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Oracle® Warehouse Builderリリース・ノート
11gリリース2 (11.2)
B56293-05
 

 

Oracle® Warehouse Builder

リリース・ノート

11gリリース2(11.2)

B56293-05(原本部品番号:E24470-08)

2013年7月

このリリース・ノートには、Oracle Warehouse Builderのドキュメントに含まれていない重要な情報が記載されています。

このドキュメントには、Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2)に関する次の情報が記載されています。

1 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。

2 関連資料

Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2)のドキュメントには、次の資料が含まれます。

  • 『Oracle Warehouse Builder概要』

  • 『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』

  • 『Oracle Warehouse Builderソースおよびターゲット・ガイド』

  • 『Oracle Warehouse Builder ETLおよびデータ・クオリティ・ガイド』

  • 『Oracle Warehouse Builder API and Scripting Reference』

  • 『Oracle Warehouse Builder OMB*Plusコマンド・リファレンス』

  • 『Oracle Warehouse Builderリリース・ノート』

これらのドキュメントおよび最新版のリリース・ノートを入手するには、次のWebサイトにアクセスしてください。

http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/warehouse/documentation/library/index.html

3 要件

プラットフォーム固有の要件、動作保証およびパッチに関する最新情報は、次のWebサイトを参照してください。

https://support.oracle.com

4 Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.4)へのアップグレード

この項では、Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.1、11.2.0.2および11.2.0.3)インストールをリリース11.2.0.4にアップグレードする手順について説明します。

4.1 Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.1または11.2.0.2)からリリース11.2.0.4へのアップグレード: Oracle Warehouse Builderサーバー側のパッチ

Oracle Database 11gのすべてのプラットフォームで、Oracle Warehouse Builder 11gのサーバー側機能は、Oracle Database 11gデータベース・サーバーの重要な役割を果たします。Databaseインストールをインプレース(新しいOracle Databaseインストールに既存のOWB_HOMEを再利用)でアップグレードする前に、OWB_HOME/owb/bin/adminディレクトリをバックアップする必要があります。既存のOracle Database 11.2.0.1または11.2.0.2からリリース11.2.0.4にアップグレードするには、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.4)のドキュメントを参照してください。


注意:

OWB_HOMEは、Oracle Warehouse Builderがインストールされるホーム・ディレクトリです。

Oracle Database 11.2.0.4へのアップグレードに必要な手順を実行した後に、「Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.4)のインストール後の手順」の説明に従って、Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.4)の必要なインストール後の手順を実行してください。

4.1.1 Databaseのインプレース・アップグレード

Oracle Database 11.2.0.4のインプレース・アップグレードの手順を実行したら、次のインストール後の手順を実行します。

サーバー側のインストールには、次の2種類のシナリオがあります。

4.1.1.1 Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.4)のインストール後の手順

Oracle Warehouse Builderのサーバー側でOracle Warehouse Builder 11.2.0.4のインストールを完了するには、次の手順に従います。

インプレース・アップグレード(既存のOWB_HOMEを再利用)

この項では、インプレース・アップグレード(既存のOWB_HOMEを再利用)のインストール後の手順について説明します。

  1. コントロール・センター・サービス(Oracle Warehouse Builder 10.1以前のリリースでは、ランタイム・プラットフォーム・サービス)を含む、すべてのOracle Warehouse Builderコンポーネントを停止して終了します。

    コントロール・センターを停止するには、stop_service.sqlスクリプトを実行します。SQL*Plusで、次のコマンドを実行します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_password @OWB_HOME/owb/rtp/sql/stop_service.sql

    戻り値がNot Availableの場合、サービスの停止に成功したことを示します。

    ブラウザの実行を停止します。

    • Windowsの場合 - OWB_HOME\owb\bin\win32\stopOwbbInst.bat

    • UNIXの場合 - OWB_HOME/owb/bin/unix/stopOwbbInst.sh

    Oracle Warehouse Builderのサーバー側のインストールがOracle 10gデータベース上の場合は、手順7に進みます。

  2. 次のSQL文を実行し、現在のインストールのOWB_HOMEを特定します。rtrepos.propertiesファイルは、問合せのSERVER_SIDE_HOMEで指定されるパスにあります。

    1. sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD

    2. SELECT host_name, server_side_home from wb_rt_service_nodes s, v$instance v where s.instance_number=v.instance_number;

      HOST_NAME

      SERVER_SIDE_HOME

      yourhost_machine

      OWB_HOME

  3. 既存のリポジトリがOracle 11gデータベース(Oracle 10g以外)にインストールされている場合は、OWB_HOMEおよびORACLE_SIDの値が、リポジトリがインストールされているデータベースを指していることを確認します。PATHOWB_HOME/binが含まれていることを確認します。

  4. RDBMSインプレース移行の準備中に、OWB_HOME/owb/bin/adminディレクトリがバックアップされている必要があります。rtrepos.propertiesファイルをバックアップ用のOWB_HOME/owb/bin/adminディレクトリから現在のOWB_HOME/owb/bin/adminディレクトリにコピーします。ファイルがバックアップされていない場合は、手順6に進みます。

  5. 次のコマンドを実行します。

    Windowsの場合

    OWB_HOME\owb\bin\win32\rt_mgr.bat OWBSYS OWBSYS_password OWB_Repository_Host Repository_Port Repository_Service_Name
    

    UNIXの場合

    OWB_HOME/owb/bin/unix/rt_mgr.sh OWBSYS OWBSYS_password OWB_Repository_Host Repository_Port Repository_Service_Name
    

    LinuxおよびUNIX環境で権限に関する問題が発生した場合は、rootユーザーとしてコマンドを再度実行してください。

    コンピュータ画面に次のような出力が表示されます。

    CompilerOracle: exclude oracle/wh/runtime/platform/service/Service run

    Host Name: yourhost_machine

    rtrepos.properties:

    OWB_HOME

    Runtime properties upgrade is done successfully!

    Oracle RACシステムの場合は、ホスト名からrtrepos.propertiesファイルを、rt_mgrアプリケーションからディレクトリの場所を検索します。rtrepos.propertiesファイルを、この場所からOracle RACクラスタ内の他のすべてのノードにコピーします。

  6. 手順5に失敗した場合は、OWBSYSユーザーとしてこの手順を実行し、リポジトリのパスワードをリセットします。値の入力が求められたら、パスワードを入力します。

    この手順が完了したら、手順7に進みます。手順5を再度実行する必要はありません。

    • sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD

    • @OWB_HOME/owb/reposasst/secHelper.pks

    • @OWB_HOME/owb/reposasst/secHelper.plb

    • @OWB_HOME/owb/reposasst/upg/load_java.sql OWBSYS OWBSYS_PASSWORD

    • @OWB_HOME/owb/rtp/sql/reset_repository.sql

    • SELECT host_name, server_side_home from wb_rt_service_nodes s, v$instance v where s.instance_number=v.instance_number;

