V$SESSION
は、カレント・セッションごとのセッション情報を示します。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
SADDR |
RAW(4 | 8) |
セッション・アドレス |
SID |
NUMBER |
セッション識別子 |
SERIAL# |
NUMBER |
セッション・シリアル番号。セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用される。これによって、セッションが終了してから別のセッションが同じセッションIDで開始される場合、セッション・レベルのコマンドが必ず正しいセッション・オブジェクトに適用される。 |
AUDSID |
NUMBER |
監査セッションID |
PADDR |
RAW(4 | 8) |
このセッションを所有するプロセスのアドレス |
USER# |
NUMBER |
Oracleユーザー識別子 |
USERNAME |
VARCHAR2(30) |
Oracleユーザー名 |
COMMAND |
NUMBER |
実行中のコマンド(最後の文を解析済)。
次のSQL問合せを実行することによって、このCOMMAND列に戻された任意の値
SELECT command_name
FROM v$sqlcommand
WHERE command_type =
この |
OWNERID |
NUMBER |
移行可能なセッションを持つユーザーの識別子。値が2147483644 の場合、列の内容は無効。
Parallel Slavesを使用する操作の場合、この値は4バイトとして解釈される。下位2バイトはセッション番号を表し、上位のバイトは問合せコーディネータのインスタンスIDを表す。 |
TADDR |
VARCHAR2(8) |
トランザクション・ステート・オブジェクトのアドレス |
LOCKWAIT |
VARCHAR2(8) |
セッションが待機しているロックのアドレス。ロックがない場合はNULL。 |
STATUS |
VARCHAR2(8) |
セッションの状態:
|
SERVER |
VARCHAR2(9) |
サーバー・タイプ:
|
SCHEMA# |
NUMBER |
スキーマ・ユーザー識別子 |
SCHEMANAME |
VARCHAR2(30) |
スキーマ・ユーザー名 |
OSUSER |
VARCHAR2(30) |
オペレーティング・システムのクライアント・ユーザー名 |
PROCESS |
VARCHAR2(24) |
オペレーティング・システムのクライアント・プロセスID |
MACHINE |
VARCHAR2(64) |
オペレーティング・システムのマシン名 |
PORT |
NUMBER |
クライアントのポート番号 |
TERMINAL |
VARCHAR2(30) |
オペレーティング・システムの端末名 |
PROGRAM |
VARCHAR2(48) |
オペレーティング・システムのプログラム名 |
TYPE |
VARCHAR2(10) |
セッション・タイプ |
SQL_ADDRESS |
RAW(4 | 8) |
SQL_HASH_VALUE とともに使用され、現在実行されているSQL文を識別する |
SQL_HASH_VALUE |
NUMBER |
SQL_ADDRESS とともに使用され、現在実行されているSQL文を識別する |
SQL_ID |
VARCHAR2(13) |
現在実行されているSQL文のSQL識別子 |
SQL_CHILD_NUMBER |
NUMBER |
現在実行されているSQL文の子番号 |
SQL_EXEC_START |
DATE |
このセッションにより現在実行中のSQL実行が開始された時刻。SQL_ID がNULLの場合はNULL。 |
SQL_EXEC_ID |
NUMBER |
SQL実行識別子。SQL_ID がNULLの場合、またはSQL実行がまだ開始されていない場合はNULL(V$SQL_MONITOR を参照)。 |
PREV_SQL_ADDR |
RAW(4 | 8) |
PREV_HASH_VALUE とともに使用され、前回実行されたSQL文を識別する |
PREV_HASH_VALUE |
NUMBER |
SQL_HASH_VALUE とともに使用され、前回実行されたSQL文を識別する |
PREV_SQL_ID |
VARCHAR2(13) |
最後に実行されたSQL文のSQL識別子 |
PREV_CHILD_NUMBER |
NUMBER |
最後に実行されたSQL文の子番号 |
PREV_EXEC_START |
DATE |
前回実行されたSQL文のSQL実行開始 |
PREV_EXEC_ID |
NUMBER |
前回実行されたSQL文のSQL実行識別子 |
PLSQL_ENTRY_OBJECT_ID |
NUMBER |
スタック上の最上位PL/SQLサブプログラムのオブジェクトID(PL/SQLサブプログラムがスタック上にない場合は、NULL) |
PLSQL_ENTRY_SUBPROGRAM_ID |
NUMBER |
スタック上の最上位PL/SQLサブプログラムのサブプログラムID(PL/SQLサブプログラムがスタック上にない場合は、NULL) |
PLSQL_OBJECT_ID |
NUMBER |
現在実行中のPL/SQLサブプログラムのオブジェクトID(SQLの実行中はNULL) |
PLSQL_SUBPROGRAM_ID |
NUMBER |
現在実行中のPL/SQLオブジェクトのサブプログラムID(SQLの実行中はNULL) |
