V$PGASTATは、PGAメモリー使用統計と、使用可能になっている場合(つまり、PGA_AGGREGATE_TARGETが設定されている場合)の自動PGAメモリー・マネージャに関する統計を示します。V$PGASTATでの累積値は、インスタンスの起動以降に蓄積されます。
| 列 | データ型 | 説明 | 
|---|---|---|
| NAME | VARCHAR2(64) | 統計名(表8-4を参照) | 
| VALUE | NUMBER | 統計値 | 
| UNIT | VARCHAR2(12) | 値の単位: 
 | 
表8-4 V$PGASTAT統計情報
| 統計名 | 説明 | 
|---|---|
| aggregate PGA auto target | 自動モードで実行中の作業領域に使用できるPGAメモリーの量。この量は、 この値が | 
| aggregate PGA target parameter | 
 | 
| bytes processed | メモリー集中型のSQL演算子により処理された、インスタンスの起動以後の累積バイト数。 | 
| cache hit percentage | PGAメモリー・コンポーネントのパフォーマンスを反映させるためにOracle Databaseにより計算された、インスタンスの起動以後の累積測定値。値100%は、インスタンス起動後にシステムで実行されたすべての作業領域で、最適な量のPGAメモリーが使用されたことを意味する。 作業領域を最適モードで実行できない場合は、入力データに対して1回以上の追加受渡しが実行される。これにより、入力データのサイズと追加実行された受渡し数に比例して、キャッシュ・ヒット率が低下する。 | 
| extra bytes read/written | 入力データの追加受渡し中に処理された、インスタンスの起動以後の累積バイト数。作業領域を最適モードで実行できない場合は、これらの追加受渡しが1回以上実行される。 | 
| global memory bound | 自動モードで実行される作業領域の最大サイズ。この値は、作業領域のワークロードの現在の状態が反映されるように、Oracle Databaseにより継続的に調整される。通常、システム内でアクティブな作業領域の数が増加すると、グローバル・メモリーの上限が低くなる。 global boundの値が1MBを下回る場合は、 | 
| max processes count | インスタンスの起動以後の常にアクティブなプロセスの最大数。 | 
| maximum PGA allocated | インスタンスの起動以後の、同時に割り当てられているPGAメモリーの最大バイト数。 | 
| maximum PGA used for auto workareas | 自動メモリー管理モードで実行中の作業領域により同時にコンシュームされたPGAメモリーの、インスタンスの起動以後の最大量。 | 
| maximum PGA used for manual workareas | 手動メモリー管理モードで実行中の作業領域により同時にコンシュームされたPGAメモリーの、インスタンスの起動以後の最大量。 | 
| over allocation count | インスタンス起動以後の累積値。 過剰割当てが発生した場合は、 | 
| PGA memory freed back to OS | 解放されてオペレーティング・システムに戻されたPGAメモリーの、インスタンスの起動以後の累積バイト数。 | 
| process count | 最後の3秒以内にアクティブだったプロセス数。 | 
| recompute count (total) | バインドされているインスタンス(アクティブな各作業領域の最大サイズに対する上限)がインスタンスの起動以後に再計算された回数。通常、バインドされているインスタンスはバックグラウンドで3秒ごとに再計算されるが、作業領域数が短時間で急激に変化する場合にはフォアグラウンド・プロセスによって再計算されることがある。 | 
| total freeable PGA memory | 解放されてオペレーティング・システムに戻される可能性のある、すべてのプロセスのPGAメモリーのバイト数。 | 
| total PGA allocated | インスタンスにより割り当てられた現行のPGAメモリーの量。この値は、 | 
| total PGA inuse | 現在、作業領域でコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 | 
| total PGA used for auto workareas | 現在、自動メモリー管理モードで実行中の作業領域によりコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 | 
| total PGA used for manual workareas | 現在、手動メモリー管理モードで実行中の作業領域によりコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 |