    Oracle RACシステムの場合、reset_repositoryスクリプトの後に問合せを実行すると、owb/bin/admin/rtrepos.propertiesファイルが参照および更新されるホストとホームが表示されます。Oracle RACクラスタ内の他のすべてのノードにコピーしてください。

    reset_repositoryを実行した場合は、コントロール・センター・マネージャを使用して場所を再度登録する必要があります。

  7. コマンド・プロンプトから、OWB_HOME/owb/reposasst/upgディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

    sqlplus /nolog @upg112to11204.sql

    データベース接続情報、Oracle Warehouse Builderリポジトリ所有者の資格証明およびSYSユーザーの資格証明を入力します。

    アップグレード・ユーティリティで、選択したリポジトリ所有者に関連付けられたOracle Warehouse Builderオブジェクトのアップグレードが開始されます。

    すべてのエラーがOWB_HOME/owb/reposasst/upg/LOG.TXTファイルにログとして記録されます。既存オブジェクトが原因で報告される作成エラーは無視できます。このようなエラーの例を次に示します。

    DROP TABLE dataflow_dependency_t;

    エラーの行: 1

    ORA-00942: 表またはビューが存在しません。

    CREATE TABLE alldataflow_dependency_t (

    エラーの行: 1

    ORA-00955: 名前は既存のオブジェクトで使用されています

  8. アップグレード処理に関する制限事項の詳細は、「既知の問題と制限事項」を参照してください。

    アップグレードのシナリオによっては、追加の手順の実行が必要になります。

  9. start_service.sqlスクリプトを使用して、コントロール・センター・サービスを開始します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_password @OWB_HOME/owb/rtp/sql/start_service.sql

    戻り値がAvailableの場合、サービスが正常に開始したことを示します。サービスの開始に失敗した場合は、start_service.sqlスクリプトを再度実行します。

    サービスの開始を2回試行した後にサービスが開始されない場合は、次のコマンドを使用してservice_doctorスクリプトを実行し、原因を調べます。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_password @OWB_HOME/owb/rtp/sql/service_doctor.sql

    このコマンドを実行すると、サービス・スクリプトがデータベース・サーバーからアクセス可能であることを示す戻り値が返されます。

新しいOWB_HOMEの例外的なアップグレード

この項では、新しいOWB_HOMEの例外的なアップグレードのインストール後の手順について説明します。

  1. コントロール・センター・サービス(Oracle Warehouse Builder 10.1以前のリリースでは、ランタイム・プラットフォーム・サービス)を含む、すべてのOracle Warehouse Builderコンポーネントを停止して終了します。

    コントロール・センターを停止するには、stop_service.sqlスクリプトを実行します。SQL*Plusで、次のコマンドを実行します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_password @OWB_HOME/owb/rtp/sql/stop_service.sql

    戻り値がNot Availableの場合、サービスの停止に成功したことを示します。

    ブラウザの実行を停止します。

    • Windowsの場合 - OWB_HOME\owb\bin\win32\stopOwbbInst.bat

    • UNIXの場合 - OWB_HOME/owb/bin/unix/stopOwbbInst.sh

    Oracle Warehouse Builderのサーバー側のインストールがOracle 10gデータベース上の場合は、手順8に進みます。

  2. 次のSQL文を実行し、現在のインストールのOWB_HOMEを特定します。rtrepos.propertiesファイルは、問合せのSERVER_SIDE_HOMEで指定されるパスにあります。

    1. sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD

    2. SELECT host_name, server_side_home from wb_rt_service_nodes s, v$instance v where s.instance_number=v.instance_number;

      HOST_NAME

      SERVER_SIDE_HOME

      yourhost_machine

      OWB_HOME

  3. 既存のリポジトリがOracle 11gデータベース(Oracle 10g以外)にインストールされている場合は、OWB_HOMEおよびORACLE_SIDの値が、リポジトリがインストールされているデータベースを指していることを確認します。PATHOWB_HOME/binが含まれていることを確認します。

  4. rtrepos.propertiesファイルを、前のOracle Warehouse Builderインストールから新しいOracle Warehouse Builderインストールにコピーします。

    • cp PREVIOUS_OWB_HOME/owb/bin/admin/rtrepos.properties NEW_OWB_HOME/owb/bin/admin

  5. 次のSQL文をOWBSYSユーザーとして実行し、CCホーム値をリセットします。プロンプトが表示されたら、新しいOWB_HOMEのディレクトリの場所を入力します。

    • sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD

    • @New_OWB_HOME/owb/UnifiedRepos/reset_owbcc_home.sql

  6. 次のコマンドを実行します。

    Windowsの場合 - OWB_HOME\owb\bin\win32\rt_mgr.bat OWBSYS OWBSYS_password OWB_Repository_Host Repository_Port Repository_Service_Name

    UNIXの場合 - OWB_HOME/owb/bin/unix/rt_mgr.sh OWBSYS OWBSYS_password OWB_Repository_Host Repository_Port Repository_Service_Name

    LinuxおよびUNIX環境で権限に関する問題が発生した場合は、rootユーザーとしてコマンドを再度実行してください。

    コンピュータ画面に次のような出力が表示されます。

    CompilerOracle: exclude oracle/wh/runtime/platform/service/Service run

    Host Name: yourhost_machine

    rtrepos.properties:

    OWB_HOME

    Runtime properties upgrade is done successfully!

    Oracle RACシステムの場合は、ホスト名からrtrepos.propertiesファイルを、rt_mgrアプリケーションからディレクトリの場所を検索します。rtrepos.propertiesファイルを、この場所からOracle RACクラスタ内の他のすべてのノードにコピーします。

  7. 手順6に失敗した場合は、次のSQL文をOWBSYSユーザーとして実行し、リポジトリのパスワードをリセットします。値の入力が求められたら、パスワードを入力します。

    この手順が完了したら、手順8に進みます。手順6を再度実行する必要はありません。

    • sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD

    • @OWB_HOME/owb/reposasst/secHelper.pks

    • @OWB_HOME/owb/reposasst/secHelper.plb

    • @OWB_HOME/owb/reposasst/upg/load_java.sql OWBSYS OWBSYS_PASSWORD

    • @OWB_HOME/owb/rtp/sql/reset_repository.sql

    • SELECT host_name, server_side_home from wb_rt_service_nodes s, v$instance v where s.instance_number=v.instance_number;

    Oracle RACシステムの場合、reset_repositoryスクリプトの後に問合せを実行すると、owb/bin/admin/rtrepos.propertiesファイルが参照および更新されるホストとホームが表示されます。Oracle RACクラスタ内の他のすべてのノードにコピーしてください。

    reset_repositoryを実行した場合は、コントロール・センター・マネージャを使用して場所を再度登録する必要があります。

  8. コマンド・プロンプトから、OWB_HOME/owb/reposasst/upgディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

    sqlplus /nolog @upg112to11204.sql

    データベース接続情報、Oracle Warehouse Builderリポジトリ所有者の資格証明およびSYSユーザーの資格証明を入力します。

    アップグレード・ユーティリティで、選択したリポジトリ所有者に関連付けられたOracle Warehouse Builderオブジェクトのアップグレードが開始されます。