MODULE 脚注 1 |
VARCHAR2(48) |
DBMS_APPLICATION_INFO.SET_MODULE プロシージャをコールして設定された、現在実行中のモジュール名 |
MODULE_HASH |
NUMBER |
MODULE 列のハッシュ値 |
ACTION 脚注 1 |
VARCHAR2(32) |
DBMS_APPLICATION_INFO.SET_ACTION プロシージャをコールして設定された、現在実行中のアクション名 |
ACTION_HASH |
NUMBER |
ACTION 列のハッシュ値 |
CLIENT_INFO |
VARCHAR2(64) |
DBMS_APPLICATION_INFO.SET_CLIENT_INFO プロシージャによって設定された情報 |
FIXED_TABLE_SEQUENCE |
NUMBER |
この列には、セッションがデータベースへのコールを完了するたびに増加する数値が示され、動的パフォーマンス表から介入的選択が行われる。この列は、データベース内の統計情報を監視するパフォーマンス・モニターで使用可能。パフォーマンス・モニターでデータベースを調べる場合は、現在アクティブなセッション、またはパフォーマンス・モニターが前回調べた中での最大値よりも大きい値を持つセッションを調べるだけで済む。前回、パフォーマンス・モニターがデータベースを調べた後は、その他のセッションはすべてアイドル状態になる。 |
ROW_WAIT_OBJ# |
NUMBER |
ROW_WAIT_ROW# に指定されている行を含む表のオブジェクトID |
ROW_WAIT_FILE# |
NUMBER |
ROW_WAIT_ROW# に指定されている行を含むデータ・ファイルの識別子。この列が有効なのは、現在、セッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ# の値が-1 以外の値の場合のみ。 |
ROW_WAIT_BLOCK# |
NUMBER |
ROW_WAIT_ROW# に指定されている行を含むブロックの識別子。この列が有効なのは、現在、セッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ# の値が-1 以外の値の場合のみ。 |
ROW_WAIT_ROW# |
NUMBER |
現在ロック中の行。この列が有効なのは、現在、セッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ# の値が-1 以外の値の場合のみ。 |
TOP_LEVEL_CALL# |
NUMBER |
Oracle最上位のコール番号 |
LOGON_TIME |
DATE |
ログイン時刻 |
LAST_CALL_ET |
NUMBER |
セッションSTATUS が現在ACTIVE である場合は、セッションがアクティブになってからの経過時間(秒)を表す。
セッション |
PDML_ENABLED |
VARCHAR2(3) |
この列は、PDML_STATUS 列に置き換えられた |
FAILOVER_TYPE |
VARCHAR2(13) |
透過的アプリケーション・フェイルオーバー(TAF)がセッションで可能かどうか、およびどの程度まで可能かを示す。
関連項目:
|
FAILOVER_METHOD |
VARCHAR2(10) |
セッションでの透過的アプリケーション・フェイルオーバーを示す。
|
FAILED_OVER |
VARCHAR2(3) |
セッションがフェイルオーバー・モードで実行中かどうか、およびフェイルオーバーが発生したかどうか(YES | NO ) |
RESOURCE_CONSUMER_GROUP |
VARCHAR2(32) |
セッションのカレント・リソース・コンシューマ・グループ名 |
PDML_STATUS |
VARCHAR2(8) |
ENABLED の場合、セッションはPARALLEL DML 使用可能モードになる。DISABLED の場合、PARALLEL DML 使用可能モードは、セッションにサポートされない。FORCED の場合、セッションはPARALLEL DML を使用するために変更される。 |
PDDL_STATUS |
VARCHAR2(8) |
ENABLED の場合、セッションはPARALLEL DDL 使用可能モードになる。DISABLED の場合、PARALLEL DDL 使用可能モードは、セッションにサポートされない。FORCED の場合、セッションはPARALLEL DDL を使用するために変更される。 |
PQ_STATUS |
VARCHAR2(8) |
ENABLED の場合、セッションはPARALLEL QUERY 使用可能モードになる。DISABLED の場合、PARALLEL QUERY 使用可能モードは、セッションにサポートされない。FORCED の場合、セッションはPARALLEL QUERY を使用するために変更される。 |
CURRENT_QUEUE_DURATION |
NUMBER |
セッションがキューされている(1 )場合、現在までキューに費やしている時間。現在キューされていない場合、値は0 。 |
CLIENT_IDENTIFIER |
VARCHAR2(64) |
セッションのクライアント識別子 |
BLOCKING_SESSION_STATUS |
VARCHAR2(11) |
この列はブロッキング・セッションがあるかどうかを示す。
|
BLOCKING_INSTANCE |
NUMBER |
