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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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VAR_SAMP

構文

var_samp.gifの説明が続きます。
図「var_samp.gif」の説明


関連項目:

構文、セマンティクスおよび制限事項の詳細は、「分析ファンクション」を参照してください。

用途

VAR_SAMPは、数値の集合にあるNULLを削除した後、この集合の標本分散を戻します。これは、集計ファンクションまたは分析ファンクションとして使用できます。

このファンクションは、引数として、任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。また、引数の数値データ型と同じデータ型を戻します。


関連項目:

暗黙的な変換の詳細は、表3-10「暗黙的な型変換のマトリックス」を参照してください。

ファンクションが空の集合に適用されると、NULLを戻します。このファンクションは、次の計算を行います。

(SUM(expr - (SUM(expr) / COUNT(expr)))2) / (COUNT(expr) - 1)

このファンクションは、1つの要素の集合を入力するとVARIANCEは0を戻し、VAR_SAMPはNULLを戻すという点を除いては、VARIANCEに似ています。


関連項目:

exprの書式の詳細は、「SQL式」を参照してください。「集計ファンクション」も参照してください。

集計の例

次の例では、サンプル表employeesにある給与の標本分散を計算します。

SELECT VAR_SAMP(salary) FROM employees;

VAR_SAMP(SALARY)
----------------
      15284813.7

分析の例

「VAR_POP」の分析の例を参照してください。