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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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NULLIF

構文

nullif.gifの説明が続きます。
図「nullif.gif」の説明

用途

NULLIFは、expr1expr2を比較します。同じである場合は、NULLを戻します。異なる場合は、expr1を戻します。expr1には、リテラルNULLを指定できません。

両方の引数が数値データ型である場合、Oracle Databaseは、数値の優先順位が高い方の引数を判断し、残りの引数をそのデータ型に暗黙的に変換して、そのデータ型を戻します。2つの引数が数値ではない場合、それらのデータ型が同じである必要があります。データ型が異なる場合、Oracleはエラーを戻します。

NULLIFファンクションは、次のCASE式と論理的に同じです。

CASE WHEN expr1 = expr2 THEN NULL ELSE expr1 END

関連項目:

「CASE式」

次の例では、サンプル・スキーマhrから、雇用後に職種が変更した従業員を検索します。これは、employees表の現行のjob_idjob_history表のjob_idと異なるかどうかによって識別されます。

SELECT e.last_name, NULLIF(j.job_id, e.job_id) "Old Job ID"
  FROM employees e, job_history j
  WHERE e.employee_id = j.employee_id
  ORDER BY last_name, "Old Job ID";

LAST_NAME                 Old Job ID
------------------------- ----------
De Haan                   IT_PROG
Hartstein                 MK_REP
Kaufling                  ST_CLERK
Kochhar                   AC_ACCOUNT
Kochhar                   AC_MGR
Raphaely                  ST_CLERK
Taylor                    SA_MAN
Taylor
Whalen                    AC_ACCOUNT
Whalen