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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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COVAR_SAMP

構文

covar_samp.gifの説明が続きます。
図「covar_samp.gif」の説明


関連項目:

構文、セマンティクスおよび制限事項の詳細は、「分析ファンクション」を参照してください。

用途

COVAR_SAMPは、数値の組の集合の標本共分散を戻します。これは、集計ファンクションまたは分析ファンクションとして使用できます。

このファンクションは、引数として、任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。Oracleは、数値の優先順位が最も高い引数を判断し、残りの引数をそのデータ型に暗黙的に変換して、そのデータ型を戻します。


関連項目:

暗黙的な変換の詳細は、表3-10「暗黙的な型変換のマトリックス」を参照してください。数値の優先順位の詳細は、「数値の優先順位」を参照してください。

Oracle Databaseは、expr1またはexpr2がNULLであるすべての組を排除した後、このファンクションを(expr1, expr2)の組の集合に適用します。その後、Oracleは次の計算を行います。

(SUM(expr1 * expr2) - SUM(expr1) * SUM(expr2) / n) / (n-1)

ここで、nは(expr1, expr2)の組の数です(ただし、expr1およびexpr2の両方がNULLではない場合です)。

ファンクションは、NUMBER型の値を戻します。ファンクションが空の集合に適用されると、NULLを戻します。


関連項目:

exprの書式の詳細は、「SQL式」を参照してください。「集計ファンクション」も参照してください。

集計の例

「COVAR_POP」の集計の例を参照してください。

分析の例

「COVAR_POP」の分析の例を参照してください。