2.1パッチ・セットをOracle Databaseリリース11.1.0.7に適用すると、エラー「ORA-00600: 内部エラー・コード、引数: [kgiinb_invalid_obj]」
が発生します。これは、生成されるパッチ・セット・インストール・ログ(apxpatch.log
)に記録されます。
対処方法:
このエラーが発生した場合は、My Oracle Support(以前のOracle MetaLink)からOracle Bug#7420394のパッチをダウンロードし、それを適用してからOracle Application Express 3.2.1パッチ・セットのインストールを再試行する必要があります。
「プロジェクトの作成」ウィザードの最初のステップで、「移行エクスポート・ファイル」フィールドに無効なテキストを入力すると、アクセスが拒否されたことを示すエラーが表示され、プログレス・バーは処理の継続を示したままになります。この問題は、Windows XPでInternet Explorer 6.0を使用している場合に発生します。
対処方法:
「参照」オプションを使用するか、または完全パスを手動で入力します。このフィールドには、必ず有効なSQLスクリプトおよびパスを入力してください。
Oracle Application Expressアプリケーションを表示または開発するには、WebブラウザでJavaScriptおよびHTML 4.0およびCSS 1.0規格がサポートされている必要があります。この要件を満たすブラウザは次のとおりです。
Microsoft Internet Explorer 6.0以上(Windowsのみ)
Firefox 1.0以上
先頭行にマルチバイト文字を含むSQLスクリプトは、SQLスクリプト・エディタでは編集できません。この問題は、Internet Explorer 7.0およびFirefox 1.5.0以上では発生しないことに注意してください。
対処方法:
この問題は、スクリプトの先頭行にマルチバイト文字が含まれる場合に発生します。マルチバイト以外の文字(たとえば、2つのハイフン(--))を含む新しい行を追加して、マルチバイト文字を含む行を2行目にすると、この問題を解決できます。
SVGチャートで問題が発生した場合は、Flashチャートに移行してみてください。
SVGチャートをFlashに移行するには、次のステップを実行します。
該当する「ページ定義」に移動します。
「リージョン」で、リージョン名をクリックします。SVGチャートの左側にリージョン名が表示されます。
「リージョン定義」の「タスク」リストで、「SVGチャートのFlashチャートへの移行」をクリックします。
「移行」をクリックします。
関連項目: 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のチャートの作成に関する説明を参照してください。 |
2つのダッシュを含む文字列を指定した問合せに基づいてレポート・リージョンを作成すると、アイテムのバインド変数の参照に対するApplication Expressエンジンの処理能力が低下します。次に例を示します。
SELECT ename, job, sal, comm, deptno FROM emp WHERE instr ('-'||'-dash-'||'-','uu') = 0 AND deptno = :P18_X AND 1 = 1
対処方法:
この動作は、バインド変数の書式を変更すると修正できます。たとえば、前述の例でこの問題を解決するには、:P18_X
をv('P18_X')
に変更します。
コピー・アンド・ペーストでスプレッドシート・データをインポートする場合に、列値に二重引用符が含まれていると、データは正しくインポートされません(54" Plasma Flat Screen
など)。この問題を回避するには、次の2つの方法があります。
オプション1:
データを区切りフォーマット(カンマ区切り(.csv)またはタブ区切り)で保存します。
保存したファイルを、「テキスト・データのインポート」ウィザードを使用してアップロードおよびインポートします。
オプション2:
二重引用符を、次に示すように2つの二重引用符に置き換えます。
54"" Plasma Flat Screen
「スプレッドシート・データのインポート」ウィザードを使用して、ファイルをインポートします。
ウィザードを使用して表またはビューにフォームを作成する際に、そこに含まれる列の名前にマルチバイト文字があると、その新しいアイテムの名前にマルチバイト文字が含まれます。
この問題は、Oracle Bug#3393090で追跡されます。
対処方法:
この問題を修正するには、「ページ定義」で新しいアイテムを作成する際に、アイテム名に英数字(AからZ、0から9および「_」)を使用します。また、変更をアイテムに適用する前に、アイテム名を英数字に変更する必要がある場合もあります。
Oracle Application Expressの以前のリリースのアプリケーションをエクスポートし、アプリケーション・ビルダーのインストール・ページでそのアプリケーションをインポートおよびインストールした場合、まれにアプリケーションのインストール後に実行時エラーが発生する場合があります。
多くの場合、これらのエラーは、アプリケーション・コンポーネントに埋め込まれたPL/SQLコードのブロックに関連するPL/SQLパーサー・エラーまたは実行エラーです。インストール・プロセスによって、200文字を超える文字列が複数の行に分割される場合があります。たとえば、行がPL/SQLキーワードとPL/SQLキーワードの間、または解析エラーの原因となる箇所で分割される場合があります。
対処方法:
これらのタイプのエラーが発生し、インストール・プロセスによって長い文字列が分割された疑いがある場合、次の手順を実行します。
エラーが発生したページをアプリケーション・ビルダーで編集して、アプリケーション内の問題がある疑いのあるPL/SQLを含む、エラーが発生したコンポーネントを隔離します。
不適切に分割されたコードのブロックの場所を検索します。
コードのブロックをより適切な箇所で分割するか、または実行時エラーが発生しなくなるまで行に空白を挿入します。