    すべてのエラーがOWB_HOME/owb/reposasst/upg/LOG.TXTファイルにログとして記録されます。既存オブジェクトが原因で報告される作成エラーは無視できます。このようなエラーの例を次に示します。

    DROP TABLE dataflow_dependency_t;

    エラーの行: 1

    ORA-00942: 表またはビューが存在しません。

    CREATE TABLE alldataflow_dependency_t (

    エラーの行: 1

    ORA-00955: 名前は既存のオブジェクトで使用されています

  9. 手順7reset_repository.sqlを実行した場合は、既存のすべての場所をコントロール・センター・マネージャ・アプリケーションでリセットする必要があります。

  10. アップグレード処理に関する制限事項の詳細は、「既知の問題と制限事項」を参照してください。

    アップグレードのシナリオによっては、追加の手順の実行が必要になります。

  11. start_service.sqlスクリプトを使用して、コントロール・センター・サービスを開始します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_password @OWB_HOME/owb/rtp/sql/start_service.sql

    戻り値がAvailableの場合、サービスが正常に開始したことを示します。サービスの開始に失敗した場合は、start_service.sqlスクリプトを再度実行します。

    サービスの開始を2回試行した後にサービスが開始されない場合は、次のコマンドを使用してservice_doctorスクリプトを実行し、原因を調べます。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_password @OWB_HOME/owb/rtp/sql/service_doctor.sql

    このコマンドを実行すると、サービス・スクリプトがデータベース・サーバーからアクセス可能であることを示す戻り値が返されます。

4.2 Oracle Warehouse Builderリリース11.2.0.3からリリース11.2.0.4へのアップグレード: Oracle Warehouse Builderサーバー側のパッチ

「Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.1または11.2.0.2)からリリース11.2.0.4へのアップグレード: Oracle Warehouse Builderサーバー側のパッチ」に進み、手順に従います。「インプレース・アップグレード(既存のOWB_HOMEを再利用)」および「新しいOWB_HOMEの例外的なアップグレード」の手順5をスキップします(残りの手順は同じです)。

4.3 Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.1、11.2.0.2または11.2.0.3)からリリース11.2.0.4へのアップグレード: Oracle Warehouse Builderクライアント側のパッチ

Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.1、11.2.0.2および11.2.0.3)のクライアント側機能は、Windows 32-bitおよびLinux x86の2つのプラットフォームでのみ利用可能です。

パッチを適用してOracle Warehouse Builder 11.2.0.1、11.2.0.2および11.2.0.3のクライアント側をリリース11.2.0.4にアップグレードするには、Oracle Database 11.2.0.4パッチ・セットをOracle Warehouse Builder 11.2.0.1、11.2.0.2および11.2.0.3 Oracleホームに適用します。

4.3.1 インストール前の手順

Linux x86プラットフォームにリリース11.2.0.4パッチをインストールする前に、Oracle Warehouse Builderインストールを所有するUNIXユーザーとしてログインする必要があります。

アップグレードを実行する前に、OWB_HOME/owb/bin/adminディレクトリをバックアップします。

4.3.2 Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.1、11.2.0.2および11.2.0.3)からのアップグレード

既存のOracle Warehouse Builderソフトウェアをアンインストールせずに、Oracle Database 11.2.0.4パッチ・セットをOracle Warehouse Builder 11.2.0.1、11.2.0.2および11.2.0.3ホーム・ディレクトリにインストールします。

次の手順に従ってパッチをインストールします。

  1. Oracle Database 11.2.0.4パッチ・セットのアーカイブをローカル・システムの一時ディレクトリ(temp_dirなど)に展開(解凍)します。

  2. 手順1で解凍したアーカイブ・ステージから直接にOracle Universal Installerを実行します。

    Windowsの場合は、temp_dir\setup.exeを実行します。

    Linuxの場合は、temp_dir/runInstallerを実行します。

  3. Oracle Universal Installerで画面に表示されるプロンプトに従います。

  4. ホームの詳細では、既存のOracle Warehouse Builder 11.2.0.1、11.2.0.2および11.2.0.3インストールのホーム・ディレクトリを指定します。


    注意:

    旧リリースのOracle Warehouse Builderパッチ(OracleWarehouse Builder 10.2.0.xなど)では、Oracle Warehouse Builderホーム・ディレクトリのインストール済のホームからOracle Universal Installerを起動する必要がありました。

    Oracle Warehouse Builder 11.2.0.4では、パッチ・アーカイブからOracle Universal Installerを起動する必要があります。Oracle Warehouse Builderホーム・ディレクトリのインストール済のホームからOracle Universal Installerを起動して、Oracle Warehouse Builder 11.2.0.4パッチをインストールすると、インストールが完了しません。


5 アップグレード後のタスク

Oracle Database 11.2.0.4へのアップグレードに必要な手順を実行した後に、ホスト名またはポート番号またはサービス名を変更した場合、Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2.0.4)に必要なインストール後の手順を実行します。

  1. 古いOWB_HOMEから新しいホームにrtrepos.propertiesをコピーします。

    cp OLD_ORACLE_HOME/owb/bin/admin/rtrepos.properties 
    ORACLE_HOME_11204>/owb/bin/admin/
    
  2. OWB CCホームをリセットします。

    cd $ORACLE_HOME_11204/owb/UnifiedRepos
    sqlplus / as sysdba
    SQL> @?/owb/UnifiedRepos/reset_owbcc_home.sql ORACLE_HOME_11204
    
  3. インプレース・アップグレード・スクリプトを実行します。

    cd $ORACLE_HOME_11204/owb/reposasst/upg
    sqlplus /nolog @upg112to11204.sql
    
  4. 無効なパッケージがないかチェックします。

    sqlplus / as sysdba
        SQL> col c1 heading 'owner' format a15
        SQL> col c2 heading 'name' format a40
        SQL> col c3 heading 'type' format a15
        SQL> select owner c1, object_type c3, object_name c2 from dba_objects where status != 'VALID' and owner = 'OWBSYS' order by owner, object_type; 
        no rows selected
    
  5. ランタイム接続の接続文字列を更新します。

    1. 既存の値を問い合せます。

      select node_id, instance_number, connect_spec, enabled, runtime_version, server_side_home from wb_rt_service_nodes;
      
    2. 前の手順で戻されたnode_idを使用して、該当する行を更新します。

                declare
                v_result number := 0;
                Begin
                v_result := wb_location_helper.fixRTServiceNode(NODE_ID,'HOST','PORT','SERVICE_NAME','SERVER_SIDE_HOME');
                END;
                /
      
  6. 設計時の場所を変更します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD
              set serveroutput on
              set serveroutput on size 100000
    exec wb_workspace_management.set_workspace ('OWB_WKSP','OWB_REPO');  
    