ブロッキング・セッションのインスタンス識別子。この列は、BLOCKING_SESSION_STATUS の値がVALID のときにのみ有効。 |
BLOCKING_SESSION |
NUMBER |
ブロックしているセッションのセッション識別子。この列は、BLOCKING_SESSION_STATUS の値がVALID のときにのみ有効。 |
FINAL_BLOCKING_SESSION_STATUS |
VARCHAR2(11) |
最終ブロッキング・セッションとは、そのセッションから開始して相互にブロックされたセッションが続くことによって構成される待機チェーン内の、最後の要素のこと。循環待機チェーンの場合は、待機チェーン内のセッションのいずれかが最終ブロッカとして選択される。
この列は最終ブロッキング・セッションがあるかどうかを示す。
|
FINAL_BLOCKING_INSTANCE |
NUMBER |
最終ブロッキング・セッションのインスタンス識別子。この列は、FINAL_BLOCKING_SESSION_STATUS の値がVALID のときにのみ有効。 |
FINAL_BLOCKING_SESSION |
NUMBER |
ブロックしているセッションのセッション識別子。この列は、FINAL_BLOCKING_SESSION_STATUS の値がVALID のときにのみ有効。 |
SEQ# |
NUMBER |
現行または前回の待機を一意に識別する番号(待機ごとに増分される) |
EVENT# |
NUMBER |
イベント番号 |
EVENT |
VARCHAR2(64) |
セッションが待機しているリソースまたはイベント
関連項目: 付録C「Oracle待機イベント」を参照。 |
P1TEXT |
VARCHAR2(64) |
第1待機イベント・パラメータの説明 |
P1 |
NUMBER |
第1待機イベント・パラメータ(10進数) |
P1RAW |
RAW(8) |
第1待機イベント・パラメータ(16進数)脚注 2 |
P2TEXT |
VARCHAR2(64) |
第2待機イベント・パラメータの説明 |
P2 |
NUMBER |
第2待機イベント・パラメータ(10進数) |
P2RAW |
RAW(8) |
第2待機イベント・パラメータ(16進数)脚注 2 |
P3TEXT |
VARCHAR2(64) |
第3待機イベント・パラメータの説明 |
P3 |
NUMBER |
第3待機イベント・パラメータ(10進数) |
P3RAW |
RAW(8) |
第3待機イベント・パラメータ(16進数)脚注 2 |
WAIT_CLASS_ID |
NUMBER |
待機イベントのクラスの識別子 |
WAIT_CLASS# |
NUMBER |
待機イベントのクラスの番号 |
WAIT_CLASS |
VARCHAR2(64) |
待機イベントのクラスの名前 |
WAIT_TIME |
NUMBER |
セッションが現在待機中の場合、値は0 。セッションが待機中でない場合、値は次のとおり。
|
SECONDS_IN_WAIT |
NUMBER |
セッションが現在待機中の場合、値は現在の待機が開始されるまで待機した時間。セッションが待機中でない場合、値は前回の待機開始以降の時間。
|
STATE |
VARCHAR2(19) |
待機状態:
|
WAIT_TIME_MICRO |
NUMBER |
待機時間(マイクロ秒)。セッションが現在待機中の場合、値は現在の待機に費やされた時間。セッションが現在待機中でない場合、値は前回の待機の待機時間。 |
TIME_REMAINING_MICRO |
NUMBER |
値は、次のように解釈される
|
TIME_SINCE_LAST_WAIT_MICRO |
NUMBER |
前回の待機終了後の経過時間(マイクロ秒)。セッションが現在待機中の場合、値は0 。 |
SERVICE_NAME |
VARCHAR2(64) |
セッションのサービス名 |
SQL_TRACE |
VARCHAR2(8) |
SQLトレースが使用可能(ENABLED )か使用禁止(DISABLED )か |
SQL_TRACE_WAITS |
VARCHAR2(5) |
待機トレースが使用可能(TRUE )か使用禁止(FALSE )か |
SQL_TRACE_BINDS |
VARCHAR2(5) |
バインド・トレースが使用可能(TRUE )か使用禁止(FALSE )か |
SQL_TRACE_PLAN_STATS |
VARCHAR2(10) |
行ソース統計が各カーソルのトレース・ファイルにダンプされる頻度
|
SESSION_EDITION_ID |
NUMBER |
セッションでsys_context('USERENV', 'SESSION_EDITION_ID') によってレポートされる値を示す。 |
CREATOR_ADDR |
RAW(4 | 8) |
プロセスまたはサーキット作成のアドレス |
CREATOR_SERIAL# |
NUMBER |
プロセスまたはサーキット作成のシリアル番号 |
ECID |
VARCHAR2(64) |
アプリケーション・サーバーから送信された実行コンテキストの識別子 |
脚注 1 Oracle Database 11g
リリース2(11.2.0.2)からは、この列のデータ型はVARCHAR2(64)です。
脚注 2 P1RAW
、P2RAW
およびP3RAW
列には、数値が16進数で表示されることを除けば、P1
、P2
およびP3
列と同じ値が表示されます。
関連項目:
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