| プロパティ | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 文字列 | 
| 構文 | NLS_COMP = { BINARY | LINGUISTIC | ANSI } | 
| デフォルト値 | BINARY | 
| 変更の可/不可 | ALTER SESSION | 
| 基本/基本以外 | 基本以外 | 
NLS_COMPには、データベース・セッションの照合動作を指定します。
値:
BINARY
通常、WHERE句およびPL/SQLブロックでの比較は、NLSSORTファンクションを指定しないかぎり、バイナリです。
LINGUISTIC
WHERE句およびPL/SQLブロックでのすべてのSQL操作での比較は、NLS_SORTパラメータで指定した言語ソートを使用する必要があります。パフォーマンスを向上させるために、言語比較する列で言語索引を定義することもできます。
ANSI
ANSIの設定は、下位互換性のためです。一般的には、NLS_COMPはLINGUISTICに設定します。
| 注意:初期化パラメータ・ファイルに NLS_COMPの値を明示的に設定しない場合、V$PARAMETERビュー、V$SYSTEM_PARAMETERビュー、V$PARAMETER2ビュー、V$SYSTEM_PARAMETER2ビューおよびNLS_INSTANCE_PARAMETERSビューではデフォルト値NULLが表示されます。ただし、実際のデフォルト値と動作はBINARYです。NULLは有効な値ではないため、デフォルトをNULLに変更することはできません。 | 
| 注意:この初期化パラメータ NLS_COMPの値は、このパラメータのセッション値の初期化に使用され、SQL問合せの処理で参照される実際の値です。クライアントがOracle JDBCドライバを使用しているか、クライアントがOCIベースでNLS_LANGのクライアント設定(環境変数)が定義されている場合、この初期値はクライアント側の値でオーバーライドされます。そのため、初期化パラメータ値は、通常、無視されます。 | 
| 関連項目:このパラメータの設定の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。 |