アプリケーションをエクスポートし、エクスポート・ファイルをインポートして再インストールします。
新しいエクスポート・ファイルを永続バックアップ・コピーとして保持します。
Oracle Database 11g リリース1(11.1)では、ネットワーク・サービスとの通信機能が、デフォルトで無効化されています。そのため、Oracle Application ExpressとOracle Database 11gリリース1(11.1)を実行する場合は、新しいDBMS_NETWORK_ACL_ADMIN
パッケージを使用して、APEX_030200
データベース・ユーザーに対し、任意のホストへの接続権限を付与する必要があります。これらの権限の付与に失敗すると、次の場合に問題が発生します。
Oracle Application Expressにおけるアウトバウンド・メールの送信
ユーザーは、APEX_MAIL
パッケージのメソッドをコールできますが、アウトバウンド電子メールの送信時に問題が発生します。
Oracle Application ExpressにおけるWebサービスの使用
PDF/レポートの印刷
オンライン・ヘルプのコンテンツ検索(検索リンクの使用)
このセクションの内容は次のとおりです。
ヒント: このセクションで示されている例を実行するには、データベースのcompatible初期化パラメータが11.1.0.0.0以上に設定されている必要があります。デフォルトでは、11gデータベースのパラメータは事前に適切に設定されていますが、以前のリリースから11gにアップグレードされたデータベースのパラメータは適切に設定されていない場合があります。データベース初期化パラメータの変更については、『Oracle Database管理者ガイド』の「Oracle Databaseの作成および構成」を参照してください。 |
次の例は、APEX_030200
データベース・ユーザーに対して、任意のホストへの接続権限を付与する方法を示しています。
DECLARE ACL_PATH VARCHAR2(4000); ACL_ID RAW(16); BEGIN -- Look for the ACL currently assigned to '*' and give APEX_030200 -- the "connect" privilege if APEX_030200 does not have the privilege yet. SELECT ACL INTO ACL_PATH FROM DBA_NETWORK_ACLS WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL; -- Before checking the privilege, make sure that the ACL is valid -- (for example, does not contain stale references to dropped users). -- If it does, the following exception will be raised: -- -- ORA-44416: Invalid ACL: Unresolved principal 'APEX_030200' -- ORA-06512: at "XDB.DBMS_XDBZ", line ... -- SELECT SYS_OP_R2O(extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef')) INTO ACL_ID FROM XDB.XDB$ACL A, PATH_VIEW P WHERE extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef') = REF(A) AND EQUALS_PATH(P.RES, ACL_PATH) = 1; DBMS_XDBZ.ValidateACL(ACL_ID); IF DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CHECK_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_030200', 'connect') IS NULL THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ADD_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_030200', TRUE, 'connect'); END IF; EXCEPTION -- When no ACL has been assigned to '*'. WHEN NO_DATA_FOUND THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CREATE_ACL('power_users.xml', 'ACL that lets power users to connect to everywhere', 'APEX_030200', TRUE, 'connect'); DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ASSIGN_ACL('power_users.xml','*'); END; / COMMIT;
次の例は、ローカル・ホストのリソースにアクセスする場合に、より少ない権限で行う方法を示しています。この例では、Oracle Application Expressオンライン・ヘルプを索引付けできます。また、対象サーバーもローカル・ホスト上に存在する場合は、電子メールおよびPDFへの出力を行うことができる場合があります。
