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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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TRACEFILE_IDENTIFIER

プロパティ 説明
パラメータ・タイプ 文字列
構文 TRACEFILE_IDENTIFIER = "traceid"
デフォルト値 デフォルト値はありません。
変更の可/不可 ALTER SESSION
値の範囲 ご使用のプラットフォーム上で、ファイル名に使用される可能性があるすべての文字

TRACEFILE_IDENTIFIERには、Oracle Traceのファイル名となるユーザー定義の識別子を指定します。このようなユーザー定義の識別子を使用すると、単純に名前からトレース・ファイルを識別できるため、ファイルをオープンしたり内容を確認する必要はありません。

このパラメータが動的に変更されるたびに、次のトレース・ダンプが、名前に新しいパラメータの値が埋め込まれたトレース・ファイルに書き込まれます。トレース・ファイルの連続性に関する情報は、新旧両方のトレース・ファイルに自動的に追加され、これらのトレース・ファイルが同一プロセスのものであることが示されます。

このパラメータは、フォアグラウンド・プロセスのトレース・ファイル名を変更する場合にのみ使用できます。バックグラウンド・プロセスのトレース・ファイル名は、通常の形式で付けられたまま残ります。フォアグラウンド・プロセスに関しては、V$PROCESSビューのTRACEID列に、TRACEFILE_IDENTIFIERパラメータの現在の値が含まれます。このパラメータ値が設定されると、トレース・ファイル名の形式は、次のようになります。

sid_ora_pid_traceid.trc

この例では、sidはOracleインスタンスID、pidはプロセスID、traceidTRACEFILE_IDENTIFIERパラメータの値を示します。


関連項目:

このパラメータは、すべてのオペレーティング・システムでサポートされているわけではありません。詳細は、オペレーティング・システム固有のOracleマニュアルを参照してください。