    ここで、OWB_WKSPは、インストールされるワークスペースであり、OWB_REPOは、リポジトリです。

    それぞれの設計時の場所で、次のブロックをSQLPlusセッションにコピー・アンド・ペーストして、設計時の場所の名前を置き換えます。

              declare
              v_result boolean := FALSE;
              Begin
              v_result := wb_rt_reset_location.fixDTLocation('ORACLE_DESIGN_TIME_LOCATION','HOST','PORT','<SERVICE_NAME>','11.2','','');
               END;
               /
    
  7. 実行時の場所を変更します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD
              set serveroutput on
              set serveroutput on size 100000
    exec wb_workspace_management.set_workspace ('OWB_WKSP','OWB_REPO');  
    

    ここで、OWB_WKSPは、インストールされるワークスペースであり、OWB_REPOは、リポジトリです。

    それぞれの実行時の場所で、次のブロックをSQLPlusセッションにコピー・アンド・ペーストして、実行時の場所の名前を置き換えます。

              declare
              v_result boolean := FALSE;
              Begin
               v_result := wb_rt_reset_location.fixRTLocation('ORACLE_RUN_TIME_LOCATION','HOST','PORT','SERVICE_NAME','11.2','','','');
              END;
               /
    
  8. Warehouse Builderリポジトリ・ブラウザのすべての場所をアップグレードしてステータスを確認するには、My Oracle SupportのNote 1526360.1を参照してください。

  9. SQL*Plusスクリプトstart_service.sqlを使用して、ランタイム・サービスを開始します。ランタイム・リポジトリ所有者としてログインし、次のコマンドを実行します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD @ORACLE_HOME/owb/rtp/sql/start_service.sql
    

    スクリプトは、ランタイム・サービスの開始を試行し、サービスの開始を一時的に待機してから、ランタイム・サービスの最終的な実行状態を報告します。ランタイム・サービスがすでに開始されているか、正常に開始された場合、AVAILABLEと報告されます。

  10. OWBリポジトリでアップグレード・スクリプトを実行した後、最適なパフォーマンスを確保するために、リポジトリの最適化サービスを実行することをお薦めします。このサービスは、1つのリポジトリに対して1回のみ実行する必要があります。手順は次のとおりです。

    1. ワークスペース所有者としてOWBクライアントにサインインします。

    2. 「ツール」を選択し、「リポジトリの最適化」オプションを選択します。

    3. サービスが完了した後、OWB操作を実行します。

      このサービスの実行に失敗すると、クライアントのパフォーマンスが低下します。

6 Oracle Databaseリリース12.1でのOracle Warehouse Builderリリース11.2.0.4の使用方法

この項では、サーバー側のみで完了する必要があるインプレース移行手順およびOracle Databaseリリース12.1でのOracle Warehouse Builderの使用方法について説明します。

6.1 サーバー側でのインプレース移行手順

Oracle Warehouse Builderリリース11.2.0.4ランタイムが最初にOracle Databaseリリース10.2または11.1インスタンスにインストールされ、そのデータベース・インスタンスがOracle Databaseリリース12.1に移行された場合、次の手順に従う必要があります。移行されたデータベースが11.2である場合は、手順4にスキップします。

  1. 次のSQL文を実行し、現在のインストールのORACLE_HOMEを特定します。rtrepos.propertiesファイルは、SERVER_SIDE_HOMEで指定されるパスにあります。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD
        SELECT host_name, server_side_home from wb_rt_service_nodes s, v$instance v where s.instance_number=v.instance_number;
    HOST_NAME SERVER_SIDE_HOME yourhost_machine 
    ORACLE_HOME
    
  2. ORACLE_HOME/owb/bin/admin/rtrepos.propertiesファイルを削除します。

    rm ORACLE_HOME/owb/bin/admin/rtrepos.properties
    
  3. OWBSYSユーザーとしてこの手順を実行し、リポジトリのパスワードをリセットします。値の入力が求められたら、パスワードを入力します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD
                  @ORACLE_HOME/owb/rtp/sql/reset_repository.sql OWBSYS_PASSWORD
                  SELECT host_name, server_side_home from wb_rt_service_nodes s, v$instance v where s.instance_number=v.instance_number;
    

    Oracle RACシステムの場合、reset_repositoryスクリプトの後に、ORACLE_HOME/owb/bin/admin/rtrepos.propertiesファイルが参照および更新されるホストとホームが表示され、これはOracle RACクラスタ内の他のすべてのノードにコピーされます。

    reset_repositoryを実行した場合は、コントロール・センター・マネージャを使用してすべての場所を再度登録する必要があります。

  4. 次の手順を実行して、Oracle Databaseリリース12.1に変換される設計時の場所および実行時の場所をすべて変更します。

    1. OWBSYSユーザーとしてSQL*Plusにログインします。

    2. Oracle Warehouse Builderワークスペースを設定します。

    3. それぞれの場所のリリース・バージョンを修正します。

    例1 設計時の場所の変更

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD
                 set serveroutput on
                 set serveroutput on size 100000
                 exec wb_workspace_management.set_workspace('OWB_WKSP','OWB_REPO');  
    

    ここで、OWB_WKSPは、インストールされるワークスペースであり、OWB_REPOは、インストールされる11.2.0.4のリポジトリです。

    Oracle Databaseリリース12.1に変換される、それぞれの設計時の場所で、次のブロックをSQL*Plusセッションにコピー・アンド・ペーストして、設計時の場所の名前を置き換えます。

    declare
                   v_result boolean := FALSE;
                 Begin
                   v_result := wb_rt_reset_location.fixDTLocation('ORACLE_DESIGN_TIME_LOCATION','','','','12','','');
                 END;
                 /
    

    例2 実行時の場所の変更

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD
                 set serveroutput on
                 set serveroutput on size 100000
                 exec wb_workspace_management.set_workspace('OWB_WKSP','OWB_REPO');  
    

    ここで、OWB_WKSPは、インストールされるワークスペースであり、OWB_REPOは、インストールされる11.2.0.4のリポジトリです。

    Oracle Databaseリリース12.1に変換される、それぞれの実行時の場所で、次のブロックをSQL*Plusセッションにコピー・アンド・ペーストして、実行時の場所の名前を置き換えます。

    declare
                   v_result boolean := FALSE;
                 Begin
                   v_result := wb_rt_reset_location.fixDTLocation('ORACLE_RUN_TIME_LOCATION','','','','12','','');
                 END;
                 /
    

    Warehouse Builderリポジトリ・ブラウザのすべての場所をアップグレードしてステータスを確認するには、My Oracle SupportのNote 1526360.1を参照してください。

6.2 プラガブル・データベースでのOracle Warehouse Builder

プラガブル・データベースでのOracle Warehouse Builderは、マルチインスタンスまたはOWB_HOME構成と同じように動作します。この機能を使用するには、ODI-EEライセンスが必要です。