DECLARE ACL_PATH VARCHAR2(4000); ACL_ID RAW(16); BEGIN -- Look for the ACL currently assigned to 'localhost' and give APEX_030200 -- the "connect" privilege if APEX_030200 does not have the privilege yet. SELECT ACL INTO ACL_PATH FROM DBA_NETWORK_ACLS WHERE HOST = 'localhost' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL; -- Before checking the privilege, make sure that the ACL is valid -- (for example, does not contain stale references to dropped users). -- If it does, the following exception will be raised: -- -- ORA-44416: Invalid ACL: Unresolved principal 'APEX_030200' -- ORA-06512: at "XDB.DBMS_XDBZ", line ... -- SELECT SYS_OP_R2O(extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef')) INTO ACL_ID FROM XDB.XDB$ACL A, PATH_VIEW P WHERE extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef') = REF(A) AND EQUALS_PATH(P.RES, ACL_PATH) = 1; DBMS_XDBZ.ValidateACL(ACL_ID); IF DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CHECK_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_030200', 'connect') IS NULL THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ADD_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_030200', TRUE, 'connect'); END IF; EXCEPTION -- When no ACL has been assigned to 'localhost'. WHEN NO_DATA_FOUND THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CREATE_ACL('local-access-users.xml', 'ACL that lets power users to connect to everywhere', 'APEX_030200', TRUE, 'connect'); DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ASSIGN_ACL('local-access-users.xml','localhost'); END; / COMMIT;
前述のスクリプトを実行した後にORA-44416: 無効なACL
のエラーが表示された場合は、次の問合せを使用して、無効なACLを特定します。
REM Show the dangling references to dropped users in the ACL that is assigned REM to '*'. SELECT ACL, PRINCIPAL FROM DBA_NETWORK_ACLS NACL, XDS_ACE ACE WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL AND NACL.ACLID = ACE.ACLID AND NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL);
次に、次のコードを実行してACLを修正します。
DECLARE ACL_ID RAW(16); CNT NUMBER; BEGIN -- Look for the object ID of the ACL currently assigned to '*' SELECT ACLID INTO ACL_ID FROM DBA_NETWORK_ACLS WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL; -- If just some users referenced in the ACL are invalid, remove just those -- users in the ACL. Otherwise, drop the ACL completely. SELECT COUNT(PRINCIPAL) INTO CNT FROM XDS_ACE WHERE ACLID = ACL_ID AND EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL); IF (CNT > 0) THEN FOR R IN (SELECT PRINCIPAL FROM XDS_ACE WHERE ACLID = ACL_ID AND NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL)) LOOP UPDATE XDB.XDB$ACL SET OBJECT_VALUE = DELETEXML(OBJECT_VALUE, '/ACL/ACE[PRINCIPAL="'||R.PRINCIPAL||'"]') WHERE OBJECT_ID = ACL_ID; END LOOP; ELSE DELETE FROM XDB.XDB$ACL WHERE OBJECT_ID = ACL_ID; END IF; END; / REM commit the changes. COMMIT;
ACLを修正したら、この項の最初のスクリプトを実行して、APEX_030200
ユーザーにACLを適用する必要があります。詳細は、「ホストへの接続権限の付与」を参照してください。
