V$FLASHBACK_TXN_GRAPH
は、トランザクションの依存性グラフを表形式で表します。依存性が高い部分では、競合が発生している各操作ごとに複数の行が存在する可能性があります。
このビューは、DBMS_FLASHBACK.TRANSACTION_BACKOUT()
機能セットを使用して補正トランザクションが開始された後に関連するものであり、補正トランザクションがコミットされるか、ロールバックされると関連性がなくなります。また、DBA_FLASHBACK_TXN_REPORT
ビューのCLOB XML構成では取得できないUNDO SQLについても表形式で表します。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
COMPENSATING_XID |
RAW(8) |
補正トランザクションのトランザクションID |
COMPENSATING_TXN_NAME |
VARCHAR2(255) |
補正トランザクションの名前 |
XID |
RAW(8) |
メモリー内で検出された関連トランザクションのトランザクションID |
TXN_NAME |
VARCHAR2(255) |
XID (トランザクションID)を持つトランザクションの名前(名前がない場合は、NULL) |
PARENT_XID |
RAW(8) |
PDMLトランザクションに対する親トランザクションID |
INTERESTING |
NUMBER |
このトランザクションがトランザクションの依存性グラフにある場合 |
ORIGINAL |
NUMBER |
トランザクションが、指定された入力セットの一部の場合 |
BACKOUT_SEQ |
NUMBER |
トランザクションが取り消された順序 |
NUM_PREDS |
NUMBER |
トランザクション・グラフのXID で指定されたトランザクションより前の数 |
NUM_SUCCS |
NUMBER |
トランザクション・グラフのXID で指定されたトランザクション以降の数 |
DEP_XID |
RAW(8) |
XID で指定されたトランザクションの1つの依存トランザクションID。これは、XID の特定の子である。 |
DEP_TXN_NAME |
VARCHAR2(255) |
DEP_XID で指定されたトランザクションのトランザクション名(存在する場合) |
TXN_CONF_SQL_ID |
NUMBER |
XID のコンテキストで実行され、依存関係のあるトランザクションと競合するUNDO SQLのSQL ID |
DEP_TXN_CONF_SQL_ID |
NUMBER |
DEP_XID のコンテキストで実行され、XID と競合するUNDO SQLのSQL ID |
CONFLICT_TYPE |
VARCHAR2(32) |
競合解消メソッドを適用する競合のタイプ(削除の競合、一意性競合、更新の競合のいずれか) |