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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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V$STREAMS_APPLY_READER

V$STREAMS_APPLY_READERは、各適用リーダーに関する情報を示します。適用リーダーは、キューからのメッセージを読み込み(デキュー)、メッセージの依存性を計算し、トランザクションを作成するプロセスです。適用リーダーは、トランザクションをコミット順にコーディネータに渡して適用サーバーに割当てさせます。適用リーダーは、適用プロセス、アウトバウンド・サーバーまたはインバウンド・サーバーのサブコンポーネントです。

データ型 説明
SID NUMBER リーダー・セッションのセッションID
SERIAL# NUMBER リーダー・セッションのシリアル番号
APPLY# NUMBER 適用プロセス番号。適用プロセスは、接頭辞apを持つOracleバックグラウンド・プロセスである。
APPLY_NAME VARCHAR2(30) 適用プロセスの名前
STATE VARCHAR2(36) リーダーの状態:
  • INITIALIZING - 起動中

  • IDLE - 実行中の作業なし。

  • DEQUEUE MESSAGES - キューからメッセージをデキューしている

  • SCHEDULE MESSAGES - メッセージ間の依存性を計算し、メッセージを基にトランザクションを作成している

  • SPILLING - 適用されていないメッセージがメモリーからハード・ディスクにオーバーフロー中

  • PAUSED - WAITING FOR DDL TO COMPLETE - DDL LCRの適用を待機中

TOTAL_MESSAGES_DEQUEUED NUMBER 適用プロセスの前回の開始後にデキューされたメッセージの合計数
TOTAL_MESSAGES_SPILLED NUMBER 最後に適用プロセスが起動してから、リーダーによって収容されたメッセージの数
DEQUEUE_TIME DATE 最後のメッセージが受信された時刻
DEQUEUED_MESSAGE_NUMBER NUMBER 最後に受信されたメッセージの番号
DEQUEUED_MESSAGE_CREATE_TIME DATE 取得されたメッセージの場合は、最後に受信されたメッセージのソース・データベースでの作成時刻。ユーザーがエンキューしたメッセージの場合は、メッセージがローカル・データベースのキューにエンキューされた時刻。
SGA_USED NUMBER 前回の開始以後の適用プロセスによるSGAメモリーの使用量(バイト)
ELAPSED_DEQUEUE_TIME NUMBER 適用プロセスの前回開始以後のメッセージのデキュー中の経過時間(1/100秒)
ELAPSED_SCHEDULE_TIME NUMBER 適用プロセスが前回開始されてからのメッセージのスケジューリング経過時間(1/100秒)。スケジューリングには、メッセージ間の依存関係の計算と、トランザクションへのメッセージのアセンブルが含まれる。
ELAPSED_SPILL_TIME NUMBER 適用プロセスの前回開始以後のメッセージの収容に要した時間(1/100秒)
LAST_BROWSE_NUM NUMBER 予約済
OLDEST_SCN_NUM NUMBER 最も古いSCN
LAST_BROWSE_SEQ NUMBER 予約済
LAST_DEQ_SEQ NUMBER 最後にデキューされた順序番号
OLDEST_XIDUSN NUMBER 適用された、または適用されている最も古いトランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号
OLDEST_XIDSLT NUMBER 適用された、または適用されている最も古いトランザクションのトランザクションIDのスロット番号
OLDEST_XIDSQN NUMBER 適用された、または適用されている最も古いトランザクションのトランザクションIDの順序番号
SPILL_LWM_SCN NUMBER 最低水位標SCNを収容
PROXY_SID NUMBER 適用プロセスが取得と適用の組合せを使用している場合、取得と適用の間の直接通信を担当する伝播の受信者のセッションID。適用プロセスが取得と適用の組合せを使用していない場合、この列は0
PROXY_SERIAL NUMBER 適用プロセスが取得と適用の組合せを使用している場合、取得と適用の間の直接通信を担当する伝播の受信者のシリアル番号。適用プロセスが取得と適用の組合せを使用していない場合、この列は0
PROXY_SPID VARCHAR2(12) 適用プロセスが取得と適用の組合せを使用している場合、取得と適用の間の直接通信を担当する伝播の受信者のプロセス識別番号。適用プロセスが取得と適用の組合せを使用していない場合、この列は0
CAPTURE_BYTES_RECEIVED NUMBER 適用プロセスが取得と適用の組合せを使用している場合、適用プロセスが前回の開始後に取得プロセスから受信したバイト数。適用プロセスが取得と適用の組合せを使用していない場合、この列は移入されない。
DEQUEUED_POSITION RAW(64) デキューされた位置

この列は、XStreamインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。

LAST_BROWSE_POSITION RAW(64) 予約済
OLDEST_POSITION RAW(64) 現在デキューされ適用されているトランザクションの最も早い位置

この列は、XStreamインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。

SPILL_LWM_POSITION RAW(64) 最低水位標位置を収容

この列は、XStreamインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。

OLDEST_TRANSACTION_ID VARCHAR2(128) 最も古いトランザクションID
TOTAL_LCRS_WITH_DEP脚注 1 NUMBER 適用プロセスの前回開始以後の行レベルの依存性を持つLCRの合計数
TOTAL_LCRS_WITH_WMDEP脚注 1 NUMBER 適用プロセスの前回開始以後の水位標依存性を持つLCRの合計数

適用プロセスの最低水位標が特定のしきい値に到達するまで適用プロセスが待機する必要がある場合、水位標依存性が発生する。

TOTAL_IN_MEMORY_LCRS脚注 1 NUMBER 現在メモリー内にあるLCRの合計数
SGA_ALLOCATED脚注 1 NUMBER 適用プロセスの前回開始後に、適用プロセスのStreamsプールから割り当てられた共有メモリーの合計容量(バイト)

脚注 1 この列は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)から使用可能です。


注意:

ELAPSED_DEQUEUE_TIME列およびELAPSED_SCHEDULE_TIME列が移入されるのは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合か、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合のみです。