Oracle Application Expressオンライン・ヘルプを検索する機能がOracle TextおよびURLデータ・ストアによって実現します。Oracle TextのURLデータ・ストアをDatabase 11gリリース2以上で使用する場合のデフォルトの動作と権限に変更があります。
Oracle Database 11gリリース2でOracle Application Expressオンライン・ヘルプを検索しようとすると次のエラーが表示される場合は、Oracle TextのURLデータ・ストアを使用する権限がデータベース・ユーザーAPEX_030200
に付与されていません。
ORA-29855: error occurred in the execution of ODCIINDEXCREATE routine ORA-20000: Oracle Text error: DRG-10758: index owner does not have the privilege to use file or URL data store
Oracle Application Expressでオンライン・ヘルプの索引付けを有効にするには、Oracle Text URLデータ・ストアを使用するための権限をAPEX_030200
データベース・ユーザーに付与する必要があります。これを行うには、この特定の権限をデータベース・ロールに割り当ててから、そのロールをAPEX_030200
データベース・ユーザーに付与します。
Oracle TextのURLデータ・ストアを使用するための権限がデータベース・ロールに付与されているかどうかを確認するには、次のステップを実行します。
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続します。次に例を示します。
Windowsの場合:
SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog SQL> CONNECT SYS as SYSDBA Enter password: SYS_password
UNIXおよびLinuxの場合:
$ sqlplus /nolog
SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
Enter password: SYS_password
次のコマンドを実行します。
SELECT par_value FROM ctxsys.ctx_parameters WHERE par_name = 'FILE_ACCESS_ROLE';
NULL
、またはOracle TextのURLデータ・ストアを使用する権限が付与されているデータベース・ロールが戻されます。
ステップ2で値が戻らなかった場合は、次の例に示すように新しいデータベース・ロールを作成します。
CREATE ROLE APEX_URL_DATASTORE_ROLE;
次の文を使用して、このロールをデータベース・ユーザーAPEX_030200
に付与します。
GRANT APEX_URL_DATASTORE_ROLE to APEX_030200;
ステップ2で値が戻った場合は、例のAPEX_URL_DATASTORE_ROLE
のかわりに、そのデータベース・ロール名を使用します。
最後に、ステップ2で値が戻らなかった場合は、Oracle Text APIで次の文を使用して、新しく作成されたデータベース・ロールに権限を付与します。
EXEC ctxsys.ctx_adm.set_parameter('file_access_role', 'APEX_URL_DATASTORE_ROLE');
アイテム・タイプHTMLエディタ標準および検索機能を使用すると、予期しない結果になる場合があります。アイテム・タイプHTMLエディタ標準をFirefoxブラウザで使用する場合、適切に機能するには、検索機能のテキストの先頭にカーソルを置く必要があります。特定の状況で検索機能を使用すると、テキストが見つからないことを示すレポートが誤って表示されます。
次の制限事項が、DBA認証を必要とするOracle Application Expressの機能(「データベース監視」ページの「セッション」レポートなど)に適用されます。認証に使用するDBAアカウントには、二重引用符を使用できません。つまり、小文字で指定したり、大/小文字を組み合せて指定することはできません。
Microsoft AccessアプリケーションをOracle Application Expressアプリケーションに移行する場合は、エクスポータ・ツールを使用してMicrosoft Accessメタデータをエクスポートします。Microsoft Access用のエクスポータ・ツールでは、Microsoft Access 97、Microsoft Access 2000、Microsoft Access 2002、Microsoft Access 2003およびMicrosoft Access 2007をサポートしています。
右ペインで表示されているトピックが目次で強調表示されないことがあります。これは、ユーザーが目次を使用してナビゲートせずに、トピック内のリンクを使用してあるヘルプ・トピックから別のヘルプ・トピックにナビゲートした場合に発生します。この問題は、Oracle Bug#8198833で追跡されます。
Application Express管理サービスを使用して新しいデータベース・ユーザーを作成する場合に、デフォルトの表領域がすべて大文字で指定されていないと、新しく作成されたユーザーのデフォルトの表領域はUSERS
表領域になるため、新しく作成されたユーザーにはUSERS
表領域に対する割当て容量がありません。この状況を回避するために、デフォルトの表領域の値は必ずすべて大文字にしてください。
この状況を修正するために、データベース管理者は、新しく作成されたデータベース・ユーザーのデフォルトの表領域を変更し、正しい表領域に対して割当て容量を割り当てることもできます。
この問題は、Oracle Bug#8669412で追跡されます。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド, リリース3.2
B53792-03
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