V$MEMORY_TARGET_ADVICEは、MEMORY_TARGETパラメータのサイズ指定を、現在のサイズ指定および満足度メトリックに基づいて行う方法に関する情報を示します。
| 列 | データ型 | 説明 | 
|---|---|---|
| MEMORY_SIZE | NUMBER | MEMORY_SIZE_FACTOR列に値1がある場合、MEMORY_TARGET初期化パラメータで設定されているように、この列には現在のメモリーのサイズが表示される。
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| MEMORY_SIZE_FACTOR | NUMBER | 現在のメモリー・サイズの乗数。可能な値は、0.25、0.5、0.75、1、1.5、1.75および2。現在のメモリー・サイズにこの乗数をかけた値が MEMORY_SIZE列の値と等しくなる。 | 
| ESTD_DB_TIME | NUMBER | 現在のメモリー・サイズ( MEMORY_SIZE_FACTOR = 1)の場合は、現行のワークロードを完了するために必要なデータベース時間。提案されたメモリー・サイズの場合は、MEMORY_TARGETパラメータが提案されたサイズに変更されたときに必要となる見積りデータベース時間。 | 
| ESTD_DB_TIME_FACTOR | NUMBER | 提案されたメモリー・サイズの場合は、現在のデータベース時間に対する見積りデータベース時間の割合 | 
| VERSION | NUMBER | この推奨項目のバージョン番号( V$MEMORY_TARGET_ADVICEビューのスナップショット) | 
表8-2に、V$MEMORY_TARGET_ADVICEで表示される情報を使用してパフォーマンスを向上させる方法を示します。このデータは、現在のメモリー・サイズ380Mを760M(2x)に増設すると、現行ワークロードが115475単位ではなく80525単位のDBtimeになり、パフォーマンスが格段に向上することを示しています。