プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

NLS_SORT

プロパティ 説明
パラメータ・タイプ 文字列
構文 NLS_SORT = { BINARY | linguistic_definition }
デフォルト値 NLS_LANGUAGEから導出
変更の可/不可 ALTER SESSION
値の範囲 BINARYまたは有効な言語定義名

NLS_SORTには、様々なSQL演算子および句における文字値比較の照合順番を指定します(ORDER BYGROUP BY、比較条件(=<><=>=)、INBETWEENLIKEMIN/MAXGREATEST/LEASTINSTRなど)。

NLS_SORTパラメータに従う正確な演算子および問合せ句は、NLS_COMPパラメータの値によって異なります。演算子または句がNLS_SORTの値に従っていない場合、NLS_COMPに定められたとおり、照合にはBINARYが使用されます。

BINARY比較は、言語比較よりも高速で使用するリソースも少なくなりますが、自然言語のテキストについてはユーザーが期待する順番になりません。

NLS_SORTの値は、問合せの実行計画に影響します。標準の索引は、言語的な順序でソートする値のソースとして使用できないため、通常は、索引レンジ・スキャンではなく、明示的なソート操作を実行する必要があります。NLSSORT関数にファンクション索引を定義すると、言語的な順序で値をソートして、索引レンジ・スキャンを実行計画に再導入できます。


注意:

この初期化パラメータNLS_SORTの値は、このパラメータのセッション値の初期化に使用され、SQL問合せの処理で参照される実際の値です。クライアントがOracle JDBCドライバを使用しているか、クライアントがOCIベースでありNLS_LANGのクライアント設定(環境変数)が定義されている場合、この初期値はクライアント側の値でオーバーライドされます。そのため、初期化パラメータ値は、通常、無視されます。


関連項目:

  • このパラメータと指定可能な値の最新リストの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

  • このパラメータの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。