初期インストール

重要事項を次に示します。

  • ある特定のマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)に、1..n個のプラガブル・データベース(PDB)が存在する場合があります。これらのPDBのそれぞれに、固有のサービスが存在し、固有のサービス名が付きます。

  • 各PDBは、固有のランタイム・サービスを実行し、固有のプロパティ・ファイルおよびログ・ディレクトリを必要とします。

  • PDBインスタンスへの接続は、host:port:pdb_nameで行われます(マルチテナント・コンテナ・データベースではありません)。

  • 次のデータベースをインストールする前に、各PDBを構成する必要があります。

    PDBインスタンス内にOracle Warehouse Repositoryをインストールするには、My Oracle SupportのNote 1332043.1を参照してください。

    マルチインスタンスを構成するには、次の手順を実行します。

    1. Oracle Warehouse Builderランタイム・サーバーを停止します。

      sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD@pdb_name
                  @?/owb/rtp/sql/stop_service.sql
                  @?/owb/rtp/sql/setup_rt_for_multi_instances.sql pdb_name
      
    2. Oracle Warehouse Builderランタイム・サーバーを起動します。

      sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD@pdb_name
                  @?/owb/rtp/sql/start_service.sql
      
    3. PDBインスタンスにワークフローをインストールします(必要な場合)。

  • Oracle Databaseリリース12.1にワークフローをインストールする前に、次の変更を行います。

    Modify $ORACLE_HOME/network/admin/sqlnet.ora
                    # Add the following line
                    SQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION = 8
    

    ワークフロー・スキーマのインストールが完了したら、sqlnet.oraファイルからこの値を削除します。

マルチテナント・コンテナ・データベースからのPDBのデタッチ

重要事項を次に示します。

  • マルチテナント・コンテナ・データベースからPDBをデタッチするには、最初に、PDBインスタンスを使用して、すべてのOracle Warehouse Builderプロセスを停止します。

  • 実行中のOracle Warehouse Builder製品をすべて閉じます。

  • SQL*PLUSスクリプトstop_service.sqlを使用して、ランタイム・サービスを停止します。

    sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD@pdb_name
                @?/owb/rtp/sql/stop_service.sql
    
  • Oracle Database Configuration Assistantを使用して、プラガブル・データベースを管理し、PDBアーカイブからPDBを切断し、pdb_fileを作成します。

    pdb_name.tar.gz 
    
  • $ORACLE_HOME/owb/bin/admin/pdb_nameディレクトリをバックアップします。これには次のファイルが含まれています。

    rtrepos.properties
    Runtime.properties
    

CDBへのPDBの接続

このプロセスは、My Oracle SupportのNote 434272.1で定義されている、データベースのクローニング後にOracle Warehouse Builderを更新するプロセスに似ています。次の2つの事例で、手順が異なります。

  • 事例1: PDB名および接続の詳細が、CDBへのインポート中も同じままである

    1. Oracle Database Configuration Assistantを使用して、プラガブル・データベースを管理し、PDBアーカイブからプラガブル・データベースを作成し、CDBからPDBインスタンスを切断することにより作成されるファイルをインポートする手順を実行します。

      pdb_name.tar.gz 
      
    2. プラガブル・データベース名に、元のPDBと同じ名前を使用します。

    3. インポートが完了したら、$ORACLE_HOME/owb/bin/admin/pdb_nameディレクトリを作成し、次のファイルをこのディレクトリに移動します。

      rtrepos.properties
      Runtime.properties
      
    4. start_service.sqlを使用して、ランタイム・サービスを開始します。

      sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD@pdb_name
                  @?/owb/rtp/sql/start_service.sql
      
  • 事例2: PDB名またはホスト名が、CDBへのインポート中に変更される

    1. Oracle Database Configuration Assistantを使用して、プラガブル・データベースを管理し、PDBアーカイブからプラガブル・データベースを作成し、CDBからPDBインスタンスを切断することにより作成されるファイルをインポートする手順を実行します。

      old_pdb_name.tar.gz 
      
    2. プラガブル・データベース名の新しい名前 - new_pdb_nameを作成します。

    3. インポートが完了したら、$ORACLE_HOME/owb/bin/admin/old_pdb_nameディレクトリを作成し、次のファイルをこのディレクトリに移動します。

      rtrepos.properties
      Runtime.properties
      
    4. rtrepos.propertiesファイルをリセットするプロセスは、次のとおりです。

      sqlplus OWBSYS/OWBSYS_PASSWORD@new_pdb_name
      

      - wb_rt_reset_location/wb_location_helperパッケージをロードします。

      @?/owb/rtasst/wb_rt_reset_location.pls
      @?/owb/rtasst/wb_rt_reset_location.plb
      @?/owb/rtasst/wb_location_helper.pls
      @?/owb/rtasst/wb_location_helper.plb
      

      - マルチインスタンスをリセットします。

      @?/owb/rtp/sql/rollback_setup_rt_for_multi_instances.sql
      

      - ランタイムがこの新しいPDBインスタンスに含まれている場合、次を実行します。

      select node_id, instance_number, connect_spec, enabled, runtime_version, server_side_home from wb_rt_service_nodes;
      

      node_idを使用して、該当する行を更新します。

      declare
                v_result number := 0;
                Begin
                v_result := wb_location_helper.fixRTServiceNode(NODE_ID,'HOST','PORT','SERVICE_NAME','SERVER_SIDE_HOME');
                END;
                /
      

      - このPDBインスタンスに新しいrtrepos.propertiesファイルを作成します。

      @?/owb/rtp/sql/reset_repository.sql OWBSYS_Password
      

      - マルチインスタンスのOracle Warehouse Builderを構成します。

      @?/owb/rtp/sql/setup_rt_for_multi_instances.sql new_pdb_name
        
                commit;
                exit
      
    5. 「設計時の場所の変更」および「実行時の場所の変更」で説明するように、設計時の場所および実行時の場所を変更する手順を実行します。

    6. 手順5および6を実行します。

7 11.2.0.3サーバーでのOracle Warehouse Builder 11.2.0.2クライアントの使用

Oracle Warehouse Builder 11.2.0.3がまだ使用できないプラットフォームでは、Oracle Warehouse Builder 11.2.0.3を実行しているデータベースでOracle Warehouse Builder 11.2.0.2クライアントの使用が保証されます。ただし、このサポートを完全に有効にするには、11.2.0.2クライアントでパッチ12874883を適用する必要があります。

詳細は、次のWebサイトを参照してください。

https://support.oracle.com

8 11.2.0.4サーバーでのOracle Warehouse Builder 11.2.0.3クライアントの使用

Oracle Warehouse Builder 11.2.0.4がまだ使用できないプラットフォームでは、Oracle Warehouse Builder 11.2.0.4を実行しているデータベースでOracle Warehouse Builder 11.2.0.3クライアントの使用が保証されます。ただし、このサポートを完全に有効にするには、11.2.0.3クライアントでパッチ16568042を適用する必要があります。

詳細は、次のWebサイトを参照してください。

https://support.oracle.com

9 ドキュメントの訂正と追加

この項では、Oracle Warehouse Builderデータ・モデリング、ETLおよびデータ・プロファイリング・ガイドの訂正について説明します。

SQL*NETとのワークフロー接続

SQL*Netとのワークフロー接続の定義はサポートされていないため、接続をテストするとRTC-5336エラーが発生します。

セット・ベースから行ベースへのフェイルオーバーは非推奨です。

リリース11.2.0.3以降は、セット・ベースから行ベースへのフェイルオーバー機能は非推奨です。

ホスト名が原因のパフォーマンスの問題

環境によっては、ホスト名が使用されるとパフォーマンスで異常な問題が発生する場合があります。IPアドレスをかわりに使用してください。

10 既知の問題と制限事項

この項では、11gリリース2(11.2)の既知の問題と制限事項について説明します。この項は、次のカテゴリに分かれています。

10.1 コントロール・センター

Oracle Bug#9777682: POWER上のAIX(64-BIT)でコントロール・センター・サービスがORA-29532エラーで起動しない

IBM POWER Systems上のAIX(64-bit)で、Oracle Database内からOracle Warehouse Builderコントロール・センター・サービスを開始すると(たとえば、start_service.sqlを使用、またはcheck_serviceジョブからの自動起動など)、ORA-29532エラーによりサービスが開始されない場合があります。

回避策: run_service.shファイルを編集します。Javaを起動する行の前に、次のコードの行を追加します。

MPROTECT_TXT=OFF
export MPROTECT_TXT

run_service.shファイルを保存します。コントロール・センター・サービスを再起動します。

コントロール・センター・サービスの再起動の詳細は、『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』の「コントロール・センターおよびリポジトリの管理」を参照してください。

これは、Oracle Warehouse Builderリリース11.2.0.4では、問題ではありません。

10.2 デザイン・センター・クライアント

Oracle Bug#8596439: デザイン・センターの開始ページからOracle Warehouse Builderオンライン・ヘルプへのリンクが機能しない

Oracle Database 11.2に含まれるOracle Warehouse Builder統合インストールでは、デザイン・センターの開始ページからOracle Warehouse Builderオンライン・ヘルプへのリンクが正しく機能しません。この問題は、Oracle Warehouse Builderのスタンドアロン・インストールには影響しません。

回避策: 開始ページからオンライン・ヘルプを開くには、OWB_HOME/jlib/oracle_ice.jarファイルを一時的に名前変更または削除します。

これは、Oracle Warehouse Builderリリース11.2.0.1以上では、問題ではありません。

Oracle Bug#8661211: OWBデザイン・センター警告: 不明なディレクティブ: SETSKIPJ2SDKCHECK

Oracle Warehouse Builderデザイン・センターをWindowsで起動する際、デザイン・センターの起動時に表示されるコマンド・ウィンドウに次のような警告が示される場合があります。

警告: 不明なディレクティブ: SetSkipJ2SDKCheck

回避策: この警告は無視して、デザイン・センターへのログインに進んで構いません。

これは、Oracle Warehouse Builderリリース11.2.0.1以上では、問題ではありません。

10.3 言語と翻訳

Oracle Bug#5031270: リポジトリのシード・オブジェクトの名前が翻訳されない

リポジトリのシード・オブジェクトは翻訳されません。たとえば、グローバル・ナビゲータのパブリック変換ノード下に表示される事前定義済変換の名前は翻訳されません。また、MY_PROJECTというデフォルト・プロジェクト名、DEFAULT_CONTROL_CENTERというデフォルト・コントロール・センター名、導出されたデータ・ルールが含まれるDERIVED_DATA_RULESと呼ばれるフォルダ、およびDEFAULT_CONFIGURATIONと呼ばれるデフォルト構成なども翻訳されません。

Oracle Bug#3066632: Oracle Warehouse Builderフラット・ファイル・サンプル・ウィザードでマルチバイト文字の長さが1とカウントされる

Oracle Warehouse Builderフラット・ファイル・サンプル・ウィザードでは、日本語に変換したデリミタ付きファイルのマルチバイト文字が正しく処理されません。ウィザードでは、デリミタ付きファイルにあるマルチバイト文字が1バイトとして処理されます。

回避策: フラット・ファイル・サンプル・ウィザードを使用してバイト数を手動で編集します。

10.4 マッピングの設計と構成

この項では、データベース・リンクのマッピング設計、構成および制限事項について説明します。

Oracle Databaseバージョン間のデータベース・リンクの使用に関する制限

特定のターゲット・データベースで、Oracleデータベース間のデータの移動にデータベース・リンクを使用するOracle Warehouse Builderマッピングを実行する場合、ソースとターゲット・データベース間のデータベース・リンクでサポートされる互換性により、データベース・バージョン間の接続が制限されます。たとえば、Oracle Database 11.2でOracle Warehouse Builderマッピングを実行する場合、データベース・リンクを通じてOracle Database 10.1のデータにアクセスできません。データベース・バージョン間のデータベース・リンクのサポートに関する互換性マトリクスの詳細は、My Oracle SupportのNote 207303.1を参照してください。

Oracle Bug#6050580: タイムスタンプ・データのあるマッピングでは予期しない動作が発生することがある

状況によっては、タイムスタンプ・データをロードして変換するマッピングを実行すると、予期しない動作が発生することがあります。たとえば、ある列をTIMESTAMP型からVARCHAR2に変換するマッピングをデプロイして実行する場合、ターゲット列に正しくない結果データが含まれることがあります。

回避策: この動作はマッピング・デバッガを使用すると発生しません。マッピングの実行およびデータのロードには、マッピング・デバッガを使用します。

Oracle Bug#9882655: コード・テンプレート(CT)マッピングでデフォルトの実行ユニットは常に有効であるとは限らない

Oracle Warehouse Builderでは、次の状況においてコード・テンプレート(CT)マッピングにデフォルトの実行ユニットが割り当てられます。

  • マッピング・エディタの実行ビューでデフォルトの実行ユニットを選択した場合

  • 実行ユニットを割り当てずにCTマッピングのコードを検証または生成する場合

  • 実行ユニットを割り当てずにCTマッピングをMDLからインポートする場合

CTマッピングで自動的に生成されるデフォルトの実行ユニットを確認して、処理およびデータがロケーション間に最適に配置されていることを確認する必要があります。一部の複雑なマッピングでは、検証に失敗するデフォルトの実行ユニットがOracle Warehouse Builderで生成される場合もあります。そのような場合は、実行ビューを使用して実行ユニットに演算子を手動で割り当てます。

Oracle Bug#9830333: ORACLE DATABASE 10.2でホストされたリポジトリでマッピングをデプロイする際のPLS-00305エラー

Oracle Database 10.2でOracle Warehouse Builderリポジトリをホストし、マッピングで長い物理名を持つテーブル演算子を使用すると、一意でない名前を持つタイプを含むPL/SQLコードがOracle Warehouse Builderで生成される場合があります。この場合、PLS-00305エラーでデプロイが失敗します。

回避策: 短い名前をテーブル演算子に割り当てます。

これは、Oracle Warehouse Builderリリース11.2.0.3以上では、問題ではありません。

10.5 Oracle以外のデータベース接続

Oracle以外のデータベースに接続するには、そのデータベースに対応するJDBCドライバが必要です。Oracle以外のJDBCドライバは、Oracle Warehouse Builderソフトウェアに付属していません。ベンダーからJDBCドライバを入手して、OWB_HOME/owb/lib/extフォルダにコピーします。

表1に、DB2、SQL ServerおよびTeradataへの接続に必要なドライバを示します。For other databases, consult your vendor.

表1 Oracle以外のデータベースへの接続に必要なドライバ

データベース名 ドライバ

DB2

db2jcc.jar

db2jcc_license_cu.jar

SQL Server

sqljdbc.jar

Teradata

tdgssconfig.jar

tdgssjava.jar

terajdbc4.jar


10.6 OMB*Plusスクリプト

Oracle Bug#7135670: OMBPLUSで非ASCII文字を含むスクリプトをロードできない

OMB*Plusを使用してASCII以外の文字を含むTclスクリプトを実行すると、OMB*Plusで文字化けが発生する可能性があります。ASCII以外のNLS文字を含むスクリプトは正常に実行されない可能性があります。回避策はありません。

10.7 SAP用Oracle Warehouse Builderコネクタ

Oracle Bug#5215322: SAP R/3 3とのOracle Warehouse BuilderコネクタでSAPライブラリ・ファイルが必要

回避策: デザイン・センターでSAP R/3にアクセスするには、先にSAPからSAP RFCライブラリを取得して、OWB_CLIENT_HOME/owb/bin/adminディレクトリにコピーします。

コントロール・センターでSAP R/3にアクセスするには、先にSAPからSAP RFCライブラリを取得して、OWB_SERVER_HOME/owb/bin/adminディレクトリにコピーします。OWB_SERVER_HOMEは、Oracle Warehouse Builderコントロール・センター・サービスのインストール・ディレクトリです。

10.8 ExadataでのOracle Warehouse Builder

Exadata環境でOracle Warehouse Builder 11gリリース2を使用するには、追加の設定手順が必要です。詳細はOracleサポートにお問い合せください。

10.9 リポジトリ・ブラウザ

Oracle Bug#5129228: 単一のクライアント・マシンでは複数のリポジトリ・ブラウザ・セッションがサポートされない

1台のクライアント・コンピュータで単一のインターネット・ブラウザから複数のリポジトリ・ブラウザ・セッションを起動すると、予期しない結果になる場合があります。このシナリオはサポートされていません。したがって、1台のコンピュータで単一のインターネット・ブラウザから複数のリポジトリを参照することはできません。

回避策: リポジトリ・ブラウザ・セッションごとに専用のインターネットCookieを保存する必要があります。可能な場合、1台のコンピュータ上で複数の異なるインターネット・ブラウザを起動して別々のリポジトリ・ブラウザ・セッションを維持します。

10.10 Oracle Warehouse Builder 11.1以前からのリポジトリのアップグレードおよび移行

Oracle Bug#9835013: MDLのインポートでのARRAYINDEXOUTOFBOUNDSEXCEPTION

MDLをインポートする際に、次のエラーが発生する場合があります。

  • 無効なオブジェクトへのアクセス

  • MDL1261: OWBAssoc_CopyOfMDWのインポート中のエラー

回避策: 次の回避策を使用できます。

  • リポジトリ・アシスタントを実行する際にヒープ・サイズを増加する

    Windowsでは、OWB_HOME\owb\bin\win32\reposinst.batファイルを編集します。UNIXでは、OWB_HOME/owb/bin/unix/reposinst.shを編集します。-Xmxフラグの設定値を増加します。

  • デザイン・センター・クライアントを実行する際にヒープ・サイズを増加する

    OWB_HOME/bin/owb.confファイルを編集し、AddVMOptionに設定された-Xmxフラグの値を増加します。

Oracle Warehouse Builder 10.2または11.1リポジトリをMDLにエクスポートしてアップグレードする前にOracle Warehouse Builder 11.2リポジトリのワークスペースが必要

リポジトリ・アシスタントを使用してリポジトリ全体をMDLにエクスポートしてから、Oracle Warehouse Builder 11.2にインポートする方法で、Oracle Warehouse Builder 10.2または11.1のリポジトリをOracle Warehouse Builder 11.2にアップグレードする場合は、MDLをインポートする前に、インポート先のOracle Warehouse Builder 11.2リポジトリに、Oracle Warehouse Builder 11.2ワークスペースが少なくとも1つ以上含まれている必要があります。

インポートの前にOracle Warehouse Builder 11.2リポジトリにワークスペースがない場合は、ダミー・ワークスペースを作成して、インポートするワークスペース名と競合しない名前を付ける必要があります。

『Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイド』の手順に従って、ワークスペースを作成します。リポジトリ・アシスタントのステップ6で、ワークスペース名およびワークスペース所有者の割当てを行う際に、実際に使用する予定のワークスペースおよびワークスペース所有者と競合しないようにします。Oracle Warehouse Builder 10.2リポジトリをインポートする場合、ワークスペース名は、リポジトリがOracle Warehouse Builder 10.2に格納されているソース・スキーマの名前にしてください。

リポジトリ・アシスタントを再度実行して、Oracle Warehouse Builder 10.2または11.1リポジトリをインポートし、MDLファイルをOracle Warehouse Builder 11.2リポジトリにエクスポートできます。

リポジトリ・アップグレードに関する複数の問題に対応するパッチ

前のリリースからリポジトリ・コンテンツのアップグレードまたは移行を実行する前に、移行オプションおよびプロセスに関する詳細、および移行処理に影響のある既知の問題について、My Oracle SupportのNote 1074813.1およびホワイト・ペーパー「Master Note for Oracle Warehouse Builder 11.2へのアップグレードに関するマスター・ノート」を参照してください。

Oracle Warehouse Builder 11.2.0.1を使用している場合は、そのリリース日時点でアップグレードおよび移行に関する既知のすべての問題を解決するパッチ9802120の適用を検討してください。詳細は、My Oracle Supportを参照してください。

https://support.oracle.com

10.11 ソフトウェアおよびリポジトリのアップグレードの問題

Oracle Bug#9970120: 2バイト・キャラクタ・セットのプラットフォームでコントロール・センター・サービスを使用する場合の表デプロイメントのアップグレードの失敗

2バイトのキャラクタ・セットを使用するプラットフォームでコントロール・センター・サービスを実行している場合、表のデプロイメントのアップグレードに失敗する場合があります。この場合、Oracle Warehouse Builderで無効なアップグレード・スクリプトが生成されます。

回避策: run_service.sh(Linux)またはrun_service.bat(Windows)にJVMオプションを追加した後にコントロール・センター・サービスを再起動して、コントロール・センター・サービスを英語で実行させます。

UNIXの場合、OWB_HOME/owb/bin/unix/run_service.sh fileファイルを編集し、set JVM_OPTIONS=-Xmx768Mエントリを次の値に置き換えます。

set JVM_OPTIONS="-Xmx768M -Duser.language=en"

Windowsの場合は、OWB_HOME\owb\bin\win32\run_service.batファイルを編集し、set JVM_OPTIONS=-Xmx768Mエントリを次の値に置き換えます。

set JVM_OPTIONS=-Xmx768M -Duser.language=en

リポジトリをOracle Warehouse Builder 11.2.0.2にアップグレードする前のクライアント側のPreference.Propertiesの更新

異なるパッチ・レベルのOracle Warehouse BuilderリポジトリでOracle Warehouse Builderデザイン・センターを使用すると、リポジトリが破損する場合があります。デザイン・センターは、接続時に、一貫性のないリポジトリ・バージョンをチェックできます。このチェックを有効にするには、各クライアント・インストールでOWB_CLIENT_HOME/owb/bin/admin/Preference.propertiesを編集し、OverrideRuntimeVersionCheckおよびOverrideRepositoryVersionCheckプリファレンスを次のように更新します。

OverrideRuntimeVersionCheck=false

OverrideRepositoryVersionCheck=false

この変更は、すべてのOracle Warehouse Builder 11.2.0.1デザイン・センター・インストールに手動で適用する必要があります。

デザイン・センター・ホストにOracle Warehouse Builder 11.2.0.2パッチを適用した場合も、これらのプリファレンスが更新されます。

大規模なOracle Warehouse Builderリポジトリのアップグレードが96%でハングしたように見える

大規模な古いリポジトリをOracle Warehouse Builder 11.2にアップグレードまたはインポートする際に、インポート処理が約96%完了した時点でハングしたように見えます。大きいファイルの場合、インポート処理に数時間かかる場合があり、完了ステータスが長い間、96%と表示された後、正常に完了します。実行中であると表示されている場合は、インポート処理を中断しないでください。

これは、Oracle Warehouse Builderリリース11.2.0.3以上では、問題ではありません。

10.12 Locale Builderの問題

Oracle Bug#12699232: スタンドアロン・バージョンのOracle Warehouse BuilderでLocale Builderが機能しない

スタンドアロン・バージョンのOracle Warehouse Builderをインストールすると、Locale Builderが機能しません。OWB_HOME\bin\lbuilder.batを実行すると、次のエラーが表示されます。

Exception in thread "main" java.lang.NoClassDefFoundError:
ice/pilots/html4/DDocument 
at java.lang.Class.forName0(Native Method) 
at java.lang.Class.forName(Class.java:164) 
at oracle.help.Help.<init>(Unknown Source)
at oracle.help.Help.<init>(Unknown Source)
at DataDef.<init>(DataDef.java:218)
at DataDef.main(DataDef.java:3238)

回避策: Windowsの場合は、OWB_HOME\bin\lbuilder.batファイルを更新し、元のファイルのかわりにOWB_HOME/jlib/oracle_ice5.jarを使用します。

UNIXの場合は、OWB_HOME/bin/lbuilderファイルを更新し、元のファイルのかわりにOWB_HOME/jlib/oracle_ice5.jarを使用します。

10.13 Oracle Workflowによるリリース10.2以降の最新のJDBCドライバのサポート

Oracle Bug#10325293: SQLNET.Allowed_Logon_Version=11 in SQLNET.ORAファイルでOracle Workflowをインストールするとエラーが表示される

回避策: Oracle Workflowでは、ojdbc5.jar以降の新しいJDBCドライバをサポートしていません。ドライバojdbc14.jarをダウンロードし、OWB_HOME/owb/wf/libディレクトリ内で置き換えてください。

10.14 データベースのターゲット・スキーマと同名のオブジェクトがスキーマに存在する場合

Oracle Bug#12776878: データベースのターゲット・スキーマと同名のオブジェクトがスキーマに存在する場合にエラーが表示される

たとえば、次のようになります。

Schema named A has an object called Q. Schema named Q exists and has an object called Z.

スキーマAからSchemaQ.ObjectZをコールすると、スキーマA内でQからZを検索します。Zが見つからないと、次のエラーが表示されます。

ORA-06550: ..: PLS-00302: component 'XYZ' must be declared

回避策: Qオブジェクトの1つをRに変更するか、Qより後の文字に変更します。

11 解決済の問題

次に、以前のリリースで報告された既知の問題の一部を示します。これらの問題は以前のリリース・ノートに記載されており、現在、Oracle Warehouse Builder 11gリリース2(11.2)で解決されています。

Oracle Bug#2577706: マッピングの成功/失敗に関係なく、マッピング後のプロセスが実行される

Oracle Bug#4483510: SAPマッピングでプラガブル・マッピングが機能しない

Oracle Bug#4558688: 外部表のメタデータをインポートする場合、定義が長すぎると、スクリプトの生成に失敗する

Oracle Bug#4581172、4658511: メタモデルの問合せにサポートされないオブジェクトが表示される

Oracle Bug#5122612: OMB Plusでマルチバイトのターゲット・ユーザーを作成できない

Oracle Bug#5017820、4915836: データ・オブジェクト・エディタのダイアグラムをSVGにエクスポートするとヨーロッパ系言語以外の絵文字フォントが文字化けする

Oracle Bug#5176858: カスタム・ダイアログのユーザー入力により不正な送信推移がトリガーされる

Oracle Bug#5189802: キューブ・マッピングを実行すると、エラー・メッセージORA-20101が表示される

Oracle Bug#5212360: OMB*Plusで作成されたマッピングを手動で編集すると自動レイアウトが必要になる場合がある

Oracle Bug#5213153、5191402: NLS: ASCII以外の文字は生成されたeexファイルで文字化けする

Oracle Bug#5372377: 中間層ロケールが異なると日付を設定できない

Oracle Bug#7562355: 生成された表のソースを表示すると結果が不正になる

Oracle Bug#8283391: UIでオブジェクト・インスタンスのアイコン・セットを変更できない

Oracle Bug#8596439: デザイン・センターの開始ページからOracle Warehouse Builderオンライン・ヘルプへのリンクが機能しない

Oracle Bug#8702449: 新規のファイル・モジュールを日本語ロケールで作成するとエラーが発生する

Oracle Bug#8788004: Oracle Warehouse Builderデザイン・センターの開始ページにOracle Warehouse Builderオンライン・ヘルプへの中断リンクが含まれている


Oracle Warehouse Builderリリース・ノート, 11gリリース2(11.2)

B56293-05

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U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle およびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXはThe Open Groupの登録商標です。

このソフトウェア、ハードウェア